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ケース別に読む:表示と素材を見たい人|素材別に知りたい人|手洗いしたい人|洗えない帽子の人|汗じみ・においの人
古着屋さんやフリマで、形も色も好みの帽子を見つけた。でもよく見ると、つばの縁が黒ずんでいたり、内側に汗じみが残っていたり。「これ、洗って大丈夫なのかな」と、手が止まってしまいますよね。
先に結論をひとつ。まず帽子の内側の洗濯表示と素材を見ること。ここが分かれ道です。布の帽子で表示が手洗い可なら、型くずれしないようにやさしく洗って、形を整えて陰干しします。ウール、フェルト、革、麦わらのように水が苦手な素材は、丸洗いはせず、ブラシでほこりを払い、内側の汗じみの部分だけを固く絞った布で拭く程度にとどめます。
帽子は、洗い方ひとつで形が変わってしまう小物です。状況によって読む場所が違うので、上の図から自分の場面を探してみてください。
まず見る場所——内側の洗濯表示と素材
帽子を裏返して、内側のバンドのまわりを見てみましょう。洗濯表示のタグや、素材が書かれたラベルが縫いつけられていることが多い場所です。古着の場合は、タグが切られていたり、洗濯を重ねて文字が薄くなっていたりすることもあります。
- 洗濯表示のマーク。洗濯桶の絵に手が描かれていれば手洗い、×が付いていれば水洗いはできません
- 素材の表記。綿、ポリエステル、ウール、麻などが書かれていれば、次の章の早見表に当てはめます
- 作りの見た目。つばが固く、芯が入っているように見える帽子は、水で形が崩れやすい作りです
表示が見つからない、素材も分からない。そんな時は、水を使う方向には進まないのが安心です。ブラシで払う、固く絞った布で拭く、といった、水をほとんど使わない手入れから始めます。
もうひとつ、古着ならではの注意があります。前の持ち主がどう使っていたか、どんな洗い方をされてきたかは、見ただけでは分かりません。色が出やすい物かもしれないので、洗う前に色移りの確認をしておくと安心です。目立たない内側の端を水で湿らせ、白い布で軽く押さえて、色が移らないかを見ます。色が移るようなら、丸洗いは避けましょう。
素材別の早見表——洗える帽子と洗えない帽子
素材ごとに、水洗いの目安と手入れの考え方を並べました。最後は、帽子についている表示が優先です。
| 素材 | 水洗い | 手入れの考え方 |
|---|---|---|
| 布(綿・ポリエステルなど) | 表示が手洗い可なら可 | やさしく手洗い。形を整えて陰干し |
| ニット(編んだ帽子) | 表示が手洗い可なら可 | 押し洗い。平らに置いて干す |
| ウール・フェルト | 避ける | ブラシで払い、汚れは部分的に拭く |
| 革 | 避ける | 乾いた柔らかい布で拭く。傷みは店に相談 |
| 麦わら・紙のような素材 | 避ける | ブラシで払う。汚れが目立てば店に相談 |
「布なら洗える」とは限らないのは、表示に×が付いている帽子もあるからです。素材が布でも、つばの芯が紙や樹脂でできている帽子は、水で形が崩れることがあります。迷ったら洗わずに、まず水を使わない手入れを選びましょう。
水を使わない手入れでも、見た目は思った以上に整います。ほこりや砂は、汚れの中でも落としやすいぶんです。先に払っておくと、あとで洗う時の汚れ水も減ります。
洗える帽子の手洗い——つばを曲げない・こすらない
表示が手洗い可の布の帽子は、手洗いで進めます。洗濯機は、帽子がねじれたり、つばが曲がったりしやすいので、表示で洗濯機が使えると分かる場合を除いて避けましょう。
- ほこりを払う。乾いたうちに、ブラシか手で砂やほこりを落とします
- 色移りを確認する。先に書いたとおり、内側の端で試します
- 洗剤は表示に合う物を、製品の説明どおりに。おしゃれ着用の洗剤など、洗濯表示に合う物を選びます
- 手で押し洗いする。つばを曲げず、ごしごしこすらず、汗じみの内側を中心にやさしく押します
- 洗剤が残らないようにすすぐ。洗剤が残ると、乾いたあとに白っぽいあとになることがあります
- タオルで水気を押さえる。絞ったりねじったりせず、タオルで挟んで押さえます
- 形を整えて陰干しする。丸めたタオルを中に入れると、頭の形が保ちやすくなります
干す場所は、風通しのよい日かげです。直射日光やドライヤーの熱風、乾燥機は、縮みや型くずれの原因になりやすいので使いません。完全に乾くまで、かぶらずにそのままにしておきましょう。
洗えない帽子の手入れ——ブラシと拭き取り
ウール、フェルト、革、麦わらなど、水が苦手な帽子は、次の順番で手入れします。
- ほこりを払う。毛並みや織り目に沿って、ブラシで軽くなでます。強くこすると毛羽立ちます
- 汚れた所を部分的に拭く。布を水で湿らせ、水がしたたらないくらいまで固く絞ってから、軽く押さえます
- 革は乾いた柔らかい布で拭く。水分が残ると輪じみになることがあるので、濡らした布は使いません
- 最後に風通しのよい日かげで乾かす。直射日光は色あせや型くずれのもとです
水を含ませすぎると、フェルトは形が崩れ、革は輪じみが残ることがあります。布を使う時は、「これで足りるかな」と思うくらい少なめの水から始めるのがコツです。
💡 この困りごとへの提案
帽子用のブラシが1本あると、ほこりを払う作業がぐっと楽になります。毛並みに沿って軽くなでるだけでも、見た目が整うことが多いです。
大事な帽子や、高価そうに見える帽子、汚れが広がっている帽子は、無理をしないでください。帽子の手入れを扱う店やクリーニング店に相談すれば、素材に合った方法を教えてもらえます。
内側の汗じみとにおい——かぶる前に整える
古着の帽子で気になるのは、見た目より、内側の汗じみとにおいかもしれません。汗が染みたバンドは、肌に直接触れる所だからです。
水を使えない帽子は、内側のバンドの汗じみを、固く絞った布でたたくように押さえ、乾いた布で水気を吸わせます。こすると色や生地を傷めるので、たたくのがコツです。そのあと、風通しのよい日かげに置いて乾かします。
においは、まず風に当てて様子を見ます。陰干しをして、においが残るかどうかを確かめてから、次の手入れを考えましょう。においを隠す強い香りの物を足すと、かえって気になることもあります。
かぶってみて、かゆみや赤みが出た時は、そこで使うのをやめてください。続くようなら、皮膚科に相談しましょう。
古着全般のにおいの取り方は古着のにおいの取り方に、古着とヴィンテージの呼び方の違いは古着とヴィンテージの違いにまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『帽子は服より形が崩れやすいぶん、洗う前に表示を見るひと手間が大事だと思います』
よくある迷い
- ネットに入れれば洗濯機でも大丈夫? 帽子は形が崩れやすいので、表示で洗濯機が使えると分かる場合だけにしましょう。迷う時は手洗いか、水を使わない手入れに
- つばが曲がってしまった 乾いたまま無理に戻すと折れることがあります。形を整えながら様子を見て、戻らなければ店に相談を
- 黄ばみや黒ずみが残る 古い汚れは、無理に落とそうとして生地を傷めることがあります。落とし切れなくても、そこで止める判断も大切です
- 色が移りそうで心配 内側の端で色移りを試して、白い布に色が付くなら丸洗いはしません
- 表示のない古い帽子は? 素材が分からない物は、水を使わない手入れまでにとどめます
あわせて読みたい
古着を買ったあとのにおいが気になる時は古着のにおいの取り方に、古着の呼び方や買う前に見ておきたい点は古着とヴィンテージの違いにまとめています。
まとめ:表示と素材を見て、洗える帽子だけ手洗いする
- まず内側の洗濯表示と素材を見る。分からなければ水は使わない
- 布で手洗い可なら、押し洗い。つばを曲げず、こすらない
- ウール・フェルト・革・麦わらは丸洗いしない。ブラシと部分拭きで
- 干すのは風通しのよい日かげ。熱風と乾燥機は使わない
- 大事な帽子は店に相談。かゆみや赤みが出たら、かぶるのをやめる
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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