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子どもの自転車が、気づいたら泥はねとチェーンの黒い汚れでまっ黒。自分のママチャリも、雨ざらしの日が続いてカゴの下やチェーンのあたりに茶色いサビが浮いてきて、「そろそろ洗わなきゃ」と思いつつ、水をじゃばじゃばかけていいのかな、と手が止まりますよね。うちは小学生2人の自転車と私の1台で3台あるので、洗う日はちょっとした行事です。
先に結論をひとつ。自転車は水をかけて洗って大丈夫ですが、「かけていい所」と「かけてはいけない所」があって、順番と最後の仕上げで持ちが変わります。上から下へ、チェーンは最後。洗ったら拭いて、動く所にだけ油をさす。そしてブレーキまわりには油を近づけない。この流れさえ覚えておけば、月に1回30分で見違えますよ。順番に見ていきましょう。
水をかけて洗っていい?——かけていい所・当てたくない所
「自転車って水で洗っていいの?」は、いちばん多い疑問だと思います。答えははい、ただしホースで軽く流す程度まで。雨の日に走るものなので、上から水がかかること自体は想定されています。気をつけたいのは、勢いと向きなんです。
- かけていい所:フレーム、カゴ、泥よけ、タイヤ、スタンド、サドルの表面。ホースのシャワーや、バケツの水をかけた雑巾で
- 水を当てたくない所:ベアリングの入っている部分(前輪・後輪の車軸の中心、ペダルの根元、ハンドルの付け根)。内側に水が入ると油が流れて、動きが重くなったりサビたりします。横から強く当てず、上から軽く流すだけに
- ライトの電池ボックス・電動アシストのバッテリー端子:電池は外して、端子には水をかけない。電動アシスト車はバッテリーを外してから洗い、端子のふたを閉めておく
- 高圧洗浄機は使わない。車を洗う感覚で当てると、ベアリングの中に水を押し込んでしまい、後で異音やガタつきの原因に。ホースで十分です
掃除の順番——上から下へ、チェーンは最後
- ほこりと泥を落とす。乾いた状態で、ブラシや古タオルで大きな泥を払う。乾いてこびりついた泥はこすらず、水をかけてゆるめてから
- 上から下へ水をかける。サドル、ハンドル、フレーム、カゴ、泥よけ、タイヤの順。下から上にかけると、落とした泥がまた上につくのでもったいない
- フレームとカゴを洗う。薄めた中性洗剤で(次の見出しで詳しく)
- リムとブレーキゴムを拭く。黒い粉が出る所
- チェーンとギアは最後に。いちばん汚れているので、先にやると黒い油が手やスポンジについて、フレームに広がります
- すすいで、拭き上げて、注油。ここで手を抜くとサビの原因に
「汚れの軽い所から重い所へ」「油は最後」と覚えておくと迷いません。スポンジも、フレーム用とチェーン用は分けてくださいね。
フレーム・カゴ・タイヤは薄めた中性洗剤とスポンジで
フレームの汚れは、泥はねと排気ガスの黒ずみと、手の脂。食器用の中性洗剤を水で薄めて(バケツの水に数滴で十分)、スポンジや柔らかい布で洗います。研磨剤入りのクレンザーや、目の粗いたわしは塗装に傷がつくので使いません。
- カゴ:網目に泥がたまるので、古歯ブラシでこすってから流す。カゴの下側とフレームの接している所はサビやすいので、洗った後によく拭く
- タイヤ・スポーク:ブラシで泥を落として流す
- サドル・グリップ:薄めた洗剤で拭いて、水拭き。グリップがべたつくなら、それは汚れではなく素材の劣化のことが多いので、自転車のグリップがべたべたする時の直し方で対処法を書いています
- 浮いてきたサビ:洗剤では落ちません。自転車のサビの落とし方を別記事にまとめているので、洗い終わって乾いてから、そちらの手順で
洗剤を残すと白い跡やサビの原因になるので、すすぎは念入りに、ブレーキまわりにも洗剤を残さないようにします。
チェーンの黒い油汚れ——落として、拭いてから注油
チェーンの黒いベタベタは、油にほこりや砂が混ざったもの。残っていると動きが重くなり、砂がチェーンを削って寿命を縮めてしまうんです。落とし方は2通りあります。
- 食器用洗剤で洗う(手軽):薄めた洗剤を古歯ブラシにつけて、ペダルを逆回しにしながらチェーンをこする。水で流して、乾いた布でしっかり拭く。水気が残るとサビるので、ここは念入りに
- チェーンクリーナー(パーツクリーナー)を使う(よく落ちる):スプレーして古布で受けながら、ペダルを逆回し。黒い油が溶けて布に移るので、布に黒がつかなくなるまで。洗剤より落ちがよく、乾きも早い
クリーナーを使う時は、屋外か風通しのいい所で、火の気のない場所で、手袋をして。スプレーは燃えやすいものが多く、においも強いので、子どもが近くで遊んでいる時は避けて、缶は手の届かない所にしまってくださいね。そしてスプレーがリムやブレーキゴムにかからないように、古布や段ボールで囲ってから吹くのがコツです。
落として拭いたら、必ず注油。クリーナーは元からあった油も全部落とすので、そのままにすると一晩でうっすらサビます。チェーン用の油をコマひとつずつに1滴、ペダルを回してなじませて、余分な油は布で拭き取る。つけすぎると、またほこりを呼んで黒くなる、のくり返しになってしまいます。
リムとブレーキゴムの黒い汚れ——ブレーキ音の予防にもなる
ホイールの側面(リム)についている黒い筋は、ブレーキゴムが削れた粉と、そこに油や泥が混ざったもの。ここが汚れていると、雨の日にキーッと鳴る原因になったり、効きが悪くなったりします。
- リムの側面(ブレーキゴムが当たる面)を、薄めた中性洗剤か水だけで、布で拭く
- ブレーキゴムの表面に、小石やアルミの粉が刺さっていないか見る。あれば、つまようじで取る。ゴムが減って溝がなくなっていたら交換の時期
- 拭いたら油分を残さない。ここに油がつくとブレーキがすべって、止まれなくなる方向にいくので、チェーンの作業とは道具を分けて
音の原因はリムの汚れ以外にもあるので、洗っても鳴る時は自転車のブレーキがうるさい時の対処を見てみてください。
サビを防ぐ仕上げ——拭き上げと、油をさす所・さしてはいけない所
サビの元は「水が残ること」。洗った後、乾いた布でフレーム全体、ネジの頭、カゴの付け根、スタンドの根元、チェーンを拭くのが、いちばんのサビ予防なんです。日なたに10分ほど置いて乾かしてから、油をさします。
- 油をさす所:チェーン、ブレーキやギアのワイヤーの出入り口、スタンドの関節、ペダルの付け根、鍵の穴(鍵は鍵穴用の潤滑剤が安心)
- 油をさしてはいけない所:リム(ホイールの側面)、ブレーキゴム、ディスクブレーキのローター。ブレーキは摩擦で止める部品なので、油がついた瞬間に効かなくなります。スプレー式の油は飛び散りやすいので、ブレーキまわりでは使わず、さし口の細いものを
そして、作業が終わったら必ずブレーキを確かめてください。乗る前に、前後のブレーキを握って車輪が止まるか、レバーの手ごたえがいつも通りか。押し歩きしながら試すのが安全です。もし効きが弱い・すべる感じがしたら、リムとブレーキゴムをもう一度、洗剤で拭いてください。それでも戻らなければ、自転車屋さんに見てもらうのがいちばん確実です。
どのくらいの頻度で?——月1と、雨の後
- ざっと水洗い+拭き上げ+注油:月に1回が目安。通学や通勤で毎日乗るなら2〜3週に1回
- 雨の日に走った後:全体を洗わなくていいので、チェーンとリムを拭いて、チェーンに油を1周だけ。これだけでサビの出方が違います
- チェーンの本格的な脱脂:2〜3か月に1回か、黒くベタベタになったら
- 空気入れ:掃除のついでに月1で。減っているとタイヤの側面が傷むし、こぎ心地も重い。空気の減りが早いなら自転車の空気が抜ける原因もどうぞ
雨の後はチェーンだけ、月1でざっと全体と分けると続きます。子どもの自転車は、泥だらけで帰ってきた日にホースで下半分だけ流す、で十分ですよ。
ゆきこ( ゚Д゚)『長男の自転車のチェーンを初めて洗った日、外した黒い油が私のシャツについて、そっちのほうが落ちませんでした。以来、自転車を洗う日は汚れてもいい服とゴム手袋が決まり。次男は「ぼくもやる」と言って、ホースをフレームじゃなく私に向けてきます』
チェーンの黒い汚れは食器用洗剤でもできますが、チェーンクリーナーを1本置いておくと、雨の後の「ちょっとだけ」が5分で済むので楽なんです。乾きが早いので、そのまま注油まで一気にできます。
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洗って乾かした後に茶色いサビが残っていたら、自転車のサビの落とし方へ。洗ってもブレーキがキーッと鳴る時は自転車のブレーキがうるさい時の対処、タイヤの空気がすぐ減る時は自転車の空気が抜ける原因もあわせてどうぞ。
まとめ:上から下へ洗って、拭いて、油はチェーンだけ
- 水はかけてOK。ただし車軸・電池・端子は避けて、高圧洗浄機は使わない
- 順番は上から下へ、チェーンは最後。スポンジはフレーム用と分ける
- チェーンの黒い油は洗剤かクリーナーで落とし、拭いてから注油
- リム・ブレーキゴム・ローターに油をつけない。終わったらブレーキを確かめる
- 頻度は月1でざっと、雨の後はチェーンだけ。拭き上げがサビ予防
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手順を1枚にまとめました。



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