【早見表つき】丸餅と角餅の違い——お雑煮の地域差と、丸餅の焼き方・レンジでの温め方

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お正月の買い物で、スーパーの餅売り場に丸餅と角餅が並んでいて、どちらを買えばいいのか迷うことはありませんか。もらった餅が丸餅で、いつもの角餅と同じように焼いたら、中が冷たいままだった、ということもありそうです。お雑煮の味つけも、地域や家庭で大きく違うと言われますよね。

先に結論をひとつ。丸餅と角餅の違いは、おもに「作り方と形」で、味はどちらも同じ餅です。ただ、丸餅は角餅より厚みがあって、中まで温まりにくいので、焼き方や温め方に気をつけたいところ。違いと分布、お雑煮の地域差を早見表で整理して、丸餅の焼き方とレンジでの温め方、お雑煮の鶏肉がない時の代わりの考え方まで、順番に見ていきましょう。地域差は昔ながらの傾向で、家庭によって違うので、「多いと言われる」程度に受け止めてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ丸餅と角餅は何が違う?→作り方と形、厚みが違う第1章へ ▶どの地域で多い?→西は丸、東は角が多いと言われる第2章へ ▶お雑煮の地域差は?→すまし・白みそ・焼く煮るを表で第3章へ ▶丸餅の焼き方・温め方→厚いので中まで温まりにくい第4章へ ▶鶏肉がない→うま味の代わりを考える第5章へ ▶

ケース別に読む:違いを知りたい人|地域の分布を知りたい人|お雑煮の地域差を知りたい人|丸餅の焼き方・温め方を知りたい人|鶏肉がない人

丸餅と角餅の違い——作り方と形、厚み

丸餅と角餅は、材料は同じです。ついた餅を、どう成形するかが違います。

丸餅 角餅(切り餅)
作り方 ついた餅を小さくちぎって、手で丸める ついた餅を平らにのばして、固まったら四角く切る
形 丸くて、厚みがある 四角くて、平たい
温まり方 厚い分、中まで温まるのに時間がかかる 平たいので、中まで温まりやすい
焼いた時 ふくらんで丸くなる ふくらんで平たい形になる
手間 丸める手間がかかる のして切るので、量産しやすい
買う時の目安 地域の習慣やお雑煮の好みで選ぶ 焼きやすさ・保存のしやすさで選ぶ

角餅が「のし餅を切った形」だということは、のし餅の切り方を読むとよくわかります。もともとは同じ餅で、切るか、丸めるかの違いなんです。

どこで多い?——西は丸餅、東は角餅が多いと言われる

丸餅と角餅は、日本の東西でおおまかに分かれると言われます。西日本では丸餅、東日本では角餅が多いというのが、よく言われる傾向です。

おおまかな地域 多いと言われる形 ひとこと
関東・東北など東日本 角餅 のし餅を切って作る習慣が多いと言われる
関西・中国・四国・九州など西日本 丸餅 丸めて作る習慣が多いと言われる
その中間の地域 両方が混ざる 境目ははっきりせず、地域や家庭で異なる

丸餅が多い理由として、「丸い形が円満を表す縁起のよい形」という説があり、角餅が多い理由として、「のし餅を切る方が一度に大量に作れる」という説があります。ただ、どれも昔から言われている話で、はっきりした決まりではありません。引っ越しや転勤で、住んでいる地域と親世代の習慣が違うことも多いので、境目はおおまかなものだと思っておくと安心です。

鏡餅も、丸く作ることが多いですが、飾り方には地域差があります。飾る日や片づけについては鏡餅はいつから飾る?、飾り方の基本は鏡餅の飾り方にまとめています。

お雑煮の地域差——すまし・白みそ・焼く煮るを早見表で

お雑煮は、餅の形だけでなく、汁の味も、餅の扱いも、地域や家庭で大きく変わります。ここでは、ごく大まかな「そう言われることが多い」傾向を早見表にしました。細かい違いは、同じ地域でも家ごとに違うので、目安としてご覧ください。

おおまかな地域 餅の形 汁の傾向 餅の扱い
関東など東日本 角餅が多いと言われる しょうゆ味のすましが多いと言われる 焼いてから入れる地域が多いと言われる
関西など西日本 丸餅が多いと言われる 白みそ仕立てが多いと言われる 焼かずに煮る地域が多いと言われる
中間・その他 地域や家庭による すましも白みそも、他の味つけもある 焼く・煮るの両方がある

焼いてから入れると、香ばしさが汁に移って、餅の形が崩れにくくなります。煮て入れると、餅がやわらかく、とろっとした食感になります。どちらが正解というわけではなく、好みと習慣です。

具材も、鶏肉、ぶり、里芋、大根、にんじん、かまぼこ、三つ葉など、地域でも家庭でもさまざまです。初めて作る人は、食べ慣れた味を思い出して、それを基準にするのが、いちばん迷いません。

ゆきこ( ゚Д゚)『お雑煮は「家ごとの味が正解」で、それぞれ違っていいものだと思います。誰かの味と比べて合わせなくても、自分が食べやすい形で作るのが、いちばん続けやすいですよね』

丸餅の焼き方・温め方——厚みがあるので、中まで温める

丸餅は厚みがある分、外側だけが焼けて、中が冷たいままになりやすいのが悩みどころです。焼く・煮る・レンジの三つの温め方で、気をつけることが違います。

丸餅の温め方、3つの方法1焼くトースターかフライパンふたをして蒸し焼きに様子を見ながら焼く→ 外だけ焦げやすい/2煮る汁やお湯の中で温める餅の形を見ながら長く煮すぎない→ 溶けて崩れやすい/3レンジ耐熱の器に餅と水短い時間ずつ足す説明書の範囲で→ 器も水も熱い
  • 焼く。丸餅は、強い火で焼くと外側だけが焦げて、中が固いままになります。フライパンなら、ふたをして蒸し焼きのようにする方法があります。詳しくは餅をフライパンで焼いて膨らまない時へ。トースターで焼く時のくっつきや焦げ目は餅をトースターで焼く方法へ。時間は機種や火力で変わるので、様子を見ながら
  • 煮る。汁の中で温めるので、中まで熱が届きやすい方法です。ただし、長く煮すぎると溶けて崩れるので、餅の形を見ながら
  • レンジ。耐熱の器に餅と水を入れて、短い時間ずつ。厚みがある分、角餅よりも様子を見る回数を増やしてください。手順は餅をレンジで温める方法にまとめています

丸餅は、焼いたあとも中が熱いことがあります。口に入れる前に少し置いて、小さく切って、よくかんで食べてください。子どもや高齢の人と食べる時は、そばで見守ってあげてください。焼かずにそのまま食べる考え方は餅を焼かずにそのまま食べる方法へ。

お雑煮に鶏肉がない時——うま味の代わりの考え方

お雑煮に鶏肉を入れる家は多いと言われますが、買い忘れたり、食べない人がいたりすることもありますよね。鶏肉の役目は、汁に出るうま味と、具としての食べごたえの二つです。この二つを、別の物で補う考え方をまとめます。

補いたいもの 代わりに使える物の例 ひとこと
汁のうま味 だし(昆布・かつお)、干ししいたけの戻し汁 鶏肉がなくても、だしがしっかりしていれば味は決まる
具の食べごたえ 豚肉、油揚げ、かまぼこ、ちくわ、厚めの野菜 それぞれ火の通り方が違うので、入れる順番を考える
肉を避けたい 野菜・きのこ・油揚げ・豆腐を多めに だしをしっかりとれば、味に困らない

具材によって火の通りが違うので、固い物(根菜)は先に、やわらかい物(かまぼこ・葉物)は最後に入れると考えておけば、困りません。

具を入れる順番の考え方1だしをとる昆布やかつお干ししいたけの戻し汁うま味のもとをつくる→ 肉の代わりの要→2固い物から大根やにんじん里芋などの根菜を先に肉や油揚げも早めに→ 火の通りが遅い順→3やわらかい物は後かまぼこや葉物餅も仕上げ近くに入れたら煮すぎない→ 崩れ防止

💡 この困りごとへの提案

お雑煮の汁は熱いまま食べるので、器の選び方も大切です。ふたつきの雑煮椀は、保温ができて、手にもやさしい形です。毎年使うなら、お正月の食卓で気分が上がる器があると嬉しいものです。


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角餅になる前ののし餅の切り方はのし餅の切り方、鏡餅を飾る時期は鏡餅はいつから飾る?、飾り方の基本は鏡餅の飾り方へ。丸餅を焼く時の注意は餅をフライパンで焼いて膨らまない時と餅をトースターで焼く方法に、レンジの手順は餅をレンジで温める方法にあります。

まとめ:丸餅と角餅は作り方と形の違い。丸餅は厚いので中まで温める

  1. 違いは作り方と形。丸餅は丸める、角餅はのして切る
  2. 西は丸餅、東は角餅が多いと言われる。境目はおおまかで、家庭でも違う
  3. お雑煮の汁や餅の扱いは、地域と家庭で違う。自分の食べ慣れた味を基準に
  4. 丸餅は厚いので、焼く・煮る・レンジとも様子を見ながら。時間は機種の説明書の範囲で
  5. 小さく切って、よくかんで食べる。子どもや高齢の人はそばで見守る

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

丸餅と角餅の違いの早見表:丸餅はちぎって丸めた形で厚みがあり中まで温まりにくい、角餅はのして切った平たい形で温まりやすい。西日本は丸餅、東日本は角餅が多いと言われるが境目はおおまかで家庭でも違う。お雑煮は関東はすまし汁で焼いた餅、関西は白みそ仕立てで焼かずに煮る地域が多いと言われる。丸餅を焼く時は外だけ焦げやすいのでふたをして様子を見る、煮る時は長く煮すぎない、レンジは耐熱の器に餅と水で短い時間ずつ、時間は機種の説明書の範囲で。鶏肉がない時はだしでうま味を補い、豚肉・油揚げ・かまぼこなどを具にする。餅は小さく切ってよくかんで食べ、子どもや高齢の人はそばで見守る

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