埋め込み照明のカバーの外し方——ダウンライトのカバーの留め方と、無理に引かない理由

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天井に埋め込まれた、丸い小さな照明。ダウンライトと呼ばれるものですが、カバーを外したくても、つかむ所がほとんどなくて、どこから手をつければいいのか分からないですよね。掃除をしたい、電球を替えたい、外したカバーを付け直したいのに戻らない。そんな困りごとが多い照明です。

先に結論です。作業の前にスイッチを切り、器具が冷めてから、安定した踏み台で作業します。埋め込み照明のカバーは、回して外す物、ばねで留まっていて少し引いて外す物、そもそもカバーが外れない作りの物があります。少し回して動くか、ふちを軽く押して見て、無理だと感じたらそこでやめてください。器具の本体を天井から引き出すことは、しないでください。外れない時は、説明書を見るか、電気工事店に相談しましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ天井に埋まっていて心配→安全を確認してから第1章へ ▶どのタイプか不明→回す・ばね・外れない第2章へ ▶外して付け直したい→手順を順番に第3章へ ▶本体が動いて危ない→引き出さずやめる第4章へ ▶電球が替えられない→器具ごと交換の作りも第5章へ ▶

ケース別に読む:先に安全を確かめたい人|タイプを見分けたい人|外して付け直す人|やってはいけないことを知りたい人|外れない人|付け直せない人

4コマ漫画|埋め込み照明のカバー天井のカバーダウンライトどう外すの?埋め込み照明1見た目では分かりにくいやりがちなNG本体ごと引っ張る引き出す2天井から外れる危険まず安全の確認スイッチを切って少し回してみる少し回す3動く向きを確かめる外れましたカバーだけ外れた!外れた4外れなければ相談

先に安全の確認——スイッチ・冷めるまで・踏み台

埋め込み照明は天井に収まっているぶん、熱がこもりやすい場所にあります。見た目が小さくても、さわる前の確認は、ほかの照明と同じように大切です。

作業の前の3つの確認1スイッチを切る必要ならブレーカーも→2冷めるまで待つ手をかざして確認→3安定した踏み台足元をそろえる
  • スイッチを切る。壁のスイッチをオフにします。部屋に複数のスイッチがある時や、不安な時は、ブレーカーも落としてください
  • しっかり冷めるまで待つ。消してから、カバーのまわりに手をかざして熱を感じないのを確かめます
  • 安定した踏み台を使う。いすや机、キャスター付きの物には乗りません。足元の物はどけておきます
  • 器具の内部や配線には触らない。カバーの奥や天井の中の部品は、電気工事士の領分です。この記事で扱うのは、カバーを外す・付けるところまでです

埋め込み照明は、同じ部屋に何灯も並んでいることがあります。スイッチを切っておけば全部が消えるように思えますが、スイッチが分かれている部屋では、どれがどの照明につながっているか分かりにくいものです。確認がつかない時は、ブレーカーを落とすほうが確実です。

カバーの留め方は3タイプ——回す、ばね、外れない作り

埋め込み照明のカバーは、大きく三つに分かれます。どれなのかを見分けてから力をかけると、無駄な力を入れずに済みます。

埋め込み照明のカバー3タイプ1回すタイプ少し回して動くか→2ばねタイプ少し引いて外す→3外れない作り無理に外さない
タイプ 見分け方 外し方の見当
回す カバーのふちを持って、少し回すと動く 動いた向きに回して外す
ばね ふちを軽く押すと、少し動く感じがある ふちを持って、少し引いて外す
外れない作り 回しても、押しても、動かない 無理に外さない。説明書を見るか相談する

カバーの形は、ふちが平らな物、少しくぼんだ物、ガラスのように見える物などがあり、見た目だけでは留め方を決められません。大事なのは、見た目で決めつけず、軽い力で反応を見ることです。

回してみて動かなかった、というだけで「外れない作り」だと決めつけないでください。回す向きが逆だった、ふちの汚れで固くなっていた、ということもあります。軽い力で、両方向をゆっくり試して、それでも動かなければ、次の章の見直しへ進みます。

外す手順と付け直し——回すタイプとばねタイプ

安全の確認が済んで、タイプの見当がついたら外します。外れた時にカバーが落ちないよう、手は必ずカバーのふちを持っておきます。

  1. 片手を踏み台の手すり、または近くの安定した所に添える。体が不安定なままでは作業しません
  2. 回すタイプは、ふちを両手で持って少し回す。動いた向きに、そのまま回します。止まる所まで回ると外れてきます
  3. ばねタイプは、ふちを持って少し引く。ばねが縮んで外れてきます。ばねの近くに指を入れず、指はカバーの外側に添えます
  4. 外れたら、真下にゆっくり下ろす。布を敷いた台に置きます

付け直す時は、外した時と逆の順番です。回すタイプは、ふちを合わせて、外した向きと逆に回して留めます。ばねタイプは、ばねの向きを元のとおりに合わせてから、ふちを軽く押し上げて留めます。留まったら、ふちが傾いていないか、軽く手で触れて確かめます。電球が器具に合っているかは、器具の表示や取扱説明書で確かめます。

ふちを持つ手が滑りやすい時は、すべり止めのついた手袋をすると力が伝わりやすくなります。ただ、手袋をしても動かないほど固いカバーは、外れにくい作りか、汚れで固くなっているサインです。力をかける回数を増やすのではなく、そこで一度止まりましょう。

やってはいけないこと——本体を引き出す、ばねに指を入れる

埋め込み照明は、器具の本体が天井の中に収まっています。外れにくいカバーを前にすると、つい本体ごと引っ張りたくなりますが、ここは避けたいところです。

外す時のOKとNGOKNG安定した踏み台で少し回して確かめる本体を引き出すばねに指をはさむ
  • 本体を天井から引き出さない。天井の中の配線につながっています。引っ張ると、配線に負担がかかったり、天井の材料が外れたりします
  • ばねの近くに指をはさまない。ばねが戻る時に、指をはさんでけがをします
  • ドライバーなどでこじ開けない。カバーが割れたり、本体が傷んだりします
  • ぬれた手で触らない。電気の器具なので、水気は避けます

ゆきこ( ゚Д゚)『天井の小さな照明は、小さいぶん「ちょっと力を入れれば外れそう」に見えてしまいます。でも、力で解決しない方がいい場所だと思っておくと安心です』

外れない時・電球が替えられない作りの時

ダウンライトの中には、電球だけを替えられない作りの物もあります。この場合は、器具ごと交換する形です。カバーを外そうとしても外れないのは、その作りだからかもしれません。

  • 説明書を探す。保管していない時は、器具の近くに貼ってある品番のシールをメモしておくと、問い合わせの時に役立ちます
  • お住まいの管理会社や大家さんに連絡する。賃貸の場合は、天井の器具が設備の扱いになっていることがあります
  • 電気工事店に相談する。器具ごとの交換は、電気工事士の領分です

賃貸の場合は、勝手に器具を交換するとトラブルになることもあります。電気工事店に頼む前に、管理会社や大家さんへ先に連絡するのが基本です。

安全のために、外れない時は無理をせず、電気工事店に相談するのが近道です。

付け直せない時と、踏み台のこと

外したカバーが戻らない時は、まず向きと位置を見直します。ふちの目印が、器具側の目印と合っているか。ばねの向きが、元と同じか。それでも戻らない時は、無理にはめ込まず、いったん作業を止めて相談してください。

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天井の作業は、踏み台が安定しているかどうかで、気持ちの余裕がまったく変わります。天板が広く、脚に滑り止めが付いていて、手を添えられる所がある物を選ぶと安心です。


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外し方の考え方は、結束バンドの外し方にも似ています。「力まかせにせず、留め方を見分けてから外す」という点は結束バンドの外し方、素手でできる?でも書いています。

あわせて読みたい

キッチンや洗面所の四角い照明は四角い照明カバーの外し方、浴室の照明は浴室の照明カバーの外し方で、それぞれの留め方を見分けています。

まとめ:切って冷まして、本体は引き出さず、外れない時は相談する

  1. スイッチを切り、冷めてから安定した踏み台で作業する。ブレーカーも落とすと安心
  2. カバーは回す・ばね・外れない作りの3タイプ。軽い力で両方向を試して見分ける
  3. 外す時はカバーのふちを持つ。ばねの近くに指を入れない
  4. 本体を天井から引き出さない。ドライバーでこじ開けない
  5. 外れない・器具ごと交換の作りは電気工事店へ。配線には触らない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

埋め込み照明のカバーの外し方の早見表:作業の前に照明のスイッチを切り、必要ならブレーカーも落とし、冷めたのを確かめ、安定した踏み台で作業する。器具の内部や配線には触らない。カバーは、少し回して動くと回して外す物、軽く押すとばねで留まっていて少し引いて外す物、動かなければ外れない作りの物がある。外す時はカバーのふちを持ち、ばねの近くに指を入れず、真下にゆっくり下ろす。本体を天井から引き出さない、ドライバーでこじ開けない、ぬれた手で触らない。電球だけを替えられない器具ごと交換の作りもあり、外れない時は説明書を見るか電気工事店に相談する。付け直す時は逆の順番で向きを合わせる

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