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ゴルフグローブは素材で扱いが変わります。天然皮革は水洗いすると固くなるので洗えません。合成皮革はぬるま湯で手洗いできます。素材の見分け方、はめたまま洗う手順、乾かし方、においが取れないときの判断までまとめました。
素材別・手入れの早見表
| 素材 | 水洗い | 手入れの方法 |
|---|---|---|
| 天然皮革(羊革・カブレッタ) | × | 乾いた布で拭く/専用クリーナー |
| 合成皮革(ポリウレタン) | ○ | 30℃のぬるま湯+中性洗剤で手洗い |
| 混合(手のひらだけ革) | △ | 布部分だけ部分洗い |
| 全天候型(オールウェザー) | ○ | 手洗い可。乾きも早い |
| メッシュ・伸縮素材 | ○ | 手洗い可。形を整えて陰干し |
素材の見分け方
タグか商品名を見れば分かります。
- Cabretta(カブレッタ)…羊革です。水洗い不可
- 天然皮革・シープスキン…同じく水洗い不可
- 合成皮革・PU・シンセティック…水洗いできます
- All Weather(オールウェザー)…雨天用。水洗いできます
タグが取れて分からない場合は、手のひら側を軽く引っぱって確認します。天然皮革はしっとりして伸びがよく、合皮は張りがあって伸びにくい傾向があります。判断がつかないときは、水洗いせず拭くだけにしておくのが安全です。
高価なグローブはほぼ天然皮革です。水洗いすると革の油分が抜けて縮み、指が入らなくなることがあります。これは元に戻りません。
合成皮革の洗い方(はめたまま洗う)
- 洗面器に30℃のぬるま湯を張り、中性洗剤を少量溶かす
- グローブをはめたまま手を入れる
- 両手をこすり合わせるように、やさしく洗う
- 指の間と手のひらを重点的に
- ぬるま湯を替えて、泡が出なくなるまですすぐ
- はめたままタオルで水気を押し取る
- 外して形を整え、風通しのよい室内で陰干しする
はめたまま洗うのが要点です。手の形のまま洗うので型が崩れず、指の間の汚れにも手が届きます。
もみ洗いやねじり絞りはしないでください。縫い目に負担がかかり、指の付け根から裂けます。洗濯機も同じ理由で使いません。
乾くまで1日ほどかかります。ラウンド前日に洗うと間に合わないので、帰ってすぐ洗うか、2枚を交代で使う運用にします。
天然皮革の手入れ
洗えない代わりに、使うたびのひと手間で寿命が伸びます。
- ラウンド後は乾いた布で汗と汚れを拭き取る
- グローブをはめたまま指を伸ばして形を整える
- 風通しのよいところで陰干しする(かばんに入れたままにしない)
- 完全に乾いてから収納する
- 汚れがひどい部分は、水を含ませて固く絞った布で軽く叩く
- 革専用のクリーナーを使う場合は目立たない場所で試す
いちばん傷めるのは濡れたままかばんに入れることです。汗を含んだ状態で密閉すると、においとカビが出て、革も硬くなります。ラウンドが終わったら、まず外して乾かしてください。
固くなってしまった革は、手にはめて指を何度も曲げ伸ばしすると少しは戻ります。ただし完全には戻りません。
グローブが長持ちする使い方
洗い方より先に、使い方で寿命が大きく変わります。
- 2〜3枚を交代で使う…1日おきに使えば、乾く時間が確保できて型崩れも減ります
- 着けたまま外さない時間を短くする…ショットのたびに外す方は、マジックテープの開閉が寿命を縮めます。ホールごとにまとめて外すようにすると持ちます
- 脱ぐときは指先を引っぱらない…手首側からめくるように脱ぐと縫い目が傷みません
- 練習用とラウンド用を分ける…練習は球数が多く、いちばん摩耗します
- カートに置きっぱなしにしない…夏の直射日光で革が硬くなります
とくに効くのは交代で使うことです。汗を含んだグローブは、翌日までに完全に乾かないまま次のラウンドを迎えることになります。2枚あるだけで、常に乾いた状態から使い始められます。
マジックテープの部分にほこりや芝が詰まると留まりが悪くなります。古い歯ブラシで払っておくと、留め具の寿命も伸びます。
においが取れないときの判断
| 状態 | できること |
|---|---|
| 汗のにおいだけ | 消臭スプレーを軽く。完全に乾かす |
| 酸っぱいにおい | 雑菌が繁殖。合皮なら洗う。革なら交換を検討 |
| カビ臭い | 交換をすすめます。カビは革の内部に入ります |
| 手のひらが黒ずんだ | グリップの色移り。洗っても落ちにくい |
グローブは消耗品です。指先が薄くなったり、手のひらに穴が開いたらグリップが滑って安全にも関わります。
| 交換の目安 | 理由 |
|---|---|
| 手のひらや親指の付け根が薄くなった | 滑ってスイングが安定しません |
| 縫い目がほつれてきた | 次のラウンドで裂けます |
| 伸びてぶかぶかになった | グリップとの一体感が失われます |
| 洗ってもにおいが残る | 雑菌が定着しています |
目安として、週1回のラウンドと練習で2〜3か月で交換になる方が多いです。2〜3枚を交代で使うと、1枚あたりは長持ちします。
4コマ漫画でおさらい
詳しい手順や例外は、この上の各見出しにまとめてあります。まずは漫画の流れだけ覚えておけば大丈夫です。
よくある質問
Q. 洗濯機で洗ってはいけませんか?
合皮でも避けてください。脱水の遠心力で縫い目が裂け、型も崩れます。手洗いなら5分ほどで終わるので、手でやったほうが結果的に早いです。
Q. 柔軟剤は使えますか?
使わないでください。合皮の表面に膜ができて滑りやすくなります。中性洗剤だけで十分です。
Q. 雨のラウンドのあとはどうしますか?
素材にかかわらず、すぐ外して陰干しします。天然皮革は濡れたまま乾かすと硬くなるので、タオルで水気を取ってから形を整えて干してください。
Q. ラウンド中に予備は必要ですか?
雨や汗の多い季節は1枚あると安心です。濡れたグローブは滑りやすく、握り直しの回数が増えてスコアにも影響します。
Q. 保管はどうすればいいですか?
完全に乾かしてから、平らに伸ばして保管します。丸めるとしわが付いて硬くなります。グローブキーパー(板状の型)を使うと形が保てます。
Q. 手のひらが黒くなるのはなぜですか?
グリップのゴムの色が移っています。新しいグリップほど出やすく、洗ってもなかなか落ちません。グリップを拭いてから握ると軽減します。
Q. 左右両手用のグローブも同じですか?
同じです。両手用は洗ったあとに片方だけ乾きが遅いことがあるので、指先を上に向けて干すと均一に乾きます。
Q. 安いグローブを使い捨てにするのはどうですか?
費用面では合理的です。ただし素材が硬いものはクラブとの一体感が落ちるので、練習用は使い捨て、ラウンド用は良いものを手入れして使うという分け方が現実的です。
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まとめ
天然皮革(カブレッタ)は水洗いせず、拭いて陰干しするだけ。合成皮革は30℃のぬるま湯+中性洗剤で、はめたまま洗うのが正解です。どちらも熱を当てず、風通しのよい室内で陰干しします。濡れたままかばんに入れないだけで寿命が変わります。


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