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新年のあいさつの季節が近づくと、「お年賀」と「お年始」のどちらの言葉を使えばいいのか、迷いませんか。似ているようで、使い分けがあいまいなまま、のし紙に何と書けばいいのか悩むことがあります。
先に結論をひとつ。「お年始」は新年のあいさつに行くこと、「お年賀」はその時に持っていく品物や、のしの表書きとして使われることが多い言葉です。渡すのは、松の内の間が目安とされています(期間は地域で違います)。過ぎてしまったら、寒中見舞いとして渡す考え方もあります。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:言葉の違いを知りたい人|渡す時期が気になる人|のしの書き方を知りたい人|渡し方を知りたい人|喪中・郵送の人|お歳暮との違いが気になる人
言葉の使い分け——訪ねるのがお年始、持っていく品がお年賀
まず、似た言葉を表で見てみましょう。ここにある説明は、あくまで「こう使われることが多い」という目安です。家や地域で言い方が違うこともあります。
| 言葉 | 使われ方 | 覚え方 |
|---|---|---|
| お年始 | 新年のあいさつに行くこと | 人が動く |
| お年賀 | あいさつの時に持っていく品物。のしの表書きにも使う | 物が動く |
| 寒中見舞い | 松の内が過ぎてから渡す・出すあいさつ | 時期が過ぎた時 |
| お歳暮 | 年末に、お世話になった人へ感謝を込めて贈る品 | 年内の贈り物 |
実際の会話では、「お年賀を持ってお年始に伺います」のように、2つの言葉がセットで使われます。「訪ねるのがお年始、持っていく品がお年賀」と覚えておくと、迷いません。
お年賀は、新年を迎えた喜びを分かち合うあいさつとして贈る物、という意味合いで使われます。お祝いの気持ちを込めた品、と考えておけば大丈夫です。
渡す時期——松の内の間が目安、過ぎたら寒中見舞い
渡す時期は、松の内の間が目安とされることが多いです。ただ、松の内の期間は地域で違うので、日付は地域や家で違います。地域の年長者や、いつも付き合いのある家に確かめておくと安心です。
- 松の内の間に渡せる時:「お年賀」として、のしの表書きもそのまま「御年賀」で
- 松の内を過ぎてしまった時:「寒中見舞い」として渡す考え方があります。のしの表書きも「寒中見舞い」にそろえます
- 相手の都合が分からない時:訪ねる日と時間を、事前に連絡して決めておきます。急に行くと、相手が困ることがあります
お年賀を渡す時期を逃すと焦りますが、気持ちが伝わることが大事です。遅れたことを一言添えて、寒中見舞いとして渡せば、失礼にあたることは少ないと考えられます。
のしの書き方——表書き「御年賀」、水引の下に名前
お年賀の品には、のし紙をかけて渡すのが一般的とされています。書き方の基本は、次の3つです。
- 表書き:水引の上に「御年賀」と書きます
- 水引:何度あってもよいお祝いに使う、紅白の蝶結びが選ばれることが多いです
- 名前:水引の下に、贈る人の名前を書きます。家族で贈る場合は、家の代表者の名前で書くのが一般的とされます
手で渡す場合は、のし紙が見えるように品物の外側にかける形(外のし)が選ばれることが多く、郵送の場合は、のしが汚れないよう品物の内側にかける形(内のし)が選ばれることが多いです。お店で品物を買うなら、のしの付け方を店員さんに伝えるだけで整えてもらえます。
小さな品物なら、短冊型ののし紙を使うこともあります。箱に貼れるタイプなら、ふだんの手みやげにも使いやすくなります。
渡し方——玄関先でごあいさつ、両手でひとこと添えて
新年に訪ねて渡す時の流れを見てみましょう。長い口上は必要ありません。ひとことのあいさつと、品物を渡す動作が、きちんとできていれば足ります。
- 玄関先で、あいさつを先に。「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」と、短く伝えます
- 品物は、のしの向きを相手に向ける。袋に入れて持って行った場合は、家に上がってから袋から出して渡すとされることが多いです。玄関先だけで済ませる時は、袋のまま渡す考え方もあります
- 両手で渡して、「ほんの気持ちですが」とひとこと添える
品物は、相手の家族の人数や好みを考えて選びます。食べ物なら、個包装で分けやすい物が便利です。賞味期限や原材料の表示を見て、アレルギーのある家族がいないかも、可能なら確かめておくと安心です。金額の目安は、地域や付き合いの深さで変わるので、周りの人に聞いてみると確実です。
相手が変わっても、基本の形は同じです。ただ、付き合いの深さによって、気軽さが少し違ってきます。
- 親戚や、いつも行き来のある家:毎年の習慣に合わせます。去年までの形を、年長の家族に聞いておくと安心です
- 近所の人や、お世話になっている人:玄関先で短く渡せる、小さな品物で気軽に。相手が気を遣わない形が喜ばれます
- 初めて訪ねる家:先方の都合を事前に聞き、相手の負担にならない品物を選びます。迷ったら、個包装で分けやすい物が便利です
ゆきこ( ゚Д゚)『言葉の使い分けは、「訪ねるのがお年始、品物がお年賀」と覚えておくと、迷いませんよね』
喪中・郵送のとき——時期をずらす、添え状を付ける
相手が喪中の場合や、自分が喪中の場合は、新年のお祝いの言葉を控えるとされることが多いです。お年賀の代わりに、松の内が明けてから、寒中見舞いの形で渡す考え方があります。
- 相手が喪中:「おめでとうございます」は言わず、お祝いのしるしののし紙も避けます。寒中見舞いにして、短いあいさつを添えます
- 自分が喪中:新年のあいさつの訪問を控え、寒中見舞いにすることが多いです
- 郵送する時:お年賀の品に、短い添え状を付けます。「新年のごあいさつに、心ばかりの品をお送りします」といった内容で、日付と名前を入れます
郵送の場合は、配達の日時を指定できる便なら、相手が受け取れる日を選ぶと親切です。生ものは避け、傷みにくい物を選ぶと安心です。
お歳暮との違い——別の物。毎年のお付き合いに合わせる
お歳暮とお年賀は別の物です。お歳暮は、年末に1年の感謝を込めて贈る品、お年賀は、新年のあいさつの品。贈る時期も意味合いも違います。
- 両方を贈る家もあれば、どちらかだけにする家もあります
- 毎年のお付き合いの形を変えたい時は、無理のない範囲に見直すのも手です
- お歳暮の時期は、別の記事で詳しく見ています
「両方いるのかな」と迷ったら、これまでのやり取りを思い出してみてください。毎年お歳暮を贈っている相手なら、お年賀は、直接会って渡すあいさつの品として考えると、気持ちが整理しやすくなります。
💡 この困りごとへの提案
御年賀ののしシールがあると、小さな品物にも表書きと名前を整えて渡せます。いくつか用意しておくと、急な訪問にも慌てません。
あわせて読みたい
お歳暮の時期を調べたい人はお歳暮はいつまで?過ぎたら御年賀→寒中見舞いへ。毎年の年賀状のやり取りを見直したい人は年賀状じまいの文例も読んでみてください。手みやげの品物を選ぶ時の考え方は職人さんへの差し入れの渡す前の確認と品物の選び方とも通じます。
まとめ:訪ねるのがお年始、品がお年賀。時期は松の内の間が目安
- お年始は訪ねること、お年賀は持っていく品。セットで使われることが多い
- 渡すのは松の内の間が目安。期間は地域で違い、過ぎたら寒中見舞い
- のしの表書きは「御年賀」。水引は紅白の蝶結び、名前は水引の下
- 玄関先でひとことあいさつし、両手で渡す。長い口上は要らない
- 喪中や郵送は時期をずらし、添え状を付ける。お歳暮とは別の物
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