靴紐が長い時はどうする?——切らずに短くする結び方3つ、「最後の穴」で約10cm消費する裏ワザ、それでも余るなら紐の長さの選び方

生活

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新しいスニーカーを買って、わくわくしながら履いたら、靴紐が長すぎて蝶結びの輪が地面につきそう。歩くたびに紐がぴょこぴょこ跳ねて、なんだか靴に履かれている気分。うちは小学生の息子2人が毎シーズン靴を買い替えるので、この「紐、長っ」を年に何度もやっています。

「まあ結べているからいいか」で放っておきがちなんですが、余った靴紐は見た目より安全の問題です。踏んで転ぶ、自転車のペダルに巻き込む、エスカレーターの隙間に吸い込まれる——どれも子どもだけでなく大人にも起きます。

先に結論。切らなくても、結び方を変えるだけで10〜20cm前後は消費できます。それでも余るなら短い紐に交換。この記事では、今すぐできる結び方から、一番上の穴を使う「ヒールロック」の手順、紐の長さの選び方、逆に短い時の直し方まで、順番にお話しします。

余った靴紐、「だらしない」より先に「危ない」

まず、なぜ放っておかない方がいいのか。長い靴紐で実際に起きる事故はだいたいこの3つです。

  • 自分で踏んで転ぶ。蝶結びの輪や紐の先が地面に近いと、反対の足で踏んでしまいます。階段の下りが一番危なくて、手すりがないと前に転びます
  • 自転車のペダルやチェーンに巻き込む。ペダルをこぐたびに紐が回転部分の近くを通るので、垂れた紐がクランクに絡みます。絡んだ瞬間に足が抜けなくなって、そのまま転倒。子どもの自転車では特に多い事故です
  • エスカレーターの隙間に吸い込まれる。ステップの端の溝や、降り口のくし状の部分に紐が挟まります。挟まったら紐を引っ張らず、靴から足を抜くのが先。近くの人に非常停止ボタンを押してもらいます

もうひとつ、「余った紐を靴の中に押し込む」「靴の縁に挟む」のもやめてください。足の甲や側面に紐の結び目が当たり続けて、靴擦れや痛みの原因になります。子どもは我慢して歩くので、帰ってきたら足が赤くなっていた、ということが起きます。

切らずに短くする結び方——今すぐできる3つ

紐を切るのは最後の手段。まずは結び方で余りを「食わせる」方法から。どれも普通の蝶結びが結べれば大丈夫です。

  1. 二重蝶結び(輪を2回巻く)。普通の蝶結びは、片方の輪をもう片方の紐で1回巻いて結びますよね。これを2回巻いてから引き締めるだけ。結び目が少し大きくなる代わりに紐を余分に消費して、しかもほどけにくくなる。うちの息子たちの靴はこれが基本です
  2. 輪を二重にする。蝶結びの輪を、ぐるっともう一周させて小さい輪を2つ重ねるように作ります。輪の大きさが半分になるので、地面につかなくなります。輪が長いタイプの余りに向いています
  3. 結ぶ前に、片方をもう一度巻いてから結ぶ。蝶結びの最初の「ひと結び」を、2回巻いてから蝶結びをします(外科結びの要領)。ひと結びの部分で紐を消費し、さらに締まりが良くなってほどけにくい。紐の先が長く余るタイプの時に効きます

もう一段しっかり短くしたいなら、イアンノット(イアン・セキュアノット)のような「両方の輪を同時にくぐらせる」結び方も選択肢です。結び目がぎゅっと締まる分、紐をよく消費して、走ってもほどけません。結び方は靴紐がすぐほどける時の対処で詳しく書いています。

「最後の穴」を使う——ヒールロックで約10cm消費して、踵も固定

スニーカーの一番上、踵に近いところにもうひとつ穴が余っているのを見たことはありませんか。ランニングシューズだとほぼ必ずあります。あれは飾りではなく、ヒールロック(ランナーズループ)という結び方のための穴です。

この穴を使うと、紐を合計で10cm前後余分に消費します。しかも踵がしっかり固定されて、靴の中で足が前に滑らなくなる。「紐が長い」と「踵が浮く」を同時に解決できる、一番おすすめの方法です。手順はこうです。

  1. いつも通りに、上から2番目の穴まで紐を通します。余った紐が左右に1本ずつ出ている状態
  2. 右側の紐を、同じ右側の一番上の穴に、外側から内側へ通します。全部引き抜かず、小さな輪を残しておきます。左側も同じように
  3. 右の紐の先を、左側にできた輪の中にくぐらせます。左の紐の先は、右側の輪へ。左右の紐が交差する形になります
  4. 両方の紐を同時に、下方向に引きます。輪がきゅっと締まって、踵が固定されます。ここで足首を軽く動かして、痛くない締め具合に調整
  5. あとは普通に蝶結び(二重蝶結びにすればさらに消費)。輪が小さくなって、紐の先も短くなっているはず

ハイカットのスニーカーやブーツで紐が余る時は、単純に上の穴(フック)まで全部通すのが先。途中の穴で止めて結ぶと、通していない分が丸ごと余ります。全部通した上でまだ長ければ、ヒールロックと同じ要領で一番上のフックで一周させると、紐を消費できます。

結び方で消費→最後の穴で10cm→それでも余れば紐を交換切らずに短くする結び方① 二重蝶結び(輪を2回巻く)② 輪を二重にして小さく重ねる③ 結ぶ前に片方をもう一度巻く④ イアンノット=締まりが良いほどけにくくなるおまけ付き10〜20cm前後は消費できる最後の穴=ヒールロック① 上から2番目の穴まで通す② 同じ側の一番上の穴へ・輪を残す③ 反対の紐の先を輪にくぐらせる④ 両方を下に引いて締める⑤ 蝶結び(二重ならさらに消費)約10cm消費+踵が固定されるやってはいけない・靴の中に紐を押し込む→足を痛める・靴の縁に挟む→靴擦れ・垂れたまま放置→踏んで転ぶ・自転車のペダルに巻き込む・エスカレーターの溝に挟まる挟まったら紐より先に足を抜く紐の長さの目安:穴3〜4対=60〜75cm前後/5〜6対=90〜100cm前後/7〜8対=120〜130cm前後/ハイカット=150cm以上今の紐を外して測り、余った分を引くのが一番確実。結ばないゴム紐なら長さの悩みごと消える逆に短い時:平行(パラレル)に通し直す/一番上の穴を飛ばす/長い紐に交換。子どもの靴はゴム紐が楽

それでも余るなら「短い紐に交換」——長さの選び方

結び方を変えても、蝶結びの輪が靴の幅からはみ出すほど余るなら、紐そのものが靴に合っていません。交換した方が早いです。スニーカー用の平紐は100均やスポーツ用品店で数百円前後、長さは10cm刻みくらいで売っています。

長さの選び方は、穴の数(片側の対の数)を数えるのが目安。メーカーや通し方で変わるので、あくまで「だいたい」です。

  • 穴が3〜4対(子どもの靴・ローカットのシンプルなスニーカー)——60〜75cm前後
  • 穴が5〜6対(一般的なスニーカー)——90〜100cm前後
  • 穴が7〜8対(ランニングシューズ・穴の多いスニーカー)——120〜130cm前後
  • ハイカット・ブーツ(9対以上)——150cm以上。ブーツは180cm前後になることも

一番確実なのは、今の紐を外して長さを測り、そこから「余っている分」を引く方法。たとえば今の紐が120cmで、片側15cmずつ余っているなら、120−30=90cm前後を選べば、ちょうどよくなります。ヒールロックをするつもりなら、そこに10cmほど足しておくと足りなくなりません。

もうひとつの手が、結ばないゴム紐(伸びる靴紐)への交換。通したあとに端を留め具で固定するタイプで、余った分は切ってしまえるので長さの悩み自体がなくなります。脱ぎ履きも楽になるので、玄関で毎朝バタバタする家庭にはかなり向いています。手元にある紐で今日をしのぎたい時の方法は、靴紐の代用になるものにまとめています。

逆に「靴紐が短い」時の直し方

長い時の逆で、蝶結びの輪が作れないくらい短いこともあります。買った紐が短かった、通し方を変えたら足りなくなった、といったケース。これも3つの直し方があります。

  1. 通し方を「平行(パラレル)」に変える。よくあるクロス(斜めに交差させる通し方)は紐をたくさん使います。同じ高さの穴を横一直線に渡して、内側で縦に上がっていく平行の通し方に変えると、数cm〜10cm前後節約できます。見た目もすっきりします
  2. 一番上の穴を飛ばす。ヒールロック用の穴はもちろん、上から1つ分の穴を使わないだけで、左右で10cm前後の余裕が生まれます。ただし足首の固定は少し弱くなるので、走る用途なら次の方法を
  3. 長い紐に交換。上の目安表で1段階長いものを選びます。迷ったら長め。長い分には結び方で消費できるので、短いより失敗が少ないです

子どもの靴紐が長い時は、結び直しの回数で考える

子どもの靴の紐が長い時は、大人と少し事情が違います。自分で結び直せない(または雑に結ぶ)ので、ほどけて垂れた紐が長ければ長いほど、踏む・巻き込む事故に直結します。小学校低学年までは特に。

なので、うちで落ち着いたのはゴム紐への交換でした。留め具で固定して余りは切る。朝の「紐結んで〜」がなくなって、学校でほどけて先生に結んでもらう、もなくなりました。自転車に乗る年齢なら、なおさら垂れる紐を減らしておきたいところです。

結ぶ靴紐のままにするなら、二重蝶結びを一緒に練習しておくと、ほどけにくさと短さを両方確保できます。そして、紐が垂れていたら「靴の中に入れておいて」ではなく「結び直して」と伝える。中に押し込むクセがつくと、足の痛みに気づかないまま歩き続けます。

ゆきこ( ゚Д゚)『長男のスニーカーを買い替えたら紐が地面まで届いていて、そのまま自転車に乗ってペダルに紐が巻きかけたのを見て青ざめました。その日のうちにヒールロック+二重蝶結びにしたら輪が半分に。次男の分はもう面倒でゴム紐にしました。朝がめちゃくちゃ楽です』


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結んでもすぐほどける時は靴紐がすぐほどける原因とほどけない結び方を。紐が切れた・なくした時に家にあるもので代用する方法は靴紐の代用になるものにまとめています。

まとめ:結び方で消費→最後の穴で10cm→それでも余れば交換

  1. 余った靴紐は踏む・自転車・エスカレーターの事故のもと。靴の中に押し込むのもNG
  2. 切らずに短くするなら二重蝶結び・輪を二重・片方をもう一度巻くの3つ
  3. 一番上の穴でヒールロック。約10cm消費して踵も固定。ハイカットは上の穴まで通す
  4. それでも余るなら短い紐に交換。目安は穴5〜6対で90〜100cm前後、今の紐を測って余りを引く
  5. 逆に短い時は平行に通す・上の穴を飛ばす・長い紐に。子どもの靴はゴム紐が楽

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

靴紐が長い時の早見表:切らずに短くする結び方は二重蝶結びで輪を2回巻く、輪を二重にする、結ぶ前に片方をもう一度巻く、イアンノットで締める。最後の穴を使うヒールロックは上から2番目まで通し、同じ側の一番上の穴に通して輪を残し、反対の紐を輪にくぐらせて両方を下に引く、約10cm消費して踵も固定。ハイカットは上まで通す。靴の中に押し込むのはNG。それでも余るなら短い紐に交換、目安は穴5〜6対で90〜100cm前後、今の紐を測って余りを引く。結ばないゴム紐も選択肢。逆に短い時は平行に通す、上の穴を飛ばす、長い紐に交換。余った紐は踏む・自転車・エスカレーターの事故に注意

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