ドールハウスを子どもと手作り——段ボールで部屋を1つずつ作る設計の考え方、何歳から一緒に作れるか、床と壁の貼り方、小さい部品の注意

子供・育児・子育て

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「ドールハウスを子どもと一緒に作りたいけれど、何から始めたらいいか分からない」。買うと大きくて場所を取るし、手作りのほうが子どもの好みに合わせられそう。そう考えて、段ボールや空き箱を取っておく人もいますよね。

先に結論をひとつ。段ボールや空き箱で「部屋を1つずつ作って重ねる」形が、いちばん始めやすい方法です。そして役割は分けておくと安心です。切る・貼る(刃物や熱い道具)は大人、飾るのは子ども。設計の考え方、何歳から一緒に作れるか、床と壁の貼り方、小さい部品の注意まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ段ボールで作りたい→部屋を1つずつ作って重ねる第1章へ ▶設計図が分からない→人形の大きさに合わせて決める第2章へ ▶何歳から作れる?→年齢より手の動きで見る第3章へ ▶床と壁をかわいく→紙・布・フェルトを貼る第4章へ ▶部品の安全が心配→数えて、手の届かない所へ第5章へ ▶

ケース別に読む:段ボールで作りたい人|設計図の考え方を知りたい人|何歳から一緒に作れるか知りたい人|床と壁をかわいくしたい人|部品の安全が気になる人

4コマ漫画|ドールハウスを子どもと作る1困った場面ドールハウス作りたい!何からしよう…何から始める?2やりがち大きすぎて途中で飽きる…いきなり家全体3見直す切る・貼るは大人飾るのは子ども小物は数える1部屋ずつ部屋を1つずつ作る4その後できた!次の部屋ね1部屋ずつ家になる

段ボールで始める——部屋を1つずつ作って重ねる

いきなり家全体を作ろうとすると、途中で大きさが合わなくなったり、完成が遠くて飽きたりしがちです。そこでおすすめなのが、部屋を1つずつの「箱」として作る方法です。

  • 空き箱や段ボールの1面を開けて、「部屋」にする
  • リビング、寝室、台所など、箱1つが1部屋
  • できた部屋を、横に並べたり、上に重ねたりして「家」にする

この形なら、1つ作るたびに「できた!」という達成感があります。途中で飽きても、1部屋だけで遊べます。失敗しても、その箱だけ作り直せば済みます。箱の数を増やせば、家は大きくなりますし、片付けたい時は箱ごとに分けられます。

箱の材料は、お菓子の箱、宅配の段ボール、牛乳パックなど、家にあるもので足ります。開ける面は、遊ぶ人から見える手前の1面。ここだけ大人が切って、残りの面は閉じたままにすると、形が崩れにくいです。

作り始める前に、「どんな家にしたい?」と子どもに聞いておくのも大事です。お姫さまの家、動物の家、お店のある家。テーマが決まると、色や飾りも選びやすくなります。大人が「こうしたら?」と先回りしすぎず、子どもの案をまず形にしてあげると、自分の家という気持ちが強くなります。

設計図の考え方——人形の大きさに合わせる

「設計図が必要?」と構えなくて大丈夫です。細かい寸法を決めるより、次の3つだけ決めると形になります。

設計は3つだけ人形の大きさ立たせて高さを見る部屋の広さ2〜3体が並べる広さ開ける面手が入る手前の1面
決めること 考え方
人形の大きさ 遊ぶ人形を箱の中に立たせてみて、頭の上に手が入る余裕があるかを見る。これが部屋の高さの目安になる
部屋の広さ 人形が2〜3体並べる広さ。ベッドやテーブルを置く場所も考えておく
開ける面 手が入って遊べる手前の面。ふたの面を切るか、片側を開ける

家具は、あとから足しても遊べます。最初から全部そろえず、「ベッドだけ」「テーブルだけ」から始めると、子どもが「これも欲しい」と言い出した時に、一緒に作れます。紙に部屋の絵を描いてから作ると、イメージを共有しやすくなりますよ。

高さを決める時は、人形が座った姿勢や、手を伸ばした姿勢も想像しておきます。立った時の高さだけで決めると、椅子に座らせた時に頭がつかえてしまうことがあるんです。迷ったら、少し高めに作っておくほうが遊びやすく、あとから天井を足す形でも調整できます。

おままごとの小物で盛り上がる子は、買い物の道具から作るのも手です。買い物カートのおもちゃを100均の材料での作り方は、家具づくりにも使える考え方が多いです。

何歳から一緒に作れる?——年齢より「手の動き」で見る

役割を分ける✕切る・熱い道具カッター・グルーガンは大人の担当✓飾る・貼る紙・布を貼る子どもの担当✓小さい部品数えて手の届かない所へ

「何歳から」は、年齢の数字で決めるより、手の動きで見るほうが確実です。次の動きができるかが、目安になります。

  • はさみで簡単な線を切れる。まっすぐの紙を切れるなら、色紙や布の飾り作りに参加できます
  • のりやボンドをつけて貼れる。塗る量を調整できるようになると、貼り付けの手伝いができます
  • 小さい物を口に入れない。ここが大事です。まだ何でも口に入れる時期なら、小さな部品を使う作業は、ひとまず見送ります

幼い子の場合は、「家の飾りになる大きな紙をぺたぺた貼る」くらいが合います。小学生になれば、はさみの扱いも上手になり、配置も自分で考えられます。できる作業を、その子の手の動きに合わせて任せると、年齢にかかわらず「自分が作った」という満足が残ります。

ただし、カッター、グルーガンなど刃物や熱を使う作業は大人がします。子どもには、色塗り、飾り付け、配置、名前をつける作業を任せましょう。刃物は使ったらすぐ刃をしまい、子どもの手の届かない所に置きます。

床と壁をかわいくする——紙・布・フェルトを貼る

部屋の中を飾ると、段ボールの箱が一気に「家」らしくなります。

  • 壁。包装紙、色紙、折り紙、柄のある紙を貼る。壁紙のように貼ると、部屋ごとの雰囲気が出ます
  • 床。フェルトや布、茶色の紙を貼ると、フローリングやカーペットのように見えます
  • 窓・ドア。色紙で窓の形を作って貼る。カーテンは布の切れ端を貼るだけで形になります

貼る時は、木工用ボンドが向いています。紙も布もよく付き、乾くと透明になるので、飾りの見た目を邪魔しません。ボンドを選ぶ時は、木工用ボンドの代わりになるものも目を通しておくと、手元にない時に困りません。

使う時は、換気をして、手や服に付いたらすぐ拭いて洗います。容器の「使用上の注意」や対象年齢の表示を、先に見ておいてください。穴を開けたい時は、ハトメパンチの代わりになるものも参考になります。

貼ったあとは、しっかり乾くまで触らずに置きます。乾く前に立てたり重ねたりすると、壁がずれたり、はがれたりしやすいからです。乾く時間は商品によって違うので、容器の表示を見てください。待っている間に、次の部屋の下絵を描くと、時間がもったいなく感じません。

小さい部品の注意——口に入る大きさは手の届かない所に

ドールハウスの家具や小物は、ついつい小さく作りたくなります。でも、ここには安全の落とし穴があります。

  • ビーズ、ボタン、小さな家具の部品は、小さな子ども、特に3歳ごろまでの子の口に入る大きさです
  • 遊ぶ時は、大人の目の届く所で
  • 遊び終わったら、小物の数を数えて、箱にしまう。手の届かない場所に置く
  • きょうだいに小さい子がいる家は、小物が床に落ちていないか、遊んだ後に必ず見る

小物は、大きめに作ると誤飲の心配が減ります。たとえば、ボタンの代わりに大きめの紙のお皿を作る、ビーズの代わりに紙粘土の大きなお菓子を作る、などです。ミニチュアの小ささにこだわらず、「持ちやすい大きさ」で考えると、子どもも扱いやすいです。

積み木と組み合わせて遊ぶ場合は積み木の代わりになるもの、ほかの手作り遊びはボードゲームを自作するも合わせてどうぞ。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、ドールハウスは「完成させる」より「作る時間を一緒に楽しむ」ほうが大事だと思います。途中のままで遊んでいても、それはそれで立派な作品ですよね』

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貼る作業が多いので、紙も布も付けやすい木工用ボンドが1本あると、作業が進みやすくなります。


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家具や小物を作りたくなったら買い物カートのおもちゃを100均の材料で、積み木遊びは積み木の代わりになるもの、貼る時のボンドは木工用ボンドの代わりになるもの、遊びの手作り繋がりでボードゲームを自作するもあわせてどうぞ。

まとめ:部屋を1つずつ作って重ねる。切る・貼るは大人、飾るのは子ども

  1. 段ボールで部屋を1つずつ作る。重ねたり並べたりして家にする
  2. 設計は人形の大きさ・部屋の広さ・開ける面の3つ
  3. 何歳からは手の動きで見る。小さな物を口に入れないかも大事
  4. カッターとグルーガンは大人が使う。子どもは飾り付け担当
  5. 小さい部品は数えて、手の届かない所に。大きめの小物にする

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ドールハウスを子どもと手作りする早見表:段ボールや空き箱で部屋を1つずつ作って重ねる。設計は人形の大きさ、部屋の広さ、開ける面の3つを決める。何歳からは年齢より手の動きで見て、はさみで切れるか、のりを付けて貼れるか、小さい物を口に入れないかを確かめる。切る・貼るのうち、カッターとグルーガンは大人、飾り付けは子ども。壁は紙、床はフェルトや布、貼るのは木工用ボンド。ビーズや小物は3歳ごろまでの口に入る大きさなので、数えて手の届かない所にしまう

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