リトープスが溶ける時——腐る・しわしわ・徒長した時の見分け方と、脱皮の時期の水やり

家事

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昨日までふっくら丸かったリトープスが、触るとぷにっと柔らかい。表面が透けたようになっていたり、とろりと崩れていたり。小さな石のような姿が好きで育てている人ほど、びっくりしますよね。

先に結論をひとつ。透けて崩れる「溶ける」と、縮んでしわしわになる状態は、見た目が似ていても別の話であることが多いです。溶けるのは水の与えすぎや蒸れが関わると言われ、しわしわは脱皮の前後や夏の休みのことがあります。どちらも、水を足す前に株の様子を見るのが先です。

溶けた時の見分け方、しわしわの時の考え方、徒長した時の直し方、植え替えのあとに元気がない時まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ株が透けて崩れた→水を止めて傷んだ株を分ける第1章へ ▶しわしわに縮んだ→すぐ水を足さず割れ目を見る第2章へ ▶背が伸びて倒れそう→光を足して土を寄せる第3章へ ▶植え替え後に元気がない→根を乾かして待つ第4章へ ▶

ケース別に読む:透けて崩れた人|しわしわの人|背が伸びた人|植え替え後の人

4コマ漫画|リトープスが溶けた時朝の鉢を見るとぷにぷにして崩れてる…1触ると崩れる株に気づくついやりがち元気を出して水をたっぷり!2水を足すのは逆効果になりがち水を止めて分ける水は止めて株を分けよう3風通しのよい明るい所へ様子を見て待つ待つのも手入れだね4隣の株は無事に育った

溶けた時の見分け方——透けて崩れる株は水を止める

リトープスの「溶ける」は、株が水っぽく透けて、触ると崩れる状態を指すことが多いです。水を含みすぎた株は、中から傷みやすいと言われます。まず、今の株がどの状態に近いかを表で見てください。

見た目 考えられること まず見ること
透けて、触ると崩れる 水の与えすぎ・蒸れ 水を止める。鉢の中が湿ったままではないか
黒っぽく、においがする 根や株元の傷み 傷んだ株を分けて、ほかの株から離す
しわしわで、ふくらみがない 脱皮・夏の休み・水不足 割れ目から新しい葉が見えるか(第2章)
背が伸びて細長い 光の足りなさ 置き場所の明るさ(第3章)

溶ける前に出やすいサインもあります。株の色がいつもよりくすむ、つやが出てふくらみすぎる、触ると張りがなく柔らかい、といった変化です。雨が続いた時や、水やりのあとに風通しの悪い場所に置いていた時は、特に鉢の中の湿り気を見てください。

溶けたと分かった時は、次の順番で進めます。

  1. 水やりを止める。心配で足したくなっても、ここは我慢です
  2. 風通しのよい明るい所へ移す。急に強い日ざしの下に出すと、傷んだ株には負担になります
  3. 崩れた株を取り分ける。ほかの株や土に傷みが広がらないよう、傷んだ部分は離します。切り分ける時は清潔なはさみを使い、刃先を人に向けないでください
  4. 触った後は手を洗う。崩れた株や土は、子どもとペットの手が届かない所で片付けます

傷みが株の中心まで進んでいると、助からないこともあります。それでも、早く水を止めて分けておけば、隣の株を守れる見込みは残ります。傷んだ株が入っていた土は使い回さず、捨てる時は自治体の案内に従ってください。確かめ方は植木鉢の土の捨て方にまとまっています。

溶けた時のOKとNG水を足す傷みが進みやすい水を止める風通しのよい所へ傷んだ株を分ける清潔なはさみで

しわしわの時は脱皮かも——夏の休みと水不足の見分け方

「溶けたのではなく、しわしわに縮んだ」という時は、水を足す前に少し待ってください。リトープスには、古い葉がしぼんで、中から新しい葉が育つ時期があります。これを脱皮と呼ぶことがあります。

脱皮の間、古い葉は薄い皮のようにしわしわになっていきます。割れ目から新しい葉がのぞいていたら、古い葉のしわしわは自然な変化かもしれません。この時期は水を控える考え方が一般的と言われます。ただ、時期や量は品種と育つ環境で変わるので、育てている株の説明書きや購入先の案内を見てください。

もうひとつが夏の休みです。暑い時期は、成長をお休みするような姿になることがあります。このしわしわは水不足ではなく、休んでいるだけのことも。そこで水をたっぷり足すと、蒸れて溶ける原因になりやすいと言われます。涼しくて風通しのよい場所で、水を控えめにする考え方です。

脱皮の途中で、古い皮が株にくっついていても、無理にはがさないでください。新しい葉を傷つけることがあります。自然にはがれるのを待ちます。

  • 割れ目から新しい葉が見える。脱皮の途中のことがあります
  • 暑い時期で、色が落ち着いている。夏の休みのことがあります
  • 長く水をやっておらず、全体が縮んで土もからから。水が足りないこともあります

迷った時は、鉢を持ち上げてみてください。軽ければ土が乾いていて、重ければまだ湿っています。割れ目の様子と鉢の重さを見てから、水を足すかどうかを決めると、失敗が減ります。

しわしわの3つの理由脱皮割れ目に新しい葉夏の休み暑い時期は成長が止まる水が足りない鉢が軽く土が乾き切る

徒長した時の直し方——光を足して、土を寄せる

徒長は、背が伸びて細長く、ひょろっとした姿になることです。光が足りない置き場所で起きやすいと言われます。細くなった株は倒れやすく、水が多いと、さらに伸びることもあります。

いったん伸びた部分を丸く戻すのは難しいので、これから出る新しい葉が丸く育つように、光を足す考え方で進めます。窓辺の明るい場所に近づけますが、いきなり強い日ざしに出すと焼けることがあるので、少しずつ慣らしてください。強い日ざしが当たる窓は、遮光カーテンでやわらげる方法もあります。

倒れそうな株は、土や化粧砂を株元に少し寄せて支えると、見た目が落ち着くことがあります。ただし、株の上の平らな面は埋めないでください。埋まると、光が入りにくくなります。

置き場所を変えても、株の形はすぐには変わりません。新しい葉が出てくるまで、焦らず見守ってください。

徒長した時の直し方光を足す窓辺へ少しずつ慣らす土を寄せて支える倒れにくくなる上の面は埋めない光が入らなくなる

植え替えのあとに元気がない時——根を乾かして待つ

植え替えのあとにしわしわになったり、ぐらついたりするのは、根が傷んで水を吸いにくくなっているからと言われます。そこで水をたっぷり与えると、傷んだ根が腐る原因になりやすいので、すぐには与えない考え方です。

  • 根を傷つけない。古い土を落とす時は、細い根を引っ張らないでください
  • 植え付けたあとは明るい日陰で待つ。強い日ざしや雨は避けます
  • 水を与える時期は株の様子で決める。説明書きや購入先の案内で確かめてください
  • 土は水はけのよい多肉植物用。鉢の底に穴があるか、受け皿に水がたまっていないかも見ます

鉢が株に対して大きすぎると、土が乾きにくくなります。植え替える時は、株より少し大きいくらいの鉢が目安と言われます。鉢底石が要るかどうかで迷った時は、プランターに鉢底石はいらない?が参考になります。

子どもとペットのいる家では——手の届かない所に

リトープスは小さな石のような形で、子どもが触りたくなる姿です。小さな子どもやペットの手が届かない場所に置いてください。落ちた葉や、取り分けた傷んだ株のかけらも口に入りやすいので、見つけたらすぐ拾います。

猫や小鳥、小動物は、鉢植えをかじることがあります。毒があるかどうかは植物や個体で違うと言われるので、届かない所に置いて、気になる時は獣医さんに相談してください。

万一、口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口へ相談してください。株や土を触った後は、石けんで手を洗いましょう。薬剤などを使う時は、製品の表示のとおりに、換気をして、子どもとペットを近づけないでください。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、溶けたかなと思う時ほど、水を足したくなりますよね。でも、先に割れ目と鉢の重さを見る。それだけで防げる失敗は多いと思います』

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傷んだ株が入っていた土の始末は植木鉢の土の捨て方、鉢まわりの水はけはプランターに鉢底石はいらない?、強い日ざしの調整は遮光カーテンの効果で触れています。

まとめ:溶けたら水を止める。しわしわは割れ目を見てから

  1. 溶けたら水を止める。風通しのよい明るい所へ移し、傷んだ株は分ける
  2. しわしわはすぐ水を足さない。脱皮と夏の休みのことがあるので、割れ目を見る
  3. 徒長は光を足す。倒れそうな株は土を寄せ、上の平らな面は埋めない
  4. 植え替えのあとは根を乾かして待つ。水の時期は説明書きで確かめる
  5. 子どもとペットの手が届かない所に置く。触った後は手を洗う

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

リトープスが溶ける時の早見表:透けて崩れる時は水やりを止めて風通しのよい明るい所へ移し、傷んだ株は清潔なはさみで分ける。しわしわは脱皮や夏の休みのことがあるので、水を足す前に割れ目から新しい葉が見えるか、鉢の重さを確かめる。徒長は光を足し、倒れそうな株は土を寄せて支えるが、株の上の平らな面は埋めない。植え替えのあとは根を乾かして待ち、水を与える時期は説明書きで確かめる。子どもとペットの手が届かない所に置き、触った後は手を洗う。口に入れた時は医療機関や中毒の相談窓口へ。

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