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旅先のホテルで、あるいは実家に泊まった夜に、ポーチを開けて気づく「クレンジング、入れ忘れた」。近くのお店はもう閉まっていて、でもメイクしたまま寝るのは嫌ですよね。私も出張先で一度やってしまい、洗面台の前でしばらく固まりました。
先に結論をひとつ。今夜一晩だけなら、家や旅先にたいていある「乳液」で、ふだんのメイクはかなり落とせます。ベビーオイルやワセリンも、使い方さえ間違えなければ一晩の代わりになります。ただし、どれも「今夜だけ」の話で、続けるものではありません。何をどう使って、何は使わない方がいいのか、そして翌日どうするか。順番に見ていきましょう。
先に確認——石けんで落ちるメイクなら、洗顔だけでいい
代用を探す前に、今日のメイクが「そもそもクレンジングが要るものか」を見ておくと、ムダな手間が減ります。
- 日焼け止めだけ・BBやCCクリームだけ・パウダーファンデだけで、パッケージに「石けんで落とせる」「洗顔料で落とせる」とある → 洗顔料をしっかり泡立てて2回洗えば、たいてい落ちます
- ウォータープルーフの日焼け止め・リキッドやクッションのファンデ・ティントリップ・ウォータープルーフのマスカラやアイライナー → 洗顔だけでは残りやすい。ここが代用の出番です
- 見分けに迷ったら、ぬるま湯で顔をすすいで、水をはじくかどうかを見てください。はじく部分が油性の膜で、クレンジングが要る場所です
「ベースは石けんで落ちるもの、目元だけウォータープルーフ」という人は多いと思います。その場合は、顔全体は洗顔で、目元だけ次の代用で、と分けると肌の負担が少なくて済みますよ。
今夜だけの代用①——乳液を「多めに」使う
いちばんおすすめしやすいのが乳液です。乳液は水分と油分が混ざったものなので、油性のメイクをなじませて浮かせる力が、少しだけあります。ポイントはいつもの3〜4倍の量を使うこと。
- 手を洗い、顔は乾いたままにしておく(濡れているとなじみにくい)
- 乳液を500円玉2枚分くらい手に取り、額・両頬・鼻・あごに置く
- 指の腹で、くるくると1分ほどなじませる。力を入れず、ファンデが乳液に溶けて指がすべる感覚になるまで
- ティッシュを顔に軽く当てて、押さえるように乳液ごと吸い取る。こすらない
- 洗顔料をしっかり泡立てて、ぬるま湯で洗う。残りが気になれば、もう1回だけ
これで、リキッドファンデや普通のマスカラくらいまでは落ちます。落ちきらない感じが残ったら、無理にこすらず、翌朝もう一度洗顔してください。一晩くらいの残りより、こすった摩擦の方が肌には響きます。
今夜だけの代用②——ベビーオイルとワセリンは「少量・二度洗い」
乳液がない時、ベビーオイルやワセリンがあれば、こちらも一晩の代わりになります。どちらも純粋な油分なので、メイクを浮かせる力は乳液より強いのですが、水と混ざりにくいので、肌に残りやすいのが弱点です。
- ベビーオイル。手のひらに小さじ半分ほど取り、乾いた顔になじませてメイクを浮かせる。ティッシュで押さえて油ごと吸い取ったら、洗顔料を泡立てて2回洗う。1回だとぬるっと残ります
- ワセリン。固いので、指先で米粒2〜3個分を取って手の甲で温め、柔らかくしてから。顔全体には向かず、目元や口元など部分用と考えると失敗しません。綿棒に薄く取ってアイラインをなでると、ウォータープルーフでもゆるみます。その後は乳液と同じくティッシュで押さえて洗顔を2回
- どちらも、目に入らないように。まぶたに使う時は目を閉じて、内側に流れ込まないよう少量で
ヘアオイルを持っている人は「これでもいい?」と思うかもしれません。香料が入っているものが多く、顔に使うことを想定していないので、私はおすすめしません。逆にベビーオイルがヘアオイルの代わりになるかは、ヘアオイルがない時の代用にまとめています。
やめた方がいいもの——手近だけど顔には向かないもの
- 食用油(オリーブオイル・サラダ油など)。落とす力はありますが、酸化しやすく、においも残ります。台所の油を顔に、というのは一晩でも避けたいところ
- ボディソープ・シャンプー。洗浄力が顔向けではなく、つっぱりや乾燥につながります。特に目元にしみやすい
- 消毒用アルコール・ウェットティッシュ。メイクは多少落ちますが、肌の水分まで持っていきます。目元には絶対に使わない
- ハンドクリーム。乳液に近いように見えますが、手用は油分が重く香料も強いものが多い。ないよりは、というくらいで、あれば乳液を
- ゴシゴシこする・熱いお湯。道具の問題ではなく動作の問題ですが、代用でいちばん肌を傷めるのがこれです。落ちきらない時は「翌朝もう一度」でいい
目元とリップはどうする?——ここだけは「そっと」が最優先
顔の中でいちばん皮膚が薄いのが目元です。ウォータープルーフのマスカラやアイライナーは、代用ではどうしても落ちにくく、こすりたくなります。
- 乳液かベビーオイルをコットンに含ませて、閉じたまぶたに10〜20秒当てる。それから下に向かって、コットンをすべらせるように外す。この「置いて待つ」が大事で、待てばこすらずに済みます
- まつげの根元に残った分は、綿棒に乳液を含ませてなでる
- ティントリップは、ワセリンを薄く乗せて1分置き、ティッシュで押さえる。それでも残った色は、翌日まで持ち越して構いません
- 詳しい手順はマスカラをリムーバーなしで落とす方法にまとめています
目に何かが入ってしみた、赤くなった、ゴロゴロする、という時はすぐに水で洗い流して、続くようなら眼科へ。目元だけは、無理をしない夜があっていいと思います。
代用が続くとどうなる?——翌日以降は買い足すのが正解
「乳液で落ちるなら、もうクレンジングはいらないのでは」と思った人もいるかもしれません。でも、代用はあくまで代用です。
- 乳液やオイルは、メイクを「浮かせる」ことはできても、水で「流す」ための仕組みがクレンジングほどには整っていません。そのぶん、肌に残る量が増えます
- 残ったものが積み重なると、ざらつき、くすんで見える、化粧のりが悪い、といった肌の負担として現れやすくなります。これは断定ではなく、サロンで見てきた範囲での実感ですが、代用が数日続いた方の肌は、触るとなんとなく分かります
- いつもと違うものを顔に使えば、それだけ合わない可能性も上がります。赤み・かゆみ・ヒリヒリが出たら使用をやめて、続くなら皮膚科へ
翌日、コンビニやドラッグストアが開いたら、小さいサイズでいいので買い足してください。コンビニなら、ミニサイズのクレンジングオイルやミルク、拭き取りタイプのシートが置いてあることが多いです。拭き取りシートは便利ですが、こすって落とす道具なので、目元は押さえるように使って、その後に軽く洗顔をしておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『出張先で乳液に助けられた夜、翌朝の肌がなんとなく重くて「やっぱり代用は代用だな」と実感しました。それ以来、旅行ポーチにはミニサイズのクレンジングオイルを入れっぱなしにしています。使い切ったら補充、が一番ラクです』
忘れ物を防ぐ意味でも、旅行用にミニサイズのクレンジングオイルを1本、ポーチに入れっぱなしにしておくと、こういう夜がなくなります。ベビーオイルは、赤ちゃんがいなくても保湿やマッサージに使える万能選手なので、1本あると代用の幅が広がりますよ。
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「切らした時の代わり」つながりで、リップクリームがない時の代用とヘアオイルがない時の代用も書いています。目元の落とし方はマスカラをリムーバーなしで落とす方法をどうぞ。
まとめ:今夜は乳液で、目元はそっと、明日は買い足す
- まず石けんで落ちるメイクか確認。落ちるなら洗顔2回でいい
- 代用の第一候補は乳液を多めに。なじませてティッシュで押さえ、洗顔
- ベビーオイル・ワセリンは少量で二度洗い。目に入れない
- 食用油・ボディソープ・アルコール・こする、は避ける
- 代用は今夜だけ。翌日は買い足す。赤み・かゆみは中止して皮膚科へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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