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朝の忙しい時間に、電気シェーバーを当ててもひげが引っかかるだけで剃れていない。網刃の裏をのぞくと毛くずがびっしり。ブラシで払っても、振っても、なんだか取れきらない。たまに帰ってくる家族が「シェーバーの調子が悪い」と言うので、洗面所で一緒に網刃を外してみた、という話はよく聞きます。
先に結論をひとつ。毛詰まりの多くは、外刃と内刃を外して洗えば戻ります。ただし「どこまで外していいか」と「掃除しても取れない時に何を疑うか」を知らないと、力ずくでこじ開けたり、針でつついたりして刃を傷めてしまうんです。詰まる理由から、取り方、替刃の目安、そして内部は分解しないという線引きまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:詰まる理由を知りたい人|どこまで外していいか迷う人|取り方を知りたい人|掃除しても剃れない人|本体を開けたい人|詰まらせたくない人
なぜ毛が詰まる?——毛くずと皮脂が「固まる」から
電気シェーバーは、網目状の外刃でひげを立たせて、その裏で内刃が高速に動いて切る仕組みです。切られた毛くずは網刃の裏側にたまっていきます。ここまでは普通のことなんですが、問題はその毛くずが皮脂や角質、シェービングジェルの残りと混ざって固まること。乾いた毛くずだけなら軽く払えば落ちるのに、油分がつなぎになると、網刃の目やヘッドの隙間にこびりついて取れなくなるんですよね。
- 毎回の掃除を飛ばしている。数日分の毛くずが重なると、下の層が押し固められる
- ジェルやクリームを使ったのに洗い流していない。乾くと接着剤のように毛くずをつなぐ
- オイルが切れている。刃の動きが重くなり、毛が切れずに引っかかって溜まりやすくなる
- 網刃が古くなっている。目が広がったり欠けたりすると、毛が切れずに網の裏に押し込まれる
- 濡れたまましまっている。湿った毛くずが乾く時に固まる。においの原因にもなる
「詰まっている」と感じた時、実は刃の寿命が近いサインのこともあります。ここは後で分けてお話ししますね。
詰まるとどうなる?——剃れない・引っ張られる・音が重くなる
- ひげが剃れずに肌の上を滑るだけ。同じ場所を何度も往復して肌が赤くなる
- 毛が引っ張られてチクッとする。切れていない毛が網の裏で内刃に絡んでいる状態
- モーターの音が重く、低くなる。内刃が毛くずをかき分けて動いているので負荷がかかっている
- ヘッドがいつもより熱くなる。負荷が増えたモーターと、こすれる刃の摩擦熱
- においがする。湿った毛くずと皮脂が古くなったにおいで、これはシェーバーが臭い原因と対処で詳しく書いています
音が重い・熱い状態で使い続けると、モーターにも負担がかかります。剃れないなと思ったら、その日のうちに掃除するのがいちばんです。
外していいのはどこまで?——「説明書の手入れの範囲」が答え
ここがいちばん大事なところです。電気シェーバーは、外刃(網刃)と内刃は「ユーザーが外して洗う前提」で作られている機種がほとんどです。説明書の「お手入れ」のページに、外し方と付け方の絵が載っていれば、そこまでは自分でやっていい範囲。逆に、説明書に外し方が書かれていない部分は、外さない部分だと覚えておくと迷いません。
- 往復式(網刃が平らなタイプ):ヘッドの両脇のボタンを押すと外刃のフレームごと外れる。内刃はその下にあって、多くは指でつまんで上に引き抜ける。網刃は薄い金属なので、網の面を指で押さない(へこむと剃れなくなります)
- 回転式(丸い刃が3つなどのタイプ):ヘッド全体が開く、または回して外れる。内側の回転刃は機種によって外せるものと外せないものがあるので、説明書を確認。外した刃は元の位置と組み合わせを守る(刃ごとに当たりが付いているため)
- どちらの方式でも外さない部分:ヘッドの下の本体、モーター、電池、防水のパッキン。ここから先は「分解」で、後で理由をお話しします
外す時は必ず電源を切って、充電ケーブルを抜いてから。網刃の裏側と内刃の端は素手で触ると切れることがあるので、刃の面を指でなでないように。子どもがいる時は、外した刃を置きっぱなしにしないでくださいね。
取り方の手順——ブラシ、水洗い、乾かしてからオイル
- 電源を切って、充電ケーブルを抜く。充電しながら洗うのは絶対にしないでください。濡れた手で充電器やケーブルに触るのも同じです
- 外刃と内刃を外す。先ほどの「説明書の手入れの範囲」まで。外したら洗面台の排水口にふたをするか、洗面器の上で作業すると、小さな部品を流さずに済みます
- 付属のブラシで毛くずを払う。網刃は裏側から払います。表からブラシを当てると、毛くずが網の目に押し込まれてしまうんです。内刃は刃の向きに沿って、ヘッドの内側は溝の奥まで。ブラシがない時は、柔らかい歯ブラシで代用できます
- 水洗いできる機種なら、流水とハンドソープで。ぬるま湯を当てながら、外刃を軽く振り洗い。固まった皮脂はハンドソープか、シェーバー用の洗浄剤を泡立てて。水洗いできない機種は、ブラシだけで終わりにします。可否は本体の防水表示と説明書で。見分け方は電気シェーバーの洗い方と手入れにまとめています
- しっかり乾かす。タオルで水気を取って、外刃と内刃を外したまま風通しのいい所に。濡れたまま組み立てると、また固まります
- 乾いたらオイルを1〜2滴。網刃の表面に垂らして数秒空回し。オイルが指定されている機種は、刃の動きが軽くなって詰まりにくくなります。指定がない機種、油をさしてはいけない機種もあるので、ここも説明書で
やってはいけないのは、針や爪楊枝で網の目をつつくこと。網刃はとても薄いので、目が広がって剃れなくなったり、破れたりします。それからヘッドを洗面台にコンコン叩いて落とすのも、網刃がゆがむのでやめておきましょう。熱湯も刃の焼き入れや樹脂に良くないので、ぬるま湯までにしてくださいね。
掃除しても取れない・剃れない時——それは「詰まり」ではなく刃の寿命かも
きれいに洗ったのに剃れない。毛くずは取れたはずなのに引っかかる。こういう時は、詰まりが原因ではなく刃そのものがくたびれていることが多いです。
- 網刃の目が広がっている、一部が白っぽく削れている、小さな穴がある → 網刃の交換
- 内刃の先が丸くなっている、動きが鈍い → 内刃の交換(往復式は内刃と外刃をセットで替える機種も多い)
- 回転式の刃が当たる面にすり減りの筋がある → ヘッドごと交換
- オイルをさしても音が重い → モーター側の問題の可能性。掃除の範囲を超えているのでメーカーへ
交換の目安は、往復式で網刃が1年、内刃が2年前後、回転式は2年前後とよく言われますが、ひげの濃さや使い方でかなり変わります。「掃除しても剃り味が戻らない」が、いちばん確かな交換のサインと覚えておくと迷いません。替刃は機種ごとに型番があるので、本体の裏や説明書で控えてから探すと間違えません。
内部は分解しない——防水・電池・保証の3つの理由
「開けて中の毛くずも取ってしまおう」という気持ち、分かります。でも、本体のネジを外すのはやめておいてください。理由は3つです。
- 防水が戻らない。水洗いできる機種は、パッキンと組み付けの精度で水を止めています。一度開けると同じ密閉に戻せず、次に洗った時に内部に水が入ってモーターや基板が傷みます
- 中にはリチウム電池が入っている。工具で傷つけたり、金属で端子を短絡させたりすると、発熱や発火の危険があります。膨らんでいる電池を見つけても、押したり穴を開けたりせず、そのままメーカーや自治体の回収へ
- 保証と修理が受けられなくなる。開けた跡があると、メーカーは修理を断ることが多いです
本体の中に入り込んだ毛くずは、ヘッドを外した状態でブラシで払える範囲まで。それ以上はメーカーの点検か、買い替えを考える時期です。買い替えで迷ったら、電気シェーバーで後悔した理由に、手入れのしやすさで選ぶ視点を書いています。
詰まらせない習慣——毎回30秒、週1回の水洗い
- 剃ったらその場で網刃を外してブラシで払う。30秒で終わります。これだけで固まる前に落とせる
- 水洗いできる機種は週に1回、ハンドソープで。皮脂のつなぎを断つ
- ジェルやフォームを使った日は必ず洗い流す
- 乾かしてからしまう。ふた付きのケースに濡れたまま入れない
- オイル指定の機種は月に1〜2回。動きが軽いと毛が切れて、溜まりにくい
- 自動洗浄機付きの機種は、洗浄液の交換時期を守る。古い液は汚れを落とせない
ゆきこ( ゚Д゚)『シェーバーの網刃を初めて外して、裏にびっしり詰まった毛くずを見て「これ剃れるわけない」と声が出た、という話はよく聞きます。本人は「ブラシでやってた」と言うのに、表から払っていたので押し込んでいただけ、というのも定番。裏から払う、を一度覚えると、自分で洗うようになる人が多いですよ』
付属のブラシが行方不明になりがちなら、シェーバー用の掃除ブラシとオイルのセットを洗面所に置いておくと、「今日は面倒」が減って詰まりにくくなりますよ。
あわせて読みたい
毎日の洗い方と、水洗いできる機種の見分け方は電気シェーバーの洗い方と手入れに。詰まりと一緒に気になるシェーバーが臭い原因と対処もどうぞ。替刃を買うか本体を替えるかで迷ったら、電気シェーバーで後悔した理由で「次に選ぶ時の見るところ」を書いています。
そもそも電源が入らない・途中で止まる時は、詰まりではなく充電やロックの問題のことも。電気シェーバーが動かない時の切り分けのほうを先に見てみてくださいね。
まとめ:外刃と内刃まで外して洗う、取れなければ刃の寿命
- 詰まる原因は毛くずと皮脂が固まること。毎回払って乾かせば固まらない
- 外していいのは説明書の手入れの範囲=外刃と内刃まで。本体は開けない
- 取り方はブラシは裏から・水洗い可ならハンドソープ・乾かしてオイル
- 針でつつかない・叩かない・熱湯を使わない。網刃はとても薄い
- 掃除しても剃れないなら刃の寿命。型番を控えて替刃へ
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手順を1枚にまとめました。



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