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使い込んだアイロン台カバーが焦げてきた、汚れが目立ってきた。買い替えようとしても、台の形やサイズが微妙に合わなくて、しっくりくる既製品が見つからないこともありますよね。それなら自分で作ってしまおう、と思っても、舟形の角の処理や型紙の要る・要らないで手が止まる人は多いはずです。
先に結論をひとつ。アイロン台カバー作りで最初に決めるのは「デザイン」より「生地選び」です。ここを間違えると、せっかく縫っても熱で傷んでしまいます。生地選びの見分け方、型紙なしの測り方と作り方、舟形の角の縫い方、洗って縮んだ時の対処まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:まず安全を確認したい人|サイズを測りたい人|型紙なしで作りたい人|舟形の角を知りたい人|縮んだ・芯を足したい人
先に安全——生地は綿100%か耐熱の表示
作り方の前に、これだけは先に決めてください。アイロン台カバーは綿100%か、耐熱の表示がある生地を選ぶこと。化繊の薄手、ナイロン、ビニール系の生地は、アイロンの熱で溶けたり縮んだりします。おしゃれな柄物に目が行きがちですが、まず洗濯表示や生地の裏書きで素材を確かめてください。
アイロンを使う時も、当て布を使う・コードを垂らさない・使用中はその場を離れないのが基本です。かけ終わったアイロンは、すぐに台から外さず、十分冷ましてから片づけてください。縫う作業では、針は本数を数えて始めて数えて終わることと、裁ちばさみ・目打ちで手を切らないよう、切る方向に指を置かないことも忘れずに。
測り方——台の縦横+厚み+裏に回す5〜8cm
採寸は3つの数字を押さえれば足ります。台の縦と横の長さ、台の厚み、そして裏側に回してひもを通す分の5〜8cmです。
台に定規や巻き尺を当てて、いちばん広い部分の縦横を測ります。厚みは、発泡素材の台なら3〜5cm前後の物が多いですが、機種によって差があるので、実際に測ってください。裏に回す分は、ゴムやひもを通す筒を作るために必要な余白です。控えめに5cm、余裕を持たせたいなら8cmを目安にすると、たいていの台に合います。
台の脚の付け根や、収納フックが付いている部分は、平らな面より少し出っ張っていることがあります。採寸の時はそうした突起も含めて、いちばん外側の寸法を基準にしてください。出っ張りを見落とすと、縫い上がってから布が引っかかってきれいに掛からないことがあります。
型紙なしの作り方——台を布に置いて写す・ゴムかひもを通す筒
型紙を作らなくても、台そのものを定規代わりに使えば形は取れます。生地を裏返しに広げ、その上に台を伏せて置き、輪郭をチャコペンでなぞります。ここに、先ほど測った裏に回す分を外側に足して、線を引き直してください。
裁断したら、外周をぐるりと三つ折りにして縫い、ゴムかひもを通す筒を作ります。ゴムを使う場合は、台の外周に沿わせて長さを決め、少しきつめに縫い留めると外れにくくなります。ひもを使う場合は、着脱のたびに結び直す手間はありますが、緩みを調整しやすいのが利点です。初めて作るなら、ゴムのほうが失敗が少なくおすすめです。
縫う前に、布の裁ち端がほつれやすい生地かどうかも確かめておきましょう。ほつれやすい生地は、裁断してすぐにジグザグ縫いか、ほつれ止め液で端を処理しておくと、洗濯を繰り返しても長持ちします。厚手すぎる生地は筒の部分でかさばりやすいので、ゴム通しの筒だけ薄手の生地を足す方法もあります。
舟形の角——ギャザーで寄せる・タックを入れる
四角い台なら角の始末は簡単ですが、舟形(両端が細くなる形)の台は、カーブに布をなじませるコツが要ります。方法は2つ。ギャザーで寄せる方法は、カーブの部分に粗い縫い目でひと縫いし、糸を引いて布を縮めながら丸みに合わせます。初心者でも扱いやすく、多少のずれも目立ちにくいのが利点です。タックを入れる方法は、布を一定間隔でつまんで縫い留める方法で、仕上がりがすっきりします。慣れが要りますが、見た目にこだわりたい人に向いています。
どちらの方法でも、角のカーブがきつい部分は生地に切り込みを浅く入れると、突っ張らずにきれいに沿わせられます。切り込みは縫い代の半分までにとどめ、深く入れすぎないよう気をつけてください。
ギャザーとタックを組み合わせる方法もあります。カーブがゆるやかな部分はギャザーで、角に近い部分だけタックでしっかり寄せると、見た目のすっきりさと縫いやすさを両立できます。慣れないうちは、端切れで試し縫いをしてから本番の生地に取りかかると、糸を引きすぎて生地がつれる失敗を防げます。
中の芯を足す時・洗い方——厚すぎ注意、1割大きく、脱水は短く
台のへたりが気になる時は、フェルトやキルト芯を1枚足す方法があります。ただし、厚くしすぎると熱が逃げにくくなり、生地にアイロンの熱がこもりやすくなるので、薄手の物を1枚までにとどめてください。
洗い方は、洗濯で縮む前提で、仕上がりを1割ほど大きめに作っておくのがコツです。洗う時は、脱水を短めにし、形が崩れないうちに台に張って、そのまま乾かします。乾燥機の熱で一気に乾かすと、縮みや型崩れが進みやすいので避けてください。綿素材は水通し(洗濯して一度縮ませておくこと)をしてから裁断すると、仕上がり後の縮みを抑えられます。
洗濯の頻度は、汚れの目立ち方に合わせて決めて構いません。焦げ跡が気になり始めたら、洗う前に軽くブラシでほこりを払っておくと、洗濯機の中で汚れが広がりにくくなります。柄物の生地は色落ちすることがあるので、初回は単独で洗うと他の洗濯物を汚さずに済みます。洗い上がりを台に張る時は、生地がまだ湿っているうちに角からしっかり引っ張ると、乾いた後のたるみが出にくくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『手作りのアイロン台カバーは、生地選びさえ間違えなければ難しくないと思います。舟形の角は、ギャザーで寄せるほうが失敗が少なくて気が楽ですよ』
作る時間が取れない人や、まずは市販品で試したい人には、舟形専用のカバーを1枚持っておくと安心です。手作りしたカバーが傷んできた時の予備としても、綿100%のカバーが1枚あると入れ替えがすぐにでき、焦げ跡が気になるたびに慌てずに済みます。
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まとめ:生地は綿100%か耐熱表示。測り方は3つの数字、角はギャザーで
- 生地は綿100%か耐熱の表示がある物を選ぶ。化繊やビニールは熱で溶ける
- アイロンは当て布・コードを垂らさない・使用中は離れないのが基本
- 測り方は縦横・厚み・裏に回す5〜8cmの3つ。型紙なしでも作れる
- 舟形の角はギャザーで寄せると失敗が少ない。慣れたらタックも選べる
- 洗濯で縮む前提で1割大きく作る。脱水は短く、張ったまま乾かす
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手順を1枚にまとめました。



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