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木の板が並んでいて、ばちでたたいて音を出す。見た目はそっくりなのに、「木琴」と「マリンバ」は呼び方が違う。同じものなのか、別の楽器なのか、迷いますよね。子どもの習い事や学校の楽器の話題で、初めて気にし始めた人も多いと思います。
先に結論をひとつ。どちらも木の板(音板)をばちでたたいて鳴らす楽器で、見分けの大きな手がかりは「板の下に筒が並んでいるか」です。マリンバは音板の下に、共鳴管と呼ばれる筒が並んでいて、音がやわらかく大きく響くのが特徴です。楽器の大きさも、大きいものが多くなります。学校などで見る小さな木琴は、共鳴管がない、または小さいことが多い、と覚えておくと迷いません。
鉄琴は、木ではなく金属の板をたたく楽器で、また別の楽器です。ここでは、見分け方と、ばちの違い、家で練習する時の音の配慮まで、順番にお話しします。下の図から、気になるところへ進んでください。
ケース別に読む:板の下に筒がある人|小さな木琴が気になる人|金属の板の楽器の人|ばちで迷う人|家で練習したい人|習い事や購入で迷う人
板の下に筒が並んでいる——マリンバの特徴
木琴とマリンバを見分けたい時、まず見たいのは、音板の下に筒(共鳴管)が並んでいるかどうかです。マリンバは、板の下に長さの違う筒が並んでいて、板をたたいた音が筒の中で響くようになっています。そのため、音がやわらかく、ふくよかに響く、と言われます。
| 見る所 | 木琴(小さな物) | マリンバ | 鉄琴 |
|---|---|---|---|
| 板の素材 | 木 | 木 | 金属 |
| 板の下の筒 | ない、または小さいことが多い | 長さの違う筒が並ぶ | 楽器による |
| 大きさ | 小さめの物が多い | 大きい物が多い | 持ち運べる大きさの物が多い |
| 響き | はっきり、短めに聞こえる印象 | やわらかく、大きく響く | 澄んで、よく通る印象 |
マリンバの筒は、板の下にずらりと並ぶので、横から見ても、上からのぞいても分かります。楽器の大きさも、持ち運べる小さな木琴に比べると、ずっと存在感があります。家で置く場所を考える時は、横幅だけでなく、奥行きと高さも見ておくと、あとで困りません。
表の「印象」とある部分は、聞く人や楽器によって感じ方が変わります。あくまで目安として見てください。音の高さの範囲のような細かい数字は、楽器によって違うので、ここでは触れません。迷った時は、板の下をのぞいて、筒があるかどうかを見ると、手がかりになります。
小さくて筒がない——学校などで見る木琴
学校の音楽室や、家庭用の楽器として見かける小さな木琴は、板の下に筒がない、または小さいことが多いです。持ち運びやすい大きさで、板が並んだ台にばちでたたいて音を出す、シンプルなつくりです。
- 音の響きは、短めでぱきっとした印象と言われることが多いです
- 手軽に始められるので、子どもの最初の1台として選ばれることがあります
- 大きさや板の幅は、楽器によって違います。呼び方が同じでも、形は少しずつ違う場合があります
子どもの習い事では、最初は小さな木琴で音の並びを覚えて、あとから大きな楽器に進む、という流れもあります。どの楽器から始めるかは、教室の方針や、家で置ける場所で変わります。
「木琴」と「マリンバ」は、呼び方が混ざって使われることもあります。お店や教室によって使い分けが違う場合もあるので、名前だけで決めつけず、見た目の特徴で確かめるのが確実です。
板が金属——鉄琴は別の楽器
見た目は似ていても、板が金属でできている楽器は鉄琴です。木琴やマリンバとは、板の素材も、音の出方も違います。たたいた時に、澄んだ音がよく通るという印象を持つ人が多い楽器です。
- 板が木か金属かで見分ける。光を反射して金属色に見えれば、鉄琴です
- 小学校の楽器では、木琴と鉄琴が別々に置かれることも多いです
- ばちも、楽器に合った物を使う。板の素材が違うので、ばちも別々に選びます
見分けがつかない時は、板を指でそっとコンコンと軽くたたいてみてください。木の板は、少し丸くやわらかい音がします。ただし、楽器を傷めないよう、強くたたいたり、ばち以外の物でたたいたりするのはやめておきましょう。
ばち(マレット)の違い——やわらかいか、かたいか
音の印象は、楽器の違いだけでなく、ばち(マレット)の先の素材でも変わります。毛糸やゴムなど、やわらかい先のばちは、やわらかい音になりやすく、かたい素材のばちは、はっきりした音になりやすいと言われます。
- 楽器に合わせて選ぶ。木の板用と、金属の板用で、向くばちが違います
- かたすぎるばちは、板を傷めることがある。楽器の説明書や、教室の先生の案内に従います
- 人に向けない、振り回さない。ばちの先は、目や顔に当たると危険です。特に小さな子どもが使う時は、そばで見てあげてください
ばちの先は、使っているうちにすり減ったり、毛糸がほつれたりします。音が変わったと感じたら、先の状態を見て、傷んでいたら新しい物に替えます。ほつれた毛糸が口に入ったりしないよう、小さな子どものそばでは、先の状態をこまめに見てあげてください。
💡 この困りごとへの提案
練習用のばちは、片方だけ傷んだり、なくしたりしやすい道具です。予備に1組あると、いざという時に困りません。
家で練習したい時——音の配慮を先に決める
木琴やマリンバの音は、思ったよりよく響きます。特に集合住宅では、練習の音が気になる、という悩みも出やすいところです。始める前に、次の点を考えておくと安心です。
- 楽器の下にマットを敷く。床に伝わる振動をやわらげやすくなります
- 窓を閉める。音が外にもれにくくなります
- 練習する時間帯を決める。早朝や夜遅くは避けます
- 集合住宅の決まりを確かめる。楽器の使用について、管理規約や管理会社の案内があることがあります
楽器の練習音の悩みは、バイオリンでも同じです。マンションで音が気になる時の道具や考え方は、バイオリンの練習音がマンションで気になる時の対策で整理しています。木琴やマリンバにも通じる部分が多いので、あわせて読んでみてください。
習い事や購入で迷う時——教室や楽器店に聞くのが近道
子どもの習い事や、家庭で使う楽器の購入で迷った時は、先に教室や楽器店に聞くのが確実です。教室によって、使う楽器の種類や、家で用意する物が決まっていることがあります。
- 習う教室で、使う楽器を確認する。木琴か、マリンバか、鉄琴か
- 家で置ける大きさを考える。マリンバは大きい物が多いので、置き場所を先に決めます
- 楽器店で、実物を見る。板の下の筒、板の素材、大きさを、自分の目で確かめます
- 最初から全部そろえない。始めてから必要な物を足していく方法もあります
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、迷った時は「板の下に筒が並んでいるか」を見ると、すぐ分かりやすいと思います。名前より、見た目のほうが頼りになりますよね』
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家で楽器を練習する時の音の配慮は、バイオリンの練習音がマンションで気になる時の対策にまとめています。消音の道具や、練習する場所の考え方は、ほかの楽器にも使えるものが多いです。
まとめ:板の下の筒が手がかり。ばちと練習の音にも気をつける
- どちらも木の板をばちでたたく楽器。マリンバは板の下に共鳴管の筒が並ぶ
- 小さな木琴は、筒がない、または小さいことが多い。名前より見た目で確かめる
- 板が金属なら鉄琴。木琴やマリンバとは別の楽器
- ばちの先は、やわらかいか、かたいか。楽器に合う物を選び、人に向けない
- 家での練習は、マットと時間帯で配慮。迷ったら教室や楽器店に聞く
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