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「お店やさんごっこ」で使う小さな買い物カート、市販品はしっかりした作りな分、値段もそれなりにしますよね。「100均の材料で作れないかな」と考える人は多いと思います。ワイヤーネットや結束バンドの売り場を眺めながら、材料と作り方を探している人もいるはずです。
先に結論をひとつ。100均の材料でも、おままごと用のカートは作れます。ただし、市販の子ども用おもちゃとは違い、安全のための設計や検査を経ていない手作り品だという前提を忘れないでください。材料でできる2つの型、作り方の手順、乗せてはいけない理由、安全に作るための3点、対象年齢の考え方まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:作り方を知りたい人|手順を知りたい人|乗せていいか心配な人|安全に作りたい人|対象年齢が気になる人
100均の材料でできる型は2つ——ワイヤーネット型とボックス型
おままごと用のカートは、大きく分けて2つの型で作れます。
| 型 | 主な材料 | 向く子 |
|---|---|---|
| ワイヤーネット型 | ワイヤーネット・結束バンド・キャスター | 実際のカゴらしい見た目を喜ぶ子 |
| ボックス型 | ふた付きの収納ボックス・ひも | まだ小さく、引っぱって歩くのが好きな子 |
ワイヤーネット型は、ネットを結束バンドで組んで箱状にし、下にキャスターを付ける方法です。買い物カゴらしい見た目になりますが、組み立てにやや手間がかかります。ボックス型は、ふた付きの収納ボックスにひもを通して引っぱるだけの、より簡単な作り方です。どちらも押す・引くだけの遊びに向いていて、実際の買い物カートのような複雑な仕組みは必要ありません。工作に慣れていない人は、まずボックス型から試して、余裕があればワイヤーネット型に挑戦する順番がおすすめです。
作り方の手順——切らない・角を作らない
ワイヤーネット型を例に、基本の手順です。
- ネットを組む。側面と底になるネットを結束バンドでつなぎ、箱の形にします。ネットは切らずに、そのままの形を活かします
- 角を丸くする。ネットの角がとがって出ている部分は、内側に折り込むか、市販のコーナーカバーで覆います
- キャスターを付ける。底面の四隅に、耐荷重の目安が書かれた軽い物を選んで取り付けます
- 持ち手を整える。子どもの身長に合う高さで、握りやすい太さにします
金属を切ったり、先端がとがる加工をしたりする作業は、大人だけで行い、子どもを近づけないでください。作業中は換気の良い場所で、工具は子どもの手の届かない所に片づけながら進めます。結束バンドを締める工程は、力を入れすぎるとネットがゆがむので、少しずつ均等に締めていくと形が整いやすいです。仮組みの段階で持ち手の高さや全体の大きさを確認し、子どもに実際に押させてみてから本締めをすると、あとで作り直す手間が減ります。
乗らせない・またがせない——市販の乗り物ではなく、押して遊ぶおもちゃ
ここが、市販品と手作り品でいちばん考え方を変えてほしいところです。市販のおもちゃにも「乗って遊ぶタイプ」はありますが、それらは乗ることを想定して強度やバランスが設計されています。手作りのカートは、押して遊ぶための道具であって、乗り物ではありません。
- 子どもを中に乗せない。ネットやボックスの強度は、体重を支える設計にはなっていません
- またがせない。バランスを崩して転倒する原因になります
- 坂道や段差では遊ばせない。押す速度が急に上がると、つまずいて転ぶ心配があります
遊んでいる間は、そばで目を離さないことも基本です。楽しくなってつい早く押してしまう子どもも多いので、周りに物がない広さのある場所で遊ばせてください。
安全に作るための3点——結束バンドの切り口・小さい部品・角
作る時に必ず押さえておきたい3点です。
- 結束バンドの切り口は内側に。外側に出したままだと、触れた時に肌を傷つけます。ニッパーで切った後は、切り口をやすりで軽くならすとより安心です
- 小さい部品を使わない。ビーズや小さなボタン、飾りのパーツは誤飲の原因になります。装飾は布や大きめのシールなど、口に入らない大きさの物にとどめます
- 角を丸める。ネットの端やボックスの角は、面取りやコーナーカバーで丸くします
作り終えたら、完成品を大人が一度チェックしてから遊ばせるようにしてください。時間がたつと結束バンドが緩むこともあるので、定期的に締め直しと点検をすると長く安全に使えます。ゆるみや割れに気づいたら、遊ばせる前に直すか、その部品だけ新しい物に替えてください。
対象年齢の考え方——誤飲する年齢には渡さない
「何歳から使える?」という問いに、月齢や年齢だけで線を引くのは難しいものです。発達には個人差があるからです。目安にしたいのは、「まだ小さい物を口に入れる年齢かどうか」という考え方です。トイレットペーパーの芯を通ってしまうくらいの大きさの部品は、誤飲する年齢の子には持たせない、という基準で判断してください。
市販品を買う場合は、パッケージに記載された対象年齢と注意書きを必ず確認します。手作りする場合も同じ考え方で、まだ何でも口に入れてしまう時期は、手作りのカートで遊ばせるのを見送る選択肢も持っておくと安心です。兄や姉のおもちゃを下の子が触ってしまう家庭も多いので、下の子がまだ小さい間は、遊ぶ場所や保管場所を分けておくとより安心です。市販品には、大人用の買い物カートを100均で近づける方法とは違う設計基準があるので、迷ったら市販のおままごとカートを選ぶのも良い選択です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、手作りは「お店やさんごっこの雰囲気を楽しむ」くらいの気持ちでちょうどいいと思っています。長く安全に使いたいなら、対象年齢が明記された市販品の方が安心できますよね』
対象年齢が明記されていて、角が丸く作られたおままごと用のショッピングカートを選んでおくと、誤飲や転倒の心配を減らしながら遊ばせられます。手作りと市販品を組み合わせて、成長に合わせて選び直すのもひとつの方法です。
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100均で揃う道具の考え方は100均の収納グッズまとめへ。大人用の買い物カートを100均のパーツで近づける方法は買い物カートは100均で作れる?にまとめています。
まとめ:型は2つ。乗せない、部品は大きく、角は丸く
- 材料でできる型は2つ。ワイヤーネット型とボックス型
- 切らない・角を作らないのが基本。金属の加工は大人だけで行う
- 乗せない・またがせない。押して遊ぶおもちゃで、乗り物ではない
- 結束バンドの切り口は内側に、小さい部品は使わず、角は丸める
- 対象年齢は「誤飲する年齢には渡さない」で判断。月齢の断定はしない
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