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実家や知り合いから甘柿をどっさりもらって、食べきれずに「これ、干し柿にできないのかな」と考えている人は多いですよね。庭の木に甘柿がたくさんなって、使い道に困っている場合も同じです。干し柿といえば渋柿のイメージがあるので、甘柿でやっていいのか、不安になるのも自然なことです。
先に結論をひとつ。甘柿でも干し柿は作れます。ただし、渋柿で作る干し柿とは、甘さや食感が違うと言われています。違いを知ったうえで、丸ごと吊るすか、薄くスライスして早めに乾かすかを選ぶと、がっかりしにくくなりますよ。自分に合う章を、下の図から探してみてください。
ケース別に読む:甘柿でも作れるか知りたい人|丸ごと吊るしたい人|スライスして干したい人|柔らかい甘柿しかない人|食べたら渋かった人
甘柿で干し柿は作れる?——渋柿の干し柿との違いを早見表で
甘柿で干し柿を作ること自体は、できます。皮をむいて水分を抜いていく流れは、渋柿と同じです。ただ、渋柿の干し柿に慣れている人が甘柿で作ると、「思っていた味や食感と違う」と感じやすいと言われます。もともと甘い柿なので、渋が抜ける過程で甘くなっていく渋柿とは、仕上がりの方向が少し違うんですね。
どこがどう違うのか、早見表で見てみましょう。
| 見る点 | 甘柿の干し柿 | 渋柿の干し柿 |
|---|---|---|
| 甘さ | もともとの甘さが残る。渋柿ほど濃くならないことも | 干すうちに甘みが強く感じられるようになると言われる |
| 食感 | ねっとり感が出にくく、しっかりめ、ややパサつきやすいと言われる | 外は締まり、中はとろりとなりやすい |
| 干す期間 | 柿の大きさ・気温・湿度で変わる。スライスなら短めで済みやすい | 丸ごと吊るすので、気温と湿度しだいで長くかかる |
| カビやすさ | 水分が多い柿は、乾く前に傷みやすいので注意 | 雨や湿気が続くと、同じく注意が必要 |
| 向く作り方 | 薄くスライスして乾かす方法が試しやすい | 丸ごと吊るす方法が一般的 |
ここでいう「違い」は、柿の品種や干し方で変わる、あくまで目安です。「甘柿だからダメ」という話ではなく、もともと甘い柿を、水分を抜いて保存しやすくする、というイメージで考えると納得しやすいですよ。渋柿の干し柿の作り方そのものは、干し柿の作り方にまとまっています。
丸ごと吊るすなら——固めで傷のない甘柿を選ぶ
渋柿と同じように、丸ごと吊るして作ってみたい場合は、柿選びがいちばん大事です。固めで、ヘタがしっかり付いていて、傷や割れのない柿を選んでください。吊るすひもをかけるために、ヘタの部分にT字の小さな枝が付いていると作業しやすくなります。
甘柿は水分が多めの柿もあるので、渋柿より乾きに時間がかかったり、乾く前に傷んだりすることがあります。何日で完成、とは言い切れません。気温や湿度、柿の大きさで変わるので、日数ではなく見た目・においと、指で軽く押した感じで様子を見てください。
干している間は、毎日のように見てあげるのが安心です。ふわふわした物、色のついた点、酸っぱいにおいやぬめりがあれば食べずにやめてください。迷ったら食べない。雨や湿気が続く時は、風の通る屋内に移すのがおすすめです。ひもが外れたり、ヘタが取れたりした時は干し柿のヘタが取れた時も参考にしてください。
スライスして干すなら——薄くそろえて、重ねずに並べる
甘柿なら、薄く切って干す方法も試しやすいです。丸ごとより乾きが早くなりやすく、ドライフルーツに近い仕上がりになります。流れは次のとおりです。
- 皮をむく。包丁より、ピーラーのほうが皮が薄くむけて、手元が安定しやすいです。柿はすべりやすいので、指を刃の進む先に置かないでください
- 種を取る。ヘタを落として輪切りにし、種の部分を取り除きます
- 薄くそろえる。厚さがばらばらだと乾き方に差が出ます。数字にこだわらず、「薄めに、同じくらい」を目安にしてください
- 重ねずに並べる。干し網やザルに、くっつかないよう間をあけて。網の選び方は干し網・ザルでの干し方に載っています
- 途中で裏返す。乾き方が片面に偏らないようにします
干す場所は、雨が当たらず、風が通って、虫やほこりが入りにくい所が基本です。外に出す時は、ネットをかぶせておくと安心です。夜露や雨で湿ってしまうと、カビや傷みの原因になりやすいので、日が暮れたら取り込むか、屋内に移してください。
機械やオーブンで乾かす方法は、道具によって温度や時間の決まりが違います。柿のドライフルーツの作り方で比べています。どの方法でも、乾き切らないうちは傷みやすいので、触って湿り気が残っていたら、先に食べきるか処分する、と決めておくと安全です。
💡 この困りごとへの提案
薄く切る作業は、皮むきの道具があると、力をかけずに済みます。柿をたくさん処理するなら、手を守る意味でも、あると楽な道具のひとつです。
柔らかい甘柿しかない時は——干し柿には向きにくい
もらった甘柿が、すでにやわらかくなっている場合があります。そんな時は、干し柿にするより、そのまま食べるほうが向いていることが多いです。やわらかい柿は、皮をむいたり切ったりする作業がしにくく、乾く前に傷みやすいからです。
やわらかくなった柿をどうするかは、追熟の状態によって変わります。食べごろの見分けや扱いは柿の追熟とやわらかくする方法で確認してください。「干し柿にしたい」という気持ちが強くても、傷んだ部分がある柿や、においが気になる柿は使わないでください。迷ったら使わないのがいちばん安心です。
もし、固めの柿とやわらかい柿が混ざっているなら、固めのものだけを選んで干し柿にして、やわらかいものは先に食べる、と分けると無駄が出にくくなります。
甘柿が渋かった時は——見分け方の記事へ
甘柿のはずなのに、食べたら渋かった。そんなことが、たまにあります。干す前に渋いと気づけば、干し柿にする方法のほかに、渋を抜く方法も選べます。一方、干したあとに渋いと気づいた場合は、もう少し様子を見るか、食べないという判断になります。
なぜ甘柿が渋くなるのか、どこで見分けるのかは、甘柿なのに渋い時の見分け方で詳しく説明しています。干し柿づくりに進む前に、渋い柿が混ざっていないか、一度確認しておくと安心です。
干し柿を作ったあとに食べて、渋さが残っている時は、無理に食べないでください。小さく切って、少しずつ試す方法もありますが、強い渋さを感じる時は、そこでやめておくのがおすすめです。
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干し柿づくりの基本は干し柿の作り方、機械やオーブンで乾かしたい時は柿のドライフルーツの作り方、干し網やザルの使い方は干し網・ザルでの干し方にまとめています。甘柿が渋かった時は甘柿なのに渋い時の見分け方、柔らかい柿の扱いは柿の追熟とやわらかくする方法へどうぞ。
まとめ:甘柿でも干し柿は作れる。渋柿との違いを知って、固めの柿から
- 甘柿でも干し柿は作れる。ただし渋柿とは甘さや食感が違うと言われます
- 丸ごと吊るすなら、固めで傷のない柿を。ヘタとT字の枝を目安に
- スライスなら薄くそろえて、重ねずに並べる。刃物は指と子どもに注意
- やわらかい柿は向きにくい。日数は決めず、見た目とにおいで見る
- カビ・酸っぱいにおい・ぬめりは食べない。迷ったら食べない。子どもには小さく切って座って
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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