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コーデュロイのパンツやスカートで、長く座ったあと、立ち上がったらおしりのあたりの毛並みが寝て、色まで違って見える。たたんでしまっておいたら、折り目の所だけ毛並みがつぶれていた。そんな時、戻せるのか、不安になりますよね。
先に結論をひとつ。座ったりたたんだりして寝た毛並みは、やわらかい洋服ブラシで、毛並みに逆らうように軽くブラッシングしてから、毛並みに沿って整えると起きやすくなります。スチームを使う時は、生地から少し離して当て、アイロンで上から押さえつけません。強くこすれてテカった所は、元に戻らないこともあります。
寝る理由、ブラッシングの手順、スチームの注意、戻らない時の考え方、しまい方の順に見ていきます。下の図から、自分に近い場面を選んでください。
ケース別に読む:寝る理由を知りたい人|ブラシで整えたい人|つぶれて固まった人|テカりが気になる人|寝させないしまい方を知りたい人
なぜ毛並みが寝るのか——座る・たたむ・押される
コーデュロイは、畝の中に毛足が立っているのが特徴です。その毛足が、座った時の体重や、たたんで重ねた時の重み、バッグのベルトの圧などで、一方向に倒れて寝てしまいます。
| 寝る場面 | 寝やすい場所 | まずやること |
|---|---|---|
| 長く座った | おしり、ひざの後ろ | ブラシで軽く整える |
| たたんでしまった | 折り目、重なった所 | ブラシ、固まればスチーム |
| バッグや荷物が当たった | 肩、腰まわり | ブラシで毛並みを整える |
| 洗ったあと | 全体に寝やすい | 完全に乾いてからブラシ |
毛並みが寝ただけなら、毛足が倒れているだけで、傷んだわけではありません。慌てず、順番に整えていけば、元の表情に近づきやすくなります。ただ、強くこすれて、毛足そのものが押しつぶされた所は、元に戻らないこともあります。
ブラッシングの手順——逆らって軽く、沿って整える
やわらかい洋服ブラシを使って、次の3段階で整えます。力を入れず、ブラシの重みだけで動かすつもりで、軽く行ってください。
- まず洗濯表示と、生地の状態を見る。水に濡れた状態や、湿ったままでは行いません
- 毛並みに逆らうように、軽くブラシを動かす。寝た毛足を起こします
- 毛並みに沿って、全体を整える。向きをそろえるようになでます
強くこすったり、何度も往復させたりすると、かえって毛羽立ったり、毛足が傷んだりします。軽く、少しずつ、が基本です。1回で戻らない時も、数回に分けて整えるほうが生地にやさしくなります。
洗ったあとは、衣類が完全に乾いてからブラシをかけます。湿ったままだと、毛並みがかえって乱れることがあります。洗い方や干し方は、コーデュロイの洗い方にまとめています。
スチームを使う時の注意——まず洗濯表示、離して当てる、やけど
ブラシで整えても毛並みが固まっている時は、スチームを使う方法があります。ただし、使う前に必ず洗濯表示を見ます。アイロンやスチームの可否は、表示のアイロンのマークで確かめられます。
- 生地から少し離して当てる。蒸気だけを当てるつもりで、生地に触れないようにします
- アイロンで上から押さえつけない。畝がつぶれて、跡が残りやすくなります
- やけどに気をつける。蒸気の出る先を、人や自分の手に向けません。使用中はそばを離れません
- 取扱説明書の使い方どおりにする。水の入れ方や使い方は、機器の説明書に従います
蒸気を当てたあとは、生地が温かく湿った状態です。少し冷まして、落ち着いてから、ブラシで毛並みを整えます。熱いうちに触ったり、急いでこすったりしないでください。
小さな子どもやペットがいる家庭では、スチームやアイロンの電源を入れたまま、その場を離れないようにしてください。使い終わったら、コードを抜き、しっかり冷めるまで、手の届かない所に置きます。
ゆきこ( ゚Д゚)『スチームは「離して当てる」「押さえつけない」の2つだけ覚えておけば、慌てずに使える気がします。表示が先、がいちばん安心ですよね』
戻らない時もある——テカリと、強くつぶれた所
ブラシとスチームで整えても、一部が光って見える、毛並みが戻らない、という時があります。強くこすれたり、長く押されたりして、毛足が傷んだ状態だと、完全には戻らないことがあるためです。
そんな時は、無理に戻そうとして、ブラシを強く動かしたり、スチームを近づけたりしないでください。かえって悪化することがあります。その状態は、その服の個性として、着る場面を選ぶ、という考え方もあります。
どうしても気になる時や、大切な服の場合は、クリーニング店に相談するのもひとつの手です。素材や状態に合わせた方法を教えてもらえます。テカリや毛並みが気になる点は、コーデュロイのデメリットでも整理しています。
熱に弱い素材の扱いや、洗濯表示の見方は、おねしょシーツの洗い方でも触れています。「熱を当てる前に表示を見る」という考え方は、コーデュロイにも通じます。
毛並みをつぶさないしまい方——たたまずハンガーに
毛並みを寝かせないためには、日ごろのしまい方がいちばん大切です。着たらブラシで軽く払い、ハンガーにかけて、風を通します。たたんで重ねると、上から押されて毛並みが寝やすくなります。
- たたまずに、ハンガーにかける。折り目がつかないようにします
- 重ねない。上に重い物を置きません
- 詰めすぎない。ほかの服と押し合わないよう、ゆとりを持たせます
- 着たら軽くブラシ。ほこりと一緒に、毛並みも整えます
たたまなければならない時は、重ねる枚数を少なく、上に重い物を置かないようにします。長くしまう時も、ブラシで整えてから、通気のよい所に置いておくと、次に着る時に毛並みが乱れにくくなります。
ブラシは、着たあとの短い時間で使える物が便利です。
毛並みを整える時に、迷いやすい疑問も短くまとめておきます。
- 霧吹きで湿らせてもいい? 水をかけすぎると、毛並みが乱れたり、シミになったりすることがあります。洗濯表示と生地の状態を見て、迷う時はやめておきます
- ブラシは何でもいい? やわらかい毛の洋服ブラシが使いやすいです。強い力でこする物は、毛足を傷めやすいので避けます
- 洗濯機から出したら寝ていた時は? 濡れている間はさわらず、乾いてからブラシで整えます
- 子どもの服でも同じ? 基本は同じです。スチームを使う時は、子どもやペットが近くにいない時に、しっかり冷めるまで目を離さずに行います
- どのくらいで戻る? 寝方や生地で違うので、日数や回数では決められません。少しずつ様子を見ながら整えます
毛並みを整える作業は、時間があって、明るい所で行うと、様子が分かりやすくなります。服をハンガーにかけるか、平らな台に広げて、毛並みの向きを見ながら進めてください。急いで強い力を入れるより、少しずつ様子を見るほうが、結果が安定します。
整えたあとは、そのまま着る前に、全体を見て、毛並みの向きがそろっているか確かめます。向きがばらばらな所があれば、もう一度、軽くブラシをかけてください。
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選ぶ前に知っておきたい点はコーデュロイのデメリット、洗い方と干し方はコーデュロイの洗い方へ。表示を見てから熱を当てる考え方はおねしょシーツの洗い方にもまとめています。
まとめ:まず洗濯表示。ブラシで整え、スチームは離して当てる
- 寝た毛並みは、やわらかい洋服ブラシで整える。逆らって軽く、そのあと沿って整える
- まず洗濯表示を見る。洗ったあとは乾いてからブラシ
- スチームは生地から離して当てる。アイロンで押さえつけず、やけどに注意
- 強くこすれたテカリは戻らないこともある。無理に戻そうとしない
- たたまずハンガーに、重ねない。着たら軽くブラシ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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