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キッチンや洗面所、廊下の天井についている、四角い(長方形の)照明カバー。掃除したい、電球を替えたい、虫が入ってしまった、と思っても、どこをどうすれば外れるのか分からず、触るのをためらっている人は多いと思います。丸いシーリングライトと違って、四角いカバーは、外し方が見た目からは分かりにくいんですよね。
先に結論です。作業の前に必ず照明のスイッチを切り、器具が冷めてから、安定した踏み台で作業します。そのうえで、四角いカバーは「両端を押して爪から外す」「横にずらして外す」「ねじやつまみを外す」の三つの留め方が多いので、力を入れる前に、器具のふちを見て留め方を見分けましょう。外れない時は無理に引かず、説明書を見るか、電気工事店に相談してください。
ケース別に読む:作業の前に確かめたい人|留め方を見分けたい人|外す手順を知りたい人|外れない人|掃除して戻す人|踏み台が心配な人
作業の前に——スイッチ・冷めるまで・踏み台
照明のカバーを外す作業は、手を上げたまま行うので、電気と高さの両方に気をつけます。留め方を調べるより先に、次の三つを済ませてください。
- スイッチを切る。壁のスイッチをオフにします。スイッチが複数ある部屋や、不安な時は、ブレーカーも落とすと安心です
- 冷めるまで待つ。点灯していた球やカバーは熱くなっています。消してからしばらく置き、近くに手をかざして熱を感じないのを確かめてから作業します
- 安定した踏み台を使う。いすや机、キャスター付きの物には乗りません。平らな床に置いた、ぐらつかない踏み台で。支えてくれる人がいると安心です
- 器具の内部や配線には触らない。カバーを外した先に見える部品や配線に手を入れるのは、電気工事士の領分です。この記事で扱うのは、カバーを外す・戻すところまでです
「ちょっとだけだから」と、スイッチを入れたまま作業したくなる場面もあるかもしれません。でも、電気がつながっている器具に触れる作業は、短い時間でも避けたほうがよいものです。切る一手間が、確かな備えになります。
四角いカバーの留め方は3タイプ——ふちを見て見分ける
力を入れる前に、器具のふちとカバーの端を、よく見てください。留め方の手がかりは、そこにあります。見分け方と外す方向を、早見表にまとめます。
| タイプ | 見分け方 | 外す方向 |
|---|---|---|
| 爪 | カバーの両端が内側にはまっていて、ふちに小さな出っ張りがある | 両端を内側に押しながら下へ |
| スライド | カバーの端に溝があり、矢印や刻印が付いていることがある | 矢印の方向に横へずらしてから下へ |
| ねじ・つまみ | ふちにねじの頭や小さなつまみが見える | 回して外してから下へ |
矢印や刻印が付いている器具は少なくありませんが、付いていない物もあります。見つからなくても慌てなくて大丈夫です。その場合は、カバーの端を軽く押して、動く方向を探ってみてください。動かない方向に力を入れ続けないことが大切です。
なお、丸いシーリングライトのカバーは、回して外す物など別の考え方になります。丸い器具の人はシーリングライトのカバーが外れない時の外し方をどうぞ。
外す手順——爪・スライド・ねじ、それぞれの順番
安全の確認が済んで、タイプが分かったら外します。外れた瞬間にカバーが落ちやすいので、必ず片手でカバーを支えながら、もう片方の手で作業してください。
- 爪タイプ。片手でカバーの真ん中を支え、もう片方の手でカバーの両端を内側に押します。爪が外れたら、そのまま真下にゆっくり下ろします
- スライドタイプ。矢印や刻印の方向に、カバーを少しずらします。止まる所まで動いたら、下に下ろします。動かない時は、反対の方向も軽く試してください
- ねじ・つまみタイプ。ねじを緩めて外します。外したねじは小皿などに入れて、なくさないように。最後のねじを外す前に、カバーを片手でしっかり支えます
外したカバーは、床ではなく、布を敷いた台の上に置きます。割れやすい素材のこともあるので、重ねたり、壁に立てかけたりしないでください。電球を替える場合も、新しい球が器具に合っているかどうかは、器具に付いている表示や取扱説明書で確かめます。
外れない時の見直し——無理に引かない
外れない時にいちばんやってはいけないのは、力まかせに引くことです。カバーが割れたり、一気に外れて落ちたりして、けがにつながります。次の順番で見直してみましょう。
- 留め方を見違えていないか。爪だと思っていたらスライドだった、ということはよくあります。もう一度ふちを見ます
- ほこりや汚れで固くなっていないか。ふちを乾いた布で拭いてから、もう一度試します
- 引っかかる向きになっていないか。片側だけ持ち上げようとすると引っかかります。真下に近い向きで動かします
- 説明書や品番の表示を確かめる。器具の側面などに貼ってあるシールの品番をメモしておくと、問い合わせる時にも役立ちます
それでも外れない、カバーにひびが入っている、器具がぐらぐらする、といった時は、そこでやめてください。割れたカバーは、破片でけがをするので素手で触りません。外れない時は、電気工事店に相談するのが安全です。
掃除して戻す——乾かしてから、向きを合わせて
カバーの掃除は、外したカバーだけに行います。器具本体や電球のまわりに、水や洗剤をかけてはいけません。カバーの素材によって洗い方が違うことがあるので、素材の表示や取扱説明書を見てから洗ってください。
- ぬれたまま戻さない。洗った後は、風通しのよい所で完全に乾かします
- 外した時と逆の順番で戻す。爪タイプは両端を押し込み、はまったのを確かめます
- 戻したらスイッチを入れる前に確認する。カバーが傾いていないか、軽く手で触れて確かめます
カバーの内側には、ほこりや小さな虫がたまりやすいものです。外したついでに、乾いた布でやさしく拭いておくと、次に点けた時の見え方が変わることがあります。ただし、拭くのはカバーだけです。
虫やほこりが入りやすいと感じる場合は、カバーを戻す時にふちのすき間が空いていないかも見ておくと安心です。
踏み台の選び方と使い方——安定が第一
天井の作業は、踏み台の良し悪しで安全さが大きく変わります。選ぶ時は、次の点を見てください。
- 天板が広く、足を置いてもぐらつかないこと
- 脚に滑り止めが付いていること
- 手を添えられる部分があると、片手で作業しても体を支えやすくなります
踏み台に乗る前に、天井までの距離を目で見て、腕を伸ばして無理なく届くかを確かめましょう。つま先立ちになったり、体をひねったりしないと届かない高さなら、その時点でやめます。
踏み台に乗っても手が届かない時は、高い脚立に無理に乗らず、人に頼むか電気工事店に相談してください。届くかどうか迷った時点で、作業をやめる判断も大切です。
ゆきこ( ゚Д゚)『天井の作業は、慣れていても怖いものです。届くかどうか迷った時点で、人に頼む方を選んでいいと思います』
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まとめ:スイッチを切って冷めてから、留め方を見て、外れなければ相談する
- スイッチを切り、冷めてから安定した踏み台で作業する。ブレーカーも落とすと安心
- 四角いカバーは爪・スライド・ねじの3タイプが多い。ふちを見て見分ける
- 外す時は片手でカバーを支える。外した後は布の上に置く
- 外れない時は無理に引かない。割れたカバーは素手で触らない
- 器具の内部や配線には触らない。外れない時は電気工事店へ相談する
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