鍋つゆの捨て方——残った汁と、未開封の期限切れ、それぞれの捨て方

キッチン

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鍋を囲んだあと、土鍋の底や鍋つゆのパックに汁が残る。そのまま流しに捨てていいのかな、とふと手が止まりますよね。脂が浮いた寄せ鍋の汁、細かい具がたっぷり混ざった汁、買ったまま使わずに期限が過ぎてしまった未開封の鍋つゆなど、同じ「捨てる」でも場面はいくつかあります。

先に結論をひとつ。残った鍋つゆは、具や脂を先に分けてから捨てる。未開封で期限が切れた鍋つゆは、中身と容器を分けて、お住まいの自治体の分別表に合わせて出す。この順番を押さえておくと迷いません。自分の場面がどれか、まず下の図で探してみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ具が残っている→排水口ネットでこす第1章へ ▶脂が浮いている→冷まして脂を取る第2章へ ▶未開封で期限切れ→中身と容器を分ける第3章へ ▶まだ使えそう→余らせない工夫へ第4章へ ▶

ケース別に読む:具が残っている人|脂が浮いている人|未開封で期限切れの人|余らせたくない人

4コマ漫画|鍋つゆの捨て方困った場面汁が残っちゃった土鍋の汁1鍋のあとの残り汁やりがちなNGそのまま流そう流しにそのまま2具も脂も一緒に流す正しい対処まずこして脂は紙で拭くネットと紙3具と脂を先に分ける結果とひとこと分別表も見ようこれで安心分別表4自治体の表に合わせる

流す前にすること——冷ます・こす・具を分ける

汁を流しへ持っていく前に、まず鍋がまだ熱くないかを確かめます。熱い汁は、運ぶ途中のちょっとしたつまずきでこぼれて、やけどにつながります。冷めてから動かすのが基本です。子どもが近くにいる時は、鍋を手の届かない所に置いておきましょう。

流す前の3ステップ1冷ましてから熱い汁は運ばない子どもは近づけない→2こして具を分けるざるやネットで→3具は水気を切る自治体の決まりで出す

次に、具のかけらを取り除きます。ネギの切れ端、きのこ、春菊の葉、豆腐のくずなどは、細かいまま流すと排水口のネットや配管に引っかかりやすい物です。目の細かいざるや、排水口に付けるネットで汁をこして、残った具は水気を切り、自治体の決まりに合わせて出します。生ごみの水気を切っておくと、ごみ袋の中でもにおいが広がりにくくなります。

汁の状態 先にすること 気をつけること
具のかけらが多く残っている ざるやネットでこして、具を分ける 熱いうちに運ばない。細かい具は排水口にたまりやすい
表面に脂が浮いている 冷めてから脂を取る(第2章) 熱いまま流しに傾けない
とろみのある汁 こして具を分ける 排水口の中に残りやすいことがあるので、水を出しながら少しずつ

汁を流す時は、排水口に水を出しながら、少しずつ流します。一度にどっと流すより、口もとに汁が残りにくくなります。流し終えたら、ネットに残った具を取り除いて、そのまま置かずに片づけておくと、あとの掃除も楽です。

よくある迷いが、「土鍋ごと流しに傾けていいの?」という場面です。土鍋は重く、傾けると中身が一気に流れ出て、具や熱い汁が跳ねやすくなります。お玉でこし器に移してから流す、といった二段階にしておくと、手元が安定します。鍋の底に残った汁は、ペーパーで軽く拭き取ってから洗うと、洗い物の水も汚れにくくなります。

脂の多い汁の捨て方——冷まして固まった脂を紙で拭く

寄せ鍋や豚肉・鶏肉をたっぷり入れた鍋のあとは、汁の表面に脂が浮いていることがあります。この脂が、いちばん悩ましいところ。排水口や配管の内側に付いて、冷えると固まり、つまりやにおいのもとになることがあります。だから、油を排水口に流さない工夫を、ふだんから心がけておくと安心です。

脂の多い汁の扱いOKNG固まった脂を紙で拭く紙に吸わせて袋へ脂をそのまま流す熱いまま流しへ

やり方はシンプルです。まず、汁が冷めるまで置きます。冷めると脂が表面で固まったり、ひとかたまりに浮いたりするので、スプーンやお玉ですくい取るか、キッチンペーパーでそっと拭き取ります。取った脂は、キッチンペーパーや新聞紙、いらない布に吸わせて、袋の口を閉じてごみに出す形が一般的です。ただし、ごみの分け方は自治体によって違います。迷った時はお住まいの自治体の分別表で確かめてください。

脂を取ったあとの汁は、ふつうの汁と同じように、ざるやネットでこしてから流します。「脂は紙に、汁はこして」と二段に分けて覚えておくと、台所で手が止まりません。

脂の量が多くて、紙に吸わせきれない時もあります。そんな時は、市販の油の凝固剤を使う方法もあります。使い方は製品の表示に従ってください。熱い油や汁を扱う作業なので、必ず冷めてから、子どもの手が届かない場所で行いましょう。

ゆきこ( ゚Д゚)『残った汁は、流す前に「どう分けるか」をひと呼吸おいて決めるのが、いちばん楽ですよね。』

未開封・期限切れの捨て方——中身と容器を分ける

買ってきたまま使わずに、期限が過ぎてしまった鍋つゆ。未開封だから中身は変わっていないのでは、と思うかもしれません。でも、期限が過ぎた食べ物は、無理に使わないのが安全です。迷ったら使わない、と決めておくと気持ちが楽になります。

捨てる時の基本は、中身と容器を分けることです。中身を出す方法は、少しずつ流す、紙や布に吸わせて燃えるごみとして出すなど、自治体で案内が分かれることがあります。これも分別表や自治体の案内で確かめてから決めましょう。中身を出したら、容器は中を軽く水ですすいで、容器に印字されている素材の表示ごとに分けます。

容器の種類 見る所 考え方
パウチ(袋タイプ) 素材の表示マーク 中身を空にして軽くすすぎ、自治体の表に合わせて出す
ボトルタイプ 本体・キャップ・ラベルの表示 素材が別の部分は、外して分けるよう決めている自治体もある
紙パックタイプ 紙パックの表示 洗って乾かすなど、出し方は自治体の決まりに合わせる

容器がふくらんでいたり、液がもれていたりする時は、無理に開けないでください。手袋をして袋に入れ、自治体や販売元の案内を確かめましょう。開封済みで期限が切れた鍋つゆや、冷蔵庫の奥でいつからあるか分からなくなった汁も、迷ったら使わずに、同じ手順で処分します。

最後に、片づけの流れも整理しておきます。汁を流したあとの鍋やお玉、ざるには、脂が薄く残っています。いきなり洗剤で洗う前に、キッチンペーパーで脂をひと拭きしておくと、洗い桶の水も汚れにくくなります。使ったペーパーは、先ほどの脂を取った紙と一緒に、袋にまとめて口を閉じておきます。ここまで済ませておくと、鍋のあとの片づけがぐっと軽くなります。家族みんなで食べたあとは疲れているものなので、手順を少なく決めておくのがコツです。

余らせない工夫——使う分だけ・小分け

捨てる手間を減らす近道は、そもそも余らせないことです。鍋つゆは、人数に合わせて量を確かめて、少なめに作り、足りなければあとから足す。この順番にすると、汁が余る場面が減ります。パックを選ぶ時も、使い切りの小分けタイプなら、開けたのに余る心配が小さくなります。

買い置きしておく時は、置き場所と期限の表示を、ときどき見直しましょう。ストックの棚の手前に期限が近い物を置くと、先に使えます。冬に出番の多い物ほど、気づいたら期限が過ぎていた、ということが起きがちです。

鍋の残りを翌日に回せるかどうかは、冷まし方やしまい方で変わります。くわしくは鍋の残りは翌日も食べられる?で見てください。傷みが心配な汁は、無理に取っておかないのも大切な判断です。

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流す前に具を分ける時、排水口に付けるネットがあると、こす作業がぐっと楽になります。あると助かる物のひとつです。


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まとめ:まず冷まして、こして分ける。分別は自治体の表で

  1. 熱いうちは運ばない。冷めてから、子どもの手が届かない所で。
  2. 具はざるやネットでこす。水気を切って自治体の決まりで出す。
  3. 脂は冷まして紙で取る。油を排水口に流さない工夫を。
  4. 未開封の期限切れは中身と容器を分ける。出し方は分別表で確認。
  5. 迷ったら使わない。ふくらみや液もれは無理に開けない。

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

鍋つゆの捨て方の早見表。残った汁は冷めてから、ざるや排水口ネットでこして具を分ける。脂が浮いた汁は、冷まして脂をすくうか紙で拭き取り、紙に吸わせて自治体の決まりに合わせて出し、油は排水口に流さない。未開封で期限が切れた鍋つゆは、中身と容器を分け、容器は軽くすすいで素材の表示ごとに自治体の分別表に合わせる。ふくらみや液もれは無理に開けない。迷ったら使わない。

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