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兄弟や親戚にお下がりを譲る前、「前の名前、ちゃんと消えるかな」と手が止まる人は多いですよね。布に書いた名前は薄くなるだけで完全には消えないし、タグに書いたはんこはインクの種類で落ち方が違うし、上履きやプラスチックの持ち物は素材によって使える物が変わってきます。進級で学年の表記だけ変えたい時も、同じように悩みますよね。手元にある持ち物を前にして、「これは消せるのか、それとも隠すしかないのか」の判断がつかないまま作業を始めてしまい、時間だけがかかってしまう、という声もよく見ます。
先に結論をひとつ。「きれいに消す」より「素材ごとの限界を知って、消えない分は隠して書き足す」方が現実的です。完全に真っさらに戻そうとすると、生地を傷めたり、時間ばかりかかったりします。特に布に書いた油性の名前は、どんな薬剤を使っても跡がうっすら残ることが多く、「消す」を目標にすると疲れてしまいます。素材別の消し方、消えない時の隠し方、書き換えの順番、来年の自分のための記名まで、順番に見ていきましょう。
★先に安全。①塩素系の漂白剤と、クエン酸・酢などの酸性の物は絶対に混ぜない・同じ場所で続けて使わない。②エタノール・除光液・漂白剤を使う時は、換気をして手袋をはめ、子どもの手の届かない所で作業する。エタノールは火気の近くで使わない。③熱いお湯や長時間のつけ置きに頼らない。何度やっても消えない時は、無理に消そうとせず「隠す」「替える」方を選ぶ。これから紹介する方法は、この3つを守ったうえで試してください。
ケース別に読む:素材で分けて消し方を知りたい人|消えない時の隠し方を知りたい人|書き換えの順番を知りたい人|来年の記名を考えたい人|上履き・体操服を知りたい人
素材で分ける——布・タグ・靴やプラスチック・スタンプ
名前の消し方は、素材によって効く方法がまったく違います。ひとつの薬剤で全部済ませようとすると、うまくいかない上に生地や素材を傷めることがあるので、まず何に書かれた名前かで分けて考えます。持ち物をお下がりで回す家は、ひとつの箱に布・タグ・靴・文房具など素材の違う物がまとめて入っていることが多いので、作業に入る前に一度仕分けしておくと、あとの手順がスムーズになります。
- 布。油性ペンの名前は洗ってもエタノールを使っても、完全には消えず薄くなる程度です。上から新しい名前を重ねて書く前提で考えます
- タグ。縫い付けられたタグは、糸を切って布ごと外してしまうのがいちばん確実です。外した跡には新しいタグを縫い付けます。生地に直接印刷されているタグは、上から新しいタグを重ねて縫う方法もあります
- 靴・プラスチック。エタノールや除光液を布に含ませて名前部分に少し置き、インクを浮かせてから拭き取ります。素材によっては表面が傷むことがあるので、必ず目立たない所で試してから進めてください
- スタンプ。使われているインクの種類によって落ち方が大きく違うため、「必ず消える」とは言い切れません。落ちにくければ、布と同じく隠す方向で考えます
消えない時は隠す——二重線・重ね書き・タグの付け替え
薬剤を使っても薄くならない、あるいは素材が傷みそうで薬剤を使いたくない時は、「消す」より「隠す」方向に切り替えます。無理に落とそうとして生地や素材を傷めるより、この方が結果的に早く、失敗も少なくなります。
- 二重線で消して書き足す。古い名前に二重線を引き、その下や横に新しい名前を書きます
- 布を重ねる。ワッペンや小さな布を古い名前の上に縫い付け、見えなくします
- ゼッケンごと付け替える。名前部分だけを新しいゼッケンに交換し、古い物は外してしまいます
この3つは、どれも「消えない名前をなかったことにする」のではなく、「上から確実に見えるようにする」ための方法です。中途半端に薄くした名前を放置するより、はっきり隠してしまう方が、譲られた側も気持ちよく使えます。譲る前に薬剤を何度も試して生地を傷めるくらいなら、早めに隠す方向へ切り替える判断も、悪いことではありません。
書き換えの順番——消す→乾かす→書く
薬剤を使って消したあと、乾かないうちに新しい名前を書くと、にじんだり、インクがはじかれたりします。消す→しっかり乾かす→書く、の順番を守るだけで、書き直しの失敗がぐっと減ります。乾かす時間は素材や気温によって変わるので、急がず半日ほど置いてから次に進むのがおすすめです。エタノールを使った直後は特に、表面が乾いたように見えても内側に水分が残っていることがあるので、時間に余裕を持って作業してください。
来年の自分を助ける記名——学年を書かない
進級のたびに書き換えるのが面倒な人は、そもそも学年を名前と一緒に書かないことで、消す・書き換える作業自体を減らせます。名前だけをタグやラベルに書き、学年はクラス名簿や連絡帳など別の場所で管理する家も多いです。これなら、進級のたびに持ち物を全部書き直す必要がなくなります。
下の子に譲ることが最初から分かっている持ち物は、購入の段階で「名前は取り外せるタグに書く」と決めておくのもひとつの工夫です。縫い付けたタグなら、次の子の代でも糸をほどいて簡単に付け替えられるので、消す作業そのものが発生しません。
上履き・体操服だけを知りたい人へ
上履きだけの消し方・隠し方は上履きの名前の消し方に、体操服の学年の書き換えは体操服の名前の学年の書き換えにそれぞれまとめています。ゴム部分と布部分で消し方が違う上履きや、学年の表記だけを直したい体操服は、この記事の考え方をふまえたうえで、そちらの手順を読むと迷いにくくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、完全にきれいに消そうとがんばるより、隠して書き足す方が早く終わって、結果もきれいに見えることが多いと思っています。消すことにこだわりすぎない方が、気持ち的にも楽ですよね。譲る側も受け取る側も、名前がはっきりしていれば困らないので、そこを目標にすれば十分だと思います』
書き換え用の名前ペンは、にじみにくいタイプを1本持っておくと、消した跡の上にも重ね書きしやすくなります。お下がりの整理は年度替わりにまとめて発生しやすいので、1本用意しておくと、その都度買いに走らずに済みますよ。
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上履きの名前を消したい人は上履きの名前の消し方へ。体操服の学年を書き換えたい人は体操服の名前の学年の書き換え、プラスチックについた油性ペンの落とし方は油性ペンの落とし方、スモックの名前つけはスモックの名前つけ、体操服の処分の仕方は体操服の捨て方にまとめています。
まとめ:布は薄くなるだけ、消えない時は隠す、学年は書かない記名も選択肢
- 薬剤は混ぜない・換気・手袋・子どもの手の届かない所で。エタノールは火気厳禁
- 素材で消し方が違う。布は薄くなるだけ、タグは外す、靴・プラはエタノールで浮かせる
- 消えない時は隠す。二重線で書き足す・布を重ねる・ゼッケンごと付け替える
- 書き換えは消す→乾かす→書くの順番。乾く前に書くとにじむ
- 個人情報を消してから譲る。学年を書かない記名にすると書き換えの手間も減る
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手順を1枚にまとめました。



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