ソテツの葉が黄色くなる時——古い葉・日当たり・冬の寒さ・水のやりすぎの見分け方

家事

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「ソテツの葉が、いつの間にか黄色くなってきた」。気づくとドキッとしますよね。枯れてしまうのか、何か悪いのか、このまま様子を見ていいのか。迷って当然です。ソテツはどっしりした木に見えるぶん、葉の色が変わると余計に心配になります。

先に結論をひとつ。株の下側や外側にある古い葉から黄色くなっていくなら、新しい葉と入れ替わる自然な流れのことが多いと言われます。気をつけたいのは、全体が黄色い、新しい葉まで色が抜けている、冬や急な冷え込みのあとに変わった、という場合です。そのときは日当たり・水・寒さ・鉢の大きさを、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ下の葉だけ黄色い→古い葉の入れ替わりかも→第1章全体が黄色い→日当たりと水を見直す→第2章冬に急に黄色くなった→寒さの影響を考える→第3章鉢の底から根が出る→鉢の大きさを見る→第4章新芽が出てこない→暖かくなるまで待つ→第6章

ケース別に読む:下の葉だけの人|全体が黄色い人|冬に黄色くなった人|鉢の底から根が出ている人|黄色い葉を切りたい人|新芽が出ない人|ペット・子どもがいる人

4コマ漫画|ソテツの葉が黄色い1葉が黄色い…どうしよう鉢のソテツの葉が気になる2✕全部切っちゃえ全部切ると株が弱るかも3✓下の葉だけだ新しい葉は緑どこから黄色いかを見る4✓手袋で古い葉を切ろう手袋と長袖で、手の届く所だけ

下の葉だけ黄色い時——古い葉の入れ替わりかもしれません

ソテツは、幹の先から新しい葉を出して、古い葉が下に垂れていく育ち方をします。そのため、株の下側や外側の葉だけが黄色くなって、上の新しい葉は緑のままなら、入れ替わりの途中ということが少なくありません。人の髪が自然に抜け替わるのに近い感覚です。

確かめ方は簡単で、次の3点を見ます。

  • 黄色いのは、下側や外側の古い葉だけか
  • 上の新しい葉は、緑色でしっかりしているか
  • 幹や株元が、ぐらぐらしたりやわらかくなったりしていないか

この3つがそろっていれば、慌てて手を入れなくても大丈夫なことが多いです。逆に、株元がやわらかい、いやなにおいがするという時は、根や幹が傷んでいる可能性があります。その場合は自分で判断せず、園芸店や造園業者に見てもらってください。

全体が黄色い時——日当たりと水を順番に見る

下の葉だけでなく、全体が淡い黄色になってきた、新しい葉まで色が薄い、という時は、育つ環境を見直すタイミングです。ソテツは日当たりのよい所を好むと言われます。反対に、水の与えすぎが重なると、根が弱って葉に出ることがあります。

全体が黄色い時に見直す3つ1日当たり影になっていないか動かせる鉢なら少しずつ明るい所へ→2水土の乾き方を見る受け皿の水は捨てる冬は控えめに→3鉢底から根が出る水はけが悪い相談は園芸店へ
見え方 考えられること まず見ること
下側・外側の古い葉だけ 古い葉の入れ替わり 上の新しい葉が元気か
全体が淡い黄色 日当たり不足、置き場所 建物や木の影になっていないか
土がいつもしめって、しおれ気味 水のやりすぎ、水はけの悪さ 土の乾き方、受け皿にたまった水
冬や寒波のあとに変色 寒さ、霜、冷たい風 置き場所、冬の間の様子
鉢の底から根が出ている 鉢が窮屈になっている 鉢の大きさと水はけ
葉に白い点々や虫 葉につく虫の可能性 園芸店や造園業者へ相談

水やりは、季節と置き場所で目安が変わります。土の表面が乾いてから与えるのが基本で、受け皿に水がたまったままにしないことが大切です。「心配だから毎日あげる」が、いちばん多い落とし穴かもしれません。地植えの場合は、雨だけで足りていることもあるので、むやみに足さないほうが安心です。

冬に急に黄色くなった時——寒さの影響を考える

ソテツは寒さにわりと強い植物と言われますが、これは地域や株の年数で差があります。霜に当たった、冷たい風が続いた、急に冷え込んだ、というあとに葉が黄色や茶色になる例は少なくありません。

  • 傷んだ葉を、冬のうちに慌てて切らない。残った葉が幹を守る役目をするとも言われます
  • 鉢植えなら、寒い間は軒下や室内の明るい場所に移す方法があります。重いので、無理に動かさず、人手を借りてください
  • どこまでが安全な寒さかは、地域で違います。苗や株を買った園芸店、お住まいの自治体や地域の園芸情報が参考になります

春になって気温が上がってから、新しい葉の様子を見て、どの葉を切るか決めても遅くありません。

鉢の底から根が出ている時——鉢が小さくなっているかも

鉢植えのソテツで、鉢の底の穴から根が出ている、水がしみ込みにくい、というサインが重なると、鉢の中が根でいっぱいになっているのかもしれません。この場合、水やりを増やしても解決しにくく、全体が黄色くなる原因になることがあります。

ただし、植え替えは重くて大がかりな作業です。ソテツは根も幹も硬くて重く、慣れていないと腰や手を痛めます。迷ったら園芸店や造園業者に相談してください。抜いた古い土の処分は、植木鉢の土の捨て方に自治体で違う理由をまとめています。

黄色い葉の切り方——葉の先がとがるので手袋と長袖で

黄色くなった葉が気になって切りたい時は、いくつか守ることがあります。まず、ソテツの葉の先はとがっていて、刺さると痛いことです。素手や半袖で触らず、厚手の手袋と長袖を使います。顔の近くに葉が来る場合は、目を守るのも忘れずに。

黄色い葉を切る3つの手順1守る厚手の手袋と長袖葉の先がとがって刺さります→2切る黄色や茶色の葉をつけ根の近くで刃先は自分に向けない→3片づける切った葉は束ねる自治体の分別で出すはさみは手の届かない所
  • 切るのは、すっかり黄色や茶色になった葉。まだ緑が残る葉は、残しておくほうが無難です
  • 幹を傷つけないよう、葉のつけ根の近くで切ります
  • はさみは、刃先を自分に向けない。使い終わったら刃を閉じて、子どもの手の届かない場所へ
  • 手が届く高さまでにします。脚立に乗って切る作業は、しないほうが安全です
  • 切った葉は、とがった先で袋が破れたり人が刺されたりしないよう束ねて、自治体の分別どおりに出します

新芽が出ない時——春から夏まで待つ考え方

「古い葉は黄色いのに、新しい芽が出てこない」。これも心配になりますよね。ソテツは、気温が上がる季節に新しい葉を出すことが多いと言われますが、年や株によってずれます。冷えた年や、株が弱っている年は遅れることもあります。

焦って水を増やしたり、大きく動かしたりしないで、まずは暖かくなるまで見守ります。それでも出てこない、株元がやわらかい、においがする、という時は、園芸店や造園業者に見てもらうのが安心です。

ペットと子ども、大きな株の時——口に入れない・業者に頼む

ソテツで特に覚えておきたいのは、種や葉は有毒と言われることです。犬や猫が口にすると危ないとされ、小さな子どもが赤っぽい種を拾って口に入れる心配もあります。観賞用の植物なので、料理の飾りなどにも使いません。

ペットと子どもの安全✕こうなると心配種や葉を口に入れてしまう犬や猫がかじる子どもが拾う✓こうしておく種は手袋で拾う近づけないかじったら病院へ大きな株は業者へ
  • 落ちている種は、手袋をして拾い、子どもやペットの手の届かない所へ
  • 犬や猫がかじっていたら、動物病院へ。人が口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡します
  • 集合住宅の共用部や、公園のソテツは、持ち帰らない・勝手に切らない。管理規約や管理者に従います
  • 葉が隣家にはみ出す時は、話し合いで
  • 幹が太い、背が高い、手が届かない株は造園業者へ。強い剪定や幹を切る作業は、自分で手を出さないほうが安全です

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、ソテツは黄色くなった葉をすぐ切るより、まず「どこから」黄色いかを見るほうが早いと思います。下だけなのか、全体なのかで、考えることがぜんぜん違いますよね』

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まとめ:下の葉だけなら入れ替わり。全体が黄色い時は日当たり・水・寒さ・鉢を順に

  1. 下側の古い葉だけなら、自然な入れ替わりのことが多い。上の新しい葉を確かめる
  2. 全体が黄色い時は、日当たり・水・寒さ・鉢の順に見直す
  3. 黄色い葉は、厚手の手袋と長袖で。手の届く高さまで、脚立には乗らない
  4. 種や葉は口に入れない。犬や猫、小さな子どもを近づけない
  5. 大きな株や幹、株元がやわらかい時は、造園業者か園芸店へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ソテツの葉が黄色くなる時の早見表:下側や外側の古い葉だけなら入れ替わりのことが多い、上の新しい葉と株元を確かめる。全体が黄色い時は日当たり、水のやりすぎと受け皿の水、冬の寒さや霜、鉢が窮屈になっていないかを順に見る。黄色くなった葉を切る時は葉の先がとがるので厚手の手袋と長袖、手の届く高さまで、脚立には乗らない。新芽が出ない時は暖かくなるまで待つ。種や葉は口に入れず、犬や猫、子どもを近づけない。大きな株や幹、株元がやわらかい時は造園業者か園芸店へ相談する

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