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トイレのふたカバーを買おうとしても、ふたの形が特殊でなかなか合う既製品が見つからない。そんな声をよく聞きます。せっかく買ってもゴムがゆるくてすぐずれてしまった、という話もあるんです。それなら手作りしてみようかな、と思う人も多いのではないでしょうか。
先に結論をひとつ。作り始める前に、必ず確認してほしいことがあります。温水洗浄便座の加熱部やセンサー、ノズルをふさがないこと。カバーの使用を認めていない機種もあること。この2つを押さえたうえで、型の写し方、縫う手順、ずれない留め方、縫わない型、洗う頻度、代用まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:加熱部が心配な人|型紙の取り方を知りたい人|縫う手順を知りたい人|ずれるのが心配な人|縫わずに作りたい人
先に確認——加熱部・センサー・ノズルをふさがない
ふたカバーを手作りする前に、必ず確認してほしいことがあります。今のトイレが温水洗浄便座(暖房便座)なら、加熱部やセンサー、ノズルの部分をカバーでふさがないこと。これらをふさぐと、正しく動かなくなったり、故障の原因になったりすることがあります。
そして、メーカーによっては、カバーの使用そのものを認めていない機種もあります。これは一概には言えないことなので、作り始める前に取扱説明書を確認してください。「うちは大丈夫だろう」と思い込まず、まず説明書を見るところから始めましょう。
ふたの形を写す——紙を当てて鉛筆でなぞる
市販のふたカバーが合わない一番の理由は、ふた自体の形が既製品の型と違うことです。無理に合わせようとする前に、自分の家のふたの形をそのまま写し取ってしまいましょう。
- 大きめの紙をふたの上に当てる。新聞紙や包装紙など、ある程度の大きさがある物で
- 鉛筆やチャコペンでふちをなぞる。ふたを持ち上げて、外側の輪郭を写します
- 縫い代を足して裁つ。写した形の外側に1.5〜2センチほど足して布を裁ちます
この方法なら、変わった形のふたでも自分のトイレに合わせた型紙が作れます。紙を当てる時は、必ずふたを立てた状態か、外した状態で作業してください。便座に座った状態のまま作業しようとすると、ふらついて危ないことがあります。写し終えた紙は、そのまま布の上に置いて重しを乗せ、チャコペンでなぞると布への写し間違いが減ります。
縫う手順——周囲にゴムを通す・四隅をゴムで留める
縫う手順はシンプルです。
- 周囲を三つ折りにして縫う。切り口が内側に隠れるようにすると、ほつれにくくなります
- ゴムを通す部分を作る。周囲の折り返しにゴムを通せる幅を残しておきます
- 四隅をゴムで留める型にする。全周にゴムを通す代わりに、四隅だけをゴム紐で留める作り方もあります
アイロンで折り目を付ける時は、必ず当て布をして、生地に直接アイロンを当てないでください。生地が溶けたりテカったりすることがあります。蒸気で手や指をやけどしないよう気をつけて、アイロンのコードは垂らさず、作業中は子どもを台に近づけないようにしましょう。まち針は本数を数えてから始め、外し終わった後も本数を数えて、床に落としたままにしないでください。裁ちばさみやリッパーを使う場面では、切った端が指に当たらないよう気をつけ、角は丸めて仕上げると洗濯の時にほつれにくくなります。
ずれない留め方——面ファスナー・ゴムを2本・滑り止め
せっかく作っても、すぐずれてしまっては使いづらいですよね。ずれにくくするための留め方をいくつか挙げます。
- 面ファスナー。ふたの裏側と布の両方に付けて留める。粘着タイプは跡が残ることがあるので、貼る前に目立たない場所で試してみてください
- ゴムを2本にする。1本だけよりも、前後2か所で留めると安定します
- 滑り止めのシートを挟む。布とふたの間に薄い滑り止めを挟むと、ずれにくくなります
縫わない型——大判タオル・手ぬぐいをクリップで留める
「縫うのはちょっと」という人には、縫わない型もあります。大判のタオルや手ぬぐいをふたにかけて、クリップで留めるだけの方法です。布を裁つ必要がないので、失敗しても布を無駄にしません。ずれるのが気になる場合は、ここでも面ファスナーや滑り止めを併用すると安定します。まずはこの縫わない型から試して、慣れてきたら型紙を作る方法に進む、という順番でも十分です。
洗う頻度と乾かし方
ふたカバーは、便座まわりの汚れが付きやすい場所です。週に1回程度を目安に洗い、乾き切るまでふたに戻さないようにしてください。生乾きのまま使うと、においやカビの原因になります。洗濯機で洗える生地を選んでおくと手入れが楽になります。塩素系の漂白剤と、クエン酸や酢などの酸性の物は絶対に混ぜないでください。洗浄成分によっては有毒なガスが発生することがあります。トイレ用洗剤を使う時も、成分の表示を先に確認する習慣をつけておくと安心です。
乾かす時は、風通しのよい場所で陰干しにするのが基本です。乾燥機にかけられるかどうかは生地によって違うので、洗濯表示を確認してから使ってください。完全に乾く前にふたに戻すと、湿気がこもってにおいの原因になりやすいので、少し時間に余裕を持って洗うのがおすすめです。
代用として使えるもの・使わないほうがいいもの
手作りする時間がない時は、代用でしのぐ手もあります。ただし、普通のタオルや古いバスマットは厚みがありすぎて、便座の開閉やセンサーの動きを妨げることがあるので、そのまま使うのはおすすめしません。使うなら、薄手のフェイスタオルを折らずに1枚だけ掛ける程度にとどめてください。便座自体(座る部分)のカバーの洗い方や、そもそもカバーをやめる判断は、ふた(上ぶた)のカバーとは別の話です。気になる人は便座カバーの洗い方や便座カバーをやめる判断もあわせてどうぞ。便座を拭く時は、溶剤やメラミンスポンジを使わないでください。表面を傷つけることがあります。
ゆきこ( ゚Д゚)『形が特殊なふたほど、既製品を探し回るより紙で型を写すほうが早いことが多いです。まずは説明書で加熱部の位置を確認してから、というのだけは忘れないでほしいですね』
型紙を作るのが難しそうな時は、洗えるタイプの市販カバーから試してみるのも一つの手です。
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便座(座る部分)のカバーの洗い方は便座カバーの洗い方、そもそもカバーをやめるかどうかの判断は便座カバーをやめる判断にまとめています。
まとめ:加熱部・センサーの確認が最初の1歩
- まず取扱説明書で加熱部・センサー・ノズルの位置を確認。カバーの使用可否は機種で違う
- ふたの形は紙を当てて鉛筆で写す。既製品より自分の家に合う
- 縫うならまち針の本数を数え、当て布をしてアイロンをかける
- ずれ防止は面ファスナー・ゴムを2本・滑り止め
- 週1回目安で洗い、乾き切ってから戻す。塩素系と酸性は混ぜない
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手順を1枚にまとめました。



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