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座布団に合わせてカバーを作りたいけれど、洗濯のたびに外しやすい形にしたくて、かぶせるだけの封筒型ではなくファスナー付きにしたい、という人は多いですよね。見た目がすっきりする、中身がずれにくいという理由で選ばれることが多い作り方です。
先に結論をひとつ。ファスナー付きで迷いやすいのは寸法よりも先に、「側面に付けるか、裏面に付けるか」を決めずに縫い始めてしまうことなんです。付ける場所を先に決めてしまえば、あとの手順はそれほど難しくありません。寸法の出し方、側面と裏面の違い、ミシンでの縫い付け手順、手縫いで付ける方法、開け閉めで糸が切れやすい所の補強まで、順番に見ていきましょう。かぶせるだけで足りる人、縫わずに後付けしたい人は、それぞれ専用の記事に案内しますね。
ケース別に読む:寸法をまず知りたい人|側面か裏面か迷っている人|ミシンで縫い付けたい人|手縫いで付けたい人|補強を知りたい人|封筒型でいいか迷う人
寸法の出し方——銘仙判・八端判・厚みの足し方
座布団カバーには、いくつかの規格サイズがあります。よく使われるのは銘仙判(約55×59cm)と八端判(約59×63cm)。まずは家の座布団がどちらに近いか、実物を測るところから始めてください。
| 規格 | 目安寸法 | 向く座布団 |
|---|---|---|
| 銘仙判 | 約55×59cm | 普段使いの薄手の座布団 |
| 八端判 | 約59×63cm | 来客用・厚みのある座布団 |
測るのは2か所だけ。縦横の面と厚みです。厚みは、座布団を軽く押さえた状態ではなく、自然に置いた状態で測ってください。かぶせるだけの封筒型を作る時の縫い代の出し方は、既存の座布団カバーの作り方(ファスナーなし)にある計算がそのまま使えます。この記事では、そこにファスナー分の縫い代と、厚い座布団でつっぱらないための足し方を重ねます。厚みが5cmを超える座布団は、縦横の寸法にそれぞれ厚みの半分ほどを足しておくと、閉じた時に生地が引っ張られにくくなりますよ。
ファスナーは側面か裏面か——手間と見た目の違い
ファスナーを付ける位置は、大きく分けて2通りです。どちらが正解ということはなく、仕上がりの好みと手間で選んで大丈夫です。
| 付ける場所 | 手間 | 見た目 |
|---|---|---|
| 側面(マチの部分) | やや簡単。直線を縫うだけ | 正面からファスナーが見えない |
| 裏面(中央) | 角の始末が少し要る | 裏返しても目立たず、開閉がしやすい |
初めて作る人には、側面付けをおすすめします。直線を縫うだけで済むので、ミシンの扱いに慣れていなくても失敗しにくいんです。裏面付けは見た目がすっきりする一方、角の縫い代処理がひとつ増えます。
ミシンで縫い付ける手順——仮止めしてから押さえで縫う
ここからは実際に縫う手順です。まち針・針は本数を数えてから始めて、縫い終わったらもう一度数えるようにしてください。床に落ちたままだと、あとで見つからなくなることがあります。
- 縫い代を折る。ファスナーの幅に合わせて1cmほど折ります。アイロンを使う時は必ず当て布をして、直接当てないでください。生地が溶けたりテカったりすることがあります。蒸気も熱いので、指を近づけないように
- まち針で仮止めする。本数を数えてから始め、均等な間隔で打っていきます。引っ張りながら合わせると、ファスナーが波打つ原因になります
- ミシンの押さえで縫う。片側を縫ったら、もう片側も同じ速さで。両端は返し縫いをしておくと、開け閉めを繰り返しても糸が切れにくくなります
裁ちばさみ・リッパーを使う場面では、刃先を自分や周りの人に向けないこと。角を表に返す時に目打ちで生地を押し出すときれいに出ますが、先端がとがっているので、力を入れすぎて突き抜けないよう、生地越しにゆっくり押してください。切り口は内側に来るように折り込み、角は少し丸めて仕上げると、洗濯を繰り返しても布端がほつれにくくなります。
手縫いで付ける——半返し縫いの手順
ミシンがない、または部分的な手直しをしたい時は、半返し縫いで十分に付けられます。ひと針ごとに少し戻りながら進む縫い方で、直線縫いより丈夫です。
- 糸は生地に近い色を2本どりにすると強度が出ます
- ファスナーの端から端まで、均等な針目で進めます。急がず、まっすぐ縫うことを優先してください
- 始めと終わりは重ね縫いをして、玉止めだけに頼らないようにします
手縫いは時間がかかる分、ミシンよりも力の加減を調整しやすいというよさがあります。厚手の生地で手が痛くなる時は、指ぬきを使うと針を押し込みやすくなりますよ。
開け閉めで糸が切れやすい所の補強
ファスナー付きのカバーは、封筒型に比べて開け閉めの動作がある分、力がかかる場所があります。特に糸が切れやすいのは、ファスナーの両端です。
- ファスナーの上止め・下止め付近は、返し縫いを2〜3回重ねておく
- 生地の角は丸めて縫うと、直角に比べて力が一点に集中しにくくなります
- スライダーを強く引っ張らない。斜めに引くと生地ごと噛み込むことがあります
ファスナーの金具(スライダーや端の金具)は、子どもの口に入る大きさのまま余らせて置かないでください。使わない時は引き出しの中など、手の届きにくい場所へ。開閉する時も、生地の間に指を挟まないよう、ゆっくり動かす習慣をつけておくと安心です。
封筒型・縫わない後付けとの違い——既存記事へ
ここまで読んで、「そこまで縫うのは大変そう」と感じた人もいますよね。かぶせるだけで完成する封筒型の作り方は、座布団カバーの作り方(ファスナーなし)にまとまっています。縫う工程がぐっと少なく、初めての人にはこちらも十分な選択肢です。
また、「もう手元にあるカバーに、ファスナーだけ後から足したい」という場合は、縫わずに付けられる方法を縫わないファスナーの後付けで紹介しています。この記事のように最初から作るのではなく、面ファスナーなどで済ませたい人はそちらを先にどうぞ。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、毎週洗うタイプの座布団なら、ファスナーより面ファスナーの方が付け外しは楽だと感じます。仕上がりの好みで選んでいいと思うんです』
材料を揃えるなら、長さに余裕のあるファスナーを1本用意しておくと、寸法を測ってから切って使えるので失敗が少なくなります。
座布団のサイズに迷った時は、100円ショップと代用の話をまとめた座布団カバー 100均と代用もあわせてどうぞ。既製品との寸法の違いを先に知っておくと、手作りする時のイメージがつかみやすくなります。
あわせて読みたい
かぶせるだけで作りたい人は座布団カバーの作り方(ファスナーなし)、すでにあるカバーに縫わずに付け足したい人は縫わないファスナーの後付け、サイズが合わない時や代用を探している人は座布団カバー 100均と代用にまとめています。
まとめ:側面付けが簡単。まち針は数えて始め数えて終わる。金具は子どもの手の届かない所へ
- 寸法は銘仙判・八端判に加えて厚みを足す。厚い座布団は縦横に厚みの半分ほど余裕を持たせる
- 初めては側面付けが簡単。裏面付けは見た目がすっきりする分、角の始末が増える
- まち針・針は数えて始めて数えて終わる。アイロンは当て布をして直接当てない
- 糸が切れやすいのはファスナーの両端。返し縫いを重ね、角は丸く縫う
- ファスナーの金具は子どもの口に入る大きさで余らせない。開閉時は指を挟まないようゆっくり
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手順を1枚にまとめました。



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