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夜、ふと見た壁に小さな影。よく見ると、ヤモリがじっとしている。叫びそうになったけれど、どうすればいいのか分からない。つかまえるのは怖いし、そのままにしておくのも落ち着かない。そんな状況になった家庭は、実は少なくないようです。
先に結論をひとつ。ヤモリは、人をおそう生き物ではありません。捕まえる時は素手でつかまず、容器をかぶせて紙を差し込み、外の草むらなど人の通らない所へ逃がします。触った後は、石けんで手を洗います。殺虫剤は使わず、殺さずに外へ戻すのが基本です。捕まえ方の手順、逃がす場所、入ってくる所、鳴き声やふんの掃除まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:今まさに家にいる人|捕まえたい人|逃がす場所に迷う人|入ってくる所が気になる人|鳴き声やふんが気になる人
まず落ち着く——触らない・追い回さない・殺さない
驚いた時にやってしまいがちなことが、いくつかあります。ヤモリを前にしたら、まず少し距離を取って、様子を見てください。壁や天井にじっとしている間は、慌てて動かさなくて大丈夫です。
- 素手でつかまない。驚いたヤモリが暴れて、手や顔に飛びつくことがあります。どうしても手で触る必要がある時は、手袋を使います
- しっぽをつかまない。ヤモリは身の危険を感じると、しっぽを自分で切ることがあるとされています。しっぽが切れても動くので、びっくりしないようにします
- 追い回さない。逃げるヤモリを追いかけると、狭いすき間や家具の裏に入り込んで、かえって出てこなくなります
- 殺さない。ヤモリは虫を食べる生き物なので、できるだけ殺さず、外に戻します
- 小さな子どもやペットを近づけない。ヤモリを追いかけたり、口に入れたりしないよう、別の部屋に移します
触った後は、石けんで手を洗います。生き物に触った後は、きれいな物を触る前に手洗いが習慣です。
捕まえ方——容器をかぶせて、紙を差し込み、外へ運ぶ
外に逃がすためには、一度捕まえる必要があります。手順は、容器をかぶせる→紙を差し込む→外へ運ぶの3つです。必要な物は、透明な容器やコップ、厚紙やはがきのような硬めの紙の2つだけです。手袋があれば、念のためはめておきます。
- 容器をかぶせる。ヤモリが壁にいるときは、そっと容器を近づけて、上からかぶせます。急に動かすと逃げるので、ゆっくり動かします
- 紙を差し込む。容器と壁のすき間に、厚紙をすべらせて差し込みます。ヤモリの足を挟まないよう、ゆっくり押し込みます
- 紙を押さえたまま、容器ごと持つ。紙が外れないよう、手で押さえて運びます
- 外で逃がす。外の草むらや植え込みの近くで、紙を外して、容器をゆっくり地面に向けます
天井や高い所にいる時は、無理に届かせようとしないでください。踏み台を使う場合は、平らな床に置き、不安定な椅子には乗りません。届かない時は、無理せず、ヤモリが降りてくるのを待つか、窓や網戸を開けて出ていくのを待つ方法もあります。容器がない時は、ふたが閉まって空気穴のある小さな虫かごも使えます。虫かごの代わりになる物はカブトムシの虫かごの代用にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『夜中にヤモリを見つけると、心臓がどきっとしますよね。まず触らないで、容器と紙を用意するところから落ち着いて始めるのがいいと思います』
💡 この困りごとへの提案
運ぶ時に、通気のあるふた付きの小さな虫かごがあると便利です。捕まえた後すぐ外へ出す前提で使い、長く入れておくことは避けます。
逃がす場所——外の草むらや植え込みへ
捕まえたヤモリは、家から少し離れた、外の草むらや植え込みの近くへ逃がします。人があまり通らず、隠れる場所のある所が向いています。
- 外の草むら・植え込み・庭の隅。身を隠せる場所があると、落ち着いて移動しやすいです
- 人や自転車の通り道は避ける。踏まれたり、驚いたりするのを防ぎます
- 他人の敷地や共用部分には放さない。集合住宅なら、自分の専用の庭やベランダで、周りの人に迷惑のかからない所にします
- 逃がすときはゆっくり。容器の口を地面に近づけ、紙を静かにずらして、自分から出ていくのを待ちます
- 雨や強い風の中は避ける。天気の落ち着いている時に出すほうが、ヤモリも動きやすいです
逃がしたあとは、容器と紙を洗い、手も洗います。ヤモリを入れた容器を食器として使い回すのは避け、専用にするか、使い捨てにしてください。
どこから入ってくる?——すき間と網戸を見直す
ヤモリは、びっくりするくらい小さなすき間から入ってきます。窓や網戸まわり、換気口、エアコンの配管の穴、ドアの下のすき間などが、入り口になりやすい場所です。
- 網戸のすき間。網戸とサッシの間のすき間や、網の破れから入ることがあります。網戸の確認や掃除は網戸のすき間から虫が入る時の対処と網戸の掃除の仕方が参考になります
- 窓やドアのすき間。すき間テープでふさぐ方法があります。貼り方と剥がし方はすき間テープの貼り方と剥がし方にまとめています
- 換気口・配管の穴。目の細かい網でふさぐ方法がありますが、換気を止めないよう、取り付けの前に説明書や管理会社に確認します
- 玄関や窓の明かり。明かりに集まる虫を狙って、ヤモリも近づきやすくなると言われます。虫が集まりにくくする対策は、結果的にヤモリが来る機会も減らします
入り口をふさぐ前に、家の中にまだヤモリが残っていないか確かめてください。閉じ込めてしまうと、出られなくなります。
鳴き声・ふんの掃除・飼いたい時
ヤモリは、夜に鳴くことがあるといわれます。聞こえ方は、「チッチッチッ」「ギー」「キュッキュッ」など、人によってさまざまです。窓の外や壁の向こうから聞こえて気になる時は、姿が見えるまで様子を見ます。声だけでは、ヤモリかどうか分からないこともあります。
ふんは、黒っぽい小さな粒で、一部が白っぽいことがあります。見つけたら、次の手順で掃除します。
- 手袋をする。使い捨ての手袋が安心です
- 使い捨ての紙で取る。ふんをこすらず、つまむように取って、袋に入れて捨てます
- 水拭きして、乾いた布で仕上げる。洗剤を使う時は、表示どおりに使い、換気をします。塩素系と酸性の洗剤は、混ぜると危険なので、絶対に一緒に使いません
- 手を洗う。作業のあとは、石けんで洗います
家の中に殺虫剤を撒いて、ヤモリを追い払おうとするのは避けてください。小さな子どもやペットへの影響が心配ですし、ヤモリを傷つけることにもなります。ヤモリは、殺虫剤ではなく、捕まえて外へ戻す方法で対応します。
ヤモリを飼いたいと考えた時は、迎える前に、爬虫類を扱う専門の店や、診てもらえる動物病院に相談してください。環境の整え方や世話の仕方は、種類によって違います。家に出たヤモリを、そのまま飼うのは避けたほうが安心です。
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入り口の確認は網戸のすき間から虫が入る時の対処、すき間をふさぐ道具はすき間テープの貼り方と剥がし方、網戸の掃除は網戸の掃除の仕方が参考になります。小さな生き物を運ぶ容器の代わりはカブトムシの虫かごの代用もどうぞ。
まとめ:素手でつかまず、容器と紙で捕まえて外へ。殺虫剤は使わない
- まず距離を取る。素手でつかまず、しっぽもつかまず、追い回さない
- 容器をかぶせ、紙を差し込み、外へ運ぶ。この順番で捕まえる
- 逃がす場所は外の草むらや植え込み。他人の敷地や人の通り道は避ける
- 入り口はすき間・網戸・換気口。ふさぐ前に、中に残っていないか確かめる
- 殺虫剤は使わない。ふんの掃除は手袋と使い捨ての紙で、触った後は手を洗う
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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