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フリマで売れた食器を送りたい、実家に荷物を送りたい、引っ越しの箱詰めが今夜中。そんな時に限って、気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)が足りなくなるんですよね。家にある新聞紙やタオルで代わりになるのか、割れ物をどこまで守れるのか、不安なまま箱に詰めている人は多いと思います。
先に結論をひとつ。割れ物を守るのは「包む厚さ」より「箱の中で動かないこと」なんです。これさえ押さえれば、新聞紙でも段ボールでもタオルでも、かなりのところまで代わりになります。逆に、どんなに厚く包んでも、箱の中で動く余地があれば割れるときは割れます。何が何の代わりになるかの早見表、動かない詰め方、代用が向かない物、買うなら何を見るかまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:何で代用できるか知りたい人|割れ物を守りたい人|液体・食品・精密機器を送る人|段ボールも足りない人|買うなら何を見るか知りたい人
代用の早見表——新聞紙・段ボール・タオル・卵パック・空気を入れた袋
気泡緩衝材(プチプチ)がしている仕事は、実は2つに分かれます。ひとつは「包む」、つまり品物の表面を守って傷を防ぐこと。もうひとつは「隙間を埋める」、つまり箱の中で品物が動かないようにすることです。家にある物は、この2つのどちらが得意かで使い分けると迷いません。
| 代わりの物 | 得意な仕事 | 使い方 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 新聞紙・チラシ | 隙間を埋める/包む | 1枚ずつ丸めて隙間に。包む時は2〜3枚重ねて | インクが移る。食器や食品には直接触れさせない |
| 段ボール | 隙間を埋める/仕切る | 細長く切って蛇腹に折り、品物の間に立てる | 切る時のカッターは刃を体に向けない |
| タオル・衣類 | 包む | 薄手のタオルで1つずつ包み、厚手は底と上に | 柔らかすぎて隙間埋めには向かない。荷物が重くなる |
| 卵パック・果物のトレー | 小さい物を仕切る | アクセサリーや小物を1粒ずつ収める | 汚れやにおいを洗ってから。大きい物には無理 |
| 空気を入れた袋 | 隙間を埋める | 小さいポリ袋に空気を入れて口をしばり、上や横に詰める | 子どもがかぶらない・遊ばせない。押されると抜ける |
| 紙袋・包装紙 | 包む | くしゃくしゃにしてから包むと厚みが出る | 薄いので単独では心もとない。新聞紙と組み合わせて |
いちばん万能なのは、やっぱり新聞紙です。丸めれば隙間を埋められるし、重ねれば包めます。新聞をとっていない家なら、段ボールを蛇腹に折る方法が意外と頼りになります。段ボールを幅5cmほどの帯に切って、じゃばらに折りたたむと、しっかりした仕切りとクッションになるんです。切る時はカッターの刃を自分の体に向けず、下に厚紙を敷いて、子どもの手の届かない所で作業してください。ハサミで切れる厚さなら、ハサミの方が安全です。
段ボールの閉じ方で困っている人は、ガムテープがない時の代用もあわせてどうぞ。
割れ物は「動かない」が本体——底・包む・隙間の3段で詰める
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。割れ物が割れる時、何が起きているかというと、箱の中で品物が動いて、箱の壁や他の品物にぶつかっているんです。包みが厚くても箱の中に空間があれば、包んだまま中で暴れます。だから、包む厚さより先に「動かない」を作ります。
- 底に敷く。丸めた新聞紙か厚手のタオルを、箱の底に3cmほど。荷物は角から落とされることが多いので、品物が箱の角や底に直接触れないようにします
- 1つずつ包んで置く。お皿は平らに重ねず、1枚ずつ包んで立てて並べます。立てた方が上からの重さに強いんです。コップは中にも丸めた紙を入れて、口を下にしない。重い物は下、軽い物は上に
- 隙間を埋めて、上にも1層。上下左右、見えている隙間すべてに丸めた紙を詰めます。最後に上にも1層乗せてから閉じると、フタを押した時にも品物が動きません
詰め終わったら、箱を持ち上げて軽く振ってみてください。中でカタカタ音がしたら、まだ隙間があります。音がしなくなるまで紙を足す。これが、代用品でも割れにくくする、いちばん確かな確かめ方です。
代用が向かない物——精密機器・液体・食品は別の考え方で
ここまでの方法で、食器や雑貨はかなり守れます。ただ、代用で済ませない方がいい物もあります。無理をしないための線引きを知っておくと、安心して送れますよ。
- 精密機器(パソコン・カメラ・ゲーム機など)。衝撃だけでなく、紙の粉やホコリ、静電気も気になる物です。元の箱と発泡の型があるなら、それがいちばんの緩衝材。ないなら、ここは気泡緩衝材を買ってから送る方が安心です。高価な物ほど、代用で節約した分より壊れた時の損が大きいですよね
- 液体(調味料・化粧品・飲み物)。割れる心配より、漏れる心配が先です。タオルで包むだけでは、漏れた時に他の荷物まで濡らします。キャップをテープで固定し、1本ずつポリ袋に入れて口を閉じ、立てて詰める。その上で、周りを紙で埋めます
- 食品。新聞紙のインクが移るので、食品に直接当てないでください。ポリ袋やラップで包んでから、外側を紙で包む順番にします。においが移る物(洗剤・石けん)と同じ箱にも入れない方が無難です
- 大きな鏡・ガラス板。包む前に「割れた時に飛び散らない」対策が先になります。考え方は姿見のカバーを代用する時の考え方にまとめています
もうひとつ、空気を入れたポリ袋を隙間埋めに使う時の注意です。作った袋を床に置いたままにすると、小さい子どもが頭からかぶったり、口に当てて遊んだりすることがあります。作ったらすぐ箱に入れ、余った袋は子どもの手の届かない所へ。緩衝材そのものも、粒をかじって口に入れる子がいるので、同じように扱ってください。
段ボールも足りない時——箱を二重にする・隙間を作らない箱選び
緩衝材だけでなく、箱もぴったりの大きさがない、ということもありますよね。箱が大きすぎると、それだけ埋める隙間が増えて、代用品が足りなくなります。逆に言えば、品物に近い大きさの箱を選ぶだけで、必要な緩衝材はぐっと減るんです。
- 小さい箱を大きい箱に入れる。割れ物を小箱に詰めて、その小箱を大きい箱の中央に置き、周りを丸めた紙で埋めます。二重になった分、外からの衝撃が伝わりにくくなります
- 大きすぎる箱は切って低くする。高さが余るなら、四隅に切り込みを入れて折り込み、高さを詰めます。カッターは刃を体に向けず、下に厚紙を敷いて
- 紙袋や靴の箱も仕切りになる。品物を紙袋に入れてから箱に詰めると、品物同士が触れません。靴の箱は小物の内箱にちょうどいい大きさです
- 段ボールの在庫は溜めすぎない。「いつか使う」で取っておいた段ボールが場所をとっている家も多いです。処分の考え方は段ボールの捨て方、紐なしで出せる?へ
通販で届いた緩衝材を次の発送用にとっておく人も多いですよね。気づくと押し入れの一角が埋まっていることも。溜まりすぎた時の減らし方と捨て方は、プチプチの捨て方、かさばる時どうする?にまとめています。
買うなら見るところ——粒の大きさ・ロールか袋か・巻く向き
ここまで読んで「やっぱり1本買っておこう」と思った人へ。気泡緩衝材は、選ぶ時に見るところが3つあります。
| 見るところ | 選び方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 粒の大きさ | 小粒は食器や小物、大粒は家電や大きい物 | 迷ったら小粒。包みやすく、切りやすい |
| 形 | ロール・シート・袋(封筒型) | フリマの発送が多いなら袋型が手早い。引っ越しならロール |
| 幅と長さ | ロールは幅30cm前後と60cm以上がある | お皿を1枚ずつ包むなら30cm幅で十分なことが多い |
| 置き場所 | ロールは意外と大きい | 収納の高さを測ってから。立てて置ける場所があるか |
粒を内側にするか外側にするかは、よく聞かれる質問です。品物に粒を当てると跡がつくことがあるので、傷やへこみが気になる物は粒を外側に、しっかり固定したい時は内側に、と使い分ける人が多いようです。どちらにしても、箱の中で動かないかの方がずっと大事なんです。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、割れ物は包む厚さより隙間の有無で決まると思っています。厚く包んだのに割れた、という話を聞くと、だいたい箱の中に空間が残っていたんですよね』
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まとめ:代用は新聞紙と段ボールが主役。割れ物は「振って音がしない」まで詰める
- 代用は新聞紙・段ボールの蛇腹・タオル・卵パック・空気の袋。包む物と隙間を埋める物で使い分ける
- 割れ物は包む厚さより「動かない」が本体。底に敷く・1つずつ包む・隙間を埋めるの3段
- 詰めたら箱を振って音がしないか確かめる。音がしたら紙を足す
- 精密機器は買ってから送る。液体は袋に入れて立てる。食品に新聞紙を直接当てない
- カッターは刃を体に向けず、空気の袋と緩衝材は子どもの手の届かない所へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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