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引っ越しの初日、荷物は届いたのにテーブルだけ来週。急に友だちが来ることになったのに、ソファの前に何もない。ベランダでごはんを食べたい、子どもが「工作する机がない」と言い出した。テーブルがないだけで、食べる・書く・置くが全部床になるのって、地味に困りますよね。
先に結論をひとつ。代用は「何で作るか」より「何cmが要るか」を先に決めると、家の中にある物で大体まかなえます。食べるのか、書くのか、ベッドの脇に置くのかで必要な高さが違って、高さが決まれば、衣装ケースなのか段ボールなのか踏み台なのかが自然に決まるんです。順番に見ていきましょう。
まず用途で高さを決める——食事は30〜35cm、椅子で作業なら70cm
- 床に座って食事・工作(座卓):30〜35cm。座布団を使うなら少し高めの35cm前後が楽です
- 椅子に座って食事・書き物・パソコン:68〜72cm。目安は「椅子の座面の高さ+27〜30cm」。座面が42cmの椅子なら70cm前後
- ソファの前のローテーブル:35〜45cm。ソファの座面と同じか、少し低いくらいが使いやすい
- ベッド脇のサイドテーブル:マットレスの上面と同じ〜プラス5cm。寝たまま手を伸ばして届く高さ
- 子どもの工作・お絵かき:子どもが座った時に、ひじが直角になる高さ。低学年が床に座るなら30cm前後、子ども椅子なら45〜50cm
メジャーで一度測ってメモしておくと、次の見出しで「うちにある物」がすぐ当てはまります。
「家にある物だと高さが微妙に合わない」という時は、台を削るより、足すか、座る側を上げると考えると楽です。数cm足りないなら、脚の下に同じ厚みの本やジョイントマットを4か所同じ枚数で。逆に高すぎるなら、座布団やクッションを重ねて座る側を上げます。ただし脚の下に重ねるのは2〜3cmまでにして、それ以上なら別の物に替えるほうが揺れません。
家にある物で作る——衣装ケース・段ボール2箱+板・アイロン台・踏み台・スーツケース
- 衣装ケース+天板:引き出し式の衣装ケースは高さ30cm前後で、座卓の高さにぴったり。上に大きめのまな板やカラーボックスの棚板、ベニヤ板を乗せれば天板になります。中に衣類が入っていれば重しにもなって安定します
- 段ボール2箱+板:同じ大きさの段ボールに、本や雑誌を隙間なく詰めてガムテープで口を閉じ、2箱並べた上に板を渡します。箱の高さで座卓にもローテーブルにもなる、引っ越し直後の定番です。中身が空だと沈むので、ぎっしり詰めるのがコツ
- アイロン台:脚の高さが変えられるタイプなら、いちばん低くして座卓、いちばん高くして立ち作業の台に。細長いので、パソコン1台や食器を並べるのにちょうどいい大きさです。カバーが汚れるのでトレーを乗せて
- 踏み台:2段の踏み台なら、上段がサイドテーブル、下段が置き場になります。子どものお絵かき机にもちょうどいい高さ
- スーツケース:ハードタイプを寝かせると、それだけでローテーブル。キャスターが動くので、車輪の下に滑り止めシートか本を噛ませて。飲み物は必ずトレーの上に
- カラーボックスを横倒し:高さ40cm前後のローテーブルに。中の棚はそのまま収納として使えます
100均で買えるもの——折りたたみミニテーブル・すのこ+ブロック・ワイヤーネット・トレー
- 折りたたみミニテーブル:100均でも500〜1,000円の売り場にある、天板が30×40cm前後・高さ20cm前後の物。ベッドの上でパソコン、ベランダでコーヒー、子どものお絵かき、と1台あると回せます。座卓としては低いので、座布団と組み合わせるか、衣装ケースの上に乗せて高さを稼ぐ手も
- すのこ2枚+発泡ブロック:桐のすのこを天板に、発泡スチロールのブロックやレンガ型のブロックを脚に。すのこは軽くて、板と板の間に物が落ちるので、上にトレーか布を敷いて使います。すのこの反りや強度の話はすのこベッドで後悔したことにも書いています
- ワイヤーネット+結束バンド:4枚を箱型に組んで上に1枚乗せれば、軽い物用のサイドテーブルに。飲み物のグラス1つ、本、リモコンくらいの重さ向き
- トレー(お盆):それ自体が天板になります。段ボールの上、膝の上、クッションの上に置くだけで「面」ができるので、代用テーブルの仕上げに1枚あると便利
- プラダン(プラスチック段ボール):軽くて水に強い天板代わり。段ボール箱の上に敷けば、こぼしても箱がふやけません
ぐらつきを止める——四隅を揃える・滑り止めシート・重い物は下
- 脚になる物は同じ物を揃える。段ボールなら同じ箱・同じ中身の量、ブロックなら同じ高さ。1つだけ低いと、揺れます
- 滑り止めシートを2か所に。床と脚の間、脚と天板の間。100均の滑り止めシートを小さく切って挟むだけで、板が横にずれなくなります
- 天板は脚より少しだけ大きく。大きすぎると端に体重がかかった時に傾きます。はみ出しは10cm以内が目安
- 重い物は下に。段ボールの中身は下の箱を重く、天板の上に重い物を置くなら脚の真上に
- 揺すって動くなら使わない。手で押してカタつく状態のまま食事や作業をすると、必ずこぼします。脚を替えるか、下に本を挟んで高さを合わせてから
そして子どもがいる家は、代用テーブルには乗らない・ぶら下がらないを最初に伝えておいてください。段ボールや衣装ケースは、人の体重を想定していません。
熱い物と液体はトレーを敷く——段ボール・衣装ケースの弱点
段ボールは水に弱く、こぼれたお茶1杯でふやけて傾きます。衣装ケースのふたは、熱い鍋やマグカップを直接置くと変形します。だから代用テーブルの上には必ずトレーか大きめのまな板を1枚。その上に鍋敷きを置けば、普通のテーブルとほぼ同じ感覚で使えます。
ひとつだけはっきり書いておきます。段ボールの台の上でカセットコンロは使わないでください。段ボールは燃えますし、鍋の重さでへこんだ時に倒れます。鍋ものやホットプレートを使う日は、床に直接、耐熱の板や鍋敷きを敷いて置くほうが安全です。
そのまま定着していい代用と、買った方がいい線
- そのまま使い続けていい:衣装ケース+天板(収納と兼用できる)、すのこの棚、ベッドサイドの折りたたみミニテーブル、カラーボックスのローテーブル。使い方が「置く」中心なら十分です
- 買った方がいい:椅子に座って毎日食事をする、子どもが毎日宿題をする、パソコン作業を長時間する、来客が多い。この用途は高さ70cmと安定が要るので、代用では姿勢がつらくなります。折りたたみの長机なら数千円で、使わない時は畳んで壁に立てられます
ゆきこ( ゚Д゚)『引っ越しの初日は、衣装ケース2つの上にまな板を渡して、そこでカップ麺を食べました。子どもたちは「秘密基地みたい」と大喜び。でも3日目に次男が上に乗って板がずれて、麦茶が全部こぼれた。代用は楽しいけど、「乗らない」の一言は先に言っておくべきでした』
ベッドの上やベランダで使う小さな台なら、折りたたみのミニテーブルを1台持っておくと、代用を組む手間がなくなります。畳めば隙間に立てておけるので、テーブルが届いた後も出番があります。
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「ない時に何で代用するか」の話は、ほかにも筆箱の代用やハンガーの代用で書いています。代用テーブルの縁にゴミ袋やバッグを掛けたくなったら、テーブルに付けるフックは100均で足りるかもどうぞ。
まとめ:高さを決めて、家にある物で組んで、ぐらつきを止める
- 先に高さ。座卓30〜35cm・椅子で70cm・サイドはベッドの高さ
- 家にある物は衣装ケース+天板・段ボール2箱+板・アイロン台・踏み台
- 100均なら折りたたみミニテーブル・すのこ+ブロック・トレー
- ぐらつきは脚を揃える・滑り止めシート・重い物は下で止める
- 熱い物と液体はトレーの上。段ボールの上でコンロは使わない
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