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ゲーミングチェアを探していると、必ずぶつかるのが「メッシュか、合皮か」の分かれ道ですよね。夏に太ももが張り付くのが嫌でメッシュに傾いたけれど、口コミを読んでいると「冬が寒い」「へたる」という声も出てきて、どっちがいいのか分からなくなる。家族の椅子を選ぶ時に、同じところでずっと止まってしまう方は多いと思います。
先に結論をひとつ。メッシュは通気と軽さでは圧倒的に強いけれど、「季節」と「掃除」と「寿命の来かた」で弱点が出ます。そこを知ったうえで選べば、後悔はぐっと減ります。良い所も弱い所も、正直に並べていきますね。
まずメッシュの良さ——なぜ人気なのか
メッシュというのは、細い繊維を網目状に編んだ生地を、フレームにぴんと張った作りのことです。中に詰め物が入っている座面と違って、生地そのものが体を受け止めます。この構造から良さが生まれています。
- 風が通る。背中と生地の間に空気が流れるので、汗をかいても蒸れにくい。夏に長時間座る人にはここがいちばん大きいです
- 体圧が分散する。張った生地が体の形にたわんで受け止めるので、一点に力が集中しにくい作りです
- 軽い。詰め物が少ないぶん本体が軽く、掃除の時に動かしやすい。引っ越しの時にも助かります
- 見た目が軽やか。向こう側が透けるので、部屋の中で圧迫感が出にくいんですよね
メッシュのデメリット5つ——買う前に知っておきたいこと
- 冬は背中が寒い。通気がいいということは、裏返せば体温が逃げるということ。暖房の効きが弱い部屋だと、背中側からすーっと冷える感じがあります。ひざ掛けや薄いブランケットを背中に一枚挟む人が多いのは、これが理由
- 生地が伸びてたわむと、支えが落ちる。メッシュは張力で体を支えているので、張りが弱くなった時点で座り心地が変わります。詰め物のへたりと違って、たわみは見た目で分かりにくいのがやっかいなところ。座った時にお尻が沈み込むようになったら、そのサインです
- 編み目にほこりと髪が入って掃除しにくい。網目の中に細かいほこり、髪の毛、ペットの毛が入り込みます。表面を拭くだけでは取れず、掃除機のブラシで吸うことになるのですが、目に沿って動かさないと取り切れません。合皮なら一拭きで済む所です
- 服によっては毛玉ができる・引っかかる。編み目のあるものどうしは相性が悪くて、ニットやフリースを着て座り続けると、こすれる所に毛玉ができます。装飾のあるスカートやアクセサリーは、目に引っかかることも
- 破れると部分補修が難しい。張った生地に穴が開くと、そこから広がっていきます。座面全体を張り替えることになるので、修理は現実的でないことが多いです。合皮のように上からカバーを掛けてごまかす、という手も効きにくい
どれも「致命的」というほどではないのですが、①と③は毎日じわじわ効いてくるので、寒がりの方とペットのいる家庭は特に考えておきたい所です。
メッシュ・合皮・ファブリックの比較
| 見るところ | メッシュ | 合皮 | ファブリック(布) |
|---|---|---|---|
| 夏の通気 | いちばん強い | 汗で張り付きやすい | 中くらい |
| 冬の体感 | 背中が冷える | 冷たいが風は通さない | いちばん暖かい |
| 掃除 | 編み目に入り込む | 拭くだけで済む | しみ込むと落ちにくい |
| 寿命の来かた | たわむ・伸びる | 表面がはがれる | 毛羽立つ・薄くなる |
| 見た目 | 軽やか・事務寄り | いちばん華やか | 部屋になじむ |
| 値段の傾向 | 幅が広い | 手頃なものが多い | 中くらい |
合皮は数年で表面がはがれます——ここは正直に
メッシュを検討している方がいちばん知りたいのは、たぶん「合皮のほうが後悔するのでは?」という点だと思います。ここは正直にお伝えしますね。合皮(樹脂を塗って革のように見せた生地)は、年数が経つと表面の層がひび割れて、ぽろぽろとはがれてきます。
- 黒い粉のようなものが床や服に落ちるようになる。掃除が急に大変になります
- 座面の前のふち、背中が当たる所、肘掛けの上——体が触れる所から順に来ます
- 日当たりのいい部屋、汗、体温。どれも進みを早める方向に働きます
- いつはがれ始めるかは、使い方と環境で本当に幅があるので、年数は断定できません
つまりどちらにも寿命の来かたがあって、その現れ方が違うだけなんです。メッシュは静かにたわんでいき、合皮は目に見えてはがれていく。「はがれた粉を毎日掃除するのは嫌」という方はメッシュ寄り、「冬の寒さのほうがつらい」という方は合皮か布寄り。そんな選び方が現実的だと思います。
向く人・向かない人
- メッシュが向く人:汗をかきやすい/夏に長時間座る/部屋が暑くなりやすい/椅子をよく動かす/見た目はすっきりしていてほしい
- メッシュが向かない人:寒がりで、暖房を強くしない部屋にいる/ペットがいて毛が舞う/掃除に時間をかけたくない/ニットを着ることが多い/華やかな見た目が好み
寒がりだけど夏の蒸れも嫌、という方は、メッシュにして冬だけ座面や背中に一枚足すという選び方もあります。低反発の座面クッションを敷くと、たわみが気になってきた時のつなぎにもなりますし、冬は座面から冷えるのを和らげてくれます。年間を通して使うなら、あとから足せるほうが調整しやすいんですよね。においが気になるという方は、新品のゲーミングチェアのにおいの話もどうぞ。合皮のほうがにおいが出やすい傾向があります。
売り場で確かめる3点
通販で買う方も多いと思いますが、可能なら一度は座ってみてほしいです。見るところは3つだけ。
- 張りの強さ。手のひらで押して、ぐっと沈んでから戻るか。押しただけでべこっとへこむものは、体重をかけた時にたわみやすい傾向があります
- 縁のフレームが当たらないか。メッシュは周囲を硬い枠で張っているので、座面の前のふちが太ももの裏に当たることがあります。ここが当たると、長時間座った時にいちばんつらい所。座って、膝の裏から数cm手前に枠が来ていないか確かめてください
- 腰の支えの位置。背もたれの出っ張り(腰当て)が、自分の背中のいちばんくぼんだ所に来るか。ここがずれていると、いくら良い椅子でも合いません。高さを変えられるタイプなら調整の幅も見ておきましょう
それから、耐荷重の表示も見ておいてください。表示を超えて使うと、フレームや生地に無理がかかります。立ち上がる時に肘掛けへ全体重をかける癖のある方は、そこにも負担が集中するので、机に手をつく形に変えると椅子が長持ちします。
ゆきこ( ゚Д゚)『編み目に子どもの髪と消しゴムのかすが吸い込まれていて、掃除機のブラシで毎週なでている、という話はよく聞きます。通気がいいって、外から入ってくるものも通すということなんですよね。ここに気づくまでに1年かかった、という声を読んで、なるほどと思いました』
どの生地を選んでも、同じ姿勢を続けないことのほうが体には効きます。1時間に1回は立って、肩を回して、水を飲みに行く。私は整体の仕事でたくさんの背中に触れてきましたが、椅子を変えたことで劇的に変わる人より、休憩の取り方を変えた人のほうが楽そうにしています。腰や首の痛み、しびれが続く時は、道具を買い替える前に医療機関で診てもらってくださいね。
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付属のクッションが体に合わない方はゲーミングチェアのクッションは外していいのかへ。届いたばかりの椅子のにおいが気になる方は新品のにおいをどうするかを。買い替えや引っ越しで運び出す予定があるなら分解はどこまでやっていいかも先に読んでおくと安心です。そして選ぶ前にいちばん見てほしいのがゲーミングチェアを買って後悔した理由。ありがちな見落としを並べています。
まとめ:夏に強く冬に弱い、寿命は「たわみ」で来る
- メッシュの良さは通気・体圧の分散・軽さ。夏に長時間座る人向き
- デメリットは冬の寒さ・たわみ・掃除・引っかかり・破れの5つ
- 合皮は数年で表面がはがれます。寿命の現れ方が違うだけ
- 売り場で見るのは張り・前のふち・腰当ての位置の3点
- 生地より効くのは1時間に1回立つこと。痛みが続くなら受診を
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