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園から「スモックにかけ紐(ループ)を付けてください」とお願いされて、どこに、どのくらいの長さで付ければいいのか分からず手が止まる人は多いですよね。フックに掛けられればいいだけのようで、実は位置と長さの両方に理由があります。もともと付いていた紐が切れてしまった、既製品のループが短くて掛けにくい、という理由で作り直しを考えている人もいると思います。
先に結論をひとつ。かけ紐は、園の指定があればそれを最優先にしてください。指定がなければ、首の後ろの襟の内側に、子どもの指2〜3本分くらいの長さの輪を付けるのが目安になります。輪が大きすぎると、遊具や物に引っかかったり、指が入り込んだりする心配があるので、大きくしすぎないことが安全にもつながります。材料の選び方、手縫いの手順、すぐ取れてしまう時の工夫まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:位置と長さを知りたい人|材料で迷っている人|手縫いのやり方を知りたい人|すぐ取れて困っている人|園に確認したい人
位置と長さの目安——首の後ろの襟の内側・輪は指2〜3本分
かけ紐を付ける位置は、多くの場合首の後ろ、襟の内側です。フックに掛ける時に持ちやすく、着ている間は表からほとんど見えません。長さの目安は、子どもの指を2〜3本並べたくらいの輪の大きさ。フックに引っかけやすく、それでいて大きすぎない長さです。
輪が大きすぎると、遊具の突起や、教室のフックの近くにある物に引っかかったり、着替えの時に子どもの指が輪に入り込んだりする心配があります。かけ紐は遊具に引っかけたり、首にかけたまま遊んだりする物ではありません。長さを迷った時は、大きめではなく、園が示す長さに合わせるのが安全側の考え方です。園によっては見本を見せてくれることもあるので、遠慮せず確認してみてください。また、名前タグをかけ紐の近くに縫い付ける園もありますが、首の後ろのタグが肌に当たってかゆがる子もいるので、その時は位置を少しずらしてあげると楽になります。
材料の早見表——綾テープ・リボン・ゴム・布ループ
かけ紐に使う材料はいくつかありますが、向き不向きがあります。
| 材料 | 特徴 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 綾テープ | 丈夫で型崩れしにくい定番の材料 | 長く使うスモックに |
| リボン | 柔らかいがほどけやすい | 短期間・応急処置に |
| ゴム | 伸びて外れやすく、輪の大きさも変わる | あまりすすめない |
| 布ループ(自作) | 余った生地で作れる。手間はかかる | 手芸に慣れている人 |
迷ったら綾テープが扱いやすく、型崩れもしにくいので定番とされています。ゴムは伸び縮みする分、輪の大きさが変わりやすく、フックに掛けにくくなったり、逆に伸びて大きくなりすぎたりするので、あまりすすめられません。布ループは、スモックと同じ生地の端切れで作れるので、色や柄をそろえたい時に向いていますが、端の始末に少し手間がかかります。手芸店や量販店で綾テープを選ぶ時は、幅1センチ前後の綿素材が扱いやすく、洗濯にも強いので選びやすい目安になります。色は白やベージュだと目立ちにくく、スモックの色を選ばないのも扱いやすい理由のひとつです。
手縫いの手順——端を折って四角に縫う
綾テープを使った手縫いの流れです。ミシンがなくても、手縫いで十分仕上げられます。
- テープの端を1〜2センチ折り返す
- 折った部分を四角く縫い留める
- 四角の対角線にバツ印を縫って補強する
作業を始める前に、針を出した本数を数えておき、終わったら同じ本数を裁縫箱に戻ったか確認すると、床に落ちたままの針に気づきやすくなります。テープの端がほつれるのが気になっても、端をライターなどの火で焼いて始末するのは、子どもの衣類にはすすめません。折り返して縫うか、ほつれ止めの糸を使う方法を選んでください。ミシンを使う場合も、アイロンやミシンは子どもの手の届かない所で使い、作業が終わったらすぐ片付けるようにしましょう。ゼッケンの縫い方の基本はゼッケンの縫い方にもまとめているので、返し縫いのコツなどはあわせて参考にしてください。
すぐ取れてしまう時の工夫
せっかく付けたかけ紐が、数日ですぐ取れてしまうと、また同じ作業をやり直すことになります。取れにくくするための工夫を挙げます。
- 縫い始めと縫い終わりは必ず返し縫いをする
- テープを二重に重ねて縫うと強度が上がる
- 対角線にバツ印を入れて力が分散するようにする
- 糸は生地と同じくらいの太さの、丈夫な物を選ぶ
それでも取れてしまう時は、テープが薄すぎる、縫う面積が小さすぎるといった原因が考えられます。テープを少し長めに折り返して縫い留める面積を広げるだけでも、糸にかかる力が分散されて、取れにくさが変わることがあります。
巾着や給食袋の紐通しと共通する縫い方も多いので、裏地なし巾着の作り方や給食袋の作り方もあわせて見てみると、縫い方の感覚がつかみやすくなります。
園に確認しておきたいこと
作業を始める前に、次の項目を確認しておくと、やり直しが減ります。
- かけ紐を付ける位置の指定
- 輪の長さの指定(何センチ、指何本分など)
- テープの色や素材の指定があるか
- 名前をかけ紐の近くに書くかどうか
この4つを先に聞いておけば、作業のやり直しはかなり減らせます。特に長さは、他の家庭のスモックと並べた時にそろっていないと気になることもあるので、可能であれば見本のサイズを教えてもらうか、園に置いてある物を見せてもらうと確実です。
ゆきこ( ゚Д゚)『輪の長さは、見た目より安全の話だと感じます。大きく作った方が掛けやすそうに見えても、園の指定にはちゃんと理由がありますよね。手縫いが苦手でも、四角に縫うだけなら思ったより時間がかからないので、まずは1枚試してみるといいと思います』
綾テープがあると、長さをそろえてすぐに縫い付けられます。
あわせて読みたい
縫い方の基本はゼッケンの縫い方、巾着や給食袋の紐通しは裏地なし巾着の作り方と給食袋の作り方にまとめています。名前つけの位置はスモックの名前つけ、汚れ別の洗い方はスモックの洗い方もどうぞ。
まとめ:位置は襟の内側、長さは指2〜3本分。園の指定が最優先
- かけ紐は襟の内側に、輪は指2〜3本分の長さが目安です
- 輪を大きくしすぎない。首や指が引っかかる心配があります
- 材料は綾テープが定番。ゴムは伸びて外れやすいのですすめません
- 針は本数を数えて片付け、端を火で焼く始末はしません
- アイロン・ミシンは子どもの手の届かない所で使いましょう
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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