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跳び箱の前で足が止まってしまう。助走をつけても、手前でブレーキをかけてしまう。見ている親のほうも、どう声をかけたらいいのか迷いますよね。
跳び箱が怖い理由は、子どもによって違います。この記事では、怖さを「高さ」「手をつく」「落ちる・失敗の記憶」の3つに分けて、それぞれに合う進め方を整理しました。上達を約束するものではなく、進み方には個人差があります。
先に結論です。怖さの正体が分かると、最初にやることが決まります。そして家での練習は、マットを敷く・大人がそばにつく・低い段から、が大前提です。痛みや怖さが強い時は、その日はやめましょう。分岐図で、お子さんに近いところから読んでみてください。
ケース別に読む:高さが怖い子|手をつくのが怖い子|失敗が頭に残る子|原因の見分け方|場所と1対1の選択
先に結論——怖さは「高さ」「手をつく」「落ちる」の3つに分かれる
怖がっている時に、子どもが何と言うかを聞いてみると、正体が見えてきます。
- 「高い」「上れない」と言う:高さ(第2章)
- 「手が出ない」「前に倒れそう」と言う:手をつく(第3章)
- 「痛かった」「また失敗する」と言う:落ちる・失敗の記憶(第4章)
どれか1つとは限らず、2つが重なる子もいます。聞いても言葉にならない時は、第5章の見分け方も見てみてください。
怖がる子を、やる気がないと決めつけないでください。体が先に反応しているだけのことが多く、叱るほど怖さが強くなることがあります。
練習のきまりを、先にまとめておきます。
- 床にマットを敷く
- 大人がそばにつく
- 低い段から始める
- 跳び箱の代わりに、ソファ・ベッド・机を使わない
- 痛みや怖さが強い時は、その日はやめる
怖さ1:高さ——低い物から慣らす
高さが怖い子は、跳び箱を見上げた時点で体が固まります。この場合は、いきなり跳ばせず、低い物で「乗る・座る・手をつく」から慣らすのが基本です。
使うのは、家庭用のソフト跳び箱や、学校・体育館にある低い段です。家にある家具を代わりにしてはいけません。ソファやベッド、机は、形も硬さも跳び箱とは違い、ぐらついたり、ぶつけたりして危険です。
進め方の目安は、次のとおりです。
- 床にマットを敷き、大人がそばにつく
- 低い段にまたいで乗る・座る
- 手をついて、体重を少しのせる
- 子どもが「もう少しいけそう」と言った時だけ、高さを上げる
高さを上げるのは、大人が決めるのではなく、子どもの言葉を待つのがコツです。上げたあとに表情が固くなったら、すぐ戻してください。少し高くしたら、前の高さにも戻って1回やってみます。できた感覚を残しておくためです。高さに慣れるまでの時間は子どもによって違うので、急がなくて大丈夫です。
💡 この困りごとへの提案
家庭用のソフト跳び箱は、低い段から使えるものを選びます。耐荷重と対象年齢の表示を確かめ、床にマットを敷いて、大人がそばについて使いましょう。家具で代用しないでください。
怖さ2:手をつく——腕で体を支える遊びから
手をつくのが怖い子は、前に倒れそうな感覚が苦手なことがあります。跳び箱の上で手をつく前に、床の上で腕に体重をのせる遊びで慣れていきます。
- くま歩き:手と足を床について、ゆっくり歩く
- 壁に両手をついて、体をななめに近づけたり遠ざけたりする
- マットの上で、四つんばいから手で体を支えて止まる
手をつく遊びは、遊びの形にするほうが続きます。「くまさんの散歩」のように名前をつけて、親子で一緒にやると、怖さが入りにくくなります。
どれも短い時間で切り上げ、腕や手首に痛みが出たらやめてください。手首の痛みが続く時は、整形外科などで相談を。
手をつく位置も見てあげたいところです。跳び箱の手前すぎると、体が前に出にくく、怖さが増すことがあります。学校の先生や、教えてくれる先生の指導に合わせて、位置を決めましょう。
怖さ3:落ちる・失敗の記憶——マットと大人がそばに
前に転んだ、ぶつけた、人前で失敗した。そんな記憶があると、体が先に「やめて」と言ってしまうことがあります。この場合は、怖さの記憶を上書きできる場を作ることが進め方の中心です。
- 床にマットを敷いて、大人がそばにつく
- 失敗した直後に「もう1回」と言わず、別の遊びに切り替える
- できたところを、具体的な言葉で伝える
- 無理に続けさせず、怖さが強い日はやめる
失敗した時の大人の反応も、子どもはよく見ています。「大丈夫だった?」と体の様子を先に聞き、怖い気持ちを否定しないでください。
頭を打った、首や手首に痛みが残る、吐き気があるなどの時は、練習を続けず、医療機関に相談してください。
時間をあけて、また低い段から始めれば大丈夫です。取り戻そうと急がないことが、結果的に近道になることもあります。
跳べない原因の見分け方——4つを順番に
怖さとは別に、うまく跳べない原因が隠れていることがあります。次の4つを順番に見てみましょう。断定はできないので、あくまで目安です。
- 助走:遠くから走ると、跳び箱の手前で勢いが止まる
- 踏み切り:踏み板の手前で足が止まる、足がそろわない
- 手の位置:跳び箱の手前すぎる位置に手をついている
- 目線:手元や下を見ていて、跳び箱の奥を見ていない
たとえば、助走が長すぎる子は踏み板の手前で止まりやすく、手の位置が手前の子は体が前に出にくくなります。原因が1つ分かるだけで、声のかけ方が変わります。
全部を一度に直そうとせず、1つずつにしぼるのがコツです。気になる点が続く時は、学校の先生や、体を動かす指導をしている教室に相談してみましょう。
練習できる場所と、1対1で見てもらう選択
家だけでは難しい時は、場所や人の力を借りる方法もあります。
- 学校の先生に相談する:授業の進み方や、苦手な場面を共有できます。
- 公園や、開放されている体育館:跳び箱がないことも多いので、使える用具は事前に確かめます。
- 集団の教室:仲間と一緒に動けますが、先生1人に子が多いと、個別には見てもらいにくいことがあります。
- 出張型の1対1:子どもの怖さに合わせて進められます。
どの方法でも、見てもらう前に「何が怖いのか」を、ここまでに分けた3つで伝えておくと、先生も進め方を決めやすくなります。
出張型の例として、体育・スポーツ家庭教師ファーストは、先生が生徒の指定した近所の公園・広場などへ来る、マンツーマンの運動教室です(2026年10月時点の公式ページより)。種目には学校体育があり、跳び箱に対応できるかどうかは、申し込みの時に確かめてください。生徒が使う用具は、自分で用意する決まりです。
体育スポーツコースのマンツーマンは、1回60分で、月4回以上なら4,950円、月3回までなら5,500円です(税込)。入会金は16,500円で、教師の交通費と施設利用費は別にかかります。
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- 集団の教室だと、子どもがみんなの前で固まってしまう
- 近所の公園や広場で、決まった曜日に1対1で見てほしい
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ゆきこ( ゚Д゚)『怖い気持ちを無理に越えさせるより、怖さの正体を一緒に探す時間が、子どもの支えになりそうですね』
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出張型の料金や体験の決まりは体育家庭教師ファーストの口コミ・評判の記事で、習い事の型の選び方は運動が苦手な子の習い事の選び方で整理しています。鉄棒は鉄棒の前回りの記事、縄跳びは縄跳びが跳べない子の記事でもまとめています。
まとめ:怖さの正体を分けてから、低い所で慣らす
- 怖さは、高さ・手をつく・落ちる(失敗の記憶)の3つに分かれる
- 家ではマットを敷き、大人がそばにつき、低い段から始める
- ソファ・ベッド・机は、跳び箱の代わりにしない
- 助走・踏み切り・手の位置・目線を、1つずつ見る
- 痛みや怖さが強い日はやめ、迷ったら1対1で見てもらう
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