アケビとムベの違い——葉の数と冬の葉で見分ける。ゴヨウアケビも

家事

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散歩道や庭のフェンスに、つるが絡まって、手のひらのような形の葉がついている。アケビかな、それともムベかな、と迷うことはありませんか。名前も雰囲気も似ていて、並べて説明されることが多い二つですが、実は見分けるコツがあります。

先に結論をひとつ。葉の数と、冬の葉を見ると、ほとんど迷いません。アケビは小葉が5枚で冬に葉を落とし、ムベは同じなかまでも冬に葉が残る、と言われます。ミツバアケビやゴヨウアケビも出てくるので、早見表で整理していきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ冬も葉が残っている→厚くてつやのある葉を見る第1章へ ▶小葉が3枚→ミツバアケビのなかま第2章へ ▶小葉が5枚で薄い→アケビの可能性第2章へ ▶どちらにも似ている→ゴヨウアケビも見る第3章へ ▶実が気になる→見知らぬ実は口に入れない第4章へ ▶

ケース別に読む:冬も葉がある人|小葉の数で見分けたい人|ゴヨウアケビが気になる人|実や子どもが気になる人

4コマ漫画|アケビとムベの見分けどっちだろう散歩道1似た葉のつるを見つける?実だけ見て決めようNG2実だけでは迷いやすい葉を数えよう正解3小葉の数を数える冬の葉も見よう結果4冬に葉が残るかで決める

いちばんの違い——冬に葉を落とすか、残すか

見分けるのに、いちばん分かりやすいのが冬の様子です。アケビは、寒くなると葉を落とす落葉のつる植物です。一方のムベは、冬になっても葉が残る常緑と言われます。冬の庭で、つるに緑の葉がしっかりついていたら、ムベの可能性が高くなります。

ただ、冬に見かけるチャンスがないこともありますよね。そんな時は、葉の厚さを見てください。ムベの葉は、手で触ると厚みがあり、表面につやがあると言われます。アケビの葉は、それに比べて薄く、つやも控えめな印象です。

実のつき方にも違いがあります。ムベは、熟しても実が割れないと言われます。アケビは、熟すと実が裂けるように割れる、と言われています。ただ、実がなる時期以外には確かめられませんし、庭や公園の実に近づいて確認する必要もないので、まずは葉で見分けるのがおすすめです。

常緑と落葉の違いは、庭づくりでも大事なポイントです。冬も葉が残るつるは、冬の間も目隠しになりますが、そのぶん葉の掃除や、広がりへの目配りは一年中続きます。落葉するつるは、冬に枝がすっきりして、日当たりもよくなります。どちらが合うかは、庭の使い方で変わりますよね。

小葉の数で見分ける——3枚か、5枚か、5枚から7枚か

次に、葉の形を見ましょう。アケビのなかまの葉は、1枚に見えて、実は小さな葉がいくつか集まった形です。この小さな葉を小葉と呼びます。この小葉の数が、見分けの手がかりです。

名前 小葉の数 冬の葉 葉の印象
アケビ 5枚 落とす 薄く、縁がなめらか
ミツバアケビ 3枚 落とす 縁に波のような切れ込み
ゴヨウアケビ 5枚のことが多いと言われる 落とす 両者の間の印象
ムベ 5枚から7枚 残る 厚くつやがある
小葉の数と冬の葉1アケビ小葉は5枚冬は葉を落とす2ミツバ小葉は3枚冬は葉を落とす3ゴヨウ間の物と言われる見分けが難しい4ムベ小葉は5〜7枚厚く冬も残る

数え方のコツは、1本の葉柄の先に、小葉がいくつ集まっているかを見ること。落ち葉や、風で向きが変わった葉だと数えにくいので、1か所ではなく、何か所かの葉で確かめてみてください。育った環境で小葉の数が前後することもあるので、数だけで決めつけないのがコツです。

観察する時は、公園や他人の敷地の植物を引っ張ったり、持ち帰ったりしないでください。見るだけにしましょう。猫や犬を連れている時は、葉や実をかじらないように気をつけてください。

見分ける順番は3つ1冬の様子を見る葉が残っているか落ちているか→2小葉を数える3枚か5枚か5〜7枚か→3厚さとつや見た目で比べる無理に触らない

順番にやると、迷いにくくなります。冬の様子→小葉の数→葉の厚さとつや。この三つを見て、答えが食い違う時は、季節を変えてもう一度見てみてください。ひとつの手がかりだけで決めると、取り違えやすくなります。

葉を見る時は、つるを引っ張ったり、枝を折ったりしないこと。庭先なら、持ち主の許しを得てから。公園の植物は、見るだけにしましょう。

ゴヨウアケビとは——アケビとミツバアケビの間と言われる物

「五葉」とつく名前のせいで、「アケビのことでは?」と思う人もいます。ゴヨウアケビは、アケビとミツバアケビの間のような特徴をもつ物と言われています。小葉の数や葉の縁の形が、両方の特徴を合わせたように見えることがあるのです。

ここが、見分けが少し難しい理由です。アケビの小葉は縁がなめらか、ミツバアケビは縁に波があり、ゴヨウアケビはその中間のような印象になります。迷った時は、「アケビのなかま」までで止めておくのも、ひとつの方法です。細かい種類まで決めようとして、行き詰まる必要はありません。

💡 この困りごとへの提案

もっと詳しく知りたい時は、園芸植物の図鑑や、自治体の植物園、地域の園芸店で聞くのが確実です。図鑑は、写真と見分けの説明がついている物が使いやすく、葉の形で引ける物なら、庭先でも調べやすくなります。


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実のこと・子どもとペット——見知らぬ実は口に入れない

アケビやムベは、実がなる植物としても知られています。食べられると言われる実もありますが、庭や公園、散歩道で見かけた実は、口に入れないでください。観賞用の草花や木の葉・花・実・根は、口に入れないのが基本です。小さな子が、落ちている実を拾って口に運ぶことがあります。見つけたら、そっと遠ざけてください。

誤って口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡しましょう。ペットがかじった時も、動物病院に相談してください。

庭に植えるかどうかを考えている人は、広がり方や境の考え方も大切です。つるの勢いや、隣家との境の話はアケビは庭に植えてはいけない?にまとめています。この記事とは段落を分けているので、あわせて見てもらうと整理しやすいはずです。

ゆきこ( ゚Д゚)『見分けは、冬の葉と小葉の数。この二つさえ覚えておけば、散歩のときにも迷いにくいですよね』

名前の話と、似た植物の見分け——慌てず少しずつ

ムベという名前には、昔からの言い伝えがあると言われます。名前の由来は諸説あるので、気になる人は図鑑や植物園の案内を見てみてください。

つる植物は、ほかにも似た形の葉のものが多くあります。葉が5枚に見えても、アケビのなかまではないものもあります。1か所だけ見て決めない、季節を変えてもう一度見る、この二つを意識すると、見分けが楽になります。春と秋、そして冬と、季節ごとに同じ場所を見るのも楽しみ方のひとつです。

庭の木やフェンスに絡んでいて、隣家の敷地に広がりそうな時は、話し合いが基本です。集合住宅の共用部なら、管理規約を先に確認してください。

よくある質問

Q. 冬だけで見分けられる?
A. 冬に葉が残っていればムベの可能性が高いと言われます。ただ、冬でも落ち葉が残る年もあるので、小葉の数や厚さも合わせて見てください。

Q. 実がなっていない時はどうする?
A. 葉の数と厚さで見分けられます。実は、見分けの決め手にしなくて大丈夫です。

Q. 育てるなら鉢でもいい?
A. 鉢でも育ちますが、つるは伸びるので支柱が要ります。鉢の準備はプランターに鉢底石はいらない?が参考になります。

Q. 庭の木に絡んでいるのはどちら?
A. 絡んでいる場所に関係なく、葉で見分けます。つるが木に巻きついて広がるのは、どちらにも見られると言われます。大切な木に絡んでいて困る時は、手の届く範囲まで切るか、造園業者に相談してください。

Q. 苗を買う時はどう見分ける?
A. 苗には名前のラベルがついているので、まずそれを確かめます。ラベルがない時は、園芸店の人に聞くのが確実です。ラベルの名前と、育ってきた葉が食い違う時も、店に相談してみてください。

あわせて読みたい

つるの広がりや越境が気になる人はアケビは庭に植えてはいけない?、地下で増える草花の減らし方はホタルブクロが増えすぎた時も、あわせてどうぞ。

まとめ:迷ったら冬の葉と小葉の数。実は口に入れない

  1. 冬に葉が残るならムベの可能性が高い。アケビは冬に葉を落とす
  2. 小葉の数を数える。アケビは5枚、ミツバアケビは3枚、ムベは5〜7枚
  3. ゴヨウアケビはアケビとミツバアケビの間と言われる。迷ったら「アケビのなかま」まで
  4. 何か所かの葉と、季節を変えて確かめる。数だけで決めつけない
  5. 庭や散歩道の実は口に入れない。子どもとペットにも気をつける

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

アケビとムベの違いの早見表:アケビは小葉が5枚で冬に葉を落とす。ミツバアケビは小葉が3枚。ゴヨウアケビはアケビとミツバアケビの間のような物と言われる。ムベは同じなかまでも冬に葉が残る常緑で、小葉は5枚から7枚、葉が厚くつやがあり、実は熟しても割れないと言われる。見分けるには冬の様子、小葉の数、葉の厚さを見る。何か所かの葉で確かめ、季節を変えてもう一度見る。庭や散歩道の実は口に入れず、子どもやペットが拾って口に入れないよう気をつける

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