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天板のサイズにぴったり合うテーブルクロスが売っていない。好きな柄の布で、自分の食卓に合わせて作りたい。そんな時、実は難しいのは縫うことより「採寸」なんです。
先に結論をひとつ。採寸さえ間違えなければ、ミシンがなくても形にできます。売っている既製品はサイズの選択肢が限られていますが、自分で作れば天板にぴったり合わせられますし、季節や気分で布を替える楽しみもあります。布の選び方、縫わない作り方、ミシンで縫う時の手順、撮影用なら裏地がいらない理由まで、順番に見ていきましょう。道具を使う作業なので、けがの防ぎ方もあわせて押さえておいてください。
ケース別に読む:サイズが売ってない人|布で迷う人|ミシンがない人|ミシンで作りたい人|撮影用に作りたい人
採寸が9割——天板の縦横+垂らす長さ×2+縫い代
まず天板の縦と横をメジャーで測ります。そこに垂らす長さ×2(両端の分)を足し、さらに縫い代(三つ折りにする分)を足すと、布を裁つサイズが決まります。角の処理は、①角を丸く落とす②そのまま四角にする③立体的に縫うボックス縫いの3択で考えると迷いません。テーブルの形と、どれくらい手をかけられるかで選んでください。
垂らす長さは、日常づかいなら15〜20cmほどが扱いやすい目安です。長く垂らすほど見た目は華やかになりますが、椅子を引く時に引っかけやすくなり、小さい子がいる家では引っ張られる心配も増えます。撮影用など短時間だけ使うなら、床につくくらい長く垂らしても構いません。丸いテーブルの場合は、縦横ではなく直径を基準にして、同じ考え方でサイズを出してください。
布の選び方——撥水・ラミネート・綿麻
普段づかいで洗う回数が多いなら撥水加工の布、汚れをさっと拭きたいならラミネート生地、見た目や質感を優先するなら綿麻がそれぞれ向いています。ラミネート生地は表面がつるつるしていてミシンの布送りが進みにくいので、専用の押さえ(テフロン押さえなど)に替えるか、紙を挟んで縫うと進みやすくなります。
布の厚みも仕上がりに影響します。厚手の生地は角がごろつきやすく、初めて作る人には扱いにくいことがあります。反対に薄すぎる生地は、垂らした部分が頼りなく見えたり、透けて下の天板が見えたりすることも。迷ったら、中厚手で撥水加工のある生地を選ぶと、扱いやすさと実用性のバランスが取れます。
縫わない作り方——裾上げテープ・布用接着剤・端処理なしの生地
ミシンがなくても作れます。まず縫わない案から考えてみてください。
- 裾上げテープ。布を折ってアイロンで接着するだけ。片づけも簡単です
- 布用接着剤。折った部分を貼り合わせる。乾かす時間を取ってください
- 端の処理がいらない生地を選ぶ。フェルトやラミネート生地はほつれにくく、切りっぱなしでも使えます
裾上げテープを使う時は、アイロンの温度を布の表示に合わせることが仕上がりのコツです。温度が高すぎるとテープの接着剤が布の表面に染み出すことがあるので、端切れで一度試してから本番の布に進んでください。布用接着剤は、洗濯を繰り返すとはがれてくることがあるため、頻繁に洗う予定なら裾上げテープの方が長持ちしやすい傾向があります。
ミシンで縫う時の順番——三つ折り→角→アイロン
ミシンで縫うなら、三つ折り→角の処理→アイロンで押さえるの順番がいちばん形が整います。角を先に縫うと、辺の長さが合わなくなりやすいので、辺から先に進めてください。
- まず4辺を三つ折りにしてアイロンで折り目をつける
- 角は選んだ処理方法(落とす・そのまま・ボックス縫い)に沿って形を整える
- まち針で仮止めしてから縫う。まち針は使い終わったらピンクッションに戻し、床に落としたままにしない
- ミシンは端からゆっくり、まっすぐ進める。角の手前では一度針を落としたまま生地の向きを変える
- 縫い終わったら、もう一度アイロンで折り目を落ち着かせる
途中で布がずれてくる時は、無理に引っ張らず、いったん針を上げて生地を整え直してください。焦って進めると縫い目が曲がったり、布が斜めに縮んだりする原因になります。
ここで道具を使う作業のけがについても触れておきます。ミシンの針、アイロンの熱、はさみの刃はどれもけがのもとです。ラミネート生地には直接アイロンを当てず、当て布をはさんでください。生地が溶ける原因になります。作業中は、はさみの刃を人に向けたまま置かない、ミシンを踏む時は針の近くに指を置かないなど、基本的な注意も忘れずに。子どもが近くにいる時は、道具を使わない時間だけでも手の届かない場所に片づけておくと安心です。
撮影用なら裏地なしでいい
食卓で日常づかいするなら丈夫さのために裏地をつけたくなりますが、写真の背景として短時間だけ使うなら、裏地なしの1枚布で十分です。作業時間も短くなり、布代も抑えられます。
撮影用には、光を通しにくい厚手の無地や、逆に質感を出したい麻素材など、用途に合わせて布を選べるのも手作りならではの利点です。何色か作っておいて、撮る物や季節に合わせて敷き替える、という楽しみ方もできます。
作ったクロスを使い始めてからも、いくつか気をつけたい点があります。熱い鍋・やかん・卓上コンロは直接置かないでください。手作りの布は市販品より熱に弱いことがあり、溶けたり焦げたりする原因になります。垂らした端を子どもが引っ張ると、上に乗っている物が全部落ちるので、小さい子がいる家では垂らす長さを短めにするか、垂らさない仕立てにしておくと安心です。ずれ防止に重り(ウェイト)や両面テープを足す時も、重い物は端に吊るさず、粘着タイプはまず目立たない所で試すようにしてください。
完成後の使い方は、色や素材の選び方をまとめたテーブルクロスの100均選びの記事とあわせて読むと、サイズの測り方の復習にもなります。垂らす長さの目安や耐熱の考え方も共通しているので、作る前に目を通しておくと失敗が減ります。作業台に敷く布はアイロン台の代用も参考になります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、初めて作るなら縫わない方法で1枚試してみるのがいいと思います。うまくいったら次にミシンで挑戦すればいいだけですから。失敗しても布代だけで済むのも気楽なところです』
ラミネート生地は拭くだけで手入れができるので、初めて手作りする人には扱いやすい素材です。裏地なしの1枚仕立てなら、思い立った日に採寸から仕上げまで進められます。
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作業台に敷く布を探している人はアイロン台の代用、色や素材から選び直したい人はテーブルクロスの100均選びにまとめています。同じ手作りの布小物ではのれんの手作りも採寸の考え方が似ているので参考になります。
まとめ:採寸を先に、ラミネートには当て布、まち針は片づける
- 採寸が9割。天板+垂らす長さ×2+縫い代で裁つサイズが決まる
- 角は3択で考える。角を落とす・そのまま・ボックス縫い
- ミシンがなくても作れる。裾上げテープや布用接着剤で縫わずに仕上げる
- ミシンは三つ折り→角→アイロンの順。まち針は床に落としたままにしない
- ラミネートには当て布。直接アイロンを当てると生地が溶ける
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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