ハイチェアのクッションはいらない?——クッションの役目、いらない子・あると助かる子の条件、タオルで代用する時の落とし穴、洗いやすさとベルトの相性で選ぶポイント

子供・育児・子育て

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ハイチェアを買ったら、クッションは別売りだった。売り場で「あったほうがいいですよ」と言われたけれど、離乳食のたびに汚れるものをもう1つ増やして、本当に使うのかな。逆に、付いてきたクッションが毎日べたべたになって、洗うのが追いつかなくて「もう外してしまいたい」と思っている方もいますよね。

先に結論をひとつ。ハイチェアのクッションは、全員に必要なものではありません。役目は「座面が硬くて、体がまだ小さい時期」の座り方の補助なので、子どもの体格と椅子の形によって、いる子といらない子がはっきり分かれます。そして「いらない」と決める前に、ひとつだけ見ておいてほしい安全の話があります。タオルで代用する時の落とし穴も含めて、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ足が届き背中がつくクッションはいらない→第2章足が届かない・前に滑る薄いクッションが助かる→第3章タオルで代用したいずれる・厚み・ベルトに注意→第4章買うなら何を見る?洗いやすさとベルトを通す穴→第5章立ち上がる・ずり落ちる股ベルトを毎回締め直す→第6章

ケース別に読む:外したい人敷くか迷う人タオルで代用したい人買うなら何を見るか知りたい人立ち上がりが心配な人

ハイチェアのクッションの役目——何のために付いているのか

クッションと聞くと「座り心地をよくするもの」と思いがちですが、ハイチェア用のものはもう少し具体的な役目を持っています。

  • 硬い座面のあたりをやわらげる。木製のハイチェアは座面が板そのものなので、長く座るとお尻が痛くなる子がいます。食事の後半で急にぐずる、腰を浮かせる、という時のひとつの理由です
  • 体が小さい時期の「すき間」を埋める。腰がすわったばかりのころは、背もたれと背中の間、座面の奥行きに対して足の長さ、どちらも椅子のサイズに追いついていません。クッションで少し前に出して、背中を支える形にする役目です
  • お尻が前に滑るのを止める。つるっとした木やプラスチックの座面だと、食べているうちにずるずると前に滑って、姿勢が崩れます。布の面があるだけで滑りにくくなります
  • 冬の冷たさ、夏の汗。木やプラスチックは冬にひんやりして、夏は太ももの裏が汗で張り付きます。この不快感を減らすのも役目のひとつです

つまり、クッションの役目はほとんどが「体格と椅子がまだ合っていない時期」を埋めることなんです。だから、合ってしまえば自然と要らなくなります。

いらないと言える条件——当てはまるなら外して大丈夫

  • 足置きに足の裏がしっかり届いている。足が床や足置きに着いて、ひざが直角くらいに曲がっている。これができていれば、体を支える土台があるので、クッションで前に出す必要がありません
  • 背もたれに背中をつけて座れて、前に滑らない。座面の奥行きが体に合っていて、ずるずると滑ってこない
  • 硬い座面でも本人が嫌がらない。食事の間じゅう機嫌よく座っていられるなら、あたりの硬さは気にしなくて大丈夫です
  • 座面がもともとやわらかい、または布張りのハイチェア。クッションを重ねる必要がないことが多いです
  • ベルトが、クッションなしのほうがぴったり締まる。クッションを挟むとベルトがゆるくなる、股ベルトが体に届きにくい、という椅子なら、外したほうが安全な場合があります
  • 洗う手間が負担で、食事のたびにストレスになっている。これは立派な理由です。汚れたクッションを何日も放っておくくらいなら、拭ける座面のほうが衛生的です

ひとつでも当てはまる、というより、上の2つ(足が届く・背中がつく)が両方できていれば、クッションの出番はほぼ終わりと考えていいと思います。

あると助かる条件——この時期はクッションが仕事をする

  • 腰がすわった直後〜1歳前後で、椅子がまだ大きい。背もたれと背中の間にこぶしがひとつ以上入る、足置きに足が届かずぶらぶらしている。この時期は、クッションで前に出して足を届かせる、背中を支える、という使い方ができます
  • 座面が硬い木製で、食事の後半にぐずる。お尻の痛さが原因なら、薄いクッション1枚で機嫌が変わることがあります
  • 座面がつるつるで、前に滑ってしまう。滑り止めの役目として布の面が効きます

「いる時期」は意外と短くて、体が大きくなるにつれてどれも自然に解消していきます。だから厚くて高価なものより、薄くて洗いやすいものを短い期間だけ、という考え方が現実的です。

クッションはいる? 見るのは「足」と「背中」の2つ足の裏が足置きに届いている?背中が背もたれについて前に滑らない?両方できているどちらかできないクッションはいらない拭ける座面のほうが衛生的ベルトが直接体に締まる硬さを嫌がらなければそのまま洗う手間がなくなる薄いクッションがあると助かる条件:敷いてもベルトが締まる条件:厚すぎて体が上がらない条件:洗えて乾きやすいタオル代用はずれる・短時間だけどちらでも:ベルトと股ベルトは毎回締める/食事中は目を離さない立ち上がりはベルトで防ぐ・厚い詰め物は転落のもと

タオルや手持ちのクッションで代用する時の落とし穴

「専用品を買うほどでは」と、バスタオルを折って敷いたり、家にある座布団を切って使ったりする方は多いです。短い期間なら悪くない方法ですが、専用品と違うところがいくつかあって、そこが安全に関わります。

  • ずれる。タオルは座面に固定されていないので、子どもが動くたびに前へずれて、そのうち座面の前からはみ出します。はみ出した分だけ子どもも前に来て、ずり落ちやすくなります
  • 厚みが変わる。折り方でその日ごとに厚さが違うと、ベルトの長さも毎回変わります。昨日ぴったりだったベルトが今日はゆるい、ということが起きます
  • 厚すぎると体が持ち上がる。ここがいちばん大事なところです。厚い詰め物で座面を高くすると、テーブルの縁や背もたれの高さに対して体が上がって、乗り越えやすく、転落しやすくなります。座面を高くするためにクッションを重ねるのは、やらないでください
  • ベルトが緩む、股ベルトが届かない。タオルの下にベルトが埋もれて、締めたつもりで締まっていない。股ベルトが厚みの下に隠れて、腰ベルトだけになる。これは立ち上がりを止められない状態です
  • やわらかすぎて沈む。ふかふかの座布団やビーズの入ったものは、体が沈んで姿勢が崩れます。ハイチェア用のものが薄くて張りがあるのは、沈まないためです

代用するなら、薄いタオルを1枚、座面より小さめに折って、その上からベルトと股ベルトをきちんと締めるところまでがセットです。そして代用品は、その食事の間だけ。座らせたまま席を離れる時間を作らないでください。ハイチェアは、クッションがあってもなくても、目を離さないことがいちばんの安全対策なんです。

タオルや手持ちのクッションで代用する時の落とし穴ずれる座面に固定されていない動くたびに前へずれて はみ出す→ずり落ちやすくなる厚みが変わる折り方で厚さが毎回違うベルトの長さも毎回変わる→昨日ぴったりが今日はゆるい厚すぎて体が持ち上がるテーブルの縁や背もたれに 対して体が上がる→乗り越え・転落しやすいベルトが緩む・股ベルトが届かないタオルの下にベルトが埋もれる股ベルトが厚みの下に隠れる→立ち上がりを止められないやわらかすぎて沈むふかふかの座布団やビーズは 体が沈んで姿勢が崩れる→専用品が薄くて張りがあるのはこのため代用するなら薄いタオル1枚を小さめに折り、その上からベルトと股ベルトを締める

買うなら「洗いやすさ」と「ベルトとの相性」で選ぶ

専用品を選ぶなら、見るところは座り心地よりも、この2つです。

  • 洗濯機で丸洗いできるか、拭くだけで済むか。離乳食のころは1日3回汚れます。洗濯機に入れられるもの、または表面がつるっとしていて拭けるもの、どちらかでないと続きません。乾きやすい薄手のものが、結局いちばん使いやすいです
  • ベルトを通す穴や切れ込みがあるか。専用品には、腰ベルトと股ベルトを通す穴が開いています。これがあると、クッションの上からではなく、クッションを貫通してベルトが体に届きます。手持ちのクッションとの最大の違いはここです
  • 自分の椅子の型に合うか。ハイチェアは座面の形がメーカーごとに違います。「汎用」と書かれたものは、ひもで結ぶ固定なので、座面の形によってはずれやすいです。同じメーカーの純正品があるなら、固定と穴の位置は純正がいちばん確実です
  • 厚みは薄めを選ぶ。1〜2cmくらいの薄手で十分です。厚いものは先ほどの「体が持ち上がる」問題が出ます

敷いたあとは、初回に必ずベルトの長さを調整し直して、股ベルトが体に届いているかを見てください。クッションを敷くとベルトの長さは必ず変わります。ここを飛ばすと、せっかくの専用品でも安全面では代用品と同じになってしまいます。

買うなら見るところ洗いやすさ洗濯機で丸洗いできるか、拭くだけで済むか乾きやすい薄手のものが結局いちばん使いやすいベルトを通す穴や切れ込みクッションを貫通してベルトが体に届く→手持ちのクッションとの最大の違い自分の椅子の型に合うか「汎用」はひもで結ぶ固定なのでずれやすい同じメーカーの純正品が固定と穴の位置は確実厚みは薄め1〜2cmくらいの薄手で十分厚いものは「体が持ち上がる」問題が出る敷いたあとは初回にベルトの長さを調整し直し、股ベルトが体に届くか見る

クッションのあるなしより大事なこと——ベルト・立ち上がり・目を離さない

ハイチェアの事故で多いのは、立ち上がっての転落と、ずり落ちです。クッションは座り心地の話であって、事故を防ぐのはベルトのほうです。

  • 腰ベルトだけでなく股ベルトを毎回締める。股ベルトがないと、下からずるっと抜けます
  • クッションを敷いた日、外した日、成長でベルトの穴を変えた日は、その場でベルトの長さを見直す
  • 立ち上がろうとしたら、叱るより先に座り直させて、ベルトが締まっているか確認。立ち上がる子は、ベルトがゆるいことが多いです
  • 座らせたまま席を離れない。キッチンに戻る数十秒が、いちばん危ない時間です
  • 対象の月齢・体重、テーブルへの固定の仕方は、椅子の説明書に従う

ゆきこ( ゚Д゚)『離乳食のころ、洗って乾かないクッションの代わりにタオルを折って敷いたらずれて、子どもごと前にずり落ちかけた、という話は本当によく聞きます。うちで決めるなら「敷くなら薄く、敷いたらベルトを見直す」が先です。整体の仕事柄、座る時に足が着いているかはつい見てしまいますが、それは足置きの高さの話なんですよね。』

「敷く時期だけ、薄くて洗えるものを」と決めたら、ベルトを通す穴があって洗濯機で洗えるハイチェア用のクッションを1枚選んでおくと、代用品のずれや厚みの心配がなくなります。洗い替えが要る時期なので、乾きやすい薄手のものが楽ですよ。

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ハイチェアそのものを選ぶ段階なら、ハイチェアで後悔した理由で、座面の素材や足置きの調整など、買ってから気づく失敗例をまとめています。離乳食の前、腰がすわる前の時期に「バウンサーとハイローチェア、どちらが要るの?」と迷っている方はバウンサーとハイローチェアはどちらもいらない?と、バウンサーで後悔した理由もあわせてどうぞ。

まとめ:足と背中で決める。敷くなら薄く、敷いたらベルトを見直す

  1. クッションの役目は体格と椅子が合っていない時期を埋めること。全員には要らない
  2. 足が足置きに届き、背中が背もたれにつくなら外して大丈夫
  3. 届かない・滑る・硬くてぐずるなら薄いクッションが助かる
  4. タオル代用はずれる・厚みが変わる・ベルトが緩む。厚く重ねると転落のもと
  5. 買うなら洗えるもの・ベルトを通す穴があるもの。敷いたら毎回ベルトを見直す

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ハイチェアのクッションはいらない?の早見表:クッションの役目は硬い座面のあたりをやわらげる、体が小さい時期のすき間を埋める、前に滑るのを止める、冬の冷たさと夏の汗を減らすこと。足の裏が足置きに届き、背中が背もたれについて前に滑らないならクッションはいらない。届かない・すき間がある・前に滑る・硬くてぐずるなら薄いクッションがあると助かる。タオルや座布団の代用はずれる、厚みが毎回変わる、厚すぎると体が持ち上がって転落しやすい、ベルトが緩む、股ベルトが埋もれるので、薄く小さめに折って短時間だけ。買うなら洗濯機で洗えるか拭けるもの、ベルトを通す穴があるもの、椅子の型に合うもの、薄手を選ぶ。敷いた日も外した日もベルトと股ベルトの長さを見直し、食事中は目を離さない

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