おでん大根の下茹で|米のとぎ汁で味しみ・レンジ時短10分のやり方

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おでんの主役といえば、味のしみた大根。でも「中まで味がしみない」「なんだか苦い・煮崩れた」と、意外とうまくいかないのが大根です。実は差がつくのは煮込み時間ではなく下茹で。この記事では、おでん大根の下茹でのやり方(米のとぎ汁・レンジ時短の両方)と、味がしみる仕込みのコツをまとめます。

おでん大根の下茹でレシピカード(切り方・とぎ汁下茹で・レンジ時短のまとめ)

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下茹でが必要な理由

大根をいきなりおでん出汁で煮ると、大根のアク(苦み・えぐみ)が出汁に溶け出して味を濁らせ、さらに大根自体も硬いままで味がしみません。下茹でには3つの効果があります。

・アクを抜いて苦みのない澄んだ味にする
・あらかじめ柔らかくして出汁の味をしみ込みやすくする
・煮崩れを防ぐ(急激に煮ると外側だけ崩れる)

下ごしらえ:切り方で8割決まる

1. 大根は3〜4cmの輪切りにする(薄いと煮崩れ、厚すぎるとしみない)。
2. 皮を厚めにむく。皮の内側1〜2mmに繊維の輪(筋)があり、ここを残すと硬さと苦みの原因に。むいた皮はきんぴらに使えます。
3. 縁の角を薄くそぎ取る面取りをする(煮崩れ防止)。
4. 片面に深さ1cmほど十字の隠し包丁を入れる(味のしみ込みが段違い)。

基本の下茹で:米のとぎ汁で20〜30分

1. 鍋に大根とかぶるくらいの米のとぎ汁(なければ水+生米大さじ1)を入れる。
2. 水から中火にかけ、沸いたら弱火で20〜30分。
3. 竹串がスッと通ったらOK。ザルに上げ、さっと水で洗ってぬめりととぎ汁のにおいを落とす。

とぎ汁のでんぷんがアクを吸着し、大根が白くやわらかく仕上がります。必ず水から茹でるのがポイント。熱湯に入れると外側だけ煮えて中が硬いままになります。

時短ならレンジで10分

1. 下ごしらえした大根を耐熱容器に並べ、水を大さじ2〜3ふる。
2. ふんわりラップをして600Wで8〜10分(竹串チェックで追加加熱)。
3. 水にさっとくぐらせてから、おでん鍋へ。

とぎ汁茹でに比べるとアク抜き効果はやや弱めですが、平日の夜には十分。新鮮な大根ならレンジで問題ありません。

味をしみ込ませる本当のコツは「冷ます時間」

味がしみるのは煮ている間ではなく、冷めていくとき。下茹でした大根をおでん出汁で15〜20分煮たら、一度火を止めて30分〜1時間(できれば一晩)置くのが最大のコツです。食べる直前に温め直せば、中心まで琥珀色の大根に。おでんが「2日目のほうがおいしい」のはこの原理です。

おでん大根のよくある質問

Q. 下茹でなしでもなんとかなる?

A. 新鮮な大根を薄めに切り、レンジ加熱してから煮ればある程度しみます。ただし出汁の透明感と苦みのなさは、下茹でした場合と明確に差が出ます。

Q. 下茹でした大根は保存できる?

A. 茹で汁ごと(または水に浸けて)保存容器に入れ、冷蔵で2〜3日。前日に下茹でまで済ませておくと、当日は煮て冷ますだけで絶品おでんになります。

Q. 大根のどの部分がおでん向き?

A. 真ん中の部分がベスト。甘みが強く、太さが均一で煮ムラが出ません。先端(下の方)は辛みが強いので、味噌汁や漬物向きです。

大根を下茹でなしで作る時——レンジで代わりにする手順と、しみにくい時の対処

「下茹での時間が取れない」「鍋をもう一つ洗いたくない」という日もありますよね。下茹でなしでも、おでんの大根は作れます。ただ、下茹でが引き受けていた3つの役目(アク抜き・やわらかくする・煮崩れを防ぐ)を、ほかのところで補う必要があります。

いちばん手軽な代わりは、上の「時短ならレンジで10分」の手順です。とぎ汁で茹でるより手間が少なく、鍋も一つで済みます。レンジも使わず、切った大根をそのままおでんの鍋に入れる場合は、次の表のことが起きやすくなります。下ごしらえ(皮を厚めにむく・面取り・隠し包丁)だけは省かないのが、失敗を減らす近道です。

起きやすいこと 理由 下茹でなしでの対処
苦み・えぐみが出る 大根のアクがそのまま出汁に溶け出す 皮を厚めにむく。煮始めに浮いたアクをこまめにすくう。辛みの少ない真ん中の部分を使う
外側だけ崩れる 硬い大根を強い火で煮ると、外側から先に煮える 面取りをする。ぐらぐら沸かさず、弱火で静かに煮る
中まで味がしみない 硬いまま出汁に入るので、しみ込む前に煮上がってしまう 隠し包丁を入れる。煮たら一度火を止めて冷ます時間を取る
出汁がにごる 大根のアクやでんぷんが出汁に移る 大根を先に煮てアクをすくい、ほかの具はそのあとに入れる

煮上がったのに竹串がすっと通らない・中が白いままという時は、次の順で直せます。

  1. 大根だけを耐熱容器に取り出し、出汁を少しかけてふんわりラップをする。電子レンジで少しずつ加熱し、そのつど竹串で確かめる(加熱の時間は機種と大根の大きさで変わるので、様子を見ながら足す)
  2. 鍋に戻して火を止め、そのまま冷ます。味は冷めていくときにしみ込むので、急ぐ日でも少し置く時間を取る
  3. 食べる前に温め直す。一晩置く時は、冷ましてから冷蔵庫に入れ、翌日に中心まで温め直す

レンジから出した直後の容器と大根は、とても熱くなっています。ラップは湯気が顔にかからないよう奥側から外し、やけどに気をつけてください。また、作ったおでんを鍋ごと常温に長く置くのは避け、冷ましたら早めに冷蔵庫へ入れるのが安心です。

下茹でなしで作った大根は、とぎ汁で下茹でした時と比べると、出汁の澄み具合や苦みの少なさでどうしても差が出ます。時間のある日は下茹で、ない日はレンジか下茹でなし、と使い分けるくらいの気持ちで十分です。

下茹でなしの大根——3つを補う苦み・えぐみ・皮を厚めにむく・アクをすくう・真ん中を使う煮崩れ・面取りをする・弱火で静かに煮る・ぐらぐら沸かさないしみにくい・隠し包丁を入れる・火を止めて冷ます・翌日に温め直す硬い時は大根だけレンジで少しずつ加熱鍋に戻して冷ます・やけどに注意

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おでんの季節が始まるなら、仕切り付きの鍋があると盛り付けがきれいです。仕切り付きのおでん鍋を楽天市場で探すか、Amazonで探すと手軽です。

ゆきこ( ゚Д゚)『おでんの大根をいきなり出汁で煮て、外側だけ崩れて中は白いまま苦い、というのはよくある失敗ですよね。皮を厚めにむいてとぎ汁で下茹で、冷ましてから出汁へ、が正解。急ぐ日はレンジ10分でも十分。翌日のおでんは大根が一番うまい、という声には正直うなずいてしまいます』

買ったあとの困りごとについても、別の記事で一つずつ整理しています。おでんを常温で一晩置いてしまった——食べていいかの考え方、鍋ごと冷ます・冷蔵する手順、お弁当に入れる時、太ると言われる理由。必要なところだけどうぞ。

まとめ:「厚めの皮むき・とぎ汁で水から・冷まして待つ」

おでん大根の下茹では、3〜4cm輪切り→皮を厚めにむく→面取り+隠し包丁→米のとぎ汁で水から20〜30分→さっと洗うが基本。時短ならレンジ8〜10分でも十分です。そして味をしみ込ませる最大の秘訣は火を止めて冷ます時間。前日仕込みで、お店のような琥珀色のおでん大根をどうぞ。

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