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お気に入りのイヤリングが、気づいたら片方だけない。帰りの電車で、買い物の途中で、マスクを外した瞬間に。落ちた音も聞こえないし、落ちたことにすら気づけないのが、イヤリングの落とし物のつらいところですよね。片方だけ残ったイヤリングが引き出しにたまっていくのは、私だけではないはず。
先に結論を言うと、イヤリングが落ちる原因の大半は「金具のゆるみ」で、ネジ式なら1/4回転ずつ締める、クリップ式ならバネを軽く押すだけで直ることが多いんです。それでも落ちるなら、付ける位置・マスクや髪との相性・金具の種類の問題。落ちない付け方から、落としにくい種類の選び方、外出先でできる応急処置まで、順番に見ていきましょう。
なぜ落ちる? 原因は5つ
「金具がゆるい」の一言で片づけがちですが、実際は5つの原因が重なっています。どれが自分に当たるかを先に見つけると、対策が早いんです。
- ネジのゆるみ——ネジ式(ネジバネ式)は、付け外しを繰り返すうちにネジが少しずつ戻ります。「前は落ちなかったのに」の正体はほとんどこれ
- バネのへたり——クリップ式は開閉のたびにバネが弱ります。何年も使っているものや、無理に開いた記憶があるものは要注意
- マスクの着脱——ゴムを耳にかける・外す動作で、イヤリングの金具を引っかけて弾き飛ばします。ここ数年の落とし物の、いちばんの犯人
- 髪・服との接触——髪を耳にかける、かき上げる、ストールやタートルネックを脱ぐ。金具の後ろ側に引っかかって外れます
- 耳たぶの形と付ける位置——耳たぶが薄い・小さい・下向きの人は、挟める面積がそもそも少ない。耳たぶの縁ぎりぎりに付けていると、ちょっとした振動で滑り落ちます
ちなみに、右だけ・左だけよく落ちるという方は、耳たぶの厚さの左右差が原因のことが多いです。同じ締め加減でも、薄い側はゆるくなります。
ゆるくなった時の直し方——ネジ式・クリップ式・シリコンカバー
金具の種類ごとに直し方が違います。まず自分のイヤリングの裏側を見て、どのタイプか確認してみてください。
ネジ式(ネジバネ式)の場合
- 耳たぶに付けて、金具が耳たぶにそっと触れる位置までネジを回す
- そこから1/4回転ずつ締めて、指でイヤリングを軽く上下に引っ張ってみる。動かなければそこで止める
- 締めすぎないこと。ぎゅっと締めると落ちにくくはなりますが、耳たぶが圧迫されて数時間で痛くなります。痛くなった時の対処はイヤリングで耳が痛い時の原因と対策にまとめています
ネジを回してもスカスカで手応えがない時は、ネジ穴がすり減っています。これは締め直しでは直らないので、金具の交換(手芸店やパーツ屋で数百円)か、次に紹介するシリコンカバーで摩擦を足す方法になります。
クリップ式(バネ式)の場合
- 金具を裏返して、「くの字」に曲がっているバネの部分を見つける
- 閉じる方向に、親指でほんの少しだけ押して曲げる。一度に大きく曲げると金属疲労で折れるので、少し曲げて試着、を繰り返す
- 指で曲がらない硬い金具は、平ヤットコに布を1枚挟んでそっと。工具の先で金具に傷が付くのを防ぐためです
バネがへたりきっている場合は、曲げても数日で戻ります。この場合も金具だけの交換がいちばん確実。飾りの部分を接着や丸カンで新しい金具に付け替えるだけなので、意外と簡単です。
どのタイプにも効く:シリコンカバー
金具に被せる透明のシリコンカバー(イヤリングクッション、イヤリングカバーなどの名前で売られています)を付けると、耳たぶとの間に摩擦が生まれて滑らなくなります。100均の手芸コーナーやアクセサリーパーツ売り場で手に入ります。落下防止と痛み軽減の両方に効くので、私はどのイヤリングにも付けています。耳たぶが薄い側だけ二重にする、という使い方もできますよ。
落ちないようにするには——付ける位置と、生活の動作
金具を直しても落ちる時は、付け方と日常の動作を見直します。ここは道具なしでできる部分です。
- 耳たぶの縁ではなく、少し内側の厚みのある所に付ける。耳たぶのいちばん下の縁は薄くて滑りやすい。数ミリ内側に上げるだけで、挟める面積が増えます
- マスクは「耳の後ろから前へ回して」外す。ゴムを上に引き上げると金具を弾きます。理想はイヤリングを先に外してからマスクを外す順番。付ける時はマスクが先、イヤリングが後
- 髪を耳にかけた後は、指で軽く触って確認する習慣を。ストールやタートルネック、ヘルメットの着脱の前は先にイヤリングを外す
- 出る前に「引っ張りテスト」。鏡の前で金具を軽くつまんで上下に引っ張り、動かなければ大丈夫。これを毎朝の1秒の習慣にすると、落とす回数が目に見えて減ります
- 重いものは短時間だけ。揺れる・重いイヤリングほど、振動で少しずつ位置がずれて落ちます。長時間の日は軽いものを
落としにくい種類——ノンホール・ロック式・マグネット式の落とし穴
「落ちないイヤリングのブランドは?」とよく聞かれるのですが、正直なところ落ちにくさを決めるのはブランド名ではなく、金具の種類と重さです。買う時にここを見ると、失敗が減ります。
- ネジバネ式——ネジで締め加減を決め、バネで保持する二段構え。調整の幅が広く、いちばん落ちにくい定番。耳たぶが薄い人にも合わせやすい
- クリップ式(バネのみ)——着脱がワンタッチで楽。ただしバネのへたりに弱く、締め加減を自分で選べない。厚みのある耳たぶ向き
- ノンホールピアス——樹脂や細い金属のU字で耳たぶを軽く挟むタイプ。軽くて痛くないのが長所ですが、挟む力そのものが弱いので、薄い耳たぶだと落ちやすい。シリコンカバーとの併用が前提と思ってください
- ロック式(フープの留め)——輪の先端を金具でカチッと閉じるタイプ。輪が閉じるので、引っかかっても抜け落ちにくい
- マグネット式——耳たぶの前後を磁石で挟むタイプ。見た目がピアスに近くて人気ですが、保持しているのは磁力だけ。マスクや髪に引っかかると一気に外れて、裏側の小さな磁石だけ落として気づかないことも。裏の磁石は小さいので、小さなお子さんのいる家では置き場所にも注意です
- イヤーカフ型——耳の軟骨部分に挟むタイプ。耳たぶの厚さに左右されないので、耳たぶが薄い人の逃げ道になります
もう1つ、重さ。同じ金具でも、大きく揺れる・重いデザインほど落ちます。「落ちないイヤリングが欲しい」なら、ネジバネ式で軽いもの、と覚えておくと迷いません。
外出先で落ちそう——今日をしのぐ応急処置
出かけた先で「なんかゆるい」と気づいた時、家に帰るまでの応急処置です。
- 絆創膏を小さく切って、金具の裏に貼る。耳たぶに当たる面に貼ると摩擦が増えて、シリコンカバーの代わりになります。肌色のものなら目立ちません
- 落下防止チェーンを持っておく。イヤリングの金具と、耳の上にかけるイヤーカフ状の輪を細いチェーンでつなぐ小物です。万一外れても耳からぶら下がるだけで、床には落ちません。ポーチに1本入れておくと安心
- ヘアゴムや輪ゴムの切れ端を金具に巻く。応急としては十分。帰ったらシリコンカバーに替えてください
- 髪が長いなら、耳の後ろで髪をまとめて金具を覆う。引っかかりを減らせます
- すでに落としたと気づいた時は、直前にマスクを外した場所・上着を脱いだ場所から探すと見つかる確率が高いです
イヤリングが落ちるのは「何かの意味」?
「イヤリングが落ちると悪いことが起きる」「恋の知らせ」など、いろいろな言い伝えがありますよね。占いやジンクスとして楽しむのは素敵なことだと思います。ただ、実際に落ちている理由は、ここまでお話しした5つのどれかなんです。意味を気にするより、ネジを1/4回転締めて、マスクの外し方を変えるほうが、確実に片方なくす回数が減ります。
そして1つだけ、体のこと。落ちないようにと金具を強く締めた後に、赤み・かぶれ・傷・ジンジンする痛みが続く、じゅくじゅくしてきたという時は、締め直しを繰り返さずに皮膚科で相談してください。金属が合っていない可能性もありますが、自分で決めつけずに診てもらうのが早いです。落とさないことより、耳のほうが大事ですから。
ゆきこ( ゚Д゚)『子どもの学校行事でマスクを外した瞬間に片方が消えて、体育館の床を這って探したことが2回あります。以来、出る前の引っ張りテストとシリコンカバーは私の必須。「落としたかも」と思った時、たいてい直前にマスクを外した場所に転がってます』
シリコンカバーは1袋に何組も入っていて、手持ちのイヤリング全部に付けても余るくらい。落下防止チェーンと合わせて持っておくと、お気に入りを片方だけにする悲しさがぐんと減ります。
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締め直したら今度は痛くなった、という方はイヤリングで耳が痛い時の原因と対策を。ピアス派の方で、キャッチが固くて外せない時はピアスのキャッチが取れない時の外し方にまとめています。
まとめ:原因を見つける→金具を直す→付け方と動作を変える
- 落ちる原因はネジ・バネ・マスク・髪・耳たぶの5つ。片耳だけなら厚さの左右差
- ネジ式は1/4回転ずつ締める、クリップ式はバネを少しずつ押す。締めすぎない
- どのタイプもシリコンカバーで摩擦を足すと落ちにくく、痛みも減る
- 耳たぶの少し内側に付け、マスクは後ろから前へ回して外す。出る前に引っ張りテスト
- 選ぶならネジバネ式で軽いもの。外出先は絆創膏か落下防止チェーンでしのぐ
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