ムクノキとエノキの違い——葉と樹皮、ケヤキとの見わけ方

家事

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公園や神社、川沿いの道で、空へ枝を広げた大きな木を見上げて、「これはムクノキ? エノキ? それともケヤキ?」と迷うことってありますよね。3本とも、大きく育つ木で、葉の形もよく似ています。樹皮だけで見分けようとすると、ますます分からなくなりがちです。

先に結論をひとつ。いちばん早いのは、葉の表面をなでてみることです。ムクノキの葉は、表面がとてもざらざらしていて、紙やすりのようです。エノキの葉は、左右が少しいびつで、ギザギザが葉の先の方にだけあります。ケヤキの葉は、ふちのギザギザが規則正しく並び、先が細くとがります。

この記事では、葉の手ざわり、ギザギザの位置、ケヤキとの見分けの順に、見る場所をまとめています。実が落ちる季節の注意や観察の決まりも、あわせて見ていきましょう。

あなたはどれ?葉に手が届く→表面をなでてみる第2章へ ▶葉の形を見る→ギザギザの位置第3章へ ▶ケヤキかも→そろい方を見る第4章へ ▶大きすぎて見えない→落ち葉を拾って見る第5章へ ▶

ケース別に読む:先に早見表を見たい人|葉をなでられる人|葉の形を見る人|ケヤキかもしれない人|大きすぎて葉が見えない人|実が落ちる季節の注意

4コマ漫画|大きな木はムクノキ?エノキ?大きな木。何の木?1公園の木の下葉の形はよく似ているどれも同じ大きな木でしょ2やりがち樹皮だけで決めるざらざら!紙やすりみたい3正しくは葉の表面をなでるムクノキ寄り。写真も撮ろう4結果写真で見比べる

3本の見分けの早見表——手ざわり・ギザギザの位置・葉の左右・樹皮

まず、見るところを並べます。どれか1つだけで決めず、2つ以上が同じ方向を向くかを見てください。

見るところ ムクノキ エノキ ケヤキ
葉の手ざわり 表面がとてもざらざら(紙やすりのよう) ざらざらの強さは図鑑の写真と見比べる ざらざらの強さは図鑑の写真と見比べる
ギザギザ 図鑑の写真と見比べる 葉の先の方にだけある ふちに規則正しく並ぶ
葉の左右 図鑑の写真と見比べる 少しいびつ 先が細くとがる
樹皮 3本とも大きく育つ木で、樹皮だけでは決めにくい

表の「図鑑の写真と見比べる」の欄は、この記事で決め手にしない部分です。見分けの中心は、ムクノキのざらざら、エノキの先の方にだけあるギザギザと左右のいびつさ、ケヤキのそろったギザギザの3つだと覚えておくと迷いません。

葉の手ざわりで見る——ざらざらなら、ムクノキ寄り

葉が手に取れるなら、指の腹で表面を軽くなでてみてください。ムクノキの葉は、表面が紙やすりのようにざらざらしています。ほかの葉と比べても、はっきり違いを感じやすい目印です。

葉の手ざわりを見る手順落ち葉を手に地面の葉だけ表面をなでるざらざらか、なめらかとてもざらざらムクノキ寄り

ただし、なでる時には決まりがあります。

  • 手に取るのは、地面に落ちている葉が基本です
  • 木の枝を引き寄せたり、折ったりして葉を取らない
  • 見たら、その場に戻す。草木は持ち帰りません
  • 強くこすらない。傷んだ葉は感触が変わるので、きれいな葉で確かめる

ざらざらかどうかは、人によって感じ方が少し違います。決めきれない時は、ほかの目印とセットで考えてください。

ギザギザの位置と葉の左右——エノキは先の方にだけ

手ざわりで決めきれなかったら、葉の形を見ます。エノキの葉は、左右が少しいびつで、ギザギザが葉の先の方にだけあります。つけ根の側は、ほぼなめらかなふちです。

3本の葉を比べるムクノキ表面がざらざらエノキ先の方だけギザギザケヤキギザギザがそろう

見る時は、葉を表向きに持って、ふちを指でたどるようにして目で追ってみてください。つけ根から先に向かって、ずっとギザギザが続くか、先の方にしかないか。それだけでも、見え方がずいぶん変わります。

葉の左右も、手がかりです。葉の真ん中の太い筋を挟んで、左右が同じ形ならそろっている、片側が大きく見えればいびつです。エノキは、そのいびつさがあります。ただし、傷んだ葉や、折れた葉は形が崩れているので、きれいな葉を選んでください。

ケヤキとの見分け——ギザギザがそろい、先が細くとがる

ケヤキは、ギザギザの並び方で見分けます。ケヤキの葉は、ふちのギザギザが規則正しく並んでいて、先が細くとがります。エノキのように、先の方にだけギザギザが偏ることはありません。

  • ふちを見て、ギザギザが端から端まで同じ間隔で続いているか
  • 葉の先が、すっと細くとがっているか
  • ムクノキのような、紙やすり感があるか(ここは図鑑の写真と見比べてください)

ケヤキは、庭に植えるかどうかで迷う人も多い木です。大きさや落ち葉の話は、ケヤキを庭に植えてはいけない?——大きさと落ち葉で考えるにまとめています。

大きすぎて葉が見えない時——落ち葉と樹皮の使い方

とても大きな木だと、葉は手の届かない高さにあって、樹皮しか見えないことがあります。でも、ムクノキもエノキもケヤキも、大きく育つ木で、樹皮だけで決めるのは難しいんです。

そんな時は、根元に落ちている葉を見てください。ざらざらか、ギザギザはどこにあるか、先は細くとがるか。落ち葉でも、見る場所は同じです。拾うのは地面に落ちている葉だけ。枝を折ったり、木に登ったりしないでください。

葉も落ち葉もなければ、「大きな木のどれか」と覚えておいて、葉のある季節にもう一度見ましょう。迷う時は写真を撮っておくのがおすすめです。葉の表と裏、ふちのアップ、木の全体の3枚があれば、あとで図鑑と見比べやすくなります。

ゆきこ( ゚Д゚)『大きな木の名前は、その場で当てなくていいと思います。「ざらざらだった」とか「ギザギザが先だけだった」とメモしておくと、あとで調べる時にすごく助かりますよね』

歩きながら使う——見る順番を3ステップに決めておく

現場で迷わないように、順番を決めておくと楽です。次の3ステップで、上から順に試してみてください。

  1. 手ざわりを見る。落ち葉の表面がとてもざらざらなら、ムクノキ寄りです
  2. ギザギザの位置を見る。先の方にだけあって、左右がいびつならエノキ寄りです
  3. ギザギザのそろい方を見る。端から端まで規則正しく、先が細くとがるならケヤキ寄りです

どれにも当てはまらない、あるいは2つに当てはまってしまう時は、無理に決めないのがいちばんです。葉の写真を撮っておけば、帰ってから図鑑と並べて、落ち着いて見比べられます。「決められなかった」も、立派な観察の結果ですよね。

実が落ちる季節の注意——口に入れない・足元に気をつける

ムクノキやエノキの仲間は、鳥が食べるような小さな実をつけます。実が落ちる季節には、木の下の地面や、近くに停めた車が汚れることがあります。

小さな実の注意小さな実がなる鳥が食べる実口に入れない子どもとペットも
  • 実を口に入れない。小さな子どもやペットが拾って口に入れないよう、そばで見ていてください
  • 実は食べる物として扱いません。拾い集めたり、持ち帰ったりしないでください
  • 実が落ちた地面は、足元に気をつけて歩く。ベビーカーや自転車を押す時も同じです
  • 鳥が集まる木は、鳥を追い払わず、離れて静かに見るだけにする

木のそばを歩く時は、私有地や立入禁止の場所に入らないことも大切です。柵や植え込みの外から、見える範囲で観察してください。

💡 この困りごとへの提案

見分けに慣れるまでは、写真つきの樹木図鑑があると、葉の形やギザギザの位置を見比べやすくなります。葉の絵が大きく載っているものだと、散歩の途中でも確かめやすいですよ。


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まとめ:葉の手ざわりとギザギザの位置で見わける

  1. ムクノキの葉は表面がとてもざらざら。紙やすりのような手ざわり
  2. エノキの葉は左右が少しいびつ。ギザギザは葉の先の方にだけ
  3. ケヤキの葉はギザギザが規則正しく、先が細くとがる
  4. 樹皮だけでは決めない。3本とも大きく育つ木で見分けにくい
  5. 実は口に入れない。迷ったら写真を撮って図鑑と見比べる

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ムクノキとエノキとケヤキの見わけ方の早見表:ムクノキの葉は表面がとてもざらざらで紙やすりのよう。エノキの葉は左右が少しいびつで、ギザギザが葉の先の方にだけある。ケヤキの葉はふちのギザギザが規則正しく並び、先が細くとがる。3本とも大きく育つ木で、樹皮だけでは決めにくい。葉が見えない時は地面の落ち葉だけを見る。実は鳥が食べる小さな実で、口に入れず、子どもとペットにも注意する。迷ったら葉の表と裏、ふちのアップ、木の全体の3枚を撮って図鑑と見比べる。枝を折らず、持ち帰らず、私有地に入らない。

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