パセリの茎は食べられる?——かたい茎の使い方と下ごしらえ

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パセリを買ってきて、葉の部分だけ使ったら、茎がごっそり余った。かたそうだし、そのまま食べるのは難しそう。でも、捨ててしまうのももったいない気がしますよね。付け合わせの彩りに添えられることが多い野菜なので、茎まで料理に使っていいのか、迷う人は少なくないと思います。

先に結論をひとつ。パセリの茎は、葉よりかたいけれど、食べられます。丸ごとかじるのではなく、細かく刻んで、火を通す料理に混ぜたり、煮込みの香りづけに使ったりするのが基本です。いちばんかたい根元の部分は、先に切り落としてから使います。しおれ・ぬめり・いやなにおいがある時は食べません。

余った茎の使い方、香りづけ、下ごしらえ、食べない目安と冷凍の順に見ていきます。下の図から、自分に近い章を探してみてください。

パセリの茎は食べられる? あなたはどれ?茎は食べられる?→葉よりかたい。刻むのが基本第1章へ ▶茎が余った→刻んで火を通す料理に第2章へ ▶香りづけに使いたい→煮込みに入れて最後に取り出す第3章へ ▶根元がかたい→切り落として下ごしらえ第4章へ ▶しおれた・使い切れない→食べない目安と冷凍第5章へ ▶

ケース別に読む:茎が食べられるか知りたい人|茎が余った人|香りづけに使いたい人|根元がかたい人|しおれた・使い切れない人

4コマ漫画|パセリの茎は食べられる買ってきた茎はどう使えばいい?1茎が余ってしまったやりがち丸ごとかじる根元ごと使うしおれても使う2こうするとNGこうする根元を切り落とす細かく刻む火を通す料理に3根元を切って細かく刻む仕上がり茎も使えた!4茎も無駄なく使える

茎は食べられる——ただし葉よりかたいので「刻む」が基本

パセリは、葉の部分より茎のほうがかたい野菜です。茎の根元に近い太い部分ほどかたく、葉先に近い細い部分は、それに比べるとやわらかいことが多いです。茎は葉を支える役目をしているので、かたいのは自然なことなんですね。ですから、茎をそのまま丸ごとサラダに入れたり、長いままかじったりすると、口の中に残って食べにくく感じがちです。

そこで、使い方の考え方はシンプルです。細かく刻む。そして、できれば火を通す料理に使う。この2つを押さえておくと、茎のかたさはずいぶん気にならなくなります。刻めば口に残る長い繊維が短くなりますし、加熱すれば、生のままよりもやわらかくなりやすいからです。

もうひとつの使い方が、茎そのものを食べるのではなく、香りを移す役として使う方法です。煮込みなどに茎ごと入れて、香りが移ったら取り出します。これなら、かたさは関係ありません。

茎を使うかどうかは、その日の料理と、食べる人に合わせて決めて大丈夫です。小さな子どもや、かたい物が食べにくい人に出す時は、特に細かく刻んでください。無理に全部使い切ろうとしなくても、いいんです。

余った茎の使い方——刻んで火を通す料理に混ぜる

茎が余った時の使い方を、早見表にまとめます。分量や加熱の時間は、料理や食べる人で変わるので、ここでは考え方だけにしておきます。

余った茎の使い方3つ細かく刻む炒める料理に混ぜる香りづけに使う食べずに取り出す刻んで冷凍火を通す料理に
使い方 向く場面 気をつけること
刻んで炒める料理に ほかの具と混ぜる炒め物やチャーハン できるだけ細かく刻む。大きいと口に残りやすい
スープや汁物に入れる 具だくさんの汁物やスープ 刻んでから入れる。長いまま入れるとかたさが目立つ
ソースやたれに混ぜる 細かい具が入る肉のソースなど みじん切りに近い細かさにして、火を通す
香りづけにする 煮込み料理やだし 食べずに取り出す。取り出す時は熱い汁に注意
刻んで冷凍しておく その日に使い切れない時 水気をふいてから。使うのは火を通す料理に

どの使い方にも共通するのは、茎を主役にしないことです。ほかの具や調味料の中に細かくまぎれ込ませると、かたさが気になりにくくなります。逆に、茎だけを別に加熱してそのまま食べるのは、かたさがはっきり分かる食べ方なので、慣れないうちは避けたほうが無難です。

香りの面では、茎にも葉と同じ香りがあります。香りが苦手な人は、加熱する料理にほんの少し混ぜる程度から試すと、食べやすいかもしれません。

香りづけに使う——煮込みに入れて、最後に取り出す

茎のかたさが気になる時の、もうひとつの道が「食べずに、香りだけもらう」使い方です。煮込みやスープに茎を入れておき、香りが移ったところで取り出します。

  • まとめて入れる。ばらばらだと取り出しにくいので、数本をひとまとめにして入れると、あとで見つけやすいです
  • 最後に取り出す。入れたことを忘れて、そのまま盛りつけないように。入れた本数を覚えておきます
  • 取り出す時はやけどに注意。熱い汁がはねやすいので、菜箸やトングを使い、鍋のそばを離れないようにします
  • 子どもが食べる料理は特に確認。かたい茎が残ったままだと、口に残りやすく、のどに詰まる心配もあります

取り出した茎は、そのまま処分して構いません。香りが移ったあとの茎は、食べるのには向かないことが多いからです。もったいなく感じる時は、細かく刻んで、火を通す別の料理に混ぜる道もあります。

煮込みに入れる茎も、洗って水気を切ったものを使います。洗い方はパセリの洗い方にまとめています。

かたい根元は切り落とす——下ごしらえの手順

刻む前に下ごしらえをしておくと、茎がぐっと使いやすくなります。手順は3つです。

下ごしらえの3手順1ため水で洗う葉の間の汚れを出す→2水気をふくペーパーで押さえる→3根元を切って刻む指先は丸める
  1. 洗う。ボウルにためた水の中で、振るようにして洗います。縮れた葉の間に汚れが入りやすいので、茎のほうまで水に通します
  2. 水気をふく。キッチンペーパーで押さえて水気を取ります。濡れたままだと、刻む時に包丁がすべりやすくなります
  3. 根元を切り落として刻む。いちばんかたい根元の部分を落とし、残りを細かく刻みます

刻む作業で気をつけたいのが、手元です。茎は細くて丸いので、まな板の上で転がりやすく、押さえる手が危なくなりがちです。押さえるほうの指先は丸めておき、安定したまな板の上で、ゆっくり切ってください。小さめのまな板が1枚あると、パセリのような少量の野菜を切る時に、出し入れが楽です。

切り方のコツとしては、茎を縦に細く裂いてから横に刻むと、さらに細かくなって、口に残りにくくなります。ただし、細くなるほど指を切りやすくなるので、無理に細かくしようとせず、包丁の動きに集中できる範囲でどうぞ。

ゆきこ( ゚Д゚)『茎って、「全部使い切らなきゃ」と思うと途端にハードルが上がるんですよね。刻めるところだけ使って、かたい根元は手放す。それくらいの割り切りのほうが、続けやすいと思います』

食べない目安と冷凍——しおれ・ぬめり・においがあれば食べない

茎が余ったからといって、傷みかけた物まで使い切る必要はありません。次のどれかに当てはまる時は、食べずに処分します。

食べる? 食べない?使える状態張りがありにおいも自然食べないぬめり・変色・におい
  • ぬめりがある。触ると水っぽく崩れる
  • いやなにおいがする
  • 黒っぽく溶けたような部分や、変色が広がっている
  • カビのようなものが見える
  • 全体がしおれて、水につけても戻らない

どれにも当てはまらなくても、迷う時は食べない、で大丈夫です。もったいない気持ちより、体を優先してください。パセリの持ちは買った時の状態で変わるので、日数では判断せず、見た目とにおいで確かめます。

使い切れない時の方法が、刻んで冷凍です。手順は3つ。

  1. 洗って、水気をしっかりふく
  2. 細かく刻む
  3. 平らにならして袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ

平らにしておくと、必要な分だけ折って使えます。冷凍した茎は、凍ったまま火を通す料理に入れる使い方が向いています。生のサラダなどには、食感が変わって向きにくいことがあります。冷凍庫に入れた日を袋に書いておき、早めに使い切るようにしてください。

子どもに出す時は、細かく刻んで、少しずつ。食べ慣れない物はごく少量から様子を見ます。アレルギーのある人は、食べる前に表示や医師に確認してください。食べたあとに、口の中がかゆい、気分が悪いといったことがあれば、それ以上は食べさせず、続く時は医療機関に相談を。

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まとめ:パセリの茎は食べられる。細かく刻み、火を通す料理や香りづけに

  1. 茎は葉よりかたいが食べられる。丸ごとではなく細かく刻む
  2. 使うなら火を通す料理に。炒め物・汁物・ソースに混ぜる
  3. 香りづけなら最後に取り出す。取り出す時はやけどに注意
  4. かたい根元は切り落とす。使い切れない分は刻んで冷凍
  5. しおれ・ぬめり・いやなにおいがあれば食べない。迷ったら食べない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

パセリの茎は食べられるかの早見表:パセリの茎は葉よりかたいけれど食べられる。丸ごとではなく細かく刻み、火を通す料理に混ぜるのが基本。使い方は、刻んで炒め物や汁物やソースに混ぜる、煮込みの香りづけに使って最後に取り出す、刻んで冷凍して火を通す料理に使う。下ごしらえは、ため水で洗う、水気をふく、かたい根元を切り落として刻む。包丁は安定したまな板で、押さえる手は指先を丸める。子どもには細かく刻んで少しずつ。アレルギーは表示や医師に確認。ぬめり、いやなにおい、変色、カビ、しおれて戻らない時は食べない。迷ったら食べない

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