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朝、玄関で傘を開いたら、骨の先のあたりに小さな穴。光が点で漏れていて、雨の日に差したら、そこからポタポタと肩に落ちてくる。買い替えるほどでもないけれど、このまま使うのも気になりますよね。
先に結論。傘の穴は、穴の場所に合った補修シールを内側と外側から挟めば、自分で直せます。ただしアイロン接着のシールは撥水加工を傷めるので使わない。ビニール傘は透明のシート、はじきが弱ったならドライヤー、留め具が壊れたなら面ファスナーの貼り替え。そして骨が折れているなら、この記事ではなく骨の記事へ。順番にお話しします。
まず見る:穴はどこに空いた?
傘の穴は、場所で原因も直し方も変わります。傘を開いて、光にかざして見てください。
- 骨の先端(つゆ先のまわり)の擦れ穴。一番多い。閉じた時に骨の先端どうしがこすれたり、傘立てや壁に当たったりして、生地が薄くなって穴になります。1か所空いたら、他の先端も薄くなっていることが多い
- 生地の真ん中の穴。枝に引っ掛けた、何かが刺さった。穴は小さいことが多く、シールで両側から挟めば十分
- 縫い目のほつれ。骨に生地を留めている糸が切れて、そこから雨が漏れる。穴ではないのでシールでは直らず、手縫い+シームテープ
- 骨が折れて生地が裂けた。これは穴の問題ではなく骨の問題。先に骨を直さないと、生地を貼ってもまた裂けます。骨の直し方は傘の骨折れを自分で直す記事で
布の傘の補修:シールを内と外から挟む。アイロン接着はNG
用意するのは傘用の補修シール(手芸店や100均の傘コーナーにある、傘の生地と同じナイロン素材の粘着シール)か、アウトドア用のナイロン補修シール(テントやダウンジャケット用。丈夫で防水性が高い)。色は傘に近いものを。透明タイプもあります。
- 傘を開いて、穴のまわりを乾いた布で拭いて、しっかり乾かす。濡れた生地や、ほこりの上には貼れません
- シールを穴より一回り大きい丸か楕円に切る。角があるとそこから剥がれるので、角を落とす
- まず傘の内側(裏)から1枚。穴を中心に置いて、指でしっかり押さえる。骨の先端まわりの穴なら、シールが骨にかからないように、骨のすぐ横に貼る
- 次に外側から1枚。内側のシールと重なるように。2枚で生地を挟む形になって、雨がしみにくくなります
- 貼ったら一晩置いてから使う。粘着が落ち着く前に雨に当てると剥がれます
アイロンで接着するタイプの補修布は使わないでください。傘の生地は表面に撥水加工がしてあって、アイロンの熱でそこが傷みます。穴は塞がっても、まわり一帯がしみるようになる。傘は「熱をかけない」が基本です。
縫い目がほつれている時は、防水糸(テント用のポリエステル糸)で手縫いしてから、縫い目の上にシームテープ(縫い目を防水する細いテープ)を内側から貼る。手縫いだけだと針穴から漏れます。
ビニール傘の穴:透明の補修シート、テープは応急
ビニール傘は、ナイロンのシールだと見た目が目立つのと、素材が違うので貼りつきが弱い。透明のビニール補修シート(ビニールプールや浮き輪の補修用)が相性がいいです。100均の浮き輪コーナーにも。
貼り方は布の傘と同じで、内と外から挟む。ビニールは伸びるので、少し大きめに切って、空気が入らないように中心から外へ押さえます。
手元に何もなければ、幅広の透明テープ(梱包用)を内側と外側から貼るだけでも、その日はしのげます。ただしテープは日に当たると縮んで剥がれてくるので、あくまで応急。ビニール傘は数百円で買えるので、穴が3か所以上あるなら買い替えの方が早いのも正直なところです。
はじき(撥水)の復活:ドライヤーの温風を離して当てる
穴はないのに、雨が生地にべたっと広がって重くなる。これは撥水加工が弱っている状態です。傘の撥水は、生地の表面の細かい毛羽が立っている時に効くので、寝てしまった毛羽を熱で起こすと復活することがあります。
- 傘を開いて、生地を乾かす
- ドライヤーの温風を、生地から20cm前後離して、1か所につき数秒ずつ、全体に当てる。近づけすぎると生地が溶けたり縮んだりするので、手をかざして熱すぎない距離で。ビニール傘には当てない
- 冷めてから水をかけて、はじくか確かめる
それでも弱いなら、撥水スプレー(靴や衣類用のフッ素系)を、開いた傘に30cm前後離して薄く全体に。ムラにならないよう2回に分けて、乾かしてから使う。換気した場所か屋外で吹くのを忘れずに。
留め具(ネームバンド)が壊れた時
傘を閉じて巻き留めるバンドの、面ファスナー(マジックテープ)がくっつかない、ボタンが取れた、バンドごと千切れた。壊れる場所で直し方が変わります。
- 面ファスナーが弱った。ほこりや糸くずが詰まっているだけのことも多いので、まず爪楊枝や歯ブラシで掃除。それでも付かなければ、縫い付けタイプの面ファスナーを100均で買って、古いものの上から手縫いで付け替える。粘着タイプは傘の生地に貼りつきにくく、雨で剥がれやすい
- ボタンが取れた。ボタン付けと同じで、太めの手縫い糸で。相手側の穴(ループ)が伸びていたら、少し小さく縫い縮める
- バンドごと千切れた。生地の端に縫い付けてあるので、残った根元に新しいバンド(幅2cm前後の布テープや、面ファスナーのテープ)を手縫い。根元が完全に取れているなら、シームテープで補強してから
- 今日だけしのぐ。ヘアゴムを1本、傘の中棒に通しておいて、閉じたらぐるっと巻く。子どもの傘にはこれで十分なことも多い
100均で揃うものと、直さない方がいい傘
ダイソーやセリアでは、傘の修理コーナーに傘用の補修シール、骨の修理用のパーツ、面ファスナー、シームテープあたりが揃います。「ダイソーで傘の修理はできる?」と聞かれたら、お店が直してくれるのではなく、直す道具が売っているという意味で、できます。何を買えばいいかは、100均の傘修理グッズの記事で品目ごとに書いています。
直さない方がいい傘もあります。穴が5か所以上、骨が2本以上折れている、生地全体がパリパリして手で裂ける。ここまで来ると、シールを貼るそばから別の場所が空きます。補修は「1〜2か所の穴を塞いで、あと1〜2年使う」ためのものと考えると、判断しやすいです。
ゆきこ( ゚Д゚)『長男のお気に入りの恐竜の傘、骨の先に穴が3つ。「新しいの買おう」と言ったら泣かれたので、100均のシールで内と外から挟んだら、ちゃんと雨が漏れなくなりました。本人は「恐竜が手術した」と喜んでいます。私が最初に買った補修布がアイロン接着で、危うく撥水を台無しにするところでした』
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傘の修理シリーズとして、100均で揃う傘の修理グッズと、骨が折れた時の傘の骨折れを自分で直す方法もどうぞ。
まとめ:穴は内と外から挟む、熱はかけない、骨は別の記事で
- 穴は骨の先端まわりの擦れ穴が一番多い。他の先端も薄くなっていないか見る
- 布の傘は補修シールを内側と外側から挟む。角を丸く切り、一晩置いてから使う
- アイロン接着は撥水を傷めるのでNG。縫い目は防水糸で縫ってシームテープ
- ビニール傘は透明の補修シート。はじきはドライヤーを離して当てるか撥水スプレー
- 留め具は面ファスナーの掃除→縫い付けで貼り替え。今日はヘアゴムで
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手順を1枚にまとめました。



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