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ショルダーバッグを手作りしてみたいけれど、検索して出てくる作り方は子ども向けの巾着みたいで、大人が持つには少し頼りない。生地は何を選べばいいのか、紐はどこにどう付ければいいのか、決めることが多くて手が止まっている人もいると思います。
先に結論をひとつ。形は3つ、生地は帆布か厚手の綿、縫い方は直線だけで、大人が持てる物は作れます。難しいのは形や柄より、紐の付け根の補強なんです。形とサイズの決め方、生地選び、直線縫いの手順、補強、マチの作り方まで、順番に見ていきましょう。金具で長さを調節したい人は長さ調節金具の後付けもあわせてどうぞ。
ケース別に読む:形で迷っている人|サイズで迷っている人|生地選びで迷っている人|縫い方を知りたい人|付け根の補強が心配な人|マチの付け方を知りたい人
形は3つ——長方形1枚折り・マチ付き・巾着
大人が持てるショルダーバッグの形は、突き詰めると3つに整理できます。難しく考えず、持ちたい物と作りやすさで選んでください。
| 形 | 作りやすさ | 向く人 |
|---|---|---|
| 長方形1枚折り | いちばん簡単 | 初めて縫う人。スマホと財布だけ入れたい人 |
| マチ付き | ふつう | 荷物が多い人。奥行きを出したい人 |
| 巾着 | ふつう | 紐で口を閉じたい人。柔らかい印象にしたい人 |
子どもっぽく見えやすいのは、丸みの強い巾着に、太くて短い紐を合わせた形です。同じ巾着でも、直線的なシルエットに長めの紐を合わせると、大人の雰囲気に寄ります。
大人が持てるサイズの決め方——スマホ・財布・鍵の最小か、A4が入るか
サイズで迷ったら、「何を入れるか」を先に決めて、実物を並べて測るのがいちばん確実です。最小サイズなら、スマホ・財布・鍵を並べて、縦横に少し余裕を足したサイズ。書類やタブレットも入れたいなら、A4サイズが入るかどうかを基準にします。
- 最小サイズ。スマホ+財布+鍵を並べた寸法+縫い代+少しの余裕
- 普段使いサイズ。A4の書類やポーチが入る寸法を基準に
- マチの厚み。入れる物の厚みぶんを、マチとして別に足して考える
「大きめに作っておけば安心」と思いがちですが、大きすぎる袋は中で荷物が動き、紐の付け根にも余計な力がかかります。使う場面を1つ決めて、その荷物に合わせるくらいがちょうどいいサイズです。迷った時は、今使っているバッグの中身を実際に並べてみると、必要な広さが具体的に見えてきます。
生地は帆布・厚手の綿が失敗しにくい——薄い生地は型崩れする
生地選びで失敗しやすいのは、見た目の柄だけで薄い生地を選んでしまうことです。帆布や厚手の綿は、型崩れしにくく、縫いやすいので、初めての手作りに向いています。薄い生地は、裏地や接着芯を重ねれば使えますが、工程が1つ増えると考えておいてください。
持ち手や紐に使う部分は、特に厚みのある生地か、テープ状の紐を選ぶと、後の補強がしやすくなります。生地の色や柄で迷ったら、無地に近い物を選んでおくと、紐や金具を替えるだけで雰囲気を変えられて便利です。伸びやすいニット系の生地は、形が安定しにくいので、初めての1枚には避けておく方が無難です。
直線縫いだけの手順——4工程、裏地はあとから
大人向けのシンプルな形なら、直線縫いだけの4工程で本体は完成します。
- 裁断。サイズを決めた寸法に、縫い代を足して生地を裁つ
- 底とサイドを縫う。中表に合わせて直線で縫う。マチを作る場合はここで角を三角に縫う
- 口を始末する。折り込んでステッチをかけるか、バイアステープでくるむ
- 紐を付ける。付け根の補強をしてから、本体に縫い付ける
裏地は、この4工程で本体ができてから、あとで別に縫って中に入れる形でも問題ありません。まずは表側だけで形にしてみると、失敗しても直しやすいです。ミシンを使う時は、厚みが重なる部分で針が滑りやすく、指を近づけすぎるとけがにつながります。折り目を付けるアイロンも高温になるので、当て布を使い、子どもの手が届かない場所で作業してください。
紐の付け根が裂けない補強——四角に×の縫い・当て布・Dカンをタブで挟む
手作りバッグでいちばんよくある失敗が、紐の付け根が数回の使用で裂けてしまうことです。原因のほとんどは、直線を1本縫っただけで済ませていること。
- 四角に×の縫い。四角形の縫い目の中に、対角線を2本足す形。力が四方に分散します
- 当て布を重ねる。本体と紐の間に、もう1枚布を挟んでから縫うと、生地1枚より丈夫になります
- Dカンをタブで挟む。紐を直接縫い付けず、小さな布のタブでDカンを挟んで縫い、紐はDカンに通す。取り外しもしやすくなります。付ける位置は肩の真上を避け、金具が肩や首に当たらない位置にずらしてください
重い荷物を入れる前提のバッグほど、この補強は省略しないでください。耐荷重の表示が無い金具に、重い荷物を託さないのは、既製品でも手作りでも同じ考え方です。革のタブを使う場合は、切って調整しようとせず、必要な寸法をあらかじめ決めてから裁ってください。革は切ると戻せません。
マチの作り方2つ——底を四角くする方法
マチを作ると、袋の底が四角くなり、自立しやすく、荷物も入れやすくなります。代表的な作り方は2つです。
- 角を三角に縫う方法。袋状に縫ってから、底の角をつまんで三角に縫い、余分を切り落とす。裏地にも向く定番の方法
- マチ布を別に足す方法。側面と底の間に、マチ用の布を別に裁って縫い込む。厚みが出せて、しっかりした自立感になります
底板を入れてもっとしっかりさせたい場合は、既存の底板の代用も参考にしてください。手縫いでファスナーを付けずに仕上げたい人はファスナーなしの手縫いの考え方も応用できます。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、形や生地よりも、紐の付け根をどれだけ丁寧に補強するかで、長持ちするかどうかが決まると思っています』
帆布やカットクロスは、色や厚みの種類が豊富なので、本体用と補強用の当て布を、あえて違う生地で組み合わせるのもおすすめです。
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紐の長さを金具で調節したい人は長さ調節金具の後付けを先にどうぞ。バッグの底をしっかりさせたい人は底板の代用、ファスナーを付けずに仕上げたい人はファスナーなしの手縫いにまとめています。
まとめ:形は3つ、生地は帆布か厚手の綿、紐の付け根は必ず補強
- 形は長方形折り・マチ付き・巾着の3つ。入れる物とサイズで選ぶ
- サイズはスマホ・財布・鍵かA4を基準に。大きすぎは紐に負担がかかる
- 生地は帆布か厚手の綿。薄い生地は型崩れしやすい
- 本体は直線縫いの4工程。ミシンとアイロンは目を離さない
- 紐の付け根は四角に×か当て布で補強。耐荷重の無い金具に重い物を託さない
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手順を1枚にまとめました。



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