【図解あり】生チョコが分離した時の直し方——油が浮いた・ザラザラの原因と、なめらかに戻す手順

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生クリームを入れて混ぜていたら、急に表面にぎらぎらした油が浮いてきた。なめらかになるはずが、ざらざら、ぼそぼそしている。生チョコが分離したら、頭が真っ白になりますよね。バレンタインの前の日だと、なおさらです。

先に結論をひとつ。分離は、多くの場合ここから戻せます。コツは、温めた生クリームを少しずつ足して、ボウルの中心から小さく混ぜること。慌ててぐるぐる大きく混ぜ続けると、かえって悪化しがちなんです。状態の見分け方、原因、直す手順、冷やした後に気づいた時、次に分離させない作り方まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へこれは分離なの?→油・ざらざら・ぼそぼそを確認第1章へ ▶今すぐ直したい→温めた生クリームを少し足す第3章へ ▶冷やした後に気づいた→温め直してから同じ手順第4章へ ▶次は失敗したくない→クリームを温め、チョコを刻む第5章へ ▶

ケース別に読む:分離かどうか見分けたい人|原因を知りたい人|今すぐ直したい人|冷やした後に気づいた人|次は失敗したくない人

生チョコが分離したら——まず状態を見分ける

生チョコは、チョコレートの中の油(カカオバター)と、生クリームの水分をなじませて、なめらかな状態にしたものです。本来は混ざりにくい油と水分を、うまく混ぜ合わせている状態なので、温度や混ぜ方が少しずれると、バランスが崩れて「分離」が起こります。見た目はいくつかの形があるので、まず早見表で見分けてみてください。

見た目 分離の状態 戻せそうか
表面にぎらぎらした油が浮く 油と水分が分かれかけている 多くは戻せる。第3章の手順で
ざらざら・つぶつぶしている 混ぜすぎ、または温度差で粒ができた 戻せることが多い。少しずつ温める
ぼそぼそ・ぽろぽろ 水分が足りない、または固まりかけ 生クリームを足して戻す。固まった場合は別の章へ
つやがなく、重たい 混ざりきっていない 中心から小さく混ぜると変わることがある
焦げたにおいがする 熱すぎて傷んだ 戻さず、食べない

湯せんで溶かしている途中でボソボソに固まってしまった場合は、分離とは原因が違います。その時はチョコが湯煎で固まる時の原因と戻し方を先に見てください。

分離の原因——温度差・混ぜすぎ・熱すぎ・クリーム不足

原因を知っておくと、直す時も、次に作る時も楽になります。分離の元になりやすいのは、おおむね次の4つです。

  • チョコと生クリームの温度差が大きい。冷たい生クリームを、溶けたチョコに一気に入れると、急に冷やされて油が分かれやすくなります
  • 勢いよく混ぜた・混ぜすぎた。ぐるぐる大きくかき回すと空気が入り、粒が壊れて油が出やすくなります。泡立て器でかき回すのも、分離しやすい混ぜ方です
  • 熱すぎる。生クリームを強く沸かしすぎたり、チョコを高い温度で溶かしたりすると、油が分かれやすくなります
  • 生クリームの量が少ない。チョコに対して水分が足りないと、なじみきれずにぼそぼそします

ここで押さえておきたいのは、分離は「材料が悪い」というより「温度と混ぜ方」で起きやすいということです。使う生クリームの種類で固まり方や分離のしやすさが変わることもあるので、迷っている人は生チョコの生クリームはどれを使う?も読んでみてください。

分離を直す手順——温めた生クリームを少しずつ、中心から小さく

ここが最大の山場です。コツは、水分(生クリームか牛乳)を足して、チョコの中の油をもう一度なじませること。足す生クリームは冷たいままだと温度差でまた分かれやすいので、少し温めてから使います。

直し方は「温める→少し足す→中心から混ぜる」①クリームを温める湯気が立つくらいまで沸騰はさせない牛乳でも代用できる→ 温度差をなくす→②少しずつ足すスプーンに少しだけ一度に全部入れない足したら混ぜて様子を見る→ 少しずつがコツ→③中心から混ぜるボウルの真ん中で小さな円をかく広がったら外側へ→ つやが戻るまで
  1. 生クリームを少量温める。耐熱容器に入れて電子レンジで短く温めるか、小鍋で湯気が立つくらいまで。沸騰させる必要はありません。牛乳でも代わりになります
  2. 分離したチョコの真ん中に、ほんの少し足す。スプーンに少しだけ取って、ほんの少しから。一度に全部入れないでください
  3. ゴムべらで、足した所を中心に小さく混ぜる。小さな円を描くように。そこがなじんでつやが出てきたら、少しずつ円を外側へ広げていきます
  4. まだ分離が残っていれば、②と③を繰り返す。足しすぎるとゆるくなるので、様子を見ながら少しずつ

ハンドブレンダー(持ち手が棒状の小型の混ぜる道具)を持っている場合は、容器を傾けて短く回す方法もあります。回しすぎず、短く止めながら様子を見てください。なお、熱い生クリームやボウルでやけどしないよう、鍋もボウルも持つ時はふきんを使うと安心です。小さい子と作る時は、熱い物を扱う部分は大人の担当にしましょう。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、分離した瞬間は「もうダメだ」と思いがちですが、足す量は本当にほんの少しでいいんですよね。焦って大さじで入れるのが、いちばんの落とし穴だと思います』

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混ぜる道具は、ボウルの底や角までさっとなじませられる、耐熱のゴムべらがあると作業が楽です。中心から小さく混ぜるのにも向いています。


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冷やした後に分離に気づいた時——温め直してから同じ手順

型に流して冷蔵庫に入れ、固まった後で表面に油が出ていたり、切るとざらざらしていたりすることもあります。この場合、固まったまま混ぜようとしても、なめらかには戻りません。一度ボウルに移して、湯せんかレンジで少し温めて、やわらかくしてから、第3章と同じ手順を使います。

  • 固まった生チョコを細かく刻み、耐熱ボウルへ
  • 湯せんか、短いレンジ加熱でやわらかくする(熱くしすぎない)
  • 温めた生クリームを少しずつ足して、中心から小さく混ぜる
  • つやが戻ったら、型に流してもう一度冷やす

それでもなめらかに戻らない時は、無理に生チョコとして仕上げず、別の食べ方に変えてしまう手もあります。ホットチョコレートにしたり、トリュフの中身にしたり。状態別の使い道は湯煎に失敗したチョコの再利用にまとめています。ただし、焦げたようなにおいがする物は食べないでください。

次に分離させないために——温度・刻み方・混ぜ方

分離の多くは、作り方で防げます。押さえるポイントは3つです。

分離を防ぐOKとNGOK生クリームを温めてから入れるチョコを細かく刻む中心から小さく混ぜるゴムべらで静かに混ぜる両方の温度を近づけるNG冷たい生クリームを一気に入れる大きなかたまりのまま溶かす泡立て器で大きくかき回す強火でぐらぐら沸騰させる混ぜすぎる
  • チョコは細かく刻む。大きなかたまりが残ると、溶けるのに時間がかかり、焦って混ぜすぎる原因になります
  • 生クリームは温めてから、数回に分けて入れる。冷たいままだと温度差で分離しやすくなります
  • ゴムべらで中心から小さく混ぜる。最初は小さな円、なじんできたら広げます

牛乳で作る場合は、固まりにくさという別の悩みも出てきます。その時は牛乳で作った生チョコが固まらない時もあわせてどうぞ。また、生クリーム自体が分離してしまった場合は生クリームが分離した時の対処が参考になります。

できあがった生チョコは、冷蔵して早めに食べきるのが基本です。保存の考え方はチョコレートの保存で、パッケージの表示とあわせて確認してください。

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生クリームの種類で迷っている人は生チョコの生クリームはどれを使う?へ。牛乳で作って固まらなかった人は牛乳で作った生チョコが固まらない時、湯せんで溶かす段階でうまくいかなかった人はチョコが湯煎で固まる時の原因と戻し方、失敗した物の使い道は湯煎に失敗したチョコの再利用にまとめています。

まとめ:分離は慌てず、温めた生クリームを少しずつ。中心から小さく混ぜる

  1. 分離は、見た目で見分ける。油が浮く・ざらざら・ぼそぼそ。焦げたにおいの物は食べない
  2. 原因は温度差・混ぜすぎ・熱すぎ・クリーム不足。材料より作り方で起きやすい
  3. 直すなら、温めた生クリームをほんの少しずつ。足したら中心から小さく混ぜる
  4. 冷やした後は、温め直してから同じ手順。戻らなければ別の食べ方へ
  5. 次は、刻む・温める・静かに混ぜる。熱い物の扱いはやけどに注意

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

生チョコが分離した時の直し方の早見表:見分け方は、表面に油が浮く、ざらざらする、ぼそぼそする、つやがない。焦げたにおいがする物は食べない。原因はチョコと生クリームの温度差、勢いよく混ぜすぎ、熱すぎ、生クリームの量が少ないこと。直し方は、生クリームを湯気が立つくらいに温め、分離したチョコの真ん中に少しずつ足して、ゴムべらで中心から小さく混ぜ、つやが戻るまで繰り返す。冷やした後に気づいたら、刻んで温め直してから同じ手順。次に防ぐには、チョコを細かく刻み、生クリームを温めて数回に分けて入れ、静かに混ぜる。熱い物はやけどに注意し、冷蔵して早めに食べきる

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