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庭の渋柿がたくさんなった、親戚から渋柿を箱でもらった。そんな時、「ドライアイスで渋が抜ける」と聞いて、試してみようか迷っている人は多いですよね。焼酎の方法は知っていても、ドライアイスは扱いに慣れていないと、少し怖い感じもします。
先に結論をひとつ。渋柿をドライアイスで渋抜きする時は、方法よりも先に、ドライアイスの安全な扱い方を押さえるのがいちばん大事です。素手で触らない、柿に直接当てない、袋や箱を密閉しない、換気のよい所で。この4つさえ守れば、むずかしい作業ではありません。4コマと図で、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:なぜ抜けるか知りたい人|やり方を知りたい人|袋の閉め方と量が心配な人|安全に使いたい人|失敗した人|焼酎の方法と迷う人
渋柿をドライアイスで渋抜きできる?——なぜ渋が抜けるのか
渋柿を食べると口の中がしぶくなるのは、渋のもとになる成分が、水に溶ける形で残っているからだと言われます。ドライアイスから出る気体の中に柿を置くと、その成分が舌で感じにくい形に変わっていく、と説明されることが多いです。むずかしい仕組みを覚える必要はありません。「気体の中にしばらく置くと渋が感じにくくなる」と、ざっくり押さえておけば大丈夫です。
ドライアイスは、氷より低い温度のかたまりで、時間がたつと気体になります。この気体が、柿のまわりにたまる空気の中身を変えてくれるわけです。反対に言えば、気体が逃げない状態にすると危ないのが、この方法のむずかしいところ。次の章からの手順は、そこを避けるための決まりごとでもあります。
渋抜きの方法全体の比べ方は柿の渋抜き方法にまとまっているので、ドライアイスにするか迷っている人はそちらも見てみてください。
ドライアイスで渋抜きするやり方——新聞紙で包んで柿を並べる
流れはとてもシンプルです。次の図のとおりに進めてみてください。
- 箱を用意する。紙の箱や、ふたが軽くのる容器を使います。柿が重ならない大きさのものを選んでください
- ドライアイスを新聞紙で包む。包むのは、手袋かトングで扱いながら。柿に直接当たらないようにするためです
- 柿を並べる。ヘタを取り、傷のない柿を並べます。ドライアイスの包みは、柿にふれない位置に
- ふたは軽くのせる。気体の逃げ道が残るよう、ぴったり閉めません
- 風通しのよい所に置く。外の物置や、換気できる場所が向いています
置いておく日数は、柿の大きさや気温で変わるので、言い切れません。その間は、箱のそばに人が長くいる場所にならないよう気をつけてください。様子を見る時も、ふたを開けて顔を近づけないことが大切です。
袋の閉め方と量の考え方——密閉しない・少量から
ポリ袋を使う場合も、箱を使う場合も、守りたいことは同じです。袋や箱を完全には密閉しない。ドライアイスは気体に変わる時に、大きくふくらみます。口をしっかり閉じてしまうと、袋や箱がふくらんで破裂するおそれがあるんです。袋なら口を軽くしばるくらい、箱ならふたを軽くのせるくらいが目安です。
では、ドライアイスの量はどう考えればいいでしょうか。数字で決めるより、柿の量に合わせて、少量からと考えるほうが安全です。多ければ多いほど渋が抜けるわけではなく、むしろ柿が凍ったり、気体が増えすぎたりする原因になります。入手するお店で、「渋柿の渋抜きに使う」と伝えて、柿の量に合う分を相談するのがおすすめです。
気体がこもりにくいように、箱に空気穴があるかも確かめておくと安心です。袋の場合は、口をきつく結ばず、少し隙間を残してください。
安全に使うために——ドライアイスでやってはいけないこと
ドライアイスは、とても低い温度のかたまりです。ここだけは、守ってください。
- 素手で触らない。長くふれると凍傷になるおそれがあります。厚手の手袋かトングを使ってください
- 密閉できる容器に入れない。ペットボトルやびんも同じです。気体がたまって破裂するおそれがあります
- 冷蔵庫や冷凍庫に入れない。庫内に気体がたまりますし、庫内の物を傷めることもあります
- 車の中や狭い部屋に置かない。気体が空気より重く、低い所にたまりやすいため、息苦しくなるおそれがあります。換気のよい場所で扱ってください
- 子どもやペットの手の届かない所に置く。間違えて触ったり、口に入れたりしないよう、高さと場所を決めておきます
- 口に入れない。ドライアイスは食べ物ではありません。氷のように見えても、口に入れないよう家族にも伝えてください
余ったドライアイスは、そのまま放っておかず、扱いを決めておきましょう。ドライアイスの捨て方に方法がまとまっています。保存の考え方はドライアイスの保存も参考になります。
💡 この困りごとへの提案
作業中に、手が冷たくて痛い、赤くなった、息苦しい、気分が悪いと感じたら、すぐ作業をやめて換気してください。症状が続く時は、医療機関に相談を。冷たさを防ぐ手袋は、ドライアイスを扱う時のあると安心な道具です。
失敗した時の見直し——凍った・まだ渋い・やわらかすぎる
うまくいかなかった時は、あわてずに早見表で原因の目安を見てください。
| 状態 | 理由の目安 | 次にやること |
|---|---|---|
| 柿が凍った | ドライアイスが近すぎる、量が多い | 新聞紙で包み直し、柿から離す。次は少量から |
| まだ渋い | 置く時間が足りない、気体が逃げすぎた | 日数を決めつけず、箱の様子を見ながら待つ。切って干す手もある |
| やわらかくなりすぎた | 置きすぎ、気温が高い | 早めに食べる、加工に回す。使い道は渋柿の使い道へ |
| においがする | 傷みの始まりのことがある | 食べない |
| ぬめり・色がおかしい | 傷んでいる | 食べない。迷ったら食べない |
渋が残る時の見分け方や、干して渋を抜く時の考え方は、干し柿がまだ渋い時にまとめています。においや変色、ぬめりのある柿は、もったいなくても食べないでください。
焼酎の方法とどっちがいい?——慣れていないなら選びやすい方を
渋抜きには、焼酎を使う方法、りんごと一緒に置く方法、冷凍する方法などもあります。ドライアイスは、入手先を探す手間と、取り扱いの注意が必要です。慣れていない人には、ドライアイスでなくても済む方法を選ぶ、という考え方もありますよ。一方で、たくさんの柿を一度に抜きたい時には、ドライアイスが向く場面もあります。比べて決めたい人は柿の渋抜き方法をどうぞ。
ゆきこ( ゚Д゚)『ドライアイスは「手袋・密閉しない・換気」をセットで決めておくと、迷いが減ると思います』
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ほかの渋抜き方法と比べたい時は柿の渋抜き方法、渋が抜けたあとの使い道は渋柿の使い道、まだ渋い時の見直しは干し柿がまだ渋い時にまとめています。余ったドライアイスはドライアイスの捨て方とドライアイスの保存へどうぞ。
まとめ:ドライアイスは素手で触らない・密閉しない・換気のよい所で
- 素手で触らない。厚手の手袋かトングで。凍傷のおそれがあります
- 新聞紙で包んで、柿に直接当てない。量は少量から、入手先で相談
- 袋や箱は密閉しない。冷蔵庫・冷凍庫・車の中・狭い部屋にも置かない
- 子どもやペットの手の届かない所に。口に入れない。余りは捨て方を確認
- においや変色、ぬめりのある柿は食べない。凍った・まだ渋いは表で見直す
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。


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