伊予柑とデコポンの違い——見た目と皮のむきやすさ、味の傾向

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冬から春にかけて、店先に大きめの柑橘が並ぶと、「伊予柑とデコポン、どっちを買おう」と迷いますよね。どちらもオレンジ色で、手にのせるとずっしりと重く、見た目が似て見える時もあります。

先に結論をひとつ。デコポンは、ヘタのところがぽこっと出っぱった形が目印で、皮が比較的むきやすい柑橘です。伊予柑は、丸くて大ぶり、皮はやや厚めで、ずっしりした柑橘。香りが強めなのも特徴です。味は品種や個体で違うので、どちらが甘いとは決められません。出回る時期は、どちらも冬から春にかけてです。

見分け方、皮のむき方、迷った時の見方、保存の考え方を、順番に見ていきます。下の図から、自分に近い場面を選んでください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へヘタが出っぱっている→デコポンの目印第1章へ ▶丸くて大ぶり→伊予柑かも。表で比べる第1章へ ▶むきやすさで選ぶ→皮のむき方の違いを見る第2章へ ▶どちらか分からない→店の表示を見る第3章へ ▶買ってきた後→涼しい所へ。傷みは分ける第4章へ ▶

ケース別に読む:見た目で見分けたい人|むきやすさで選びたい人|売り場で迷った人|買ってきた後の人|よくある迷い

4コマ漫画|伊予柑とデコポン売り場でどっちが伊予柑?形を見てみよう1見た目が似ていて迷うやりがち名前だけで決める思い込みで買う表示を見ない2似ていてもNGこうするヘタの形を見る丸く大ぶりか見る迷ったら店の表示33点で見分ける食べる時むきやすい!固い時は切れ目から4皮は無理せず切れ目から

見分けの早見表——形・皮の厚さ・香り・出回る時期

見分けるポイントは、形、皮の厚さ、香りの3つです。いちばん分かりやすいのは、ヘタのところの形。ぽこっと出っぱっていればデコポン、全体が丸くて大ぶりなら伊予柑、と考えると整理しやすくなります。

見る所 デコポン 伊予柑
形 ヘタのところがぽこっと出っぱっている 丸くて大ぶり。皮がつややか
皮の厚さ 比較的むきやすい やや厚め
むきやすさ 手でむけることが多い 手で入りにくい時は、切れ目があると楽
香り 強さは個体で違う 強めと言われる
出回る時期 冬から春 冬から春
見た目で見分けるヘタがぽこっと丸くて大ぶり表示迷ったら店の表示

選ぶ時は、どちらも手にのせて、重みを感じるかを見てください。同じ大きさなら、ずっしり重く感じる物を選ぶのが、ひとつの目安になります。皮にハリとつやがあり、ヘタのまわりが乾ききっていない物を選び、へこみやカビ、やわらかく崩れた部分がない物を選ぶと安心です。

形や色は、同じ名前の柑橘でも、育ち方や個体で少しずつ違います。「この形でなければ違う」と決めつけず、あくまで目安として見てください。

味については、品種や個体、時期でも変わります。

「どちらが甘い」「どちらが酸っぱい」と言い切るのはむずかしいので、気になる時は、売り場の札や袋に書かれた説明を参考にしてください。

皮のむき方の違い——手でむく・切れ目を入れる

デコポンは、皮が比較的むきやすいので、まず手でむいてみます。ヘタのところの出っぱりに指をかけると、むき始めやすいことが多いです。

伊予柑は、皮がやや厚めなので、手で入りにくいことがあります。そんな時は、包丁でヘタ側を少し切り落とし、縦に浅い切れ目を入れてから、手ではがすと楽です。

  • まな板が動かないように、濡れた布巾を敷いて固定する
  • 包丁は手前に引かず、切る方向に手を出さない
  • 子どもには切らせない。切る作業は大人が

包丁を使わずにむきたい日は、手で入りやすいほうを選ぶのも手です。切れ目を入れる作業は、まな板と包丁を出して片づけるまで、案外手間ですよね。毎日のようにむくなら、むきやすさは大事な選び方のひとつになります。

切れ目を入れたあとは、指で皮を左右にはがしていきます。力まかせに引っぱると、実がつぶれたり、汁が飛んだりするので、少しずつ。皮むき器を使うと、爪や指先が痛い時にも楽です。

むいたあとは、房を分けて食べます。薄皮ごと食べるか、薄皮をむいて実だけ食べるかは、好みで決めて大丈夫です。白い筋が気になる時は、指先で軽く取ると、口あたりがやさしくなります。むいた実は、乾かないようにラップや容器に入れて冷蔵し、早めに食べきりましょう。

売り場で迷ったら——店の表示を見る

見た目が似ていて、形でも決めきれない時は、店の札や袋の表示を見るのがいちばん確かです。形や色は個体で違うので、見た目だけで決めつけないほうが安心です。

札や袋には、名前のほかに、食べ頃や扱い方が書かれていることもあります。気になる点があれば、売り場の人に聞くと、その店で扱っている物について教えてもらえます。

贈り物や、箱でまとめて届いた時も、同じです。

箱や袋には、名前が書かれたシールや札がついていることが多いので、開ける前に確かめておくと、あとで「どっちだっけ」と迷いません。名前が分からなくなったら、買った店や贈ってくれた人に聞くのがいちばん確実です。

ヘタのまわりが盛り上がった形の柑橘は、ほかにもあります。

形が近いと感じた時は、表示で名前を確かめてください。ポンカンとみかんの見分け方はポンカンとみかんの違いにまとめています。

食べ物は、名前や期限を表示で確かめるのが基本、という考え方は、冷凍の刺身の記事でも詳しく書いています。気になる人は冷凍の刺身はいつまで食べられる?も読んでみてください。

買ってきた後の保存の考え方——涼しい所に置き、傷んだ物は分ける

柑橘は、風通しのよい涼しい所に置くのが基本です。日の当たる窓辺や暖房の近くは避けます。冷蔵庫に入れる場合は、乾燥しやすいので、袋に入れるなどして乾かさないようにします。

保存の3つの考え方涼しい所に置く冷蔵は乾燥に注意傷んだ物は分ける

買ってきた袋のまま長く置くと、中が蒸れて傷みやすくなります。袋の口をあけておくか、かごや平らな容器に移して、風が通るようにしておきましょう。

気をつけたいのは、1つ傷むと、まわりの実にも移りやすいことです。傷んだ実や、やわらかく崩れた実があれば、ほかの実から離しておきます。

次のどれかがある時は、食べません。

  • カビが生えている・白や青緑の綿のような物がある
  • いやなにおいがする
  • やわらかく崩れた部分や、変色した部分がある

迷ったら食べない。箱で買った時の置き方や見直しのタイミングは、箱買いみかんの保存方法でもまとめています。柑橘の保存の基本は、同じ考え方で使えます。

よくある迷い——どっちがむきやすい? 子どもに出す時は?

どっちがむきやすい?

デコポンのほうが皮が比較的むきやすく、手でむけることが多いです。伊予柑は皮がやや厚めなので、切れ目を入れるとむきやすくなります。

どちらを選べば迷いにくい?

好みで決めて大丈夫です。皮のむきやすさで選ぶならデコポン、香りを楽しみたいなら伊予柑、という選び方もあります。家族でむく人が違うなら、むくのが苦手な人には、手でむけるものを選ぶと喜ばれます。

香りが強いのはどっち?

伊予柑は香りが強めと言われます。ただ、感じ方や個体差もあるので、目安として考えてください。

皮は料理に使える?

使う時は、よく洗います。皮の表面に防かび剤などの表示がある物は、使わないでください。表示が分からない時も、皮は使わず、実だけ食べるのが安心です。

子どもに出す時の注意は?

食べ慣れない柑橘は、少しずつ出して様子を見ます。食べ物のアレルギーが心配な場合は、かかりつけの医師に相談してから進めてください。薄皮や筋が口に残ることもあるので、小さい子には食べやすく整えてあげると安心です。

ゆきこ( ゚Д゚)『柑橘は、名前を覚えるより「ヘタの形・丸さ・店の表示」の3点を見るほうが迷いません。売り場で一瞬立ち止まった時は、札を見るのがいちばん早いですよね』

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皮が固くてむきにくい時や、爪や指先が痛い時は、柑橘用の皮むき器が1つあると手が楽になります。使う時は、刃のある物なので、子どもの手の届かない所にしまってください。


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あわせて読みたい

形が似た柑橘の見分けはポンカンとみかんの違いに、柑橘を箱で買った時の置き方は箱買いみかんの保存方法にあります。

まとめ:ヘタの形・丸さ・店の表示で見分ける。味は個体で違う

  1. デコポンはヘタがぽこっと出っぱる。皮は比較的むきやすいです
  2. 伊予柑は丸くて大ぶり。皮はやや厚めで、香りが強めです
  3. どちらが甘いかは個体で違う。決めつけず、店の説明を参考に
  4. 迷ったら店の表示を見る。出回る時期はどちらも冬から春です
  5. 涼しい所に置き、傷んだ物は分ける。異常があれば食べません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

伊予柑とデコポンの違いの早見表:デコポンはヘタのところがぽこっと出っぱった形が目印で、皮が比較的むきやすい。伊予柑は丸くて大ぶり、皮がつややかでやや厚め、香りが強め。味は品種や個体で違うので、どちらが甘いとは決められない。出回る時期はどちらも冬から春。皮が入りにくい時は、包丁で上を少し切り落とし、縦に浅い切れ目を入れて手ではがす。包丁は手前に引かず、子どもには切らせない。迷ったら店の表示を見る。保存は風通しのよい涼しい所、冷蔵なら乾燥に注意、傷んだ物は分ける。カビやいやなにおいがあれば食べない。子どもには少しずつ

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