【図解】マークローザ7SとTB1の違い|タイヤは同じ、差は1.2kgと前ブレーキ

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ブリヂストンのマークローザ7Sを調べていると、「TB1とどっちがいいの?」というところで手が止まりがちです。ネット上には「マークローザは太いタイヤだから空気管理がラク」「TB1は装備が別売りで結局高くつく」といった説明も転がっているのですが、両方のメーカー公表スペックを並べてみると、そのどちらも実際とは違っていました。

この記事では、ブリヂストン公式オンラインストアの掲載値をもとに、マークローザ7SとTB1が本当はどこが同じで、どこが違うのかを図解で整理しています。あわせて、27インチと26インチのどちらを選ぶか、3S・M7との違い、買う前に確認しておきたいことまでまとめました。

結論:タイヤも装備もほぼ同じ。違うのは「1.2kg」「前ブレーキ」「またぎやすさ」

先に結論からいきます。マークローザ7S(27インチ)とTB1は、タイヤの太さが同じで、ライト・鍵・泥よけ・スタンドが標準装備という点も同じです。カゴが付いていないのも両方とも同じでした。

では何が違うのかというと、ざっくり3つに絞れます。

比べるところ マークローザ7S(27) TB1(480mm) 効いてくる場面
重さ 16.5kg 15.3kg 漕ぎ出し・輪行・階段の持ち上げ
前ブレーキ キャリパーブレーキ Vブレーキ(パワーモジュレーター付) 下り坂・雨の日の効き
フレーム形 スタッガード(トップチューブが下がる) ほぼ水平のトップチューブ スカート・タイトな服でのまたぎ
タイヤ 27×1-3/8WO = 同じ —
ライト・鍵・泥よけ・スタンド どちらも標準装備 —
前カゴ どちらも付属なし(別売り) 買い物に使うなら追加
価格(税込) 67,800円 66,800円 差は1,000円

つまり「マークローザは太いタイヤでどっしり、TB1は細いタイヤで軽快」という説明は、少なくともタイヤの表記上は成り立ちません。どちらも27×1-3/8という、いわゆるシティサイクルと同じサイズです。

「タイヤの太さが違う」という話は、図にすると消えます

同じ縮尺で並べると、こんな関係になります。

タイヤの太さを同じ縮尺で並べる この2つは同じ太さ 約35mm マークローザ7S 27×1-3/8 約35mm TB1 27×1-3/8 約25mm ロードバイク 25C(参考) ※1-3/8インチ=約35mm。26インチ版も表記は26×1-3/8で、太さの数字は変わりません

「細いタイヤは空気圧の管理がシビア」というのは本当なのですが、それはロードバイクのような25mm前後の話です。マークローザ7SもTB1も同じ35mm前後なので、空気入れの頻度で差が出る場面はほとんどありません。月1回くらい入れておけばどちらも同じように走ります。

27インチか26インチかは、身長でほぼ決まります

マークローザ7Sは27インチと26インチの2サイズ展開で、価格はどちらも同じです。値段が同じなら好みで選べそうに見えますが、実際は適応身長の下限が7cm違うので、身長によっては選択肢が片方しかありません。

身長148cmの人が選べるのはどれ? 身長148cm 26インチ 27インチ TB1 140cm 145cm 150cm 155cm 160cm 165cm 144cm〜 151cm〜 155cm〜 148cmのライン ○ × × ※適応身長はブリヂストン公式オンラインストアの掲載値。目盛りは見やすさのため拡大しています

身長が150cmに届かない場合、27インチとTB1は適応身長の外側になります。マークローザ7Sを選ぶなら26インチ、という判断になりやすいところです。逆に160cmを超えてくると3つとも適応範囲に入るので、そこからは走り方の好みで選ぶ話になります。

項目 マークローザ7S 26インチ マークローザ7S 27インチ
型番の例 MR67T3 MR77T3
適応身長 144cm〜 151cm〜
車体重量 15.9kg 16.5kg
サドル高(最低〜最高) 770〜905mm 810〜945mm
タイヤ 26×1-3/8WO 27×1-3/8WO
価格(税込) 67,800円 67,800円
向いている人 150cm前後まで/足つき優先 155cm以上/巡航のラクさ優先

26インチのほうが0.6kg軽く、サドルも4cm低いところから調整できます。走り出しの安心感を取るなら26インチ、ひと漕ぎで進む距離を取るなら27インチ、という違いですね。

良い評判に出てくる「装備」と「姿勢」は、実際どうなのか

マークローザ7Sの口コミで繰り返し出てくるのは、だいたいこの2つです。

オートライト・リング錠・泥よけ・スタンドが最初から付いている

ここは事実そのままで、追加購入なしで通勤に出られます。特にオートライトは、電池切れで「今日は無灯火」という事態が起きないぶん、朝晩に走る人には効いてきます。後輪はローラーブレーキなので、雨の日にキーキー鳴きにくいのも通勤向きです。

ただ、これはTB1も同じ土俵にいます。TB1もライト・BSロック8・前後の泥よけ・スタンドが付いていて、「TB1は別売りだらけ」というのは当てはまりませんでした。

前傾が浅く、普段着のまま乗れる

マークローザ7Sはスタッガードフレームといって、トップチューブが後ろから前へ下がっていく形をしています。これがまたぎやすさに直結していて、タイトめのスカートやきれいめのパンツでも脚を上げる高さが少なくて済みます。ハンドルはアルミのストレートバーで、シティサイクルよりは前傾するけれど、クロスバイクほどは伏せない、という中間の姿勢です。

変速はシマノの7段グリップシフトで、握ったまま手首をひねるだけで変わります。レバー式に慣れていない人でも迷いにくい方式です。

気になる評判のほうも、正確に押さえておく

よく言われること 実際のところ
TB1より遅い 方向としては合っています。ただし理由はタイヤではなく、1.2kgの重量差と姿勢の差です
カゴが別売り そのとおり。ただしTB1も別売りなので、買い物に使うならどちらでも追加費用がかかります
型番がわかりにくい MR77T2・MR77T3のように末尾の数字で年式が変わります。通販は旧年式の在庫が混ざりやすいところ
重い 27インチで16.5kg。マンションの階段を担いで上げる用途には向きません
前ブレーキの効きが物足りない 前はキャリパーブレーキです。急な下り坂が通勤路にあるならVブレーキのTB1のほうが安心材料は多いです

重量は地味に効いてきます。駐輪場のラックが二段式で持ち上げるタイプだと、16.5kgは毎日のことなのでそれなりの負担になります。この一点だけは、買う前に停める場所を思い浮かべておきたいところです。

TB1と迷ったら、見るのはこの3か所

スペック表を突き合わせると、両者の差はほぼ「フレームの形」「前ブレーキ」「重さ」に集約されます。横から見ると、その違いはかなりはっきり出ます。

同じ27インチでも、フレームの形と前ブレーキが違う 前:キャリパーブレーキ またぎ高さ 低い マークローザ7S 16.5kg(27インチ) 前:Vブレーキ またぎ高さ 高い TB1 15.3kg(480mm)

オレンジで描いたのがトップチューブです。マークローザ7Sは後ろから前へ下がっていくので、脚を上げる高さがそのぶん低くて済みます。TB1はほぼ水平なので、そのぶん高く脚を上げることになります。日常的にスカートで乗るなら、この差はスペック表の数字より体感に出るところです。

項目 マークローザ7S(27インチ) TB1(480mm)
価格(税込) 67,800円 66,800円
タイヤ 27×1-3/8WO 27×1-3/8WO
重量 16.5kg 15.3kg
適応身長 151cm〜 155cm〜
フレーム アルミ・スタッガード(またぎやすい) アルミ・トップチューブほぼ水平
前ブレーキ ツーピボットキャリパー Vブレーキ(パワーモジュレーター付)
後ブレーキ ローラーブレーキ フィン付きローラーブレーキ
ライト オートライト バートップ点灯虫
鍵・泥よけ・スタンド 標準装備 標準装備
前カゴ なし(別売り) なし(別売り)
変速 外装7段(グリップシフト) 外装7段

まとめると、またぎやすさと普段着との相性を取るならマークローザ7S、軽さと前ブレーキの効きを取るならTB1です。「装備の差で結局TB1のほうが高くつく」という選び方の根拠は、少なくとも現行のスペック表からは出てきませんでした。

TB1のほうが気になってきた場合は、こちらから実物のスペックと価格を確認できます。

マークローザ7S・3S・M7の選び分け

マークローザには7Sのほかに3SとM7があります。原稿を書くにあたって公式の掲載値を並べ直したところ、M7は20インチのミニベロで、7Sや3Sとはそもそも車体の大きさが違うことがわかりました。「同じシリーズの色違い」くらいの感覚で選ぶと、届いたときに驚くところです。

モデル タイヤ 変速 適応身長 重量 価格(税込) 向いている人
7S(27) 27×1-3/8 外装7段 151cm〜 16.5kg 67,800円 通勤3〜7km・巡航重視
7S(26) 26×1-3/8 外装7段 144cm〜 15.9kg 67,800円 身長150cm前後・足つき重視
3S 27×1-3/8 内装3段 149cm〜 16.6kg 67,800円 停車中に変速したい・整備を減らしたい
M7 20×1-3/8 外装7段 145cm〜 14.2kg 65,800円 短距離・小回り・保管場所が狭い

内装3段の3Sは、チェーンが外に露出しないぶん汚れにくく、停まっているときにもギアを変えられるのが強みです。信号の多い街だとこれがけっこう快適で、赤信号で止まってから軽いギアに落としておける。逆に7段ある7Sは、上り坂や向かい風でこまかく合わせられます。3kmくらいまでなら3S、5kmを超えて坂もあるなら7S、という分かれ方になりやすいところです。

なお、電動アシスト版のマークローザは、2026年8月時点のブリヂストン公式のマークローザ一覧には掲載されていません。坂道が多い・10km以上の通勤という条件なら、マークローザの中で探すより、電動アシスト専用のシリーズを見に行くほうが早いです。

買う前に確認しておきたい3つのこと

1. 型番の末尾で年式が変わる

27インチならMR77T2・MR77T3、26インチならMR67T2・MR67T3のように、末尾の数字が年式を表します。通販ページで「MR77T2」と「MR77T3」が同じ値段で並んでいることがあり、基本仕様は同じでもカラー展開が違います。買ってから「思っていた色じゃない」となりやすいのはここです。

2. 前カゴは別売り、しかも後付けできる形かどうか

マークローザ7Sは前カゴなし・リヤキャリヤなしで出荷されます。買い物に使う予定があるなら、カゴ付きモデルとして売られているものを選ぶか、純正オプションを同時に注文しておくほうが二度手間になりません。

3. 停める場所と、持ち上げる場面があるか

16.5kgという数字は、平地を走っているぶんには気になりません。効いてくるのは二段式ラックの上段、マンションの階段、玄関前の段差です。ここを毎日通るなら、26インチ(15.9kg)やM7(14.2kg)まで視野を広げておくと後悔が減ります。

色や年式を確認したうえで、カゴ付きの現行モデルはこちらから見られます。

通販で買うか、店舗で買うか

自転車は組立と初期調整が必要な買い物なので、価格だけで決めると差額が消えることがあります。

買い方 良いところ 気をつけるところ
実店舗(自転車専門店) その場で調整、防犯登録も同時、後々の整備も相談できる 在庫の色・年式が限られる
大手通販(Amazon・楽天など) 色や年式の選択肢が広い、ポイント還元 組立済みかどうかが出品者ごとに違う。防犯登録は自分で手配
自転車専門の通販 組立・整備済みで届く、防犯登録の代行がある場合も 納期が読みにくい時期がある

防犯登録は、購入店で同時にできると圧倒的にラクです。通販で買った場合は、購入を証明できる書類と車体を持って自転車店や登録取扱所へ行くことになるので、その一手間を最初から見込んでおきたいところ。下は組立・整備済みで届く自転車通販の例です。

よくある質問

Q1. マークローザ7Sの適応身長は?

27インチが151cm〜、26インチが144cm〜です(ブリヂストン公式オンラインストアの掲載値)。「27インチで145cmから乗れる」という説明を見かけることがありますが、それは26インチの数字と混ざっている可能性が高いので、購入ページの仕様表で確認するのが確実です。

Q2. 通勤10km以上でも使えますか?

走れないことはありません。ただ7段変速と16.5kgという条件なので、毎日往復20kmを時間との勝負でこなす用途だと、より軽いクロスバイクや電動アシスト車のほうがラクだと思います。3〜7kmくらいが気持ちよく走れる距離帯です。

Q3. カゴは付いていますか?

標準では付いていません。純正オプションで後付けできますし、最初からカゴ付きとしてセット販売されているものもあります。ちなみにTB1もカゴは別売りなので、ここで両者に差はありません。

Q4. TB1とマークローザ7S、タイヤの太さは違いますか?

どちらも27×1-3/8で同じです。「マークローザは太いタイヤだから安定していて空気管理がラク」という説明はよく見かけますが、公式の仕様表ではタイヤサイズは一致しています。走りの差はタイヤではなく、重量と姿勢とブレーキから来ています。

Q5. 電動アシストのマークローザはありますか?

2026年8月時点で、ブリヂストン公式のマークローザ一覧に電動アシストモデルの掲載はありません。坂道や長距離が理由で電動を検討しているなら、電動アシスト専用シリーズを見たほうが選択肢が広いです。

Q6. 重量はどのくらいですか?

27インチが16.5kg、26インチが15.9kgです。参考までにTB1(480mm)は15.3kg、20インチのM7は14.2kgでした。

Q7. 3Sと7S、どちらがおすすめですか?

信号が多くて短距離なら、停車中でも変速できてチェーンが汚れにくい3S。坂や向かい風があって距離が伸びるなら、こまかく合わせられる7Sです。価格はどちらも67,800円(税込)なので、値段では決められません。

Q8. 防犯登録やTSマークはどうなりますか?

店舗で買えば購入時に同時手続きができます。通販の場合は自分で自転車店や登録取扱所へ持ち込む形になります。TSマーク(点検整備済みの証明で傷害・賠償責任保険が付くもの)は、整備を受けた自転車店で貼ってもらう仕組みなので、こちらも店舗が窓口です。

7Sと迷う相手として、もう一つM7があります。こちらはフレームの形が違い、またぎやすさに振ったモデルです。スカートで乗る日があるかどうかで答えが変わるので、M7の記事もあわせてどうぞ。

まとめ

  • タイヤはTB1と同じ27×1-3/8。「太いから安定」「細いから軽快」という比べ方は成り立ちません
  • ライト・鍵・泥よけ・スタンドはどちらも標準装備。前カゴはどちらも別売りです
  • 違いは重さ1.2kg・前ブレーキ・またぎやすさの3点。普段着とまたぎやすさを取るならマークローザ7S
  • 27インチは151cm〜、26インチは144cm〜。身長150cm前後なら26インチ一択になりやすい
  • M7は20インチのミニベロ。3Sは内装3段で停車中も変速できるタイプ
  • 電動アシストのマークローザは現行の公式一覧にありません

買う前に見るべきは、値段ではなく「型番の末尾」と「自分の身長」と「停める場所」の3つ。ここさえ押さえておけば、届いてからの「思っていたのと違う」はかなり減らせます。

※価格・仕様・カラー展開はブリヂストンサイクル公式オンラインストアおよび販売店の掲載値をもとにしています(最終確認:2026年8月23日)。年式やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に販売ページの仕様表をご確認ください。

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