鉄器の急須の手入れ——鉄瓶との違いと、使った後に乾かす順番

キッチン

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

南部鉄器の急須をいただいた、あるいは自分で選んだけれど、手入れは鉄瓶と同じでいいのかな。そんな疑問で調べている人は多いと思います。ずっしり重くて、見た目も立派だからこそ、扱いを間違えて傷めたらどうしようと緊張しますよね。

先に結論を言うと、鉄器の急須は、お湯をわかす鉄瓶とは使い方が違う物が多く、「お湯を入れてお茶をいれる道具」として使います。使った後は、茶葉を出して、すすいで、ふたを外してよく乾かす。これが基本の流れです。ただし、内側の加工や直火の可否は物によって違うので、迷った時は取扱説明書(なければ買ったお店)がいちばん確かです。

この記事では、鉄瓶との違い、使った後の順番、黒い色や赤いサビが出た時の見方、洗剤や金属たわしの考え方、重さと熱さの注意を順番に見ていきます。最初にひとつだけ。空の状態で火にかけるのは、傷みの元でやけどの元です。やめてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ鉄瓶と同じ?→急須は直火にかけない物が多い第1章へ ▶使った後どうする→茶葉を出して、すすいで、乾かす第2章へ ▶黒い・赤い色が出た→色の違いで見分ける第3章へ ▶洗剤を使いたい→説明書を先に見る第4章へ ▶重い・熱くて不安→持ち方と置き場所を整える第5章へ ▶

ケース別に読む:鉄瓶との違いを知りたい人|使った後の手順を知りたい人|色が出て気になる人|洗剤やたわしで迷う人|重さや熱さが不安な人

4コマ漫画|鉄器の急須の手入れお茶のあとそのまま置いておこう…茶葉が入ったまま1入れっぱなしは気になる元に金属たわしでゴシゴシ洗おう金属たわし2傷や加工のはがれの元に茶葉を出してすすいで水を切るふたは外すねすすぐ3冷めてから手早くすすぐ乾かして完成しっかり乾いた!風通しで乾かす4ふた外しで乾かして保管

鉄瓶と何が違う?——直火にかけない物が多い

鉄瓶は、水を入れて火にかけ、お湯をわかすための道具です。いっぽう鉄器の急須は、茶葉を入れてお湯を注ぎ、お茶をいれるための道具として作られている物が多くあります。内側にほうろうなどの加工がしてある物もあり、その場合は直火にかけると加工を傷める心配があります。

見るところ 鉄瓶 鉄器の急須
主な使い方 お湯をわかす お茶をいれる
火にかける かける物が多い(説明書で確認) かけない物が多い(説明書で確認)
内側 物によって違う 加工がしてある物が多い
手入れの中心 内側を乾かし、サビを見る 茶葉を出してすすぎ、乾かす

表の「多い」は目安で、全部の物に当てはまるわけではありません。直火にかけてよいかどうかは、取扱説明書の表示が答えです。説明書がない時は、買ったお店に型を伝えて聞くのが早いですよ。鉄瓶のサビの見分け方を知りたい人は、鉄瓶のサビの落とし方で詳しく読めます。

使った後の手順——茶葉を出して、すすいで、ふたを外して乾かす

手入れでいちばん大事なのは、濡れたまま、茶葉が入ったままにしないことです。鉄は水分が残るとサビやすいので、「乾かすところまでが一回の使用」と覚えておくと、迷いません。

使った後の3ステップ1茶葉を出す入れっぱなしにしない→2すすぐ冷めてから水かお湯で→3ふたを外して乾かす外側は乾いた布で
  1. 茶葉を早めに出す。お茶をいれ終わったら、茶殻を入れたままにせず、茶こしごと出して捨てます
  2. 冷めてからすすぐ。熱いうちは中の湯もふたも熱いので、やけどに注意。手で持てるくらいに冷めたら、水かぬるま湯で内側をすすぎます
  3. 水を切ってふたを外す。逆さにして水気を切り、ふたは本体から外した状態にします
  4. 外側は乾いた布で拭く。濡れた手の跡や水はねが残ると、そこから色が変わることがあります
  5. 風通しのよい所で、しっかり乾かす。乾いたと感じてから、ふたをのせてしまいます

急いで乾かしたいからと、空のまま火にかけたり、ドライヤーの熱風を近づけたりするのは、加工を傷める元になるのでやめましょう。乾かす時間は、季節や置き場所でも変わります。のんびり待つくらいの気持ちで大丈夫です。

黒い色・赤いサビが出た時の見方

使っているうちに、内側や外側の色が変わってくることがあります。「黒錆」と呼ばれる黒っぽい色が気になって調べる人も多いのですが、色が変わったからといって、すぐに失敗というわけではありません。見た目の違いで、考え方を分けておきましょう。

見た目 考え方
全体に黒っぽく落ち着いた色 すぐ失敗とは限らない。説明書の範囲で様子を見る
赤茶色のサビが点々と出る 気づいた時に乾いた布で拭いて、よく乾かす
サビが広がる・ざらざらする 無理にこすらず、買ったお店や説明書の連絡先へ相談
お茶にサビや加工のかけらが出る お茶は飲まずに使用をやめて、お店へ相談

赤いサビをこすり落とそうとして、金属たわしや研磨剤を使うと、内側の加工をはがしてしまうことがあります。落とし方がわからない時ほど、こすらないのが安全です。鉄の道具のサビの考え方は鉄鍋の洗い方にも通じる所があるので、あわせて読んでみてください。

洗剤や金属たわしは使っていい?——説明書を先に見る

洗剤を使うかどうかも、物によって答えが違います。内側に加工がしてある物でも、洗剤を避けるよう書いてある物と、使ってよいと書いてある物があるからです。

洗い方のOKとNGOKNGぬるま湯ですすぐやわらかい布で拭く金属たわしでこする濡れたまましまう
  • 洗剤:使ってよいかは説明書で確認。使えない場合、においが気になる時はぬるま湯のすすぎを丁寧に
  • 金属たわし・研磨剤:内側の加工を傷める元。使わないのが無難です
  • 食器洗い乾燥機:基本は避ける物が多いので、説明書で確認を
  • 茶渋:気になっても強くこすらず、説明書にある方法の範囲で

ちなみに、「洗剤は避けてすすぐだけ」と聞くと不衛生に感じるかもしれませんが、お茶をいれるだけの道具なら、すすいでしっかり乾かすことが手入れの中心になる物が多いようです。ここでも、説明書の指示が最優先です。

重い・熱くなる——やけどと置き場所の注意

鉄器の急須は、お湯を入れると本体だけでなく、ふたや持ち手まで熱くなることがあります。重さもあるので、注ぐ時に手が滑るとやけどや落下につながります。

熱い急須の扱い方OKNG鍋敷きの上に置く持ち手は布ごしに空のまま火にかける縁や子どもの近くに置く
  • 持ち手とふたは熱くなる前提で、布ごしに持つか、持ち手の位置を確かめてから
  • 注ぐ時は両手で。お湯を入れると重くなるので、手首に無理をしない
  • テーブルの縁や、子どもの手の届く所に置かない。熱い間は特に
  • 鍋敷きを使う。熱で天板が傷むのを防ぎ、鉄の重さで傷がつくのも減らせます

落とすと欠けたり割れたりするので、「置き場所を先に決めておく」のが、重い道具を長く使うコツです。

ゆきこ( ゚Д゚)『重い道具は、置き場所を先に決めておくと、慌てて落とす心配が減りますよね』

よくある疑問——デメリットは? しまう前に気をつけることは?

デメリットは何ですか?と聞かれたら、重いこと、熱くなること、乾かす手間があること、サビに気を配る必要があること、の4つが挙がります。逆に言えば、この4つを受け入れられる人には、長く付き合える道具です。

しばらく使わない時は? しまう前に、内側も外側もしっかり乾いているかを触って確かめます。湿気の多い場所や、水回りの近くは避けて、風通しのよい棚へ。ふたは本体にかぶせたまま密閉せず、軽くのせるくらいにしておくと安心です。

使い始めに気をつけることは? 取扱説明書に使い始めの準備が書いてある物があります。それに従ってください。説明書がない時は、買ったお店に聞くのが確実です。

お茶の道具つながりで、ポットまわりの部品や黒ずみで悩んでいる人は、麦茶ポットのパッキンの交換と黒ずみの見分け方も読んでみてください。

💡 この困りごとへの提案

熱い急須を置く台があると、食卓でも慌てずに済みます。木の鍋敷きなら、重さのある鉄器もやさしく受けてくれます。


熱い急須を置く鍋敷きをAmazonで探す

Yahoo!ショッピングでも探して比べる

あわせて読みたい

鉄瓶のサビで迷っている人は鉄瓶のサビの落とし方へ。同じ鉄の道具として、鉄鍋の洗い方と鉄鍋の使い方も、乾かす考え方が近いので読み比べてみてください。

まとめ:説明書を先に見て、使ったら茶葉を出して乾かす

  1. 鉄器の急須は、お茶をいれる道具。直火にかけてよいかは説明書で確認し、空のまま火にかけない
  2. 使った後は茶葉を出し、冷めてからすすぐ。ふたを外して、しっかり乾かす
  3. 黒っぽい色はすぐ失敗とは限らない。赤いサビが広がったら、こすらずお店へ相談
  4. 金属たわしと研磨剤は使わない。洗剤は説明書で確認する
  5. 熱い間はやけどと落下に注意。鍋敷きを使い、子どもの手の届かない所へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

鉄器の急須の手入れの早見表:鉄瓶はお湯をわかす道具、鉄器の急須はお茶をいれる道具の物が多く、直火にかけてよいかは取扱説明書で確認し、空の状態で火にかけない。使った後は茶葉を出し、冷めてから水かぬるま湯ですすぎ、水を切ってふたを外し、外側を乾いた布で拭いて風通しのよい所でしっかり乾かす。全体に黒っぽい色はすぐ失敗とは限らず、赤茶色のサビが点々と出たら拭いて乾かし、広がる・ざらざらする・お茶にかけらが出る時は使用をやめて購入店へ相談。金属たわしと研磨剤は使わず、洗剤は説明書で確認。熱い間は持ち手とふたでやけどに注意し、鍋敷きを使い、子どもの手の届かない所に置く

コメント

タイトルとURLをコピーしました