ニットのゲージの違い——ローゲージとハイゲージの見分け方と、選ぶ場面

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ニットを探していると、「ローゲージ」「ハイゲージ」という言葉をよく見かけますよね。なんとなく厚いか薄いかの違いかな、と思いつつ、実はよく分からないまま選んでしまうこともありますよね。

先に結論をひとつ。ゲージは、ニットの編み目の細かさを表す目安です。目が粗くざっくりした物をローゲージ、目が細かく薄手でなめらかな物をハイゲージと呼ぶことが多いです。決まった数字の境目は商品やお店で違うので、この記事では数字は出しません。ローゲージは厚みが出て1枚でも着やすく、ハイゲージは重ね着やきれいめの服に合わせやすい、という使い分けで考えると選びやすくなります。

見分け方、違いの早見表、着る場面別の選び方、手入れの違いの順に、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ見分け方を知りたい→編み目を見て、なでて確かめる第1章へ ▶違いを比べたい→厚み・引っかけ・毛玉を表で第2章へ ▶1枚で暖かく着たい→ローゲージ寄りで選ぶ第3章へ ▶コートの下に着る→ハイゲージ寄りで選ぶ第3章へ ▶手入れが知りたい→たたんでしまい、伸ばさない第4章へ ▶

ケース別に読む:ゲージの見分け方を知りたい人|違いを表で比べたい人|着る場面から選びたい人|手入れのしかたを知りたい人

4コマ漫画|ニットのゲージ選び困った場面ローゲージ?ハイゲージ?ニット1言葉の意味が分からないいきなり購入名前だけで決めちゃおうお買い物2厚みや素材を見落とし編み目を見る光にかざすと目が分かるね編み目3目の細かさを確かめる場面で選ぶ1枚ならざっくり重ねるなら薄手場面で選ぶ4着る場面で決めれば安心

ゲージの見分け方——光にかざす・なでる・厚みを見る

タグにゲージの言葉が書かれていない時でも、見た目と手ざわりで、おおよその見当はつきます。難しい道具はいりません。

ゲージの見分け方3ステップ1光にかざす編み目の大きさを目で見て確かめる→2なでてみる表面のなめらかさを指先で感じる→3厚みを見るほかの服と並べて重ねやすさを考える
  • 光にかざす:編み目がはっきり見えて、すき間が大きいほど、ローゲージに近いと考えられます。目が細かくて光がほとんど通らない物は、ハイゲージ寄りです
  • 編み目を指でなでる:ごろっとした凹凸を感じる物はローゲージ寄り、表面がなめらかで細かい物はハイゲージ寄りです
  • 厚みを見る:同じ素材でも、ローゲージは厚みが出やすく、ハイゲージは薄くしなやかに見えます

ただし、境目は商品ごとに違います。「ミドルゲージ」のように、その間を表す言葉を使うお店もあるので、迷った時は売り場の表示や店員さんに聞くのが確実です。

素材によっても着心地は変わります。ゲージの違いだけで暖かさや肌ざわりが決まるわけではないので、素材も一緒に見てみてください。

通販で買う時は、写真だけだと編み目の大きさが分かりにくいことがあります。商品ページに拡大した写真や、厚みについての説明があるかを確かめてみてください。説明が少ない時は、店に問い合わせるか、ほかの商品と見比べて決めると失敗が減ります。

違いの早見表——見た目・重ね着・引っかけ・毛玉・洗い方

ローゲージとハイゲージの違いを、5つの見方で並べてみます。強弱は商品で変わるので、目安として見てください。

見方 ローゲージ ハイゲージ
見た目 編み目がはっきりしていて、ざっくりした印象 編み目が細かく、なめらかできれいめの印象
重ね着 厚みが出るので、1枚で着るのに向きやすい 薄手なので、ジャケットやコートの下に重ねやすい
引っかけ 編み目が大きく、指やアクセサリーが引っかかることがある 目が細かく、引っかかりにくいと感じやすい
毛玉 こすれる所に出ることがある こすれる所に出ることがある。素材によっても違う
洗い方 伸びやすい物もあるので、表示どおりに平らに干す 型くずれしやすい物もあるので、表示どおりに扱う

表の中で毛玉と洗い方は「どちらも同じ」になる部分が多く、素材や洗濯表示のほうが影響します。ゲージの違いで大きく変わるのは、見た目、重ね着のしやすさ、引っかけやすさの3つと考えると分かりやすいです。

スウェットとの違いが気になる人は、スウェットとニットの違いもあわせてどうぞ。生地の作り方の話なので、ゲージの話とはまた別の角度で読めます。

「ローゲージは暖かくて、ハイゲージは寒い」と決めつけてしまいがちですが、実際には素材や裏地、重ねる服で感じ方が変わります。薄手のハイゲージでも、下に肌着を重ねれば冬の装いとして成り立ちますし、厚手のローゲージでも、素材によっては室内で暑く感じることがあります。ゲージはあくまで編み目の目安、と覚えておくと整理しやすいです。

着る場面から選ぶ——1枚ならローゲージ、重ねるならハイゲージ

ゲージで迷ったら、「どう着るか」から選ぶのが近道です。

  • 1枚で暖かく着たい:ローゲージ寄り。厚みがあるので、家でもお出かけでも気軽に着られます
  • ジャケットやコートの下に着たい:ハイゲージ寄り。薄手で重ねやすく、上着の中でごろつきにくいです
  • 引っかけが心配:ハイゲージ寄りを選びつつ、素材と作りを見ます。ローゲージでも、目のつまった物なら引っかけにくいことがあります
  • 肌ざわりを重視したい:ゲージより素材を先に見ます。ウールなら、肌に触れる所に綿の肌着を重ねる方法もあります

子どもの冬服では、ざっくりしたローゲージのニットは、遊びの中で引っかけてほつれることがあります。ほつれた時は、引っ張って切ってしまう前にニットのほつれ直しを見てみてください。

ストールなどの小物と合わせる時は、ニットが厚い分、首まわりがもたつくことがあります。重ね着の小物の使い方はストールの肩掛けが落ちない方法も参考になります。

ほかにも、首まわりのデザインで選びやすさが変わります。ハイネックやタートルネックは、ハイゲージだと首まわりがすっきりし、ローゲージだとふんわり厚みが出ます。上に着る物とのバランスで、どちらが合うかを考えてみてください。

手入れの違い——たたんでしまう、伸ばさない、洗濯表示が先

手入れの基本は、ゲージが違ってもほとんど変わりません。大事なのは、洗濯表示を先に見ることです。そのうえで、ゲージによる気をつけどころを足していきます。

手入れのOKと傷みやすい扱いOKNGたたんでしまう洗濯表示を見るつるして保管濡れたまま放置
  • しまう時:ニットは、ハンガーに吊るすと肩のあたりが伸びることがあります。基本はたたんでしまうのが安心です。ローゲージは重みが出やすいので、特に注意です
  • 洗う時:ネットに入れ、表示に合うコースか手洗いで。ハイゲージは繊細な物が多いので、こすらずやさしく扱います
  • 干す時:平らに近い形で、形を整えて干します。濡れたまま吊るすと重みで伸びやすくなります
  • 日々のお手入れ:着た後は、洋服ブラシで毛並みをやさしく整え、ほこりを払っておくと、きれいな状態を保ちやすくなります

洋服ブラシは、ニットの毛並みを整えたり、表面についたほこりを払ったりする時に使います。強くこすると毛玉の原因になるので、軽くなでる程度に。ゲージの違いにかかわらず、1本あると冬の間ずっと役に立ちます。

気になる毛玉ができた時は、引っ張って取らずに、はさみで1つずつ切る程度にとどめます。毛玉取り機を使う場合も、説明書どおりに、生地を傷めないよう様子を見ながら使ってください。ローゲージは糸が太くほつれやすいこともあるので、特に慎重に。

ゆきこ( ゚Д゚)『ゲージは、名前より「どう着たいか」で選ぶほうが、後悔しにくいと思います。迷う時は、まず今持っている服との重ね方を考えてみるといいですよね。』

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ニットの違いをもう少し知りたい人は、スウェットとニットの違いをどうぞ。ほつれてしまった時はニットのほつれ直しが役立ちます。

まとめ:編み目の細かさを知って、着る場面から選ぶ

  1. ゲージは編み目の細かさの目安。境目の数字は商品で違うので、見て触って確かめる
  2. ローゲージは厚みが出て1枚で着やすい。引っかけには気をつける
  3. ハイゲージは薄手で重ね着に向く。きれいめの服に合わせやすい
  4. 見分け方は光にかざす・なでる・厚みを見る。迷ったら売り場の表示や店員さんに聞く
  5. 手入れは洗濯表示が先。吊るさずたたんでしまい、濡れたまま放置しない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ニットのゲージの違いの早見表:ゲージは編み目の細かさの目安で、目が粗くざっくりした物がローゲージ、目が細かく薄手でなめらかな物がハイゲージ。境目の数字は商品で違う。見分け方は光にかざす、なでる、厚みを見る。1枚で暖かく着るならローゲージ寄り、コートやジャケットの下ならハイゲージ寄り。引っかけが心配ならハイゲージ寄りで素材を見る。手入れは洗濯表示が先で、吊るさずにたたんでしまい、濡れたまま放置しない。

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