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公園や雑木林を歩いていて、翼にきれいな青い模様のある鳥を見て、「あれ、カラスなのかな?」と首をかしげる。野鳥に興味を持ち始めた人なら、そんな場面はよくありますよね。カケスは名前をあまり聞かないわりに、林の近くで出会えることのある鳥です。ところが図鑑には「カラスのなかま」と書いてあって、見た目はまるで違うので、ますます混乱しやすいところです。
先に結論をひとつ。カケスはカラスのなかまと言われますが、体は茶色っぽいぶどう色で、翼に青と黒と白のしま模様があります。全身が黒いカラスとは、色を見れば区別がつきます。北海道にいるミヤマカケスは、頭の色が違うと言われます。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:カラスのなかまか知りたい人|色と大きさで見分けたい人|翼の青い所が気になる人|ミヤマカケスを知りたい人|ふるまいや声が気になる人|オナガと迷う人|林で観察したい人
カケスはカラスのなかま?——言われる理由と、見た目が違う理由
鳥の世界では、カラスの名前がつく鳥だけでなく、カケスやオナガ、カササギなども「カラス科」というグループにまとめられると言われます。つまりカケスは、分類のうえではカラスの親せきにあたる鳥です。「カラスのなかま」という言い方は、そのグループのことを指しています。
ただ、親せきだからといって見た目まで似ているとは限りませんよね。人間の家族でも、顔立ちがまるで違うきょうだいがいるのと同じです。カケスは全身が黒くなく、体は茶色っぽいぶどう色。翼には青いしま模様が入っていて、遠くからでも目を引きます。「カラスのなかま」と「カラス」は別の言葉だと考えると、頭の中が整理しやすくなります。
鳥の名前を調べる時には、まず「どのグループか」を考え、次に「その中のどの種類か」を見る、という順番が役に立ちます。カケスの場合は、グループが同じでも、色と模様を見れば種類の見当がつきやすい鳥です。
色と大きさで見分ける——早見表
見分けのいちばんの手がかりは、体の色と翼の模様です。大きさは数字より「ハトくらい」「カラスより小さめ」といった比べ方のほうが実際の観察では役に立ちます。
| 見る所 | カラス | カケス |
|---|---|---|
| 体の色 | 全身が黒い | 茶色っぽいぶどう色 |
| 翼の模様 | ほぼ黒一色 | 青・黒・白のしま模様 |
| 大きさの目安 | ハトより大きい | ハトくらい |
| よくいる場所 | 町・畑・水辺・林 | 雑木林・森・公園の林 |
| 飛び方 | ゆったり羽ばたく | 羽ばたきながら林の中を横切る |
表の内容は目安です。光の当たり方で、カラスの黒が青っぽく光って見えることもありますし、カケスも逆光だと暗い色の鳥に見えます。「全身が黒いか、茶色っぽいか」を最初に見て、迷った時は翼の模様を確かめる。この2段階で考えると落ち着いて判断できます。
翼の青いしま模様——どこにあって、どう見える?
カケスの翼の青は、広げた時だけでなく、たたんだ状態でも見えることがあると言われます。青と黒と白の細かいしまが並んでいて、遠目にはモザイクのような模様に見えるかもしれません。
また、飛び立つ時に腰のあたりの白っぽい色が見える、とも言われます。林の中では枝にとまっている姿より、さっと横切る姿を見ることのほうが多いかもしれません。そんな時は、体全体が茶色っぽいこと、翼に明るい色があることを覚えておくと、あとで図鑑と見比べやすくなります。
見えた特徴を、帰ってからメモしておくのもおすすめです。「色」「大きさはハトくらい」「翼の模様」の3つを書いておけば、図鑑のページを探す時の手がかりになります。
ミヤマカケスとの違い——北海道にいるカケスのなかま
「ミヤマカケス」という名前を、調べている途中で目にした人もいるかもしれません。ミヤマカケスは、北海道にいるカケスのなかまと言われています。体つきや翼の模様はカケスによく似ていますが、頭の色が違うと言われます。
- カケス:本州以南の林で見られると言われます。頭は白っぽく、黒い縦の線が入って見えます
- ミヤマカケス:北海道で見られると言われます。頭が茶色っぽく、カケスとは雰囲気が違います
見分けるためには「どこで見たか」も大きな手がかりになります。旅行先で見た鳥の写真を整理する時は、場所のメモも一緒に残しておくと、あとで種類を絞りやすいですよ。ただし、地域や個体によって見え方には幅があるので、頭の色だけで決めつけず、図鑑の説明と合わせて確かめてください。
どんぐりと鳴き声——カケスのふるまい
カケスは、秋にどんぐりなどの木の実をくわえて運び、地面や木の根もとにしまう習性があると言われます。しまった実が芽を出して、林が広がるきっかけになることもある、という話もあります。林の地面でどんぐりをくわえている鳥がいたら、カケスかもしれません。
声は、「ジェー」としわがれた感じに聞こえると言われます。ほかの鳥や物音に似た声を出すことがあるという話もあり、聞き慣れない声でも、近くにカケスがいることがあります。ただ、声だけで種類を決めるのは難しいので、姿と合わせて確かめましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『色と模様をメモしておくと、あとで図鑑を開いた時に答えが見つけやすいですよね』
青くて尾が長い鳥なら、オナガかもしれません
翼が青い鳥を見て「カケスだ」と思ったら、実はオナガだった、ということもあるようです。オナガは頭が黒っぽく、青みがかった長い尾をもつ鳥と言われます。カケスのように体が茶色っぽくはなく、全体が灰色と青で出来ているような印象です。尾の長さが決め手になりやすいので、翼だけでなく尾にも目を向けてみてください。
見分けのポイントをまとめると、茶色っぽい体+翼のしま模様=カケス、頭が黒っぽく尾が長い=オナガ、全身が黒い=カラス、という目安になります。
林で観察する時の決まり
カケスは雑木林や公園の林にいることが多く、人が近づくと警戒してすぐ飛び去ることがあります。観察のときは、鳥の様子だけでなく足元や周りへの気配りも大切です。
- 野鳥は法律で守られていると言われます。捕まえない、飼わない、巣やヒナに触らない、ヒナを拾わない、が基本です
- えさをやらない。どんぐりなどを置いて呼び寄せることもしません
- 双眼鏡で離れて見る。近づくと驚いて飛び去ってしまいます
- 子どもは大人と一緒に。林の中は足元がぬかるんだり、枝が落ちていたりします
- 犬や猫、小鳥を連れている時は、野鳥に近づけないようにします
- 公園や私有地ではその場所の決まりに従う。木の実や落ち葉、鳥の羽を持ち帰らず、入ってよい場所だけを歩きます
こうして離れて見ていると、鳥のほうも落ち着いて行動してくれるので、観察できる時間が長くなります。くわしい道具選びは双眼鏡を買って後悔した7つの理由で触れています。
子どもに聞かれた時の答え方
「あの青い羽の鳥はなに?」と子どもに聞かれたら、最初は「森にすんでいる鳥だよ」くらいで通じます。そのあと「体の色はどんな色かな。羽にしまはあるかな」と一緒に探すと、見る目が育つ遊びになります。答えを急がなくても、見たことをことばにする練習になりますよね。
- カラスと同じ? なかまではありますが、色も模様も違います。「親せきだけど顔が違う」と伝えると分かりやすいです
- 青い羽を拾っていい? 羽は拾わずに、その場で見るだけにします。公園の中には持ち帰りを禁じている場所もあります
- 家の庭にも来る? 林の近くの庭には来ることがあると言われますが、えさ台をかけたり、えさをやったりはしないでください
💡 この困りごとへの提案
野鳥の見分けは、一度に全部の種類を覚えようとしないのが続けるコツです。まず「黒い」「茶色っぽい」「青い」と大きく分け、あとから種類を足していきましょう。持ち歩ける野鳥図鑑が1冊あると、林の鳥のページをすぐ開けて、見比べやすくなります。
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同じ林の鳥で、青い小鳥を探したい人はルリビタキはどこにいる?もどうぞ。赤い所のあるキツツキを調べたい人はアカゲラとキツツキの違いへ。観察に使う道具は双眼鏡を買って後悔した7つの理由が参考になります。観察から帰って台所のトースターのヒーター管の焦げが気になったら、トースターのヒーター管の焦げの記事も役に立ちます。
まとめ:カケスはカラスのなかま。色は茶色っぽく、翼に青いしま模様
- カケスはカラスのなかまと言われます。ただし見た目はカラスと大きく違います
- 体は茶色っぽいぶどう色。全身が黒ければカラスの手がかりです
- 翼に青・黒・白のしま模様があるのがカケスの目印です
- ミヤマカケスは北海道と言われ、頭の色が違います。青くて尾が長ければオナガかも
- 野鳥は触らず、えさもやらない。離れて静かに双眼鏡で見ます
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手順を1枚にまとめています。



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