シーツの破れ補修——小さい穴・裂け・全体が薄い、破れ方で直し方を分ける。補修布をアイロンで貼るコツ、当て布して縫う手順、ごわつかせない工夫と捨て時

生活

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シーツを取り替えようと広げたら、足元のあたりにビリッと裂け目。あるいは、洗濯機から出したら、なぜか小さな穴がぽつぽつ。まだ生地はしっかりしているし、気に入っている柄だし、これだけで捨てるのはもったいないですよね。うちは次男がかかとで蹴って、毎年同じ場所を破ります。

先に結論をひとつ。シーツの破れは、破れ方を3つに分けると直し方が決まります。小さい穴、線になった裂け、そして全体が薄くなっての破れ。前の2つは家にある道具で直せて、洗濯にも耐えます。最後の1つだけは、直すより「そろそろ交代」のサインです。補修布の貼り方、当て布して縫う手順、直したあとに肌に当たってごわつかない工夫、捨て時と再利用まで、順番に見ていきましょう。

破れ方で分ける——小さい穴・裂け・全体が薄い

まず、破れた場所のまわりの生地を指でつまんで、軽く引っ張ってみてください。ここで分かれます。

  • 小さい穴(1〜3cmくらい)。爪や指輪、洗濯機の中で何かに引っかかった穴。まわりの生地はしっかりしていて、引っ張っても広がらない。→ アイロン接着の補修布で十分。縫わなくていい
  • 裂け(線になった破れ、5cm以上)。かかとで蹴った、乾いたまま引っ張った、角がファスナーに噛んだ。生地の目に沿ってすーっと裂けている。→ 当て布をして縫う。補修布だけだと、洗濯で端からめくれてきます
  • 全体が薄くなっての破れ。破れたまわりを引っ張ると、指の力だけでさらに裂ける。光にかざすと透ける。同じシーツのあちこちに薄い部分がある。→ 直しても隣がすぐ破れます。寿命と思って、再利用に回すのが結局いちばん楽

「裂け」と「薄くなった」の見分けが迷うところですが、裂け目のふちを引っ張って、それ以上広がらなければ裂け、ふわっと広がるなら薄くなっていると覚えておくと迷いません。

補修布のアイロン貼り——洗濯に耐える貼り方

小さい穴は、手芸店や100円ショップで売っている「アイロン接着の補修布」で直せます。裏に接着剤が付いていて、アイロンの熱で溶けて生地にくっつくものです。ただ、貼り方が雑だと、2〜3回洗っただけで角からはがれてきます。長持ちする貼り方はこうです。

  1. シーツを洗って、乾かしておく。皮脂や柔軟剤が残っていると接着が弱くなります。柔軟剤を使ったあとなら、その部分だけ水で軽く洗い流して乾かすと確実
  2. 補修布は穴より一回り大きく、角を丸く切る。穴の外側に1.5cm以上のりしろを取って、四隅ははさみで丸く。角があると、そこから洗濯でめくれます
  3. シーツの裏側から貼る。肌に当たる表面にはできるだけ何もない状態に。裏から貼って、穴のふちを表から整えておくと、表は穴の輪郭だけが残って目立ちません
  4. 穴のふちを整えてから貼る。ほつれた糸を短く切り、穴のまわりの生地を平らに。裂け気味の穴なら、ふちを突き合わせてから補修布を当てます
  5. 当て布をして、アイロンは中温で押し当てる。補修布の上に薄い綿の布(ハンカチでOK)を1枚。アイロンは滑らせず、上から体重をかけて10〜20秒ずつ、場所をずらしながら。スチームは切っておきます
  6. 冷めるまで触らない。熱いうちは接着剤がまだやわらかいので、動かすとずれます。完全に冷めてから、ふちを爪で軽くなぞって浮いていないか確認。浮いていればもう一度当て布をして押さえる

アイロンは、当てている間もそのあとも、子どもの手の届かない所に。使い終わったらすぐ抜いて、冷めるまで床に置かないでくださいね。うちは作業中に次男が「見せて」と寄ってくるので、テーブルの上で、子どもが向こう側に立てない位置でやっています。

裂けた時の縫い方——当て布をして、手縫いの千鳥がけかミシンのジグザグ

5cm以上の裂けは、補修布だけだと洗濯で端から浮いてきます。当て布をして、その上から縫うのが確実。ミシンがなくても、手縫いで十分持ちます。

  1. 当て布を用意する。裂け目より上下左右2cmずつ大きい布を、角を丸く切る。古いシーツの端や、ガーゼ、薄い綿の端切れがちょうどいいです。厚い布は寝心地に響くので避けて
  2. 裂け目のふちを突き合わせる。シーツを裏返して、裂け目の両側を平らに突き合わせる。ここでアイロン接着の補修布を裏から貼っておくと、縫う間ずれなくて楽です
  3. 当て布を裂け目の裏に重ねる。裂け目の中央に来るように。まち針か、しつけ糸で軽く留める
  4. 手縫いなら千鳥がけ。裂け目をまたぐように、糸を左右にジグザグに渡していく縫い方です。糸は2本取りで、針目は5mmくらい。裂け目全体を渡り終えたら、当て布のふちを並縫いでひと回り縫って、洗濯でめくれないようにする
  5. ミシンならジグザグ縫い。裂け目の上を、幅広めのジグザグで2往復。それから当て布のふちをぐるりと直線で。ミシン目が細かすぎると生地が硬くなるので、目は少し大きめ
  6. 玉止めは裏側に。糸端は当て布の側に出して、肌に当たる表に結び目が出ないように

縫い糸は、シーツと同系色の細めの糸で。太い糸はごわつきます。針とはさみは、作業の前後で本数を確認して、子どもの手の届かない所へ。針を落としたかもしれない時は、その場所を磁石で一度なぞると安心です。

穴は補修布・裂けは当て布して縫う・薄くなったら交代破れ方で分ける小さい穴(1〜3cm)→補修布のアイロン貼り裂け(5cm以上の線)→当て布をして縫う全体が薄い・広がる→寿命。再利用へ補修布の貼り方①洗って乾かす②一回り大きく角を丸く③裏から貼る④当て布・中温で 10〜20秒ずつ押す⑤冷めるまで触らないスチームは切る裂けの縫い方①当て布を裂け目の裏に②手縫いは千鳥がけ ミシンはジグザグ③当て布のふちも縫う④玉止めは裏側に細い糸・薄い当て布でごわつきを防ぐアイロンはやけどに注意:当て布・冷めるまで触らない・子どもから離す・使い終わったら抜く針・はさみ・まち針は本数を数えて片付ける。落としたかもと思ったら磁石でなぞる捨て時:全体が薄い・破れが複数・肌ざわりが変わった。再利用は雑巾・保護カバー・当て布に

肌に当たる面のごわつき対策

直せたのはいいけれど、寝てみたら補修した所が背中に当たってごわごわする。これは補修の場所と厚みで、ある程度防げます。

  • 補修布も当て布も、裏から。表に貼ると、接着剤の面がそのまま肌に当たります。裏から貼って、表は穴のふちを整えるだけにしておくと、寝た時にほとんど分かりません
  • 当て布は薄く、小さく。厚手の布や、必要以上に大きな布は、その分だけ段差になります。ガーゼか、同じシーツの端切れがいちばん違和感がない
  • 糸は細く、針目はゆるめに。細かく縫いすぎると、その部分だけ板のように硬くなります
  • 一度洗ってから使う。補修布は、貼った直後より洗ったあとの方がなじんでやわらかくなります。縫った所も同じ。直してすぐ寝るより、一度洗ってから敷いてみてください

布団カバーの破れも同じ?——ファスナー周りと角

掛け布団カバーや敷き布団カバーの破れも、基本は同じ考え方です。ただ、破れやすい場所が決まっているので、そこだけ少し違います。

  • ファスナーの端の裂け。開け閉めのたびに引っ張られて、ファスナーの終わりから生地が裂けてくるところ。当て布をして縫ったあと、ファスナーの端に、閂止め(かんぬきどめ)のように糸を数回渡して補強しておくと、次が来にくくなります
  • 角の穴。布団の角がぐいぐい押して、カバーの角が破れるパターン。裏から補修布を貼って、その上に小さな当て布をして縫っておくと、押しに耐えます。カバーは体に直接当たらない場所が多いので、シーツより厚めの当て布でしっかり縫って大丈夫です

捨て時と再利用——雑巾・保護カバー・当て布

「もう直さない方がいい」目安はこの3つ。

  • 全体が薄くなっている。光にかざして透ける、指で引っ張るとふわっと広がる
  • 破れが何か所もある。1か所直したら翌週別の所が破れる、を繰り返しているなら、生地全体の寿命
  • 肌ざわりが変わった。ざらざら、ごわごわして、洗っても戻らない

捨てるといっても、大きな綿の布はそれだけで使い道が多いんです。

  • 雑巾・ウエス。30cm角に切って、縫わずに使い捨てのウエスに。綿のシーツは吸水がよくて、窓拭きや床拭きにちょうどいい
  • 次の補修用の当て布。薄くて同系色の布は、次にシーツが破れた時の当て布に最適。切って畳んで、裁縫箱へ
  • 保護カバー。布団を押し入れにしまう時の埃よけ、衣替えの洋服の上にかける埃よけ、ソファの汚れ防止。古いシーツをかけておくだけで、しまってある物の汚れ方がまるで違います

ゆきこ( ゚Д゚)『次男がかかとで蹴って破るのは決まって足元。最初は表から補修布を貼って、洗ったらぺろんとめくれて「あー」となりました。裏から貼る、角を丸く、冷めるまで待つ。この3つを守ってからは、洗濯機で回してもびくともしません。そして破れた元シーツは、うちでは窓拭きの主力です』

補修布は、シーツだけでなく靴下やズボンの膝、子どもの体操着にも使えるので、白と紺と黒の3色くらいを裁縫箱に入れておくと、破れた時にすぐ動けて楽ですよ。


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まとめ:穴は補修布、裂けは当て布して縫う、薄くなったら交代

  1. 破れ方で分ける。小さい穴・裂け・全体が薄い、の3つで直し方が決まる
  2. 補修布は裏から・角を丸く・当て布して中温・冷めるまで触らないで洗濯に耐える
  3. 裂けは当て布をして千鳥がけかジグザグ。当て布のふちも縫い、玉止めは裏に
  4. ごわつきは裏から貼る・薄い当て布・細い糸で防ぐ。一度洗うとなじむ
  5. 薄くなったら雑巾・保護カバー・当て布へ再利用。アイロンと針は子どもの手の届かない所に

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

シーツの破れ補修の早見表:破れ方で分ける。小さい穴でまわりがしっかりなら補修布のアイロン貼り、5cm以上の裂けは当て布をして縫う、全体が薄くて引っ張ると広がるなら寿命で再利用へ。補修布の貼り方は洗って乾かす、穴より一回り大きく角を丸く切る、裏から貼る、当て布をして中温で10〜20秒ずつ押し当てる、スチームは切る、冷めるまで触らない。裂けの縫い方は当て布を裂け目の裏に重ね、手縫いなら千鳥がけ、ミシンならジグザグ、当て布のふちも縫って玉止めは裏側に。ごわつかせないには裏から貼る、薄い当て布、細い糸、一度洗ってから使う。アイロンはやけどに注意して子どもの手の届かない所で。捨て時は全体が薄い・破れが複数・肌ざわりが変わった時で、雑巾・保護カバー・次の当て布に再利用

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