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夏から秋にかけて、草むらや木の下で、大きなキリギリスのような虫を見かけることがありますよね。「これはキリギリス?それともヤブキリ?」と調べると、どちらも似た写真が並んでいて、なかなか決められません。緑色のものも、茶色いものもいるので、さらに迷います。
先に結論をひとつ。ヤブキリは、木の上ややぶにいることが多く、体が緑色で大きめと言われます。キリギリスは、草地にいることが多く、体が太めで、羽に黒い点があるとされます。ただし、ヤブキリにも茶色っぽい個体がいるので、色だけでは決めきれません。いる場所の高さと体つきを重ねて見ていきましょう。
ケース別に読む:見分けの早見表を見たい人|いる場所で見分けたい人|茶色い虫を見た人|かむか心配な人・家に入ってきた人|子どもと観察する人
見分けの早見表——場所の高さ・体の色・羽の模様
見る所を絞ると、見分けがぐっと楽になります。いる場所の高さ、体の色と太さ、羽の模様。この3つを順番に見ていきましょう。下の表は、あくまで目安です。
| 見る所 | ヤブキリ | キリギリス |
|---|---|---|
| いる場所 | 木の上、林のふち、やぶなど、高めの所 | 日当たりのよい草地、背の低い草むら |
| 体の色 | 緑色が多い。茶色っぽい個体もいる | 緑色の個体も、茶色っぽい個体もいると言われる |
| 体つき | がっしりして、大きめに見える | 全体に太めで、ずんぐりして見える |
| 羽の模様 | 背中に茶色っぽい帯が入ることが多い | 羽に黒っぽい点が散らばる |
| 鳴き声の聞きなし | ー | 「ギー・チョン」と聞こえると言われる |
| 見られる季節 | 夏を中心に、秋口まで | 夏から秋 |
表の中でいちばん頼りになるのは、羽の黒い点です。羽に黒っぽい点がぽつぽつと散らばっていれば、キリギリスの可能性が高いと言われます。ヤブキリは、背中に茶色い帯のようなものが通っていて、点が目立たない個体が多いようです。
体つきも見てみましょう。ヤブキリは大きめでがっしりしていますが、キリギリスはそれよりさらに丸みを帯びて、太く見えることがあります。ただ、成長の途中の幼虫は、どちらも似た姿をしています。成虫になってから見分けるのが確かです。
いる場所の高さで見分ける——木の上か、草地か
見つけた場所の高さは、とても大事な手がかりです。木の枝や、背の高いやぶの中で見かけたなら、ヤブキリの可能性が上がります。名前に「ヤブ」が入るのも、やぶにいることが多いからと言われます。
一方、日当たりのよい草地や、背の低い草むらの中で見かけたなら、キリギリスの可能性が高くなります。地面に近いところで、草を伝って動いている印象です。
もちろん、例外もあります。ヤブキリが草むらに降りてくることもありますし、キリギリスがやや高い草の上にいることもあるでしょう。場所は決め手ではなく、「見分けのヒント」と考えるのがちょうどいいです。
細くて、背中が茶色っぽい緑のキリギリスのなかまを見たなら、ウマオイかもしれません。ウマオイとの違いは、ヤブキリとウマオイの違いで見分け方を整理しています。ここでは、大きめで太めのなかまに絞ります。
見つけた時は、「地面から何くらいの高さにいたか」を、頭の中で覚えておくといいですよ。膝より低いのか、目の高さか、見上げる高さか。その違いだけでも、あとで図鑑や写真と照らし合わせる時の手がかりになります。メモアプリに「木の上・緑」「草むら・茶色」と一言残しておくのもおすすめです。
茶色いヤブキリもいる——体の色には個体差がある
「ヤブキリは緑色」と覚えていると、茶色っぽい個体に出会った時に、「別の虫かな」と戸惑います。でも、ヤブキリにも茶色っぽい個体がいると言われます。同じ種類でも、色合いに個体差があるんです。
茶色い虫を見た時は、次の順番で考えてみてください。
- いる場所の高さを思い出す。木の上ややぶなら、ヤブキリの可能性があります
- 羽に黒い点を探す。点がぽつぽつあれば、キリギリスに多いと言われます
- 背中の帯を見る。茶色い帯が通っていれば、ヤブキリに多いと言われます
それでも迷う時は、無理に決めなくて大丈夫です。写真を撮っておけば、あとで図鑑と見比べられます。撮る時は、真上から背中、真横から全身を、少し離れた所から撮るのがおすすめです。虫に近づきすぎると、驚いて跳ねたり、かんだりすることがあります。
かむことがある——素手でつかまない・家に入ってきた時
ヤブキリもキリギリスも、小さな虫を食べる肉食寄りの虫と言われ、あごが強いことがあります。つかまえようとして、指をかまれることもあるので、素手でつかまないようにしましょう。かまれて腫れや痛みが続く時は、医療機関に相談してください。
- 素手でつかまない。指を近づけて、かませようとしない
- 殺さない、叩かない。つぶしたりしません
- 羽や脚を持たない。傷つけてしまいます
- 見るだけにする。写真は少し離れて撮ります
夜に窓を開けていると、明かりに寄ってきて、家に入ってくることがあります。壁やカーテンにとまっていたら、素手で触らず、コップをかぶせて、下に紙を差し込み、そのまま外の草や木の根元へ放してください。
- 虫の上から、コップをそっとかぶせます。押さえつけないようにします
- コップと壁の間に、厚めの紙をゆっくり差し込みます
- 紙をコップの口に当てたまま、外の草や木の根元へ運びます
- コップを傾けて、そっと放します
入ってくる場所が気になる時は、網戸のすき間を見直します。網戸を閉めてるのに虫が入る原因に、見直す所をまとめています。
コップと紙は、特別な道具でなくても、台所にあるもので間に合います。割れやすいガラスのコップより、透明なプラスチックのコップのほうが、落としても安心で、中の様子も見えて扱いやすいです。紙は、チラシやカレンダーの裏でも使えます。虫が落ち着かない時は、少し時間を置いてから、もう一度やってみてください。
観察する時の決まり——つかまえない・持ち帰らない
草むらや公園で虫を見る時は、虫にも人にも、無理のない形がいちばんです。守りたいことを、短くまとめます。
- つかまえない。見つけたら、その場で眺めるだけにします
- 持ち帰らない。公園や河川敷、学校のまわりの虫は、その場に残します
- 公園の決まりを守る。立ち入りできない場所には入りません。草や木の枝を折ったりもしません
- 人の庭をのぞかない。私有地の中の虫を見たくても、道から見える範囲にとどめます
- 犬や猫を近づけない。追いかけたり、口にくわえたりしないよう、短いリードや見守りで気をつけます
- 子どもと一緒に。つかまえたい気持ちが出たら、「かむことがあるから、見るだけにしよう」と理由を添えて伝えます
観察のあとは、手を洗う習慣も一緒に。草むらに入る時は、足元に気をつけて、長ズボンや靴を選びましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『名前を決めるのは、写真を撮ってからでも遅くないと思います。まず素手で触らないことのほうが、大事ですよね』
💡 この困りごとへの提案
羽の黒い点や背中の帯は、肉眼だと見落としがちな細かい模様です。写真を撮ったあと、画面で拡大するほか、手持ちの虫眼鏡で図鑑の模様と見比べるのも便利です。
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緑のキリギリスのなかまを細めの体つきで見分けたい人はヤブキリとウマオイの違いへ。虫が家に入ってくる入り口は網戸を閉めてるのに虫が入る原因もどうぞ。ちなみにお弁当の準備では、冷凍焼きそばは解凍してからレンジ?凍ったまま?もあわせて読めます。
まとめ:場所の高さと羽の黒い点を見る。素手でつかまず、コップと紙で外へ
- ヤブキリは木の上ややぶに多く、緑で大きめ。キリギリスは草地に多く、太めで羽に黒い点がある
- ヤブキリにも茶色っぽい個体がいる。色だけで決めない
- 迷ったら、いる場所の高さと羽の点を見る。決められなくても大丈夫
- かむことがあるので、素手でつかまない。殺さない、叩かない
- 家に入ったら、コップをかぶせて紙を差し込み、外の草や木の根元へ。つかまえず、持ち帰らない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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