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夜、ふと気づくと、床の上でカナブンがもぞもぞしている。窓は閉めたつもりだったのに、いつの間に入ったのか。そして、つかんだら変なにおいがするのではないか。そう思うと、手が出せなくなりますよね。つぶすのもかわいそうですし、どうしたらいいか迷う場面です。
先に結論をひとつ。カナブンが家の中にいるのは、夜の明かりに寄ってきて、網戸のすき間や開けた窓から入った場合が多いです。つぶさずに、コップと紙で、窓の外の植え込みへ出してあげれば大丈夫。においの原因は、身を守る時に出す液と言われています。順番に見ていきましょう。
どの場面でも、素手でつかまず、触れたら石けんで手を洗うのは共通です。
ケース別に読む:今すぐ外へ出したい人|どこから入ったか知りたい人|臭いが気になる人|どんな虫か知りたい人|拭き取り・集合住宅が気になる人
今すぐ外へ出したい——コップと紙の手順
まず、知りたい人が多い外へ出す方法です。道具は、中がのぞける透明なコップと、少し厚みのある紙(チラシや厚めのメモ用紙など)だけ。虫に手を触れずに済みます。
- コップをかぶせる。動かない時を見はからって、上から静かにかぶせます。急に動かすと逃げて飛ぶので、ゆっくりと
- 紙を下に差し込む。コップのふちと床(壁や窓なら表面)のあいだに、紙をゆっくり滑らせます。脚をはさまないよう、少しずつ
- 窓の外の植え込みへ。紙でふたをしたまま持ち上げ、窓を開けて外へ運びます
- 外で紙を外して放す。草木の近くで、コップを傾けて自分から出ていくのを待ちます。そのあと、石けんで手を洗います
つぶしたり、ふり払ったり、素手でつかんだりしないでください。つぶすと、においが出るだけでなく、手や床が汚れます。手の届かない高い所にとまっている時は、無理に届かせようとして踏み台に乗ったりせず、飛んで降りてくるのを待つほうが安全です。窓を開けて、明かりを消せば、自分から出ていくこともあります。
コップがなければ、口の広い保存容器でも代わりになります。ただ、中が見えないと虫の位置が分かりにくいので、透明な物のほうが扱いやすいです。紙は、はがきくらいの厚みがあると、たわまずに差し込めます。
どこから入るか——網戸のすき間・開けた窓・明かり
入口を知っておくと、また入ってくるのを減らしやすくなります。多い順に並べるというより、よくある3つの道を見てください。
| 入りやすい場所 | 起こりやすいこと | 考え方 |
|---|---|---|
| 網戸のすき間 | 網戸と窓枠の間に、わずかなすき間がある | すき間を見つけて、窓まわりのすき間をふさぐテープなどでふさぐ |
| 開けた窓 | 開けている間に、部屋の明かりへ飛び込む | 夜に窓を開ける時は、明かりを消すか、網戸を閉めたまま |
| 玄関や勝手口 | ドアの開け閉めの一瞬で入る | 外灯の近くは、開け閉めを素早く |
| 洗濯物・荷物 | 外に干した物にくっついて入る | 取り込む時に軽くはらって、中身を見る |
網戸のすき間と虫の入り方は、網戸のすき間から虫が入る時の対処にもまとめています。窓まわりのすき間をふさぐテープは、貼る前に窓枠のほこりや水分を拭いて、動く窓の動きをじゃましない位置に貼ります。
また、夜に部屋の明かりを外へもらしていると、虫が集まりやすくなります。カーテンを閉めるだけでも、窓の近くに寄ってくる虫は減りますよ。
夜に窓を開けたい時は、先に部屋の明かりを消して、外から見えにくい場所の明かりだけにする方法もあります。明かりが減ると、窓の近くに寄ってくる虫も減ります。
臭い時——身を守る液と言われるもの
カナブンは、つかまれたり驚いたりすると、においのある液を出すことがあると言われます。身を守るための反応と考えられています。においの感じ方には個人差があるので、気にならない人もいれば、とても気になる人もいます。
- 液がついたら、石けんでよく手を洗います。においが残る時は、洗う回数を増やします
- 目や口をこすらない。洗う前に顔を触らないようにします
- 液が目や口に入った、肌が赤くなってヒリヒリする、など気になる時は、医療機関に相談してください。液に害があるかどうかを決めつけず、気になる症状があれば相談する、で大丈夫です
- 犬や猫、小鳥が虫を口にしないよう、近づけないでください
どこにいる虫か——樹液の木と夜の明かり
カナブンは、ふだんは木の樹液がしみ出している所に集まる虫と言われます。雑木林、公園や街路樹の木などが住みかです。昼は木の幹や枝にいることが多く、夜は明かりに引き寄せられて、街灯や窓辺に来ることがあります。夏によく見かける虫ですが、季節や地域によって出る時期は違います。
家の中で見つかった個体は、たまたま迷い込んだ場合がほとんどで、家で暮らす虫ではありません。外へ出してあげれば、また木へ戻っていくと考えられます。似た虫との見分けはカナブンとコガネムシの違い、茶色い虫が気になる時は茶色いコガネムシの正体にまとめています。
夜の明かりには、カナブンのほかにも、ガやコガネムシの仲間が来ます。家の中で弱って見える虫も、外の静かな草木のそばに置けば、あとは虫自身に任せて大丈夫です。外へ出したのに同じ虫が戻ってきた時は、窓から離れた草木のほうへ運んでみてください。
見つけた時に慌てないコツは、「つかまない、つぶさない、急がない」の3つを頭に置いておくことです。夜中でも、コップと紙を決まった引き出しに入れておけば、すぐに動けます。虫が苦手な人でも、触らずに済む方法があると分かっているだけで、気持ちがずいぶん楽になりますよ。
拭き取りと集合住宅——あとしまつの注意
- 床や窓の拭き取りは、使い捨ての紙で。虫がいた場所に液やよごれが残っている時は、使い捨ての紙で拭いて、そのまま捨てます
- 掃除に洗剤を使う時は、製品の表示どおりに。塩素系の洗剤と酸性の洗剤は混ぜないでください
- 集合住宅では、共用部のルールを確かめる。ベランダから下へ放したり、共用の植え込みへ出したりしてよいかは、管理規約や管理会社の案内で確かめてください。共用の廊下や階段で見つけた時は、管理会社に伝える方法もあります
- ベランダの鉢植えや自分の専有部分の植え込みなら、そこへ。迷う時は、ベランダの隅の鉢のそばへ放して、自分から飛んでいくのを待ちます
ゆきこ( ゚Д゚)『コップと紙は、触らずに済むのがいいところだと思います。慌てずゆっくりやれば、虫も人も驚きませんよね』
💡 この困りごとへの提案
窓まわりのすき間を見つけたら、まずふさいでおくと安心です。窓のすき間をふさぐテープは、貼りたい場所の長さに合わせて切れるタイプが扱いやすいです。
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窓を開けて風を通す夏は、扇風機まわりのほこりも気になりますよね。扇風機カバーは100均で足りる?で、カバーの選び方とほこり対策をまとめています。家の中に出る別の虫で、脚が長い虫が気になる時はザトウムシが家の中にいる時もどうぞ。
まとめ:つぶさず、コップと紙で窓の外の植え込みへ。触れたら手を洗う
- 家の中のカナブンは、明かりに寄って入ったことが多い。網戸のすき間と開けた窓を見直す
- 外へ出す手順は、コップをかぶせる、紙を差し込む、窓の外の植え込みへ。つぶさない
- 臭いのは、身を守る液と言われる。触れたら石けんで手を洗う
- 目や口をこすらない。赤くなるなど気になる時は、医療機関に相談する
- 拭き取りは使い捨ての紙で。洗剤は表示どおり、集合住宅は共用部のルールで
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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