キチョウとキタキチョウの違い——呼び名が変わった黄色いチョウ

生活

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公園や道ばたで、ひらひらと飛ぶ黄色い小さなチョウを見かけると、「これはキチョウかな」と気になりますよね。調べてみると、図鑑やサイトによって「キチョウ」と書かれていたり「キタキチョウ」と書かれていたりして、どちらが正しいのか迷う人も多いようです。

先に結論です。以前はまとめてキチョウと呼ばれていたチョウが、のちに2つに分けられました。本州などでふつうに見る黄色い小さなチョウは、今はキタキチョウと呼ばれることが多く、古い図鑑ではキチョウと書かれていることがあります。羽に丸い紋があるモンキチョウは、見分けやすいチョウです。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ黄色い小さなチョウの名前は?→キチョウとキタキチョウの話第1章へ ▶羽に丸い紋があった→モンキチョウとの見分け第2章へ ▶観察の決まりを知りたい→手でつかまない・持ち帰らない第3章へ ▶写真や記録を残したい→羽を閉じた姿と開いた姿を撮る第4章へ ▶

ケース別に読む:名前が知りたい人|羽に丸い紋があった人|観察の決まりを知りたい人|写真や記録を残したい人|図鑑を探している人

4コマ漫画|キチョウとキタキチョウ、呼び名の話ひと目見て黄色いチョウ名前は?キチョウ?キタキチョウ?1やりがちなNG手でつかまえちゃおう手でつかまない2正しい対処丸い紋があるかな?紋があればモンキチョウ3見たあとは写真と図鑑で確かめよう呼び名は図鑑で確認4

呼び名が変わったわけ——まとめて「キチョウ」から、2つへ

以前は、黄色い小さなチョウは、まとめて「キチョウ」と呼ばれていました。のちに、そのチョウが2つに分けられたのです。そのため、本州などでふつうに見る黄色い小さなチョウは、今ではキタキチョウと呼ばれることが多くなっています。

古い図鑑や、昔に書かれた観察記録では、同じチョウが「キチョウ」と書かれていることがあります。新しい本では、キタキチョウと載っていることが多いので、図鑑を選ぶ時は、出版された時期も見ておくと迷いにくくなります。どちらの名前で書かれていても、間違いというわけではありません。

呼び名は、こう変わりました以前の呼び名まとめてキチョウと呼ばれた1今の呼び名キタキチョウと呼ばれることが多い2モンキチョウ羽に丸い紋があるので見分けやすい3

南の島などで見た時は、場所によって呼び名の扱いが変わることもあるので、図鑑の分布で確かめてください。年や細かい経緯は、気にしなくて大丈夫です。「呼び名が分けられて、今はこうなっている」と大づかみに覚えておけば、日々の観察には困りません。

名前が変わると、「いままで覚えていたのは何だったの」と戸惑いますよね。でも、チョウそのものが変わったわけではありません。見た目や飛ぶ姿は同じまま、人間の呼び方が整理されただけだと考えると、気が楽になります。

モンキチョウとの見分け——羽に丸い紋があるか

同じように黄色いチョウでも、モンキチョウは羽に丸い紋があるので、見分けやすいほうです。見る順番は、次の3つです。

  1. 羽の丸い紋を探す。紋があれば、モンキチョウを疑います
  2. 紋がなければ、小さな黄色いチョウとして、キタキチョウを疑います
  3. 迷ったら、写真を撮って図鑑と見比べます
見る所 モンキチョウ キタキチョウ
羽の丸い紋 ある 丸い紋はない
呼び名の歴史 以前から別の名前で呼ばれている 以前はキチョウにまとめられていた
迷った時 写真を撮って図鑑で確かめる
羽の丸い紋で見分けるモンキチョウ羽に丸い紋がある1キタキチョウ丸い紋はない2迷った時写真を撮って図鑑で確かめる3

あくまで目安です。羽を閉じて止まっているか、開いているかで、見える模様が変わることがあります。見えた範囲で確かめて、決めきれない時は無理に当てなくて大丈夫です。

モンキチョウとキタキチョウを見比べたい時は、同じ場所でゆっくり待ってみるのも手です。羽を開いたり閉じたりする瞬間に、丸い紋が見えることがあります。じっと待つほうが、追いかけるよりずっと見やすくなります。

観察の決まり——手でつかまない、持ち帰らない

チョウの羽は、細かい粉のようなもので覆われています。素手でつかむと、その粉が落ちて、飛びにくくなってしまいます。見るだけにして、そっとしておいてください。次の決まりを守ると、チョウにもあなたにも負担がありません。

  • 手でつかまない。羽の粉が落ちて、飛びにくくなります
  • 持ち帰らない。見つけた場所で、そのまま見送ります
  • 卵や幼虫、さなぎに触れない。葉の上で見つけても、そのままにします
  • 花や枝を折らない。草花を摘んだり、持ち帰ったりもしません
  • 私有地や立入禁止の場所に入らない。道や公園の決まりを守ります
  • 子どもと一緒に、犬は放さない。追いかけ回さず、短いリードで見守ります
チョウを見る時の3つの決まり手でつかまない羽の粉が落ちてしまう1メモに残す場所と日付を書いておく2見るだけにする持ち帰らずそっと見送る3

子どもは、チョウを見ると手を伸ばしたくなります。「触ると、羽の粉が落ちて飛べなくなっちゃうんだよ」と、先に伝えておくと安心です。見るだけで楽しめる工夫として、「何匹いたかな」「どんな花に止まったかな」と数える遊びもおすすめです。

写真と記録の残し方——羽を閉じた姿と開いた姿を

その場で名前が決まらなくても、写真とメモがあれば、あとからゆっくり調べられます。撮る時は、離れた所から、次の点を意識してみてください。

  • 羽の全体が写る向きで撮ります。紋があるかどうかが分かります
  • 閉じた姿と、開いた姿の両方が撮れたら、さらに手がかりが増えます
  • 日付と場所を、あとで思い出せるように残します

図鑑と見比べる時は、新しい図鑑か古い図鑑かも、気にしてみてください。名前の書き方が違っていても、載っている写真や特徴を見比べれば、同じチョウだと分かります。南の島などで見た場合は、図鑑の分布のページも一緒に見ておきましょう。

図鑑やインターネットで調べる時は、「キチョウ」と「キタキチョウ」の両方の名前で引いてみてください。片方の名前では見つからなくても、もう片方で出てくることがあります。索引の最後のほうまで探して見つからない時は、名前の書き方が違うだけかもしれません。

虫に近づきすぎないことは、チョウを見る時の基本です。花に止まっている時は、花を踏まないよう、足元に気をつけながら、数歩離れた所から静かに見ます。風の強い日は、チョウも飛びにくいので、無理に追わないのがおすすめです。

図鑑を1冊持っておくと——呼び名が違っても読み比べられる

ゆきこ( ゚Д゚)『呼び名が途中で変わったと知ると、少しほっとしますよね。図鑑によって名前が違っても、間違いではないんです』

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撮った写真の細かい模様を調べたい時や、葉の上の小さな虫を見たい時は、虫眼鏡があると便利です。そっと眺められる道具が手元にあると、観察の時間がもう少し楽しくなります。


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よくある疑問——どちらの名前で呼べばいい?

Q. キチョウとキタキチョウ、どちらで呼べばいいですか?
本州などでふつうに見る黄色い小さなチョウは、今はキタキチョウと呼ばれることが多いです。古い図鑑には、キチョウと書かれています。

Q. 羽に丸い紋があったら?
紋があるのは、モンキチョウの手がかりです。迷ったら、写真を撮って図鑑と見比べてください。

Q. 家の中に入ってきたら、どうしますか?
手でつかまず、窓を開けて、自然に外へ出るのを待ちます。入り口の見直しは、網戸を閉めてるのに虫が入る原因で確かめられます。

Q. 名前が違う図鑑は、別のチョウを載せているのですか?
同じチョウが、古い呼び名と新しい呼び名で載っていることがあります。載っている写真や特徴を見比べてください。

Q. 図鑑で見つからない時は?
「キチョウ」と「キタキチョウ」の両方の名前で引いてみてください。

Q. 卵や幼虫を見つけたら?
触らず、持ち帰らず、そのままにしておきます。

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まとめ:呼び名は整理された。丸い紋で見分け、手でつかまず見るだけに

  1. 以前はまとめてキチョウと呼ばれていたチョウが、のちに2つに分けられました
  2. 今はキタキチョウと呼ばれることが多く、古い図鑑ではキチョウと書かれています
  3. 羽に丸い紋があれば、モンキチョウの手がかりです
  4. 手でつかまず、羽の粉を落とさないように、見るだけにします
  5. 迷ったら、写真を撮って図鑑と見比べます。持ち帰らず、卵や幼虫にも触れません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

キチョウとキタキチョウの違いの早見表:以前はまとめてキチョウと呼ばれていたチョウが、のちに2つに分けられた。本州などでふつうに見る黄色い小さなチョウは、今はキタキチョウと呼ばれることが多い。古い図鑑ではキチョウと書かれていることがある。南の島などで見た時は、図鑑の分布で確かめる。羽に丸い紋があればモンキチョウ。観察の決まりは、手でつかまない、羽の粉が落ちる、持ち帰らない、卵や幼虫に触れない、花や枝を折らない。迷ったら写真を撮って図鑑と見比べる

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