上履き入れの裏地なし巾着の作り方——小学校のサイズの目安、材料、縫う順番の図解、ミシンなしで作る方法、名前の付け方と洗い方

子供・育児・子育て

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入学説明会で「上履き入れをご用意ください」と言われて、市販品を見に行ったら大きさがまちまち。手作りの子も多いと聞いて、「作るなら、いちばん簡単なのはどれ?」と探し始めた方も多いと思います。裏地付きは工程が倍になるし、マチや切り替えが入るとそれだけで気持ちが折れますよね。

入学前に、裁縫がそれほど得意でもない親が夜なべして作る、という家は多いですよね。先に結論をひとつ。裏地なしの巾着型なら、キルティング1枚を折って直線で縫うだけなので、ミシンがあれば1時間ほどで形になります。難しいのは縫うことより「サイズ」と「縫う順番」で、ここさえ決まれば途中で迷いません。小学校のサイズの目安、材料、順番の図解、ミシンなしで作る方法、名前と洗い方まで、順番に見ていきましょう。

小学校の上履き入れのサイズの目安——上履きの長さ+4〜5cm

サイズで迷ったら、今の上履きの長さに4〜5cmを足した縦を基準にすると失敗しません。上履きはかかとを立てて入れるので、縦は上履きの長さ、横は2足を並べた幅にゆとりを足したものになります。

学年の目安 出来上がりサイズ(縦×横) 入る上履きの目安
低学年(1〜3年生) 縦28〜30cm×横20〜22cm 17〜21cmくらい
高学年(4〜6年生) 縦32〜34cm×横22〜24cm 22〜25cmくらい
共通の考え方 縦=上履きの長さ+4〜5cm 横=2足の幅+3〜4cm

低学年で作ると3年生あたりで買い替えになるので、最初から縦30cm前後で作っておくと長く使えます。大きすぎると低学年の子は引きずるので、上限は縦32cmくらいまでが目安。そして必ず学校のお便りにサイズや形の指定がないかを先に確認してください。巾着型が指定の学校もあれば、持ち手付きやDカン付き(フックに掛ける)と決まっている学校もあります。

持ち手は要る?——巾着型・持ち手付き・Dカン付きの違い

  • 巾着だけ:紐を絞って口を閉じる型。いちばん簡単で、低学年でも扱いやすい。ランドセルの横に下げる時は紐を結ぶ
  • 巾着+持ち手:脇に輪の持ち手を付けた型。持ち運びが楽で、学校のフックにも掛けられる。今回の作り方はこれです。持ち手を付けない場合は、その工程を飛ばすだけ
  • Dカン付き:持ち手の反対側に短いテープとDカンを付け、持ち手をDカンに通して吊るす型。上履き入れの定番ですが、Dカンと持ち手の長さ合わせが少し手間なので、迷ったら巾着+持ち手で十分です

材料——キルティング1枚、持ち手のテープ、紐

  • キルティング生地:縦68cm×横24cmを1枚(出来上がり縦30×横22cmの場合)。底を「わ」にして1枚で裁つので、縦は出来上がりの2倍に、紐通しの折り返し分(4cm×2)を足した長さ。横は縫い代1cmずつを足しています。キルティングは1枚で張りが出るので、裏地なしでもへたりません
  • 持ち手用のアクリルテープ:幅2.5cm×長さ30cmを1本。輪にして片方の脇に挟みます
  • 紐:太さ4〜5mmのアクリル紐を80cm×2本(横幅×2+結び分30cm)。2本を左右から通す両引きにすると、子どもでも絞りやすいです
  • 道具:ミシン、ミシン糸(キルティングは普通地用でOK)、布切りばさみ、チャコペンか消えるペン、まち針かクリップ、紐通し(なければ大きめの安全ピン)、アイロン

キルティングは店で売っている幅(105〜110cm)を30cm買えば、上履き入れ1枚と、余りで小さな巾着が1つ取れます。上下のある柄だと、底を「わ」にした時に片面が逆さまになるので、総柄か無地を選ぶと気にせず済みます。

縫う順番——裏地なしの手順を図解で

順番だけ守れば、あとは直線縫いです。縫い代はすべて1cmで進めます。

  1. 裁つ。縦68×横24cmに裁ち、縦の半分(34cm)の位置に底の印を付ける。両脇の上端から6cmの所に「あき止まり」の印を付ける
  2. 端の始末。両脇(縦68cmの辺2本)の裁ち目にジグザグミシンをかける。ロックミシンの代わりです。ジグザグがないミシンなら、あとで縫い代を折り込んで押さえる方法でも大丈夫
  3. 持ち手を仮止め。テープを輪にして、表側の片方の脇、あき止まりのすぐ下に、輪が内側(布の中央)を向くように置き、端から5mmの所で仮縫い
  4. 脇を縫う。底で中表に折り、両脇をあき止まりから底まで縫い代1cmで縫う。上の6cmは縫わずに開けておく。縫い始めと終わりは返し縫い。持ち手を挟んだ側は、テープの上を2〜3往復して補強
  5. あきをコの字に押さえる。開けておいた6cmの縫い代を左右に割ってアイロンし、あき止まりの少し下から、縫い代の端を「コ」の字に縫って落ち着かせる
  6. 袋口を三つ折りにして紐通しを作る。上端を1cm折り、さらに3cm折ってアイロン。折り山から2〜3mm内側を、袋口をぐるりと一周縫う。ここが紐の通り道になります
  7. 表に返して紐を通す。角を目打ちや箸で軽く出し、紐通しで1本目を右から入れて一周させ、同じ側で結ぶ。2本目は反対側から同じように。結び目は固結びにして、余りを切る

底に厚みが欲しい時は、④のあとで底の両角を三角につまんで4cm幅で縫うと、マチができます。なくても上履きは十分入るので、最初は省いても大丈夫です。

裏地なし巾着の縫う順番(縫い代はすべて1cm)①裁つ縦68×横24cm底=縦の半分に印上から6cmにあき止まりの印②端の始末両脇の裁ち目にジグザグミシン(ロックの代わり)③持ち手を仮止め輪にしたテープをあき止まりの下に輪は内側向き端5mmで仮縫い④脇を縫う底で中表に折るあき止まり→底縫い代1cm上6cmは開ける⑤あきをコの字に開けた6cmの縫い代を割るコの字に押さえ縫い(あき止まりの少し下から)⑥袋口を三つ折り1cm折って、さらに3cm折る折り山から2〜3mm内側を一周縫う=紐通し⑦表に返して紐を通す80cm×2本を左右から固結びにして余りは切る→ 完成縦=上履きの長さ+4〜5cm/針・はさみは子どもの手の届かない所/紐は首に掛からない長さに

ミシンなしで作る方法——布用接着剤と手縫い、100均巾着のリメイク

ミシンがない、あっても出すのが億劫、という方の方法です。力のかかる所だけ手縫いで押さえて、あとは接着剤と考えると現実的になります。

  • 布用接着剤+手縫いの補強:脇の縫い線と袋口の三つ折りを布用接着剤で貼り、乾かしてから、持ち手の付け根と脇の上部(あき止まり周り)だけを半返し縫いで縫います。接着剤だけだと洗濯を繰り返すうちに端から浮いてくるので、力のかかる所は必ず糸で。使う時は換気をして、乾くまで子どもの手の届かない所に置いてください
  • 全部手縫い:脇を半返し縫い、袋口の三つ折りをなみ縫いで。キルティングは厚いので指ぬきがあると楽です。時間はかかりますが、1つ分なら休みの日の午後で仕上がります
  • 100均のキルティング巾着をリメイク:サイズが合う巾着が見つかれば最短です。脇に持ち手のテープを手縫いで付け、名前を付けるだけ。既製品は紐通しまで済んでいるので、いちばん手間のかかる部分を省けます

針とはさみは作業中も、終わってからも、子どもの手の届かない所に。折れた針は空き瓶などに入れて、自治体の分別に従って処分してください。

名前の付け方と洗い方

  • 名前の位置:外から見える所に大きく、と指定する学校もあれば、防犯のため内側に、という学校もあります。お便りに従って、迷ったら内側の袋口の裏に。アイロン接着のネームテープは、四隅を数針縫い留めておくと洗濯ではがれにくくなります
  • 油性ペンで直接書く時は、キルティングはにじみやすいので、書く前にひと工夫を。布に名前を書く時ににじまない方法に詳しくまとめています
  • ワッペンで飾るなら、アイロンだけでなく周りをぐるりと縫っておくと安心。はがれてきた時の直し方は上履きのワッペンがはがれる時の付け直し方で
  • 洗い方:紐を結んで口を開けたまま洗濯ネットに入れ、洗濯機の弱水流で。キルティングは中綿が水を含んで乾きにくいので、口を開けて逆さに干すか、袋の中に丸めたタオルを入れて風を通すと早く乾きます。週末に上履きと一緒に洗う習慣にすると、月曜の朝に慌てません

紐は長すぎると、子どもが首に掛けたり足に絡めたりします。結び目から先の余りは短く切って、絞った時に輪が大きく残らない長さにしておいてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『入学前の夜中にミシンを出して初めての上履き入れを作る、というのは本当によくある光景ですよね。紐通し口を先に縫ってしまって脇が閉じられず、ほどいてやり直す失敗も定番。順番さえ図にしておけば30分は縮まります。うちで作るなら、まず図を手元に置いてから布を切ります』

生地は、上履き入れ用に30cmだけ切ってもらうより、50cm買って体操服袋やコップ袋まで同じ柄でそろえると、子どもが自分の物を見分けやすくなります。キルティングは通販でもカット売りがあるので、店に行く時間がない時は助かりますよ。


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裏地ありで作るなら——表地と裏地の重ね方、返し口、厚みが出る所

「園から裏地ありでと言われた」「持っている布が薄いので裏地を付けたい」——裏地なしの手順まで読んで、ここで手が止まっている方もいると思います。裏地ありは工程が倍になるというより、途中で袋が2つになるのが戸惑うところなんですよね。でも考え方はひとつだけです。表地の袋と裏地の袋をそれぞれ作って、最後に袋口で合体させる。これが分かってしまえば、あとは順番どおりに進むだけです。

布はどちらも同じ大きさに裁って構いません。ただし裏地なしのときに袋口へ足していた折り返し分は要らなくなるので、縦は出来上がりの2倍に縫い代を足すところまでで足ります。そして裏地には、キルティングではなく薄手の綿を選んでください。表も裏もキルティングにすると口まわりがごわついて、子どもの力では絞れない袋になってしまいます。

縫う順番で気をつけたいのは3か所です。まず脇はどちらの袋も、あき止まりから下だけを縫って上は開けておくこと。ここが紐の通り道になります。次に裏地の脇のどこかに、8〜10cmほど縫わない場所(返し口)を残すこと。全部をひっくり返す出口になる部分で、うっかり縫ってしまうとどこからも表に返せず、ほどくところからやり直しになります。最後に、表地を表に返して裏地の中に入れ、袋口をぐるりと一周縫ってから、返し口を通して引き出します。

表に返したら、袋口にアイロンをかけて形を落ち着かせ、口から少し下をぐるりと2本縫うと、その間が紐の通るトンネルになります。返し口はコの字とじか、ミシンで端を押さえて閉じれば大丈夫です。

そして裏地ありでいちばんつまずくのが厚みです。袋口の合わせ目と脇の上のあたりは布が4枚重なるので、ミシンが進まなくなったり、針が折れたりしやすい場所。その手前で速度を落とし、必要なら手で弾み車をゆっくり回して1針ずつ越えると安全です。厚地用の針に替えておくのも効きます。折れた針は必ず本数を確認して、ふた付きの容器に入れ、お住まいの自治体の分別に従って処分してください。

裏地あり・持ち手・サイズ① 裏地ありの違い袋を2つ作って合体裏地は薄手の綿で返し口は8〜10cm厚い所はゆっくり② 持ち手とDカンあき止まりの下へ輪は内側を向ける付け根は四角にバツテープ端は折り返す③ サイズの決め方園や学校の指定が先上履き2足を実測縦=長さ+4〜5cm大きすぎは引きずる針は数えて始める数えて終わる蒸気とやけどに注意紐は首に回る長さにしない切り口は内側・角は丸める

持ち手とDカンは、どこに付ける?——位置の決め方と付け根の補強

持ち手を付けようと決めたあとで、意外と迷うのが「で、どこに挟むの?」だと思います。位置は、脇のあき止まりのすぐ下。袋口から6〜7cm下がったあたり、と覚えておいてください。ここより上に挟むと紐通し口にかかってしまい、下すぎると持った時に袋がくの字に折れて、中の上履きが片寄ります。

挟み方は、テープを輪にして、輪が布の内側(中央)を向くように置くのがポイントです。うっかり外向きに置くと、表に返した時に持ち手が袋の中にできあがってしまいます。置いたら端から5mmほどの所を仮縫いして固定し、そのまま脇を縫います。テープの上は力のかかる所なので、行って戻って、もう一度行くくらい重ねて縫っておくと安心です。

そしてここからが、長く使える袋と、二学期に取れてしまう袋の分かれ目です。表に返したあと、持ち手の付け根を、表からもう一度縫ってください。テープの幅に合わせて小さな四角を縫い、その四角の中に対角線を2本入れる——いわゆる「四角にバツ」の形にすると、引っぱる力が一点に集まらず、布ごと裂けるのを防げます。上履きは意外と重く、子どもは走りながら振り回しますから、この一手間はほんとうに効きます。

Dカンを付ける場合は、持ち手とは反対側の脇へ。8cmほどの短いテープを半分に折り、Dカンを通して輪にしたものを、同じくあき止まりの下に挟みます。位置をそろえておくと、持ち手を通した時にまっすぐ吊り下がります。テープの切り口はほつれてくるので、端を5mmほど内側に折り返してから縫い込むと、そこから毛羽立ってきません。

最後にひとつだけ。持ち手も紐も、首に回る長さにしないでください。持ち手は手が入るぶんだけ、紐は絞った時に輪が大きく残らないところまで。余りは短く切ってしまって大丈夫です。

サイズは何から決める?——園や学校の指定がいちばん先、次に実測

サイズで迷っている方に、いちばん先にお伝えしたいことがあります。お便りや入園・入学のしおりに寸法や形の指定があれば、それが最優先です。「縦〇〇cm以内」「巾着型のみ」「フックに掛けられるもの」——ここが決まっていると、あとの計算はほとんど要りません。指定があるのに一般的な目安で作ってしまうと、せっかく縫っても使えないことがあります。迷ったら、作る前に園や学校に確認するのがいちばん早道です。

指定がない場合は、目安の数字を当てはめる前に、手元の上履きを実際に測ってください。同じ学年でも足の大きさはずいぶん違います。測るのは3つだけ。上履き1足のつま先からかかとまでの長さ、2足を並べた時の幅、そしてかかとを立てた時の高さです。あとは縦は長さに4〜5cm、横は2足の幅に3〜4cmを足せば出来上がり寸法になります。

園で使う場合は、小学校の目安より小さめで大丈夫です。上履きが14〜18cmくらいなら、縦24〜26cm×横18〜20cmあたりが扱いやすい大きさ。小さな手で持つので、大きすぎると引きずって床にこすれてしまいます。逆に小学校で長く使いたいなら、最初から少し大きめにしておくと買い替えが減ります。

そして「大きめ」には上限があります。上履きを入れて口を絞った時、余りが5cm前後——これくらいがちょうど扱いやすい範囲です。それ以上だと、袋の中で上履きが泳いで重心が定まらず、持ち歩きにくくなります。ゆとりは安心のようでいて、増やしすぎると使いにくさに変わってしまうんですよね。

ゆきこ( ゚Д゚)『目安の数字より、まず今の上履きを測るほうが早いと思います。指定があるならそれが先、というのも忘れずに』

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まとめ:縦は上履き+4〜5cm、1枚を折って、順番どおりに直線で縫う

  1. サイズは縦=上履きの長さ+4〜5cm。低学年は縦28〜30×横20〜22cmが目安
  2. 材料はキルティング1枚・持ち手テープ・紐2本。底を「わ」にして裁つ
  3. 順番は端の始末→持ち手を挟む→脇→あきをコの字→三つ折り→紐
  4. ミシンなしは布用接着剤+力のかかる所だけ手縫い。100均巾着のリメイクも
  5. 名前は学校の指定を確認。紐は首に掛からない長さに切る

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

上履き入れの裏地なし巾着の作り方の早見表:サイズは縦=上履きの長さ+4〜5cmで、低学年は縦28〜30×横20〜22cmが目安。学校の指定を確認。材料はキルティング縦68×横24cmを1枚、持ち手テープ30cm、紐80cm×2本。縫う順番は、裁つ、両脇にジグザグ、持ち手をあき止まりの下に仮止め、底で中表に折って上6cmを開けて脇を縫う、あきをコの字に押さえる、袋口を1cm+3cmの三つ折りにして一周縫い紐通しに、表に返して紐を通す。ミシンなしは布用接着剤と力のかかる所だけ手縫い。洗う時はネットに入れて弱水流、口を開けて干す。針・はさみは子どもの手の届かない所、紐は首に掛からない長さに

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