甘納豆と納豆の違い——名前が似ている理由と、作り方・味のちがい

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お土産でもらった甘納豆。名前に「納豆」とついているけれど、あの糸を引くねばねばとは別物なのかな、と気になりますよね。売り場で並んでいると、一瞬どちらか分からなくなる、ということもあるかもしれません。

先に結論をひとつ。甘納豆は、豆を砂糖で煮て乾かした和菓子で、納豆は、大豆を納豆菌で発酵させた食べ物です。名前は似ていますが、作り方も味も食べ方も別物で、甘納豆は発酵させません。順に違いを見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ甘納豆と納豆は同じ?→別の食べ物と覚える第1章へ ▶作り方の違いは?→砂糖で煮る/発酵させる第2章へ ▶味や食感の違いは?→甘い/ねばねば第3章へ ▶名前が似ている理由は?→由来は諸説あると言われる第4章へ ▶甘納豆の食べ方は?→お茶うけ・パンに混ぜる第5章へ ▶

ケース別に読む:同じ食べ物か知りたい人|作り方の違いを知りたい人|味や食感を比べたい人|名前の由来が気になる人|甘納豆の食べ方を知りたい人|子どもに出したい人

4コマ漫画|甘納豆と納豆お土産で甘納豆って納豆の仲間?甘納豆1名前が似ていて迷いがちごはんにのせるごはんにのせて食べるごはんにのせる2ごはんにのせるのは納豆の食べ方作り方を見ると砂糖で煮て乾かすんだ砂糖で煮る3発酵させる納豆とは別物お茶うけにお茶と一緒にいただこうお茶うけ4甘納豆は和菓子として楽しむ

先に結論——名前が似ているだけで、中身はまったく別

甘納豆と納豆は、どちらも豆を使いますが、目指している食べ物が違います。甘納豆は「甘いお菓子」、納豆は「ごはんのおかず」。そう覚えておけば、まず迷いません。

  • 甘納豆。豆を砂糖で甘く煮て、乾かして仕上げた和菓子。発酵はさせません
  • 納豆。蒸した大豆に納豆菌を加えて発酵させた食べ物。糸を引く、ねばねばした食感が特徴です

同じ「豆」でも、使う豆の種類が違うこともあります。甘納豆は小豆やいんげん豆、大豆など、いろいろな豆で作られます。納豆は一般に大豆で作られます。

見た目でも、実は違いがあります。甘納豆は、表面が乾いていて、砂糖の粒がうっすらついていることが多く、豆の形がそのまま残っています。納豆は、豆がねばねばした糸でつながっていて、容器の中でひとかたまりに見えます。お菓子売り場に並んでいる物と、冷蔵の食品売り場に並んでいる物を思い浮かべると、イメージしやすいですよね。

作り方の違い——砂糖で煮る/発酵させる

作り方を並べてみると、違いがはっきりします。

甘納豆の作り方の流れ1砂糖で煮る豆をやわらかく→2乾かす水分を飛ばす→3砂糖をまぶす表面を仕上げる

甘納豆は、豆を煮て、砂糖の液につけ込んでから乾かし、表面に砂糖をまぶして仕上げます。つまり、砂糖が主役の保存性のあるお菓子です。発酵という工程はありません。

一方、納豆は、蒸した大豆に納豆菌をつけて、温度を保って発酵させます。時間をかけて発酵が進むことで、あの独特のにおいと糸を引く性質が生まれます。作り方のイメージをつかむために、次の図で見比べてみてください。

ひと目で見分ける1甘納豆乾いていて甘い→2納豆ねばねばで糸を引く

砂糖をたっぷり使うことで水分が少なくなり、お菓子として楽しみやすい食べ物になっている、と言われます。ただし、保存の仕方や期限は商品によって違うので、袋の表示を見るのが確実です。

見分けの早見表——味・食感・食べ方

日常で間違えやすい点を、表にしました。

比べる点 甘納豆 納豆
分類 和菓子 発酵食品(おかず)
作り方 砂糖で煮て乾かす 納豆菌で発酵させる
味 甘い 豆の風味と独特のうま味
食感 しっとり、または表面がほろっとする ねばねば、糸を引く
使う豆 小豆・いんげん豆・大豆など 大豆が一般的
食べ方 お茶うけ、お菓子づくり ごはんにのせる、薬味と混ぜる
保存 袋の表示に従う 表示に従う(冷蔵が多い)

売り場でも、甘納豆は和菓子のコーナー、納豆は冷蔵の食品コーナーに置かれることが多いですが、店によって違いますので、パッケージの表示を見て確かめてください。

パッケージで見分ける時のポイントも挙げておきます。

  • 商品名の近くの表記。「和菓子」「菓子」といった分類が書かれていれば甘納豆、「納豆」「発酵」「納豆菌」といった言葉があれば納豆です
  • 原材料の欄。砂糖が上のほうに並んでいればお菓子、大豆と納豆菌が並んでいれば納豆です
  • 保存方法。冷蔵と書かれていれば納豆であることが多く、直射日光を避けて保存する表示は甘納豆に多い書き方です

この三つを見れば、売り場でもお土産でも、取り違えにくくなります。

名前の由来は?——似ている理由は諸説あると言われる

なぜ名前が似ているのか、気になる人もいますよね。これについては、いくつかの説があると言われていますが、どれが正しいかは調べる資料によっても変わります。ここでは、「名前が似ているだけで、中身は別の食べ物」と覚えておけば十分です。

由来は気になりますが、買う時や食べる時に迷わないためには、パッケージの表示で、お菓子なのか、発酵食品なのかを見分けるのが確実です。「納豆」という言葉が使われている商品でも、中身は全然違うことがあるので、原材料の表示を見る習慣をつけると安心です。

子どもに「どうして名前が似ているの?」と聞かれた時は、無理に答えを作らなくても、「名前は似ているけれど、作り方が全然違うんだよ」と、違いを伝えるだけで十分です。作り方の図を一緒に見ながら話すと、食べ物への興味にもつながります。

甘納豆の楽しみ方——お茶うけ・赤飯・パンに混ぜる

甘納豆は、そのままお茶うけにするのが定番ですが、ほかにもいろいろな使い方があります。

  • お茶うけとして。緑茶やほうじ茶と合わせます。小さな豆皿に少しずつ盛ると上品です
  • 赤飯に混ぜる。地域や家庭によって、甘納豆を使った赤飯があります
  • パンやケーキの具に。生地に混ぜ込むと、甘みと豆の食感が楽しめます
  • ヨーグルトにのせる。トッピングとして添えると、甘みがアクセントになります

煮豆やあんこと混同する場面もありますが、煮豆は甘辛い味付けのおかずとして出されることが多く、あんこは豆をつぶして練った物です。甘納豆は、豆の形を残したまま砂糖で仕上げた乾いたお菓子、という位置づけです。同じ豆を使っていても、仕上がりが違えば食べ方も変わります。

納豆のように、ごはんにのせて食べる使い方は、甘いお菓子なので向きません。逆に、納豆をお菓子として食べる使い方も一般的ではありません。使い分けの基本は、「甘納豆は甘いものが合う場面、納豆はおかずの場面」です。

小さい子に出す時と、間違えやすい場面

甘納豆は小さな豆なので、小さい子に出す時は、のどにつまらせないよう、細かく刻むか、つぶしてから出します。食べる時は座って、大人がそばで見ているようにします。

お土産やいただき物の場合、箱や包みの表示が読み取れないこともあります。そんな時は、贈ってくれた人に聞いて確かめるのが確実です。お菓子なのか、おかずなのか、冷蔵が必要なのか。最初に分かっていれば、保存の失敗も防げます。

また、納豆を食べるつもりで甘納豆を開けてしまうと、味の違いにびっくりします。贈答品として受け取った時も、箱の表示で中身を確かめてから出すと、食卓での取り違えを防げます。

甘納豆はお菓子なので、食べ過ぎには気をつけたいところです。小さな器に分けて出すと、ちょうどよい量で楽しめます。

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お茶うけとして甘納豆を楽しむなら、小さな豆皿が重宝します。数粒ずつ盛りつけると、来客にも出しやすい見た目になります。


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ゆきこ( ゚Д゚)『名前が似ていると、つい同じようなものと思ってしまいますよね。表示を一度見るだけで、取り違えはぐっと減ると思います』

あわせて読みたい

甘納豆が食べきれない時の保存の考え方は、甘納豆は冷凍できる?で見ていけます。納豆のたれが切れた時の置き換えは、納豆のタレがない時の代わりも参考にどうぞ。

まとめ:甘納豆は砂糖で煮た和菓子、納豆は発酵させた食べ物

  1. 甘納豆は和菓子、納豆はおかず。名前だけが似ています
  2. 作り方が違う。砂糖で煮て乾かす/納豆菌で発酵させる
  3. 味と食感も別物。甘くてしっとり/ねばねばで糸を引く
  4. 由来は諸説あり。迷ったら原材料の表示で確かめる
  5. 小さい子には刻むかつぶして出す。のどにつまらせない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

甘納豆と納豆の違いの早見表:甘納豆は豆を砂糖で煮て乾かした和菓子で発酵させない。納豆は大豆を納豆菌で発酵させた食べ物でねばねばと糸を引く。味は甘納豆が甘い、納豆は豆の風味とうま味。食べ方は甘納豆がお茶うけやお菓子づくり、赤飯やパンへの混ぜ込み、納豆はごはんにのせる。名前の由来は諸説あると言われ、迷ったら原材料の表示で確かめる。甘納豆は小さな豆なので、小さい子には刻むかつぶして出し、のどにつまらせないよう大人がそばで見る。

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