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天井に埋め込まれた、丸い小さな照明。ダウンライトと呼ばれるものですが、カバーを外したくても、つかむ所がほとんどなくて、どこから手をつければいいのか分からないですよね。掃除をしたい、電球を替えたい、外したカバーを付け直したいのに戻らない。そんな困りごとが多い照明です。
先に結論です。作業の前にスイッチを切り、器具が冷めてから、安定した踏み台で作業します。埋め込み照明のカバーは、回して外す物、ばねで留まっていて少し引いて外す物、そもそもカバーが外れない作りの物があります。少し回して動くか、ふちを軽く押して見て、無理だと感じたらそこでやめてください。器具の本体を天井から引き出すことは、しないでください。外れない時は、説明書を見るか、電気工事店に相談しましょう。
ケース別に読む:先に安全を確かめたい人|タイプを見分けたい人|外して付け直す人|やってはいけないことを知りたい人|外れない人|付け直せない人
先に安全の確認——スイッチ・冷めるまで・踏み台
埋め込み照明は天井に収まっているぶん、熱がこもりやすい場所にあります。見た目が小さくても、さわる前の確認は、ほかの照明と同じように大切です。
- スイッチを切る。壁のスイッチをオフにします。部屋に複数のスイッチがある時や、不安な時は、ブレーカーも落としてください
- しっかり冷めるまで待つ。消してから、カバーのまわりに手をかざして熱を感じないのを確かめます
- 安定した踏み台を使う。いすや机、キャスター付きの物には乗りません。足元の物はどけておきます
- 器具の内部や配線には触らない。カバーの奥や天井の中の部品は、電気工事士の領分です。この記事で扱うのは、カバーを外す・付けるところまでです
埋め込み照明は、同じ部屋に何灯も並んでいることがあります。スイッチを切っておけば全部が消えるように思えますが、スイッチが分かれている部屋では、どれがどの照明につながっているか分かりにくいものです。確認がつかない時は、ブレーカーを落とすほうが確実です。
カバーの留め方は3タイプ——回す、ばね、外れない作り
埋め込み照明のカバーは、大きく三つに分かれます。どれなのかを見分けてから力をかけると、無駄な力を入れずに済みます。
| タイプ | 見分け方 | 外し方の見当 |
|---|---|---|
| 回す | カバーのふちを持って、少し回すと動く | 動いた向きに回して外す |
| ばね | ふちを軽く押すと、少し動く感じがある | ふちを持って、少し引いて外す |
| 外れない作り | 回しても、押しても、動かない | 無理に外さない。説明書を見るか相談する |
カバーの形は、ふちが平らな物、少しくぼんだ物、ガラスのように見える物などがあり、見た目だけでは留め方を決められません。大事なのは、見た目で決めつけず、軽い力で反応を見ることです。
回してみて動かなかった、というだけで「外れない作り」だと決めつけないでください。回す向きが逆だった、ふちの汚れで固くなっていた、ということもあります。軽い力で、両方向をゆっくり試して、それでも動かなければ、次の章の見直しへ進みます。
外す手順と付け直し——回すタイプとばねタイプ
安全の確認が済んで、タイプの見当がついたら外します。外れた時にカバーが落ちないよう、手は必ずカバーのふちを持っておきます。
- 片手を踏み台の手すり、または近くの安定した所に添える。体が不安定なままでは作業しません
- 回すタイプは、ふちを両手で持って少し回す。動いた向きに、そのまま回します。止まる所まで回ると外れてきます
- ばねタイプは、ふちを持って少し引く。ばねが縮んで外れてきます。ばねの近くに指を入れず、指はカバーの外側に添えます
- 外れたら、真下にゆっくり下ろす。布を敷いた台に置きます
付け直す時は、外した時と逆の順番です。回すタイプは、ふちを合わせて、外した向きと逆に回して留めます。ばねタイプは、ばねの向きを元のとおりに合わせてから、ふちを軽く押し上げて留めます。留まったら、ふちが傾いていないか、軽く手で触れて確かめます。電球が器具に合っているかは、器具の表示や取扱説明書で確かめます。
ふちを持つ手が滑りやすい時は、すべり止めのついた手袋をすると力が伝わりやすくなります。ただ、手袋をしても動かないほど固いカバーは、外れにくい作りか、汚れで固くなっているサインです。力をかける回数を増やすのではなく、そこで一度止まりましょう。
やってはいけないこと——本体を引き出す、ばねに指を入れる
埋め込み照明は、器具の本体が天井の中に収まっています。外れにくいカバーを前にすると、つい本体ごと引っ張りたくなりますが、ここは避けたいところです。
- 本体を天井から引き出さない。天井の中の配線につながっています。引っ張ると、配線に負担がかかったり、天井の材料が外れたりします
- ばねの近くに指をはさまない。ばねが戻る時に、指をはさんでけがをします
- ドライバーなどでこじ開けない。カバーが割れたり、本体が傷んだりします
- ぬれた手で触らない。電気の器具なので、水気は避けます
ゆきこ( ゚Д゚)『天井の小さな照明は、小さいぶん「ちょっと力を入れれば外れそう」に見えてしまいます。でも、力で解決しない方がいい場所だと思っておくと安心です』
外れない時・電球が替えられない作りの時
ダウンライトの中には、電球だけを替えられない作りの物もあります。この場合は、器具ごと交換する形です。カバーを外そうとしても外れないのは、その作りだからかもしれません。
- 説明書を探す。保管していない時は、器具の近くに貼ってある品番のシールをメモしておくと、問い合わせの時に役立ちます
- お住まいの管理会社や大家さんに連絡する。賃貸の場合は、天井の器具が設備の扱いになっていることがあります
- 電気工事店に相談する。器具ごとの交換は、電気工事士の領分です
賃貸の場合は、勝手に器具を交換するとトラブルになることもあります。電気工事店に頼む前に、管理会社や大家さんへ先に連絡するのが基本です。
安全のために、外れない時は無理をせず、電気工事店に相談するのが近道です。
付け直せない時と、踏み台のこと
外したカバーが戻らない時は、まず向きと位置を見直します。ふちの目印が、器具側の目印と合っているか。ばねの向きが、元と同じか。それでも戻らない時は、無理にはめ込まず、いったん作業を止めて相談してください。
💡 この困りごとへの提案
天井の作業は、踏み台が安定しているかどうかで、気持ちの余裕がまったく変わります。天板が広く、脚に滑り止めが付いていて、手を添えられる所がある物を選ぶと安心です。
外し方の考え方は、結束バンドの外し方にも似ています。「力まかせにせず、留め方を見分けてから外す」という点は結束バンドの外し方、素手でできる?でも書いています。
あわせて読みたい
キッチンや洗面所の四角い照明は四角い照明カバーの外し方、浴室の照明は浴室の照明カバーの外し方で、それぞれの留め方を見分けています。
まとめ:切って冷まして、本体は引き出さず、外れない時は相談する
- スイッチを切り、冷めてから安定した踏み台で作業する。ブレーカーも落とすと安心
- カバーは回す・ばね・外れない作りの3タイプ。軽い力で両方向を試して見分ける
- 外す時はカバーのふちを持つ。ばねの近くに指を入れない
- 本体を天井から引き出さない。ドライバーでこじ開けない
- 外れない・器具ごと交換の作りは電気工事店へ。配線には触らない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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